2018年10月27日 (土)

キャリア教育 大事なことは?<番組内容>

今回のテーマは「キャリア教育」。将来の社会的・職業的自立に向けた教育のことだ。
保護者は、子どもの“自立”のために何ができるのかを考えた。

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<尾木ママの見解>
・大きな企業に就職すれば一生安泰なんていう時代ではない!
どんな職業につくかということよりも、もっと大事なことがある!

 

◇「職場体験」 どう思う?◇


・キャリア教育の代表的な活動は、職場体験。公立中学校の約98%で実施されている。

<ホゴシャーズの意見>
・買い物に行ったときに、慣れないながらも一生懸命対応している職場体験の中学生を見て、とてもいいと思った。
・娘が小学生のときに近所のスーパーに職場体験に行ったが、お店の裏側を見せてもらって目を輝かせて帰ってきた。


職場体験を貴重な経験ととらえ、好意的な意見の他、こんな経験談も。

◇コハダ家の長女・ハナさん(高1)の職場体験◇
・ハナさんは中学2年生のとき、職場体験が実施されることになった。ハナさんが希望した職場は「郵便局」。
・ところが、郵便局は希望者が多く落選。実際に行ったのは子ども向けの施設だった。
・仕事は、部屋の飾り付けをしたり、子どもたちと遊び相手をしたりすることだった。
・ハナさんにとっては仕事とは思えず、意味のある体験だったかどうか疑問が残ってしまった。

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<ホゴシャーズの意見>
・中学生ができる仕事は限られるので、仕方ない部分もあるかもしれない。
・職業体験の受け入れ先に聞くと、子どもを放ったらかしにはできないので、自分の仕事ができなくなるという声を聞いたことがある。
・希望ではない職場に行ったときにこそ、「こんな職業がある」「実はこれ面白い」という気づきがあるのでは?


<尾木ママの見解>
・人口が多い都市のマンモス校では職場を探すだけでも大変。
・第一希望の職場に行けない子には、どんなことに注目して体験に行けばいいのか、どんな仕事にどんな意味があるのか、丁寧にアドバイスすることが大事。

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◇現状のキャリア教育の課題◇


キャリア教育に詳しい法政大学の児美川孝一郎(こみかわ・こういちろう)教授によると、今のキャリア教育には2つの課題があるという。

課題①「イベント型」
現状では、職業体験は年1、2回で終わるイベントになっていて、自分の将来に結びつけにくい。

課題②「夢追い型」
夢の職業を目標に設定し、その仕事につくためにはどうすればいいのかを考えさせるやり方。
その夢が実現しなかったときにうまく転換ができないということがある。

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<ホゴシャーズの意見>
・夢や目標を持つのは悪いことではない。しかし、小学校のときからの夢を実現できるのはほんの一握りの人だと思う。
・知り合いの中学生は進路希望で会社員と答えたら先生に叱られたと聞いた。弁護士ならよかったのか、と思ってしまった。
・夢がきちんと決まっているお子さんのほうが少ないのでは?

<尾木ママの見解>
・夢を追いかけているときは全力で頑張っている。そこで身につけた力は全く違う職業に向かったときにも生きる。
自分は前進できていると実感すると、自己肯定感も高まる。

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◇キャリア教育の目的は「自立」◇

・文部科学省はキャリア教育の目標を「社会的・職業的自立」としている。
・つまり、就職だけが目的ではなく、「自立」が大きなテーマになっている。
・では、保護者は、子どもに自立を促すためにどうすればいいのか?ヒントを探るためミルラ家にお邪魔した。


◇「自立」に向けて親ができること ミルラ家の場合◇

ミルラ家の一人娘、タマキさんは赤ちゃんのころから重度の食物アレルギーがあり、今でも外食をするときには事前に、そのレストランでどんな食材が使われているかなど入念に調べる必要がある。
・そのときにミルラさんが大事にしているのが、タマキさんと一緒に調べること。
・お店に直接電話をする時には、やりとりをすべて聞かせることにしている。
タマキさんが大人になったときには、自分一人でやる必要があることだからだ。

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・こうした経験を重ねるうち、タマキさんは、将来、アレルギーがある人でも安心して外食ができる店を探せる検索システムを作りたいと、自然と思うようになったという。

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<キャリア教育の専門家・児美川教授のアドバイス>
・親は、職業を決めさせることよりも「人に接することが好き」「物に向き合うのが好き」など、本人の資質に気づかせ、方向を示すだけでもいい。
・一緒に見つけてみようと、並走してあげることも大事。

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<尾木ママの見解>
・子どもは「自己決定」を繰り返す中で、やりたいことを見つけ、社会で生きる力を身につける。
・大学に行って、就職することだけが大事ではない。
・2030年頃には、労働人口の約49%が就いている職業は人工知能やロボットなどで代替可能と推計されている。
・社会のあり方がどんどん変わっている中、キャリア教育は「どんな風に自立して自分で生きていくのか」を考えることを大事にしていくべき。




END

 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30


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