親子で話してますか?政治のこと <番組内容>
この夏、日本の選挙が変わる。選挙権の年齢が「20歳以上」から「18歳以上」に引き下げられるのだ。
アンケートによると…子どもに、政治のことを教えることが必要と考える人は、9割以上。しかし、その中で、実際に教えているという保護者はわずか3割。教えなきゃいけないとは思っているが、どうしたらいいのかわからないというのが実態のようだ。
今回のテーマは「親子で話してますか?政治のこと」。
【スタジオでは・・・】
・投票日に家族のイベントとして焼肉を食べに行き
政治に興味を持ってもらう工夫をしている。
・子どもがニュースなどを見ず、政治に関心を持たない。
・親が政治に興味がない、苦手意識が強い。
・教えたいのだが、何を伝えたら良いのかわからない。
という意見が出た。
【政治に興味を持ってもらうために 〜プルメリアさんの場合〜】
プルメリア家ではルールを2つ設けている。
<プルメリア家のルール その1>
「子ども向けの新聞を読むこと」
・政治や社会のことに興味を持ってもらいたいというのがそのねらい。
・中2の長男、えいとくんは5年間この新聞を読み続けている。
<プルメリア家のルール その2>
「夕食の時、政治のことについて話す」
しかし、この2つ目のルールにプルメリアさん悪戦苦闘している。
ある日の会話を聞いてみると…
母 「電気の自由化って知ってる?」
「どこの電気会社選ぶ?」
息子 「そんなの後になってみないと、分かんない」
母 「携帯電話会社とか、ガス会社とか電力会社とかいろいろあるでしょう?」
息子 「ん?どこだろうね・・・」
母 「そんなんじゃ、話しが続かないでしょ」
「ちゃんと自分の意見を言いなさい」
息子「・・・」
頑張って政治の話につなげようとするが盛り上がらない!
プルメリアさん、このことで悩んでいる。
【これに対する専門家のアドバイスは…】 ※任意団体「KURASOU.」代表 藤岡聡子さん
・「電力自由化」「憲法改正」などいきなり難しい単語を切り出すのは、避けたほうがよい。日常の身近なことから会話を始めよう。
・そしてまず話を聞くことから。意見を受け止め、そこから「どうして?」と掘り下げていくと、答えるようになっていくという。
【尾木ママのアドバイス】
・子どもは共感すると話すようになる
・政治につながらない日常はない
さらに保護者の悩みで多かったのが…
「親の思想を押し付けてしまうのでは?」というもの。
・この理由で、家庭で政治の話をしないピーマンさんが、悩みについて語ってくれた。それは「親の影響で子どもの政治的な信条が左右されてはいけないのでは?」「親が示すところは真ん中でいたい」というものだった。
【それに対する尾木ママのアドバイスは…】
・親が自分の意見を言っても良い
・政治の話をしていないと初めて出会った思想や考え方に影響されやすくなる
続いて保護者の悩みで多かったのが…
「親自身が知識不足なため政治の話ができない」というもの。
・ももさんもその悩みを持つ保護者の一人
そこでももさんは、あるイベントに参加した。それは、新しくできた公園を題材に地域と政治のつながりを身近に感じてもらおうというもの。税金が公園にいくら使われた?区の予算はいくら?などのクイズを交えた参加しやすいものだった。
このイベントに参加しての感想を、ももさんがスタジオで語ってくれた。
・難しい用語は出てこなかったので子どもにも伝わり、初めて政治に興味を持てた。
・大人だから、知ったかぶりばっかりしてたが、子どもと一緒に勉強していくことも大事と気付いた。肩の荷が下りた。
★尾木ママのアドバイス★
・すべてのことは政治に通じる
・「教える」のではなく「一緒に考える」姿勢で
(ディレクターK)
投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:54