気になる姿勢のなおし方<番組内容>
今回のテーマは「姿勢」。
番組には、ホゴシャーズからさまざまな「子どもの姿勢」についての悩みの声が寄せられた。
番組では、専門家も交えながら「悪い姿勢の原因」や「良い姿勢」について考える。
専門家 笹田哲さん【神奈川県立保健福祉大学 教授 子どもの姿勢について指導】
姿勢が悪いと【視力の低下】【首や肩の凝り】【呼吸が浅くなる】【食べ物が飲み込みづらい】【消火機能の低下】【指先に力りにくい・入り過ぎて抜けない】など影響があるという。
ホゴシャーズ1人目・・こごみさんの場合
【いつでも猫背・座るとあしが開く】
中学1年生と小学4年生の2人の娘さんは、食事中の姿勢と、立ち姿の姿勢が悪い。背中が丸まって、おなかがつきでてしまう。座っているとき足を開いていることも悩み。
【原因】
「腰が丸まってるから猫背になる」
座った時の姿勢の良し悪しは、骨盤の中にある座骨の位置によって決まる。
【良い姿勢】・・出っ張った所(座骨)をいすの座面に当てるように座る。
【良い姿勢】・・座骨で体を支えるとよい姿勢になる。腰が起きてる、立っている状態。
【悪い姿勢】・・骨盤が後ろに倒れ、座骨だけではなく尾骨や仙骨が座面に当たっていると腰が曲がって悪い姿勢になる。腰が寝ている状態。
【立っているときにおなかがポッコリ出てしまう理由】
重心がかかとの方に来ていて、おなか、首を前に出すことでバランスを保っている。
【脚が開いてしまう理由】
腰が寝てしまうと内側の筋肉が働かなくなり、脚の内側を閉じるのが難しくなってしまう。
【解決策】
ポイント①
いすの少し前の方に浅く座って、腰を軽くピンと立てて腰を起こすようにする。
ポイント②
つま先の方にキュッと力を入るような形で足をきちっと接地する。
長く続かない場合には、背中といすの背もたれの部分にクッションを入るのもよい。
ホゴシャーズ2人目・・チャボさんの場合
【猫背+片足を上げて椅子に座る】
小学6年生と3年生の2人の娘さんは、猫背もさることながら、椅子に座っているときに、片足を上げて食べることが多い。
【原因】
手を使う活動が入ってくると、体幹で体を支える力がより求められる。でも体幹の支えが弱いと不安定になる。なので、片足を立てて体を支える面積を広くする。そうすると安定するし「ラク」になる。
【解決策】
ポイント①
足が浮いていたら踏み台等を使ってふんばれるようにする。いすの調整、足の位置の調整を心がける。
ストレッチマン・レジェンドお薦め!猫背に効果がある体操を紹介
◆胸を開く体操
・両方の指先を肩の上にのせる。
・そのまま両方のヒジを合わせてスリスリ。
・両方のヒジか見えなくなるまで開いて手を下ろす。
◆骨盤を立てる体操
・いすに座って足をクロスさせる。
・後ろからくるぶしに反対側の足の甲をつける
・下から上に向かってゆっくりこする
【ねらい】
足を上げている方の内側の筋肉も使うので、腰を起こさないと足が上げられない。自然と腰も背中も伸びる。
◆バランスを高める体操
・両手を腰に当てる。
・つま先立ち、かかと立ち、を交互に行う。
【ねらい】
体が前後に揺れることで、バランスを取ろうとする。その動きを学ぶ。
【バランスボールを使ったトレーニングは効果的?・・・・イイズナさんの場合】
まっすぐ座っていられないという葉介君。
座っていると、必ず誰かにもたれかかってしまう。
バランスボールを使って体幹を鍛えているが、使い方は自己流。
正座をしたり、腹ばいになったり、 ボールを椅子のようにして座ったり・・・。
一定の効果あり。足をしっかりつけ、止める動きも入れたトレーニングをとりいれるとさらに効果的!
◆バランスボールを使った体操
・両手を組んで、ボールの上に乗って座り、ジャンプ!ジャンプ!ストップ!
(など、ジャンプとストップを組み合わせて行う)
【ねらい】
腰を起こすようにジャンプする。そして足をしっかりつけたままジャンプする。イスに座った時の良い姿勢につながる。
◆親子でできる「片足相撲」
【ねらい】
片足立ちという不安定な状況でタオルなどを引っ張りっこをする。倒れないようにすることで、バランスが高まる。
ストレッチマン・レジェンドから一句
気づいた時がなおし時。みなさんも日々の積み重ねでよい姿勢を目指しましょう!!
END
投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30