番組内容

2021年05月15日 (土)

早生まれの悩み <番組内容>

今回のテーマは“早生まれ”
番組でアンケートをとると、「周りと比べて行動が遅い」「競争で勝てない」「勉強が苦手」など、早生まれについて心配する保護者の声が多く寄せられた。
早生まれの影響って本当にあるの?あるとすれば、保護者はどう向き合えばよい?

ゲストは、ご自身も2月生まれであり、早生まれのお子さんがいる、藤本美貴さん。

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早生まれの子がいる保護者は、どんなことで悩んでいる?

ハナミズキさん(小4次男が2月生まれ
・サッカーチームに所属しているが、体が大きい子にとばされてしまう
・負けずに頑張ってほしいが、「早生まれのせいで不利なのでは?」ともどかしい気持ちにもなる。

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ビオラさん(小4長男が1月生まれ
・小学1~2年生の頃は、文字の書き取りが苦手など、勉強の遅れが気になった。
給食を食べるのが遅かったり、同級生に言い負かされてしまったりなど、今でも生活面で心配なことが。

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教育学・育児学などに詳しい汐見稔幸さんによると・・・

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・4/2生まれの子と、その1年後の4/1生まれの子が同じクラスになる。当然、1年間の相対的な発達差がある。
自律神経は10歳ぐらいでほぼ大人と同じになる。それ以降は、生まれ月による発達差は気にならなくなる。
・生まれ月による学力差は、低学年では若干あっても、高学年ではその子の得意不得意が反映される度合いが高い。


しかし、こんなデータも・・・
日本のプロ野球選手の生まれ月を調べると、早生まれが少ない。
アメリカの大企業の社長や国会議員の生まれ月調べると、やはり早生まれが少ない。


早生まれと遅生まれで差があるのはなぜ?カギは“自己効力感”
生まれ月による差がなぜ見られるのか、その背景を調べた山口慎太郎さん(東京大学大学院経済学研究科)に聞いた。

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山口さんは、埼玉県の学力・学習状況調査(2015~2018年度)について、各学年の結果を生まれ月に注目して分析した。この調査では、算数や国語などの学力(認知能力)を測定するだけでなく、目標に向かってやりぬく力や自己をコントロールする力(非認知能力)についても子どもに答えてもらっている

算数や国語の成績は、早生まれのほうが遅生まれよりも相対的に低い傾向があったが、その差は学年が上がるにつれ徐々に縮まっていった。

しかし、「自分はできる」という自信である“自己効力感”などの非認知能力については、やはり早生まれのほうが遅生まれよりも相対的に低い傾向があったうえ、学年が上がってもその差が縮まらなかったのだ。

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山口さんの見解>
・生まれ月を考慮すれば問題ないのに、周囲が「あの子はできない」という不当な評価をすることで、早生まれは「自分はできない子なんだ」と誤って理解してしまう可能性が高い。それを裏付けるように、早生まれほど「先生や友人は自分のよいところを認めてくれない」と感じている傾向があることもわかった。
・これは制度の問題であり、早生まれの不利が人間関係の中で固定化されていると考えられる。リーダーシップをとる機会を均等にするなど、先生や保護者が介入しないと解決しない問題だと思う。


汐見さんの見解>
・環境や育て方しだいで、早生まれの子が不利になってしまう状況は解消できる。
・実はプロ野球選手の中でも、タイトル獲得者には早生まれが多く、日本人のノーベル賞受賞者にも早生まれが多い。小さいときから周りよりもスタートが遅れているぶん、努力して成功する経験をたくさんすることで、頑張り屋さんになりやすいのではないか。
・大事なのは、他の子と比べるような育て方はせずに、その子らしさを認めてあげること。



生まれ月を考慮する取り組みで、子どもの自信を育む
都内のある私立の小学校では、1年生の間だけ、【4~9月生まれ】と【10月~4月1日生まれ】でクラスを分けている。入学式では、【10月~4月1日生まれ】のクラスは落ち着きがない子が目立つなど、顕著に差が見られる。

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授業も、それぞれのクラスのペースに合わせて進めている。【4~9月生まれ】のクラスでは、座って教科書を音読する授業が行われていた。
一方、【10月~4月1日生まれ】のクラスでは、教室を歩き回りながら友達と好きなものを発表し合う授業が行われていた。じっと座って教科書を読むよりも、体を動かしたほうが授業に参加しやすいと、先生が判断したのだ。

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でも、これだと2つのクラスで学習の差が出ないのだろうか?

