どう伝える?子どもの家庭内マナー <番組内容>
番組で子どものマナーについて街頭インタビューを行ったところ、街の人から次のような声が聞かれた。
(保護者の意見) 「くちゃくちゃ音を出して食べている」「寝間着を脱ぎっぱなし」
(子どもの意見) 「家の中だし大丈夫かなと思う」「ついつい忘れちゃう」
今回スタジオに集まったのは子どものマナーやお行儀が気になっているホゴシャーズ。
まずはいくら言っても子どものマナーが直らないと困っているコハダさんのお宅を取材した。
<コハダさん宅の場合>
コハダさんは娘のはなちゃん(姉)とまなちゃん(妹)の家の中でのマナーが気になっている。まなちゃんはコハダさんがいくら言っても机の上を片付けず、「困らなそうなことはその時だけやって、他はスルーって感じ」と言い、はなちゃんも姿勢を注意されても、「別に見る人いないし…いいかなって」と開き直っている。注意しても子どもの心には全く届いていない様子!
コッピー
何回言っても直してくれないのが続くとつらいですね。
ウニ
うちは脱いだ形のままのスカートがあって「しわになるからかけて!」と言ったらしぶしぶやるって感じですね。
はやぶさ
見つけたら「持ってきなさい!」って言って、その時は聞くけど次の日から聞かないですね。なぜそうしなきゃいけないかが分かってない。怒られるからやるっていう、条件反射になってるだけなのかなと思うんですよね。
そこで、伝え方である手応えを感じたというネクタリンさんのお宅を取材した。
<ネクタリンさん宅の場合>
小学1年生の頃、クチャクチャと音を立てながら食べてしまっていた娘のらなちゃん。
ネクタリンさんが注意してもなかなか治らなかった。そこで、らなちゃんの目の前で同じようにクチャクチャと音を出す食べ方を真似して、周りからどう見えているのかを示してみた。
ネクタリン
あぁーっていう感じで、(娘は)一瞬凍りました。本当に気づいてなかったんでしょうね、自分がどういう音を出してたとか、どういうふうに周りに映ってるとか。
らな
実際にやられたらちょっとイヤで、そんなふうに聞こえてたんだって驚いてびっくりして、やめようと思いましたね。
ネクタリン
なぜならば、までやってあげると、子どもは本当侮れなくて、理解するとスッて、スッて受け入れるんですよ。
はやぶさ
私もいまのままじゃ変わらないので、ネクタリンさんがやられてたように、理由を伝えるっていうのは、諦めずにやるべきなのかなとは思いますね。
<田中ゆりこさん>
専門家の田中ゆりこさんにホゴシャーズの方々から質問があがった。
コハダ
片づけられないのが気になる。話し方のコツなどがあったら知りたいです。
田中さん
片づいた時に1度写真を撮って、片づいた時は気持ちがいいんだというところを子供に見せる。それから、少しでも片づけた時には、おっ、すごいねと少しずつ褒める場面を増やしていくと良いと思います。
ドラゴン
分かっていてやらない場合は?
田中さん
脱ぎ散らかしている場合は、お父さんの脱いだ靴下、あなたのお部屋に置いといたらどう?と言ってみる。家族といえども快適とか不快というものは感じるものなので、親子でお話し合いをしていただいて、それによって、1歩進んでいけると思う。
田中さん
ルールは自分の意志に関わらず守らなければいけないということがあるが、マナーは自発的に自分の優しさを、相手のことを思って表現するということ。
尾木
結果的には周囲のためとかいうことだけではなくて、マナーを身につけることは子ども自身の成長にもつながるし、生きる力をたくましく身につけていきやすくなる。
END
投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:54