学校の先生とどう付き合う?小学校編 <番組内容>
番組アンケートでは、およそ8割の保護者が学校の先生とのつきあいか方に悩んでいた。
【ホゴシャーズの悩み】
ハリネズミさん「モンスターペアレントだと思われるのがこわくて相談できない」
うめ「子どもに影響があるといけないので、言いたいことも黙っている」
ホゴシャーズが一番避けたいこと、それは“学校の先生とのトラブル”
でも、学校生活や子どものことで気になることがあるときは、先生に相談したい。
どうすれば、先生といい関係が築けるのかみんなで知恵を出して考えた。
チンパンジーさんは娘が小学校4年生のときに、学校の先生とのトラブルを経験した。
娘の担任は先生になりたての新任だった。プリントの配り忘れなど、事務作業のミスが続き、保護者の不満が爆発。先生は休職してしまい、娘のクラスは1か月間担任不在となってしまった。
チンパンジーさんの娘の担任のような若い先生は今増えている。
勤務年数10年未満の先生は平成25年までの9年間で2倍となった。
若い先生が増えていることに対して他のホゴシャーズからも、不安の声があがった。
うめ「人生経験が浅いから心理的なことは聞けない」
チェリー「その職業に就いたからには、“先生のプロ”だからある程度のレベルは求めたい」
しかし、チンパンジーさんと同じように【新任の先生VS保護者】のトラブルを経験したかもめさんからはこんな声も挙がった。
かもめ「怒っているのは保護者だけで、娘たちは先生のことが大好きだった。子どもにとってのいい先生と保護者にとってのいい先生は違うのでは?」
【尾木ママの意見】
(子供がどう思うかが)一番大事。新任の先生は、子どもにとっては最高の先生。全てが初めてだから子どもと同じ気持ちになれて、先生と一緒にみんなが感動を共有できる。だから子どもが生き生きしている。
【ホゴシャーズのお悩み】
ホゴシャーズの悩みはまだまだあった!それは…
「ハズレの先生にあたったらどうしたらいい?」
【尾木ママのアドバイス】
ハズレの先生はいる。でも保護者同士や子どもと一緒になって悪口を言っていてもいいことは一つもない。先生のいい面を見つけてそこをほめることで、ハズレの先生はアタリの先生に変えることができる。
【学校の先生の本音】
ちなみに先生たちは、保護者のことをどう思っているのか。
4人の先生に本音を聞いてみた。
S先生「子どもをよくしたい、伸ばしたいという思いは(保護者と)一緒」
H先生「壁をつくってほしくない。“一緒に子育て”をする存在として接してほしい」
O先生「子どもの様子がちょっと…くらいでも、何か気になることがあれば相談してほしい」
学校の先生は保護者に「一緒に子育て」する気持ちで接してほしいと思っていた。
それ実践していたのが、シングルファザーとして3人の息子を育ててきたライオンさん。
ライオンさんは先生を“共に子育てをするパートナー”的な存在ととらえている。
例えば、息子が兄弟げんかで「死ね!」と言ったとき。家で叱ったあと、学校にも電話。
先生に「家で『死ね』といっているのですが、学校でも言っていませんか?」と情報を共有。翌日先生はクラス全体に向けて死ねという言葉の重みについて話してくれた。
ライオン「僕が育てていても一方通行になる。先生の意見もあって初めて気付くこともあるので、最終的に子どものためになる」
【尾木ママのアドバイス】
「死ね」という言葉に関しては、ライオンさんの子どもだけじゃなくて、他の子も同じ問題を抱えていた。ライオンさんの電話をきっかけに学校で話し合えればクラス全体が伸びる。
これには他のホゴシャーズも目からウロコ!
かもめ「うらやましい。私は先生に相談すること自体が悪いことだと思っていた」
【尾木ママのまとめ】
先生の変なところ見つけて不満をぶつける関係ではなくて、子どものことでちょっとした不安を相談したり報告したりする関係が原点。
先生と一緒に子育てをするという感覚を大切にしよう!
投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:54