この小学校の先生によれば、【10月~4月1日生まれ】のクラスは2学期後半から徐々にペースアップしていくそう。さらに、この段階で習熟度に多少の差があったとしても、子どもたちが「小学校って楽しい」と感じたり、自信を育んだりすることのほうが、長い目で見れば大事だという。


<学校でできること>

・幼稚園・保育園から小学校へ円滑に移行する取り組み(幼保小連携)のように、多様な授業形態を柔軟に取り入れていくことが、早生まれと遅生まれの子の差を解消する一つの方法ではないか。汐見さん)

・ヨーロッパでは、異学年が混ざった学級を作るところもたくさんある。年上の子が年下の子に教えてあげることで、リーダーシップを発揮でき、これを繰り返していくとどの子もいろんなポジションを経験して育つ。日本でも、公立の学校で取り入れようとしている動きがある。尾木ママ

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早生まれでもそうでない子も、みんながその子らしく活躍できるような社会に近づくように、まず日々の声かけから意識してみませんか?

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投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | 固定リンク


2021年05月08日 (土)

学校の行き渋り <番組内容>

今回のテーマは、「学校の行き渋り」
●行き渋りとは?
年間30日未満の欠席、あるいは遅刻を繰り返す、保健室登校や行きたくないのに無理して行っている子どもたちのことを指す。(不登校に関しては、文科省が年間30日以上欠席することと定義づけをしている)

*不登校と言われる子どもたちは、約10万人と言われているが、行き渋る子どもは、その3倍、約33万人いるという調査結果も。
(※2018年日本財団「不登校傾向にある子どもの実態調査報告書」より)

*コロナの影響で、かなり急増しているのでは、と懸念している。(尾木ママ


お悩みホゴシャーズ【息子たちの行き渋りに悩む マルベリーさん】(小6男・小3男)
「親子の中が険悪になってしまい、毎朝起こすのが辛い。
一度遅刻を許してしまうと、それが当たり前になってしまうのでは・・・と心配している」

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お悩みホゴシャーズ【「学校に行く」と言うのに行かない息子に悩む、シマエナガさん】(高2男)
「『お腹が痛い、頭が痛い』と日によって違う理由で行き渋る息子。つい『学校に行くって言ったじゃないの!嘘だったわけ!』と声を荒げてしまう。いいことではないと分かっているけれど、自分に歯止めがかからない・・・」


日々の診療で、親子のこころのケアを行っている 田中恭子先生(国立成育医療研究センター)解説
多くの子どもたちは、「学校に行きたい」のに、何らかの理由でしんどくなり、行けなくなっている状態。
親が登校を強いると、子どもは「学校に行けない自分=ダメな自分」と思い込み、徐々に自信を失くしていく。
ますます学校に行けなくなる、健全に生活を送ることも出来なくなるなど、深刻化してしまう可能性がある。

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マルベリーさんの息子さんたちは、なぜ学校に行きたくない?胸の内を聞いてみたところ・・・
・学校に行きたくないというより行く意味が分からなくなってしまった
・新型コロナウィルスの影響で、学校で友達とワイワイ喋ったり遊べなくなったことで、楽しくないと感じるよ
うになった。

 


しかし、
簡単に「休んでいいよ」とは言えない・・・
学校って行くのが当たり前だと思っていたから、「なんとなく行きたくない」という気持ちに共感できない・・・
という保護者の苦しい想いもある。



休むことは子どもの心を回復させる大切なプロセス【田中先生解説】
行き渋りは、【家族】【学校】【心】など、様々な要因が複雑に絡み合って起こる。
その為、子どもは自分の気持ちをうまく言葉にすることが難しい。
学校に行く行かないではなく、学校に行けなくなりつつある子どもの辛さに共感をしていくことが大事。

