2020年10月24日 (土)

これでいいの?子どものおこづかい<番組内容>

今回のテーマは、「これでいいの?子どものおこづかい」

番組には、子どものおこづかいの使い方について多くの悩みが寄せられた。
そこで専門家と一緒に解決法を考える。

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横山光昭さん(株式会社マイエフピー代表 ファイナンシャルプランナー)
そもそもおこづかいは、子どもが好きに使っていいお金。しかし、お金には限りがあるので、その使い方をきちんとチェックして、放っておかないようにしたい。

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【1人目の相談者 ウニさん】
毎月おこづかいが足りなくなる娘が悩み

ウニさんの次女、なつきさんは高校1年生。おこづかいは月に6000円。
特に、好きな「コスメ」への出費が多く、毎月おこづかいを早めに使い切り、足りなくなってしまう。

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ウニさんは、大人になっても所持金を使い切るクセが抜けないのでは・・・と、
なつきさんの将来を心配している。一方、なつきさんは「使い方に問題はない」と主張。
撮影に伺った時も、当月のおこづかいは残りわずかという状態だった。

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●専門家・横山さんのアドバイス

大事なのは「使いみちの整理」
そのために、「ウォンツ(欲しいもの)」「ニーズ(どうしても必要なもの)」の表を使う。

まず「ウォンツ(欲しいもの)」を自由に書き出し、その中から「ニーズ(どうしても必要なもの)」を、おこづかい6000円に収まるように絞り込む。

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この作業を行うことで・・・

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1.欲しいものの具体的な金額が見える
2.欲しいものの優先順位が見える
3.子どもの価値観が見える


なつきさんが実践>

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「ウォンツ(欲しいもの)」・・・コスメやファッション関連を中心に61500円
「ニーズ(どうしても必要なもの)」・・・食費を中心に5700円

ニーズには、食費や交通費などの交際費が残った。
普段、部活などで忙しいため、友達と過ごすための使いみちが最優先だという。
しかし、好きなコスメにかけるお金がゼロになってしまった。


尾木ママのアドバイス
どこまで おこづかいで負担するか検討してみる。

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交通費や勉強用の食費の一部を親が出してあげるなど、おこづかいで負担する費目の見直しをする事で、コスメにかけられるお金の余地を作る。


●専門家・横山さんのアドバイス
「臨時収入(お年玉など)」と「月々のおこづかい」を分けて管理する。

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なつきさんは「月々のおこづかい」と、「お年玉などの臨時収入」を一緒にして使っている。
それを分けて管理する事で、月々のおこづかいでニーズを手に入れるための、やりくりを学ぶことができる。
また、お金を貯めて欲しいものを買う喜びも経験できる。



【2人目の相談者 チワワさん】
ネットショッピングにはまっている娘が悩み

チワワさんの一人娘、さくらさんは高校3年生。おこづかいは月に1万円(学校のお昼ごはん代含む)。
最近さくらさんは、ネットショッピングの利用頻度が増えている。今後1人暮らしを始めた時に、際限なくお金を使ってしまうのではと、チワワさんは不安を感じている。
さくらさんいわく、「ネットは在庫が豊富かつ割安の場合もあり、つい買ってしまう」とのこと。

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さらに・・・2022年4月、法律の改正により、成人年齢が20歳から18歳に引き下げられる。
18歳以降、「クレジットカードを作る」「ローンを組む」など、お金がからむ様々な契約が、保護者の同意がなくてもできるようになるという。

そこで、今後「ネットショッピング&キャッシュレス」で失敗しないために・・・
●専門家・横山さんのアドバイス

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[1] 支払えなくなった時のリスクを伝える
支払いが滞ると、新たにクレジットカードが作れなくなったり、ローンを組めなくなる恐れがある事を伝える。

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[2] デビットカードを活用する
金融機関にもよるが、15歳から作ることができる。
クレジットカードと違い、銀行口座から即時引き落とし、さらに一括払いのみなので、持っている以上のお金を使うことがなく安心。また、使用する度に、指定のアドレスにメール通知してもらうことも可能。

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[3] カートに入れて1日おく
すぐに確定ボタンを押さず、冷却期間をおくと、その商品が本当にいま必要なものなのか、立ち止まって考えることができる。


【ネットショッピング・キャッシュレス関連のトラブルの相談先】
消費者ホットライン(188番)
全国の市区町村には、「消費生活相談窓口」が設置されています。
消費者ホットライン「188」に電話をかけると、お近くの消費生活相談窓口への案内を受けられます。

独立行政法人 国民生活センター
未成年や成人に成り立ての若者の相談もうけています。
http://www.kokusen.go.jp/soudan_now/data/wakamono.html




【3人目の相談者 ももさん】
子どもに強くせがまれると、ついおこづかいをあげてしまうのが悩み

中学2年生の娘が友達と初めて、好きなアイドルのライブに行く事に。
折角なら楽しんで欲しいと、チケット代や交通費、グッズ代を ももさんが出してあげた。
しかしその後、「友達に誘われたから」と、数か月おきにライブ代をせがまれる事態に。
家計を圧迫する月もあるという。


●専門家・横山さんのアドバイス

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おこづかいは限りある家計の一部であることを子どもに伝える。
家族でお金の話をすると、子どもが嫌がったり、雰囲気が暗くなったりする事もあるが、なるべく明るく、前向きに話をする。

そのために横山家では「マネー会議」というものを行っているという。

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▼マネー会議で行っていること
・その月の親の収入を子どもたちに伝える。
・親子お互いのお金の使いみちを振り返り、家計とどう使い分けるのかを話し合う。
・子どものお金の使い方を尊重し、否定しない。

▼マネー会議の利点
・家計が限りあるものだと自然に理解できる
 ⇒やりくりの意識や、親にむやみに頼らない自立心が芽生えることもある。
・家族のコミュニケーションになる
 ⇒お金の話は年齢関係なく興味を持って参加しやすい。またその使いみちを知ることで、親子お互いの好みや、今どんなことを必要としているのかが分かり、家族の絆を深める事に役立つ。
・お金の使い方を反省できる
 ⇒お金の使い方について家族から客観的な意見をもらうことで、「似たようなものを買ってしまった」「割高になる買い方をしてしまった」などの反省点に気付くことができ、今後の買い物に活かせる。

横山さんの大きな狙いは、子どもたちも「家計を担う一員」であると意識してもらうこと。
そして、何でも隠さず議論することで、お金の上手な使い方を学んでいってもらいたいと思っている。

▼その他、マネー会議で行っていること
収入から支出と貯金に回すお金を差し引いた余りを、家族でどう使いたいかを話し合う。
例えば、「家電や家具」「マンガ」「自転車」「パソコン」など、今後欲しいものと、その値段、そしてなぜ欲しいかの理由を、手に入れたい本人が家族の前でプレゼンして承認されれば、家計から購入することができる。
これも、子どもたちがマネー会議に積極的に参加するモチベーションの1つだという。



END

 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30


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