大調査!放課後の居場所 <番組内容>
ウワサの保護者会!今回のテーマは「大調査!放課後の居場所」。
放課後の定番といえば・・・公園!
ところが、最近はどこもボール遊び禁止。思うように遊べない!
<尾木ママが子どもの頃は・・・>
小さい頃はとにかく裏の山や川でナマズとったり遊んでばかり。走り回っていた。
<ゲストの山口もえさんは3児の母!>
・子どもはエネルギーが有り余っているが、公園はルールが厳しすぎる。習い事で放課後をつぶしている。
<ポニーさんの経験>
・公民館行っても大人に怒られてしまうから、大きい声を出して遊べない。発散ができない!
◇アシカ家とポニー家のケース◇
アシカ家の長女こころさん(中2)は、家族がいると落ち着いて話せないから家に友達を呼びたくない!
もっと自由に話したいからと、最近よく行く場所は「ファミレス」。
決して安くないが、月1000円の小遣いとお年玉を切り崩してなんとかやりくりしているらしい。
ポニーさんの長女ららさん(小6)は、オシャレをしたり流行を追いかけるのが楽しいお年頃。
お小遣いをもらって友達と向かう先は…「ショッピングセンター」。写真や動画を撮って遊ぶのが定番!
母は娘の撮った写真が自動的にスマホに入るからちょっと安心と言うが…。
<長年子どもの放課後を研究してきた明石要一教授によると>
・この30年間で、子どもたちの放課後の居場所がなくなった。
・共働き世帯が増えたことで、家も友達を呼びづらくなっている。
<ポニーさんの悩み>
・最近は連絡網が配られず、友達の母親に事前連絡やお礼が言えないから遊びに行かせづらい!
・共働きの家も多く、不在の時に行かせるのは気が引ける・・・
<山口もえさんの意見>
・自分がいる時は家に来てもらっているが、親の目がある中で遊ぶのは果たして楽しいのか。
・子ども同士だけでもめたり、解決したり。そういう経験が大事と思う。
◇もも家とハムスター家のケース◇
ももさんの長男(中2)は、毎日“玄関前”に友達と集まってゲームをしている。しかし夏は暑くて冬は寒い!
それでも子どもたちが玄関前にこだわる理由は、自宅のWi-Fi。使い放題で居放題の楽園なのだ!
「最初は葛藤があったが、公園はWi-Fiつながらない、ボールも遊べないと言われると、わからなくもない…」
ハムスターさんの長男リョウタくん(中3)は、受験勉強で忙しい今、友達と集まるのは“スマホゲームの中”。
友達もみんな塾通いで忙しく、集まるための移動時間ももったいないという。
「時間があったら公園でサッカーとかしたい。でもみんな塾が忙しくて遊ぶ時間が作れない」
<尾木ママの見解>
・スマホはいい面も多いけど、頼りすぎるとface to faceの対人関係が作れなくなる。
<明石要一教授の見解>
・ゲームなど少人数の遊びが増え、集団で遊ぶ体験がものすごく減ってきた。
・集団をまとめるリーダーシップが育まれなくなり、学園祭が開けなくなった大学もある。
・子どものリーダーシップを育むためにいま注目しているのが“打ち上げ”。大勢を仕切る体験が積める!
◇理想の“放課後の居場所”◇
理想の“放課後の居場所”とは―。
親子双方の思いを叶えてくれる夢のような場所があった!
<東京都文京区 ビーラボ>
中高生限定の秘密基地のような居場所。無料Wi-Fiでゲームもでき、勉強をサポートするスタッフもいる。
区の施設なので、ダンスや音楽のスタジオもすべて利用料無料。
和太鼓やDJなど様々なイベントも開かれ、新たな仲間や夢が見つかるという。
<長野県茅野市 CHUKOらんどチノチノ>
17年前に茅野駅にできた中高生限定の居場所。こちらも利用料はすべて無料。
一番の特徴は、市の予算の使い道など施設の運営を中高生自身に任せていること。
大きな予算を動かす時には、市の職員などを相手に事業計画をプレゼンしなくてはいけない!
<みんなの反応>
・これこそまさにリア充!
・中高生限定だから、小さい子や大人がいなくて気を遣わないのがいい。
・やっている事は普段ダメと言いがちな事ばかり。なのに勉強をやっていたのがびっくり。
・各自治体に一つはほしい!
<山口もえさんの感想>
・子どもたちの放課後の居場所がないのは、大人が奪ってしまったからでは。今度は大人が与えなくては!
<尾木ママの提言!>
・子どもには放課後を保証される権利がある。それを保証するのは大人の義務。
・決して学校の勉強だけで子どもの力がつくわけではない。生活体験、遊び体験はものすごく重要!
放課後は学校とも家庭とも違う、特別な時間。
親子が納得できる居場所、一緒に考えませんか?
END
*番組へのご意見ご感想をお待ちしております。
投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:25