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子どもの休む権利について【尾木ママ解説】
身体が悪い時や心が疲れた時は、休むのが当たり前なのだから、休んだってよい。
(2016年 文科省 「教育機会確保法 第13条」にも明記)



親として 子どもが休むことを肯定した結果、元気を取り戻した親子【リクガメさんのエピソード】(高2女)
リクガメさんの娘の行き渋りが始まったのは中2の秋。
リクガメさんのもとに学校から「登校していない」という連絡が入ったのだ。
近所を探しまわったところ、通学路の途中にある橋の上でひとりたたずむ娘を見つけた。

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行き渋り始めた当初は娘自身も理由が分からなかったという。そして徐々に食事も摂れなくなっていった。
リクガメさんは、そんな娘の様子が心配になり、学校の担任や保健室の先生の相談しにいくと・・

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そこで必ず言われたのは「学校行きなさいと言うな」「暖かく見守れ」「子どもにプレッシャーをかけるな」という言葉。「学校に行けるんじゃないの」という思いをぐっと飲み込み、声掛けを我慢するようになった。

そんなリクガメさんの変化を、娘は「お母さんは自分を受け入れてくれているのかな」と感じるようになり、徐々に心がほぐれてきたという。その中で娘も行き渋りの理由も見えてきて、親子の会話も増えていった。
リクガメさんも、娘の苦しみを知り、やっと、心から「休もう」と言えるようになった。

保健室登校から、教室まで通えるようになったが、今でも時々学校を休むことはあるという。
しかし、そんなときも、少し休んで、親子でゆっくりと過ごす時間を大事にすることで行き渋りと向き合っている。



食事を摂れているか、睡眠時間がとれているか、親が気にかける「見守り」が大事【田中先生解説】
保護者が「学校を休む」ことを肯定することで、子どもの心のプレッシャーが減ってゆき、自分自身の事を考える時間が持てるようになる。


我が子が元気になってまた歩んでいく未来を信じる【尾木ママ解説】
我が子の未来を信じることが大事。
そのためには、親も辛い気持ちを1人で抱え込まずに、カウンセラーの先生などに相談することが必要。様々な事例を聞くことで、我が子を信じる気持ちが湧いてくる。



「東京 親の会」行き渋りや不登校に悩む親が集まる場所
相談員や経験者に、悩みを話したり、情報交換も出来る。

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代表の平野さんは、親自身のケアも大切だと考えている。
「悩みを共感することで、辛いことも頑張ろうと思えるようになる。」
「保護者が元気を回復していくことで、子どもにプラスにならないかもしれないが、子どものマイナスにはならないと思う。」


「子どもに」ではなく「子どもと」一緒に考えてゆく【田中先生解説】
子どもの苦しさに気づいた時が、ベターなタイミング。親自身を責め過ぎないでほしい。
これからどうしていけるかな、ということを子どもと一緒に考えてゆくことが大事。

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学校に行けない=幸せのレールをはずれたわけではない【尾木ママ解説】
今は、いろんな学びの機会や方法、場所もある。これらの情報を子どもに教えることで、親が味方になれることもある。できることから始めていけばいい

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※全国には、自分の子どもが行き渋っている、または不登校になっている保護者の気持ちを話したり聞いたりできる場所がたくさんあります。

「教育相談室」(全国の市区町村に設置)
各行政HPに案内があります。
心理や教育の専門員が相談を受けつけています。保護者だけでなく、子どもも一緒に、または子どもひとりでも相談できます。「いじめ相談」や「フリースクール」「近くの医療機関」などの窓口紹介なども行っているところもあります。

 


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2021年04月17日 (土)

もしかして中1ギャップ!? <番組内容>

ウワサの保護者会!今回は中学1年生がテーマ。
定期テストや教科担任制、部活が始まり、小学校とは大きく変わる中学生活。

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しかし、番組には子どもが中学生になったときのお悩みが寄せられた。
「ほかの小学校出身の子と打ち解けられなかった」
「部活の先輩に『あいつ生意気』と言われ孤立した」
子どもがスムーズに中学生活をスタートできるために気を付けることは何かを考える。
ゲストは、小学5年生のお子さんがいる、品川庄司の品川祐さん



