どうして勉強しないといけないの? <番組内容>
今日のテーマは、「どうして勉強しないといけないの?」。
今回スタジオに集まったホゴシャーズは、子供から「どうして勉強しないといけないの?」と聞かれ、うまく説明できず困ったことがあるという。
<勉強する理由を子どもに説明できない>
ハムスターさんのお宅のリョウタくん(中1)。勉強は将来のために必要だと伝えたいお母さんに対し、「将来科学者になるならいいけど、理科や社会は絶対に役立たない」「古文とか歴史的仮名遣いは将来いつ使うの?」と反論。
ハムスターさん、うまく答えられず、自分の方が納得してしまった…。
<子どもたちも納得していない>
子どもたちは「勉強をする理由」をどう考えているのか?
「将来、使わないんじゃないかと思うけど、仕方なくやってる」
「(親に聞いても)『勉強はするものでしょ?』って言われそう」
多くの子が「親に聞いても無駄」と思っていた。納得できる「勉強の理由」を求め、2人の人物を訪ねてみた。
<勉強する必要はない!?>
まず一人目は、ホリエモンこと堀江貴文さん。
勉強する意味は?と問うと…
堀江
「正直、勉強する必要ないと思う。したくないんだったら」
「将来のことは予測できないから将来役に立つとかどうかはあまり関係ない。
好きか嫌いかが大事。好きなことは熱中できるから、一生懸命やるし、伸びる。
今は好きなことを伸ばしていった方が有利」
しなきゃいけない勉強はする必要ない、好きなことを追求することが本来の勉強なんだ、という答え。
<自分が学びの主人公>
もう一人は、教育哲学が専門の苫野一徳さん。
苫野
「(勉強をする理由に)絶対的に正しい答えはないとまずは理解したほうがいい。
学びは自分がコントローラーを持っている。学びの主人公は自分。人にやらされてやるんじゃなく、
やりたいからやるというのを持ってたら強い。」
<勉強は無限にひろがる遊び?>
ももさんの息子は、各地の名産品をネットで調べたいと言い出した。それでやる気が出るならと許してあげたところ、へらへら楽しそうに1~2時間も調べ続けていた。そんな息子をももさんは、勉強じゃなくて遊びになっていると思い「漢字をやりなさい」と止めさせたという。
だが、これに対し尾木ママは、
尾木
「可能性を全部潰しちゃった。勉強は遊びですよ」
勉強は遊びだし、無限にそうやって広がって、永遠に続くもの。
彼はその入り口まで入ったのに」
と子どもが興味を持って勉強に入っていくチャンスを親が妨げたと指摘した。
<トウガラシさん家の場合>
星が大好きで、将来は、望遠鏡を作りたいと勉強に励むトウガラシさんのお宅のみおちゃん(中1)
かつては「どうして勉強しないといけないの?」と母を困らせていたという。
だが、夏休みに連れていってもらったオープンキャンパスで、大学は好きな事を1日中学べる楽しいところだと知り、自分も是非行きたいと思うようになった。
さらに、星の勉強をするためには数学や英語が必要だと、今まで嫌いだった勉強に対するモチベーションも生まれたという。
もも「好きなことをやって、好きな大学に入って、好きな仕事にも就けたら、その仕事はきっと辞めない。人生も豊かになるならそれが正しい」
ハムスター「勉強を目的を持ってやりたいと思うのに、遅いということはない。好きなことを見つけるまで、ゆっくりタイミング見てあげるのもいいのかな」
尾木
「子どもたちの好きなことをしっかり応援してあげる。
好きなことだからグーッと広がる。
壁にもぶつかるが、突破していくのは学びの主人公の子ども。
そうすれば、すばらしい人生を送るように変われる」
END
投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:54