入試が変わる?授業が変わる?アクティブラーニングって何? <番組内容>
「アクティブ・ラーニング」って知ってますか?
実はこの言葉、2020年度から大きく変わろうとしている大学入試に関わっている!
さらにそこに連動し学校の授業も変わるという。
これは人ごとじゃいられないというホゴシャ〜ズが集まり、アクティブ・ラーニングとは何なのか、入試や授業はどう変わるのかを、尾木ママとともに語り合った。
【アクティブ・ラーニングとは?】
教師が一方的に知識を伝達する講義型の授業ではなく、子どもたち自ら学びに向かうことがポイント。
・進んで学んでいく『主体的な学び』
・仲間と話し合い学んでいく『対話的な学び』
・学んだことをより深く理解していく『深い学び』
これらの考え方を取り入れた学習方法をアクティブ・ラーニングという。
変化の激しいこれからの社会でも通用する力を育てるため、2020年度から実施される新学習指導要領に取り入れられる方針。
この時に、大学入試も変わる!
大学入試センター試験に変わり新テストを実施。マークシート方式に加え、思考力や表現力を問う記述式の問題が導入予定。
各大学で行われる試験も、生徒の主体性や意欲などが評価される仕組みになるという。
【大学入試が変わる!授業が変わる!ホゴシャ〜ズの反応】
・マロンさんの娘(中2)は、自分の考えを発表することが苦手なのでマイナス評価になりそうで不安とのこと。
・記述式の問題に対し、採点の公平性を心配するパンダさん。
不安や心配の声が多い一方で…
・マリモさんは、暗記型の学習には疑問に感じていたので、入試や授業が変わることに対しては、前向きに捉えているとのこと。
・アメリカの学校に通っていたネクタリンさんは、絶えず意見を聞かれるアメリカの教育に似ていて、日本の授業も「やっと変わる」のかと感じているという。
【先生たちも試行錯誤!?】
横浜市立・大岡小学校の先生たちは、積極的にアクティブ・ラーニングに取組んでいる。
総合的な学習の時間を使い、「体験と話し合い」をくり返すことで子どもたちの考え抜く力を育てようという。
ポイントは、テーマ決めから課題の達成まで、あくまで子どもたち主体で行われる。
だからといって、先生が何もしないわけではない。授業の裏で、日々努力を重ねている。
話し合いの授業前日には、子どもの意見や考えをシミュレーションする。次々に飛び交う子どもたちの意見に耳を傾け、臨機応変に授業の流れを整えるためには、あらゆる可能性を想定しておかなければならないという。
【尾木ママの発言】
子ども主体とはいえ、先生が何もしないでよいというわけではない。
子どもたちと一緒に悩みつつ、深めていく手助けをしていくことが大事。
また、アクティブ・ラーニングと知識を伝える講義型の授業は車の両輪であるべきとも語った。
【アクティブ・ラーニング 家庭でもできるヒント!?】
ももさんの長男・かずまくん(小5)は、意見を求められるのが苦手とのこと。
そんなかずまくんの趣味は、「競馬の観戦」!
しかしももさんは、もっと勉強に役立つことに興味を向けてほしいという。
子どもの興味は親の思惑とは違うもの。
子どもから意見を引き出すときに有効な方法について白梅学園大学・無藤 隆教授からこんなアドバイス。
・親は子どもの興味を受け止め、それについて話をしてもらう
・話す機会を多く持たせると、他のことも上手に話せるようになる
「親は、子どもの持つ興味に対して、よりよい表現方法を一緒に考えるといいのかも」とマリモさん。
この考えに尾木ママも賛成。
「家庭生活をアクティブに!つまり “アクティブ・ライフ” にすれば、子どもは自然と自分の考えをプレゼンできる力が身につくようになってくる」
(ディレクターI)
(ディレクターI)
投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:54