尾木ママの見解
中学生になると子どもたちにとって大事な友だち関係や学習面が大きく変わる。不安が増して行き渋りになるなど、いわゆる中1ギャップといった現象が起きてしまう。

ホゴシャーズの悩み
うめさん「娘が中学に進学してから、成績が落ちた。家庭でも勉強をしないので悩んでいる。」


◇うめさん親子のお悩み 小学校とは大きく変わった学習◇
うめさんの長女こうめさん(中2)が最初に戸惑いを感じたのは授業の進め方。
授業の進みが速く、いくつかの教科でついていけなくなった。

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さらに困ったのは定期テスト。
単元ごとにテストする小学校とは違い、中学校では学期ごとに複数の単元がまとめてテストされる。
問題数も多く、より難しい内容のテストに驚いたこうめさん。
初めての数学のテストは35点。小学校のときはいつも80点以上だったため、ショックを受けた。

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うめさんは次のテストでは挽回してほしいと考え、「勉強しなさい!」と声をかけた。
しかし、こうめさんはゲームやパソコンに夢中になってしまう。理由は「勉強のやり方が分からない」からだという。


専門家の情報
発達心理に詳しい、法政大学文学部心理学科教授の渡辺弥生さんからのアドバイス。

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勉強への対応のしかたのポイント
[1] 最初の定期テストは親も一緒に計画や目標を立ててあげる。
[2] 目標は「できそう、やれそう、やりたい」と思えるものに設定。例えばいつも60点の場合は70点を目指してみよう。
成功体験が積み重なると、さらにやる気がアップする。
[3] 比較対象は他人ではなく、少し前の自分。「前の自分より伸びてきた」という気持ちを経験させてあげることが大事。


尾木ママからのアドバイス
・順位付けなど他人と比較するようなテスト結果の通知もある。でも、勉強への向き合い方については家庭での価値観を持つことが大切。


◇中学の学習に備える授業◇
広島県呉市では、2007年から市内全ての小中学校で「小中一貫教育」に取り組んでいる。
取り組みの一つが、小学校の授業に中学校の先生が出向いて行う「乗り入れ授業」
小学校の学習が中学校にどうつながっているのかを体験させている。

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この日の学習は、小6で学ぶ単元「資料の調べ方」を使って短距離走の代表選手を選ぶというもの。
子ども達は過去の記録の「平均値」を比較すれば選手を決められると考えた。

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しかし、平均値はすべて同じ!ここからは、中学を意識した学習(求めた値を活用する学習)を体験。
子ども達は、どの値に注目すれば選手を決められるか、データを分析していく。

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子ども達から出た意見は・・・

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答えはBとEに分かれた。
先生は子ども達にこう伝えた。
「答えははっきりしない。何に視点を置くか、何で判断するかによって答えが変わってくるということを体験してほしかった」「平均値が全てじゃない。今日の考え方が中学の学習に生きてくる」
子ども達はこうした授業を通して、中学の学習に興味を抱くようになってきているという。

ホゴシャーズの感想
うめさん「長女の定期テストでも、論理的な問題が多い。小学校から段階的にやっているのはすごくいいと思う。」


<呉市の小中一貫教育について>
▼内容
・乗り入れ授業の他にも、小学校高学年からいくつかの教科で担任制を導入している。
・生活面では小学生と中学生が一緒に行事に取り組む異学年交流を行っている。

▼成果
・全国学力・学習状況調査で全ての教科で呉市の平均正当率は全国を上回る。(小6・中3)
・中学1年生の不登校生徒数が減少している。


尾木ママの意見
・制度としてやれているのが素晴らしい。どんどん進めていってほしい。
・一方で、従来の小学校6年、中学校3年の区切りも魅力。6年生が最上級生として1年生のお世話などをすることで、急激に成長を遂げることもある。



