2020年02月22日 (土)

シリーズ 虐待を防ぐには(5)「"しつけ"どうすればいいの?」<番組内容>


「シリーズ 虐待を防ぐには」
の5回目、今回は、“しつけ”について!

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虐待などの事件の中には、「しつけのつもりだった」という言葉が親から聞かれることがある。
「しつけ」と「体罰」の境目はなんなのか?と戸惑う親も多い。
こうした状況がある中、昨年末に厚生労働省で「親の体罰に当てはまる具体的な行為」が検討された。

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これに対して思春期の子を持つ親たちからは・・・

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タイムさん 「これが虐待って言われたら、まあまあみんな虐待してるのかなって…」
きんかんさん 「私は教えるために叩きますし、私は私の考えを通しちゃうかも…」
などの声が聞かれた。


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そこで今回は、専門家尾木ママとともに、「しつけ」について考える。
親子のコミュニケーション改善から子どもへの効果的な指示の出し方を導く心理療法から、上手なしつけ方のヒントもご紹介!



【ホゴシャーズたちのしつけは?】

タイムさん 「長女が生まれたときは、『立派に育てたい!』という気持ちから、ガミガミついうるさく言ってしまう」
きんかんさん 「うちは、いっぱい怒鳴っていっぱい叩く。やっぱりちょっと痛みを感じないと覚えないので。おかげで悪いことはしなくなった」
ナッツさん 「私は『自分で学んで下さい』って思うのがしつけ。でも、夫はガンガン怒って厳しい!」


◇ナッツ家の厳しいしつけ 『厳しくしつける親の気持ち』

・12歳のツバサくんと暮らすナッツのリビングには、小型カメラが置かれている。

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単身赴任のが置いたものだが・・・

ナッツ
さん
「朝、『ツバサがまだ起きてないけど、今すぐ起こして!』とガンガン電話がかかってくる」


・もともと生活のすべてに厳しい夫・たろうさんは、ツバサくんが小学校に上がる前から、時には手をあげて厳しくしつけてきた。今では、毎日の勉強を写真に撮って送らせて、できていないと説教に…

なぜ、そこまで厳しくしつけるのか?

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たろうさん 「何かあったときに、ふんばれる人であってほしい。虐待のニュースを見ると、もしかしたら自分もあそこまでいってしまったかもしれないが、みんなが守ってくれた。感謝する一方で、親としては子どもに成長してほしい。最善の方法は何だったのかと、今でも悩みながらです」


専門家のアドバイス】
精神科医の加茂登志子(かもとしこ)さんによると・・・
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・体罰は、即時的な効果はあるが、逆に、不安や恐怖がなければ言うことを聞かなくなるということが、すりこまれていくところがある。
・つまり、親の言うことは聞くが、家の外では言うことを聞かない、あるいは、いじめをする側にまわる、などのことが起きてくる可能性が高くなる。


【そもそも、しつけって?】
子どもの成長や発達に詳しい、東京大学名誉教授の汐見稔幸(しおみとしゆき)さんによると・・・

・社会生活の中で、守らなきゃいけないルールを身に着けた上で行動できるようにしていくことが「しつけ」
着物を縫うときの「しつけ糸」と同じ。こういう風にするものだと子どもに分からせるために縫うが、成長とともに徐々に外して、子どもが自分で本縫いしていくことが大事。

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尾木ママのアドバイス】

・ちゃんと育ってほしいという愛情は、大事。
・体罰ではなく、もっと効果があるかもしれないという方法論を、もっと知るといい。



それでは、どうすればいか?

■子育ての4つのスタイル
アメリカの発達心理学の研究によると、子育てについて親は4つのタイプに分けられるという。
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・そして、これらの親に育てられた子どもが思春期、青年期になったときに見られる傾向がこちら。

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目指したいのは、リーダーシップのある親。
子どもは自信があって、感情のコントロールも上手になるという。

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きんかんさん 「自分は、完全に独裁タイプ。実は、息子は自分の考えや意見をほとんど言わない子になってしまった。私が全部コントロールしてきたのが原因か・・・」


専門家のアドバイス】

加茂先生 「まず、自分にマイナスの点、弱点もあったことに気がつくところがすばらしい。そして、その弱点に手当てをしていくのが重要なポイント。中学生であっても、やり方はたくさんある。例えば、温かみを出すというのは、どうやるのか、体罰にならないしつけは、どういうふうにするのかということを知らなかったり、経験がなかったりするだけで、めざしたい理想はあって、そこにいきたいんだけど、いきにくいという状況になっている」


尾木ママ 「子育てに手遅れはない」

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◇イライラ怒鳴り声のマルベリー家が、半年で大きく変化!?

マルベリーさん 「ここに全部一回しまって!水筒とお弁当箱、出して!」
・3人の子どもをしつけようと格闘し、怒鳴り声が響いていたマルベリー家・・・

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・効果的なしつけを学ぼうと、マルベリーさんは、「PCIT」(ピーシーアイティー)という親子の関係を良くするための心理療法を受ける。

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・ここでは、プレイルームで親子が遊ぶ「特別な時間」をもうけ、この間、子どもに対してやってはいけないこと「ドントスキル」と、 やるべきこと「ドゥスキル」を使い、子どもが楽しくのびのびと遊べるようにする。

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・これを家でも毎日5分10日間続けると、反抗的だったかいとくんの態度は、大きく変わった!

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ナッツさん 「これを5分やったあとに、またバーンって怒ったら意味がない?」


専門家のアドバイス】

加茂先生 「基本的には、5分をやる一方で、言葉の暴力や体罰をやめる必要はある。しかし、その1日5分はすごく重要。親御さんの練習の時間でもあり、5分であっても親子の時間というのは宝石のような時間。それをお子さんたちに体験してもらうのだ」




◇いよいよしつけの段階へ!

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PCITには、さらにステップが。
・「5分の特別な時間」で親子の良い関係を強化したら、それを土台として「良い指示の出し方」を学ぶ。

・後半では、親が子どもに、してほしいことを伝えるための、8つの効果的な指示の出し方を学ぶ。 
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1週間後、マルベリーを訪ねてみると・・・

マルベリーさん「ゴミ、ここに入れて下さい」 (指示するときは、具体的に1つだけ。言い方も丁寧に)

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かいとくん、お母さんの言うことをすぐきいた。
それどころか、ゲームの途中でも、洗濯物を畳むお手伝いをすぐにやってくれた!

・そして、どうしたことか、お兄ちゃんまで、自分からすぐにお風呂を洗ってくれた!

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そうたくん 「お母さんが変わったのがうれしい。自分も少し変わらなきゃいけないなと思う」


きんかんさん 「今までどれだけ自分が勝手な指示や要求を子どもにしていたのかがよく分かった。叱る怒るばかりじゃなくて、子どもの考えを引き出せるようにやっていこうかと思った」


専門家のアドバイス】

・小学校低学年じゃなくても、塾の送り迎えの時間、食事のとき、宿題を見ているときにドゥ・スキルドント・スキルを実践するだけで効果的。

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尾木ママのまとめ】

尾木ママ 「しつけというのは、丁寧に説明すること。共感力の豊かな子になると、悪さもしなくなってくる。今回、体罰禁止のガイドラインが出たのは歴史的な転換点で、私たちが前進していくきっかけを作ってくれたんだと思えればいい」



◇「ウワサの保護者会」では、これからも「虐待」について、考えていきます。
みなさんも、番組ホームページやツイッターに、ご意見をお寄せ下さい!

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投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:25


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