2016年12月02日 (金)

子どもの発達障害Part3 学校とのつき合い方 <番組内容>

これまで2回テーマとしてきた「子どもの発達障害」。

番組には放送後、続々と悩みの声が届いた。
その多くが、学校に関するものだった。

理解者がいなくて孤独を感じたり、先生の対応に不信感を抱いたりしている親が少なくない。

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今回は、さまざまな立場の保護者が集まって、番組に届いた「悩みの声」を共有し、「学校とのつき合い方」について考える。



【先生は理解不足?】

通常学級に通うわが子が、担任の先生から叱られ続け、学校に行けなくなってしまったという悩みの声。

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先生にはもっと勉強をしてほしいというのが、発達障害のある子の親の本音だ。

尾木ママは、「一番しわ寄せがいっているのは、当事者の子どもたち」だとし、学校や先生の理解不足が、子どもに本来の障害ではない別の障害(「二次障害」)を引き起こす可能性があると指摘した。

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【 「周囲の親」 も学校に疑問が…】

感情のコントロールが苦手で暴力をふるってしまう子への学校の対応に疑問を持ったというパンダさん。
保護者として何かサポートできることはないかと学校に協力を申し出たが、「在校生のお母さんはだめです」と断られたという。

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「周囲の親」もまた、発達障害のある子どもの学校での状況に疑問を感じている。
パンダさんのように、役に立ちたいと思っている保護者がいても、学校側の受け入れ態勢が整っていない…。

都内の教育委員会で、保護者の悩み相談や学校へのアドバイスをしているシオンさん。
発達障害の特性がある子へ対応で特に大事なのが、「周囲の子どもたちへの教育」だという。
「子どもたちに教育すると保護者が理解してくれることにもなる」(シオンさん)

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【 「障害かどうか判断できない子」 の親も先生に不信感】

障害かどうか明確な線引きができない発達障害。
わが子の特性が「障害」なのか「個性」なのかわからず、悩んでいる親も多い。

そんな親から届いた悩みの声。
子どもに「障害」があると決めつけるような先生の態度に、納得がいかないという。

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ナツメグさんもかつて、子どもの特性が「障害」なのか「個性」なのかで悩んでいた一人。
わが子の苦手なことやだめな部分ばかり指摘する先生の態度に不満があった。

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シオンさんは、親がそのような先生に不信感を抱くのは当然だとし、先生は親の気持ちを、まずは「受け止め」なければならないと言う。

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たが、先生にとっても、子どもの問題をどう親に理解してもらうかは難しい問題。
どうすれば、保護者と学校が協力関係を結べるのだろうか?

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【保護者と学校の歩み寄り】

東京八王子市を拠点に活動する「NPO法人かたつむり」。
発達障害のある子の親同士で、日々悩みを共有し解決策を探っている。

「学校や先生との関係」は、ここでも親の悩みの多くを占めるというが、先生のネガティブな面ばかり見ていても、問題は解決しない。
どうすれば先生と何でも話し合える関係をつくれるか、座談会が行われた。

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「要望とか文句ばかりでなく感謝の気持ちも伝えないと、先生も『(親が)理解してくれない』と思ってしまう」
「先生に『朝早くから大変ですね』と伝えたら、立ち位置が近くなった」

「保護者からの歩み寄りも大事!」と考えている「かたつむり」の親たちに、昨年、ある小学校からうれしい呼びかけがあった。
保護者面談の練習相手になってほしい、と頼まれたのだ。
さまざまなテーマで行われた「模擬面談」では、先生に対し「保護者の気持ちをもっと考えて!」と率直に伝えた。

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先生も、保護者の思いを受けとめ、子どものことを「一緒に考える」ことの大切さを実感したそうだ。

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不信感を乗り越え、学校と保護者が互いに歩み寄ろうという試みが、いま始まっている。



★尾木ママのポイント

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(ディレクターS)

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:54


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