◇ネクタリンさんの体験 生活面でのストレス◇
小学生のときは明るい性格だったネクタリンさんの娘。しかし、中学入学後、部活で疲弊し口数が少なくなっていった。

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さらに、洗濯物を出すなど家庭での決まりごとが守れなくなる。
そんな娘に対し、ネクタリンさんは「中学生なのに」と厳しく叱るが、次第に、娘は自分の部屋に閉じこもるように。
その後、久しぶりにネクタリンさんのそばにやってくると、不安な様子で「私、部活で嫌われているかも」とつぶやいた。
娘に何が起きているのか知りたいと、部活を見に行ったネクタリンさん。

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そこで目にしたのは、レギュラーになりたいと必死に争う部員たちの姿。
誰かがミスをしても励まし合うことはなく、張り詰めた空気が漂っていた。

娘の状況を理解したネクタリンさん。娘に「ごめんね。あなたのつらさを分からなかった」と謝った。
そして、娘に対して口癖だった「でも」をやめ、共感する姿勢に変えた。
すると、娘は次第に日々のことを話してくれるなど口数が増えていったという。


渡辺さんの見解・アドバイス>
・中学生は色々な人の気持ちを考えられるようになるので、その分悩みが増える。だから、まずは「中学生は悩む時期」と意識することが大事。
・小学生のときのように素直に会話に応じてくれないことも増える。その場合は、「映画行かない?」や「散歩しない?」のように、“対面”ではなく“横向き”で話せる関係を目指す。

品川さんの感想
・中学生になるにあたり、さまざまなことでまずは親が判断しなければならないことがある。その覚悟は決めている。

尾木ママからのアドバイス
・子どもが中学生になると仕事を始める親も多くなる。しかし、目を離さず意識的に見てあげることが大事。子どもの気持ちに共感する姿勢を大切にして欲しい。



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2021年04月03日 (土)

今だからこそのPTA!<番組内容>

新年度1回目のテーマは、“PTA”!
期待に胸膨らむ新学期だが、保護者にとってはPTAの役員選出など、悩みも多い。

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しかし、去年はコロナ禍の影響でほぼ全てのPTA活動がストップ!
毎年“やらなきゃいけない”と思い込んできた様々な活動が、実は“やらなくてもよい”ことが分かった!
今こそ「子どもの幸福な成長のための団体」というPTA本来の意義に立ち返り、あり方を見直すチャンス!

スタジオには、PTAに悩むホゴシャーズが集結。専門家も交えて、尾木ママこれからのPTAについて考える。

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◆PTAは任意の団体 加入するもしないも自由
・・・なはずなのに、
チャボさん「初めての時は入って当たり前の組織だと思っていた。いまだに(加入しなくてもいいとは)知らない人がいっぱいいると思う」
ペガサスさん「私にとってPTAは、やめることも縮小することもできない、けれど続いてしまっているという意味で『燃えて無くなればいいなぁ』と思う団体!?」

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▼ここに「PTA会員が減ってしまった!」というホゴシャーズが登場。

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ウッカリカサゴさんのピンチ!
*去年、PTA活動の見直しで、加入の意思確認を改めてしたところ、会員が6割に減ってしまった… さあPTAは、大紛糾!
*PTA会員にならないということは、会費も出さない。そこで、様々な議論になった。
*一番困ったのが「卒業生にあげる記念品」。毎年、PTA会費から出してきたが、6割の会費で全員には難しい…

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*そこで、ウッカリカサゴさんたちは「有志の会」を立ち上げた。
*会費も別に集めてのボランティア活動だったが、ほぼ100%の保護者が参加。
無事に卒業生全員に記念品をあげることができた。

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ウッカリカサゴさん「今やっている事が、子どもたちのためになるんだと実感していたので。やっていて楽しかった」
*PTAとほぼ同じ活動でも、意義や目的がハッキリしていればみんな参加してくれるのだ。


しかし、仮にこれをPTA本体でやろうとしたら…
◆会費を出した人と出してない人との不公平感はどうする?


【専門家のアドバイス】
▼長年PTAの取材を続け、自身も子どもが保育園から高校までPTAを経験するジャーナリスト・大塚玲子さんによると、

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「PTAは任意の団体なので入らない人もいる。しかし、子どもは全員ひとしく支援の対象者。
もしPTAが記念品をあげるのなら、全員に必ずあげるというのが筋。
しかしもう一つ、「記念品をあげない」という選択肢もあることを忘れないでおこう」


◆PTAが変わらないのはなぜ?
そもそも、なぜPTAは長い間変わらない?

ウッカリカサゴさん「初めてやった時『もう決まっている事だから』と言われ、変えようもなかった。前年踏襲でいけばみんな文句ないでしょう?って」
ペガサスさん「文化祭にPTAからかき氷をふるまう慣習がある。先生もフランクフルトを焼いて代休もない。これこそ無くしていい仕事なのでは?」
チャボさん「夕方の見回りも、やってみたら皆で喋りながら歩いて戻ってくるだけ。やめたらいいと提案したが、なくならなかった」


【専門家のアドバイス】

大塚さん「PTAが変わりづらい理由の一つは前例踏襲。これまでのやり方を変えるのは手間暇かかる。みな忙しい中、『去年通りやっておくのが早いよね』となりがち」


*また、地域とのつながりも悩ましい要因だ。
チャボさん 「役員をやると地域との関係が忙しくて、時期によっては毎週土日何かある。それを知ると、会長はやりたくないと思う人もいっぱいいると思う」



◇ピンチをチャンスに、PTA改革に挑む小学校
横浜市立日枝小学校でも、去年はコロナ禍でPTAの活動がストップした。
校長住田昌治さんは大改革を提案!

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住田校長「一度立ち止まってPTAとは何か考えるチャンス。コロナの前よりもっと良いものにするための変革だ」


▼教師と保護者が検討を重ねた結果、生まれたアイデアは・・・
・PTAという名称を変更。
・会長などの役職も廃止。
・すべての活動を見直し、「できる事をできる人ができる時にやる」というボランティア制にする。
・そのまとめ役に「こーでぃねーたー」をおく、というもの。

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チャボさん「まさに、ここから必要なことだけ積み上げていくのがいい!」


しかし、ここでまた新たな疑問が・・・
▼「ボランティア制度だけで、PTAは存続できるのだろうか?」

スタジオには、その問いに答えるホゴシャーズがいた!

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◆スタジオもどよめくヤマアラシさんの改革!
*イベントごとに、そのつどやれる人を募集する「サポーター制」にした。その上で・・・

ヤマアラシさん「例えば、お汁粉を配るイベントに8人必要と言う時に『もし8名集まらなかったら、このイベントはやりません』と、すっぱり決めている。集まらないのは保護者がやらなくていいと思っているという事なので、やるべきではない」

*イベントのお知らせや募集は、負担の大きいプリントの配布ではなく、メールでできるようにヤマアラシさんがシステムを構築。
*応募状況がWeb上で分かるので、追加の声がけもしやすい。サポーター制度は、メールの仕組みとセットにすることが肝心だ。
*この方法で、過去1回もイベントが中止になった事はないという!

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尾木ママ「リアルタイムで状況が見えるので、このシステムは自分たちを客観視できる」

【専門家の意見】
大塚さん「今までは、「やる」の一択だったので“やらされ感”が出てしまうが、『集まらなかったらやらない』と言われる事で、どうする私、やる?やらない?と考える。主体的に決めれば、楽しいと思う」



▼メール機能を持っていない人がいる場合は?
*総会の開催など重要な情報は印刷して出し、イベントの告知や人の募集は(メールを受け取れない人がいても)メールで行う。

ヤマアラシさん「「全員に必ず」みたいなものを捨てました」
尾木ママ「漏れた人には、周りが知らせてあげればいいわね」



◆さらには、会長を3人に!
*会長は責任も重いし忙しい。そこで会長を3人に。
*「学校と会話をする担当」、「渉外担当」、ヤマアラシさんは「ITと改革担当」の会長というふうに、三人の役割分担を決めたので学校とも話がしやすい。
*ポイントは、「得意を持ち寄る」こと。

ヤマアラシさん「自分はITの仕事をしている。保護者はたくさんいるので得意な人がやるといい」



◇住田校長の考える「これからのP T A」

住田校長
「本当に大事なのは、PTAに関わっている人がみんな生き生きワクワクしていること。その雰囲気の中で子どもたちがよくなっていく」
*そこで使っているのが、丸い形にしたホワイトボード・エンタクン。
*教職員と保護者が膝の上に乗せて囲み、思い思いのことを書きながら、子どもと学校の未来について話し合っていく。

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住田校長「子どもたちをどんな子に育てたいのか。そのために何をすればいいのか、ということを気軽に話すことが必要。
そしてPTAには今後、子どもたちにも参加して欲しい。
地域と“チルドレン”を加えるということで、PTCCAに。

子どもが、自分たちの学びの環境を自分たちで作っていくことができれば、よりダイナミックなPTA活動になるのではないか」

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【専門家のアドバイス】
大塚さん「PTAという姿に拘らず、なにが必要かというところから逆算して活動内容を考えていくといい」

【尾木ママのまとめ】
尾木ママ「大事なのは『子ども達が主役』ということ。そこに大人が寄せてもらうような発想が、これからは期待されるでしょう」

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2021年03月27日 (土)

ウワサの保護者会スペシャル「学びの地域差 学生のホンネ」<番組内容>

 今回の「ウワサの保護者会」は特別編!
「学びの地域差 学生のホンネ」として、54分の枠で放送。

「いま、学びを守ろう。」キャンペーン
https://nhk.jp/manabitai

キャンペーンのホームページに寄せられた「地方であるがゆえの悩みや苦労」について話し合った。


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テーマは、「学習機会」「ICT環境」「経済的負担」「地方では将来についての情報が少ない」の4つ。

・参加してくれたのは、北海道から沖縄まで全国の高校生・大学生、24人
・ゲストは栃木県出身のタレント 井上 咲楽さん、
 IT企業経営者 合田 文さん、
 子どもたちを支援する 李 炯植さん(NPO法人 Learning for All代表理事)、
 教育格差を研究・発信する 松岡 亮二さん(早稲田大学准教授)。

 

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★「地域での学習機会」について 学生が感じること

・地元の電車が1時間に1本あるかどうか。送り迎えにかかる親の負担を考え、塾に行かずに受験を乗り越えたが、塾に行っていた友だちは希望の大学に受かっている子が多く、差を感じた。(岐阜県在住 高3 女
・地元に進学塾はあるが、隣の県の都市に比べると、いい塾が少ない(群馬県在住 高3 男
・家の近くに図書館が1つしかなく、開館の40分前に行っても、100人以上並んでいて入れないということも。(広島県在住 高3 女


●学生たちが感じているこの地域差について 教育格差を研究している松岡亮二さんは・・・
「社会経済的地位」(親の世帯所得や学歴、職業など)と「地域」「性別」
この3つによって、本人には変更できない初期条件によって教育達成に差がある。
この差は、戦後ずっと続いてきている。
学生のみなさんが感じている差は、家庭の経済的なものと、親が大学に行くべきと思っているかどうかとプラスして、地域で(塾などの)リソースが少ないというものが常に重なっている

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★一方、環境の差について「しかたない」と感じる声も…
・生まれた環境で格差が出てしまうのはしょうがないと思う(神奈川県在住 高3 女
・小さな格差は、いずれは大きな差になるのでは。自分の夢をかなえるため、希望が通るためには、環境は大きな差につながると感じる(静岡県在住 高2 女
・プログラミングを学べる場所が地元では少ないので、しかたなく独学で勉強をした。東京は人も多いし、日常的に浴びられる情報の質や量が圧倒的に違う。
夢に向かって飛び立ちたいときに、青森県だと夢に飛び出すための滑走路が短く、自分で滑走路が長い場所に行かなきゃいけないと感じる。(青森県在住 高3  男


●差があることそれ自体は防ぎようがないことだが「取り除くべき格差は絶対ある」と語る 李 炯植(り ひょんしぎ)さん
教育格差の要因である貧困や虐待などを「取り除くべき格差」として子どもたちに無償の学習支援や、居場所支援などを行っている。
環境を大人や社会が用意すれば、子どもたちの可能性は変わることを実感している。
一方で、夢を諦めざるを得なかったり、色んな不利益を被ってる人は多く、本人がどれだけ努力しても「与えられたスタートライン」が違い過ぎる現状がある。
これは「取り除くべき格差」だと思うので、社会がきちんと取り組んでいくべき。

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●VTR取材でとりあげたのは・・・
★地域による教育の差を埋めるツールとして期待されている「ICT環境」。
その事例として、5年前からいち早くICT環境の整備を進めた、愛知県の豊根村を取材。
自治体での導入までのいきさつや、学校でうまく学びに活用する方法などについて考えた。

★地域で感じる「経済的負担」については、上京する大学生のために、学生寮を提供する民間の支援団体「あしなが育英会」を取材。
学生への金銭的支援・居場所支援について、利用する学生の声を聞いた。
「あしなが育英会」・・・病気や災害で親を亡くしたり、親が重度の障害がある高校生や大学生を支援している。

★さらに「地方では将来像をイメージしにくい」「将来についての情報が少ない」という不安の声については、京都府京丹後市の「ルーツ」を取材。
「ルーツ」・・・市の委託事業として去年10月にオープンし、街を出たい高校生も残りたい高校生もその将来を応援してもらえる場所。相談員が1人ひとりに寄り添って情報をくれる。



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●4つのテーマで 学生の声に耳を傾けた感想は・・・

合田 文さん「大人たちも学生の意見を吸い取って、政治や仕組み作りに生かしたりギブアンドテイクなんじゃないかなと感じた」
井上 咲楽さん「地域で思考が狭くなっちゃうところだけ、もったいないと感じるのでいろんなものに触れていくチャンスは平等にあって欲しい」
尾木ママ「学生側は、不満や怒りの気持ちは、声を上げていかなきゃいけない。我々は、子どもの声をしっかり聴いて、子どもとパートナーシップでコロナの時代をどう乗り越えるかというところに、踏み出すことが重要。」



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END




 

 

 

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2021年03月06日 (土)

父が知らない娘のホンネ<番組内容>

今回は、ピーナッツさんという5人の娘を持つお父さんのお悩みをじっくり取材してみると・・・
娘3人の口からは、親には言いづらいという本音が飛び出した。

ゲストの つるの剛士さんと、鴻上尚史さんとともに、考えます。

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A)次女・小学5年生の娘についてのお父さんの悩みは2つ。
1、姉妹の中で、一番反抗的な態度をとる
2、好きなキャラクターにお金をつぎ込んでしまう・・・。

親の目から見ると、「今は熱い思いでも、いつかは飽きるんじゃないかな、もったいないんじゃないんかな」と思い、「貯金したら」とアドバイスをする。

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●娘さんに話を聞いてみると・・・

1、一番反抗的な態度をとることについては
「はい分かりました」っていう感じにできない。
ちょっとなんか、気に入らないときがある。
ムカつくしかない。でもなんか親に強い口たたいたら怒られるから、ちょっと嫌だな。
(態度を)直したいけど、なんか直せない。

2、キャラクターを集めていることについては
(思春期のもやもやした気持ちを)グッズを見ることで癒される。
(嫌なことを忘れて)かわいい、ってなる。
その気持ちを、お父さんに言っても、分かんないかなと思う。
でも自分の中では、これが一番楽しいお金の使い方。


●3人からのアドバイス

つるの剛士さん
・思春期の気持ちを「なんだかよく分からない」って言っていたが思春期ってたぶんそういうもの。自分もコントロールできないから、ましてや親がコントロールなんかできるわけない。

鴻上尚史さん
・「ムダになるから」とか言ってたら、ダメ。
・人生相談の連載をやっていて、一番悲しいなと思うのは、「なんにも興味を持てないんです。
それで大人になりました。ハマったことはなにもありません。どうしたらいいでしょう。」という悩み。ハマってることは素敵なこと。

尾木ママ
・特に10歳を超えると、女性ホルモンが、火山が噴火するように爆発する。
脳だけではなく、心も体ももうグラグラになって、その変化に、自分自身がついていけず、意図せずにイライラする。一番つらいのは、子ども自身。
そんな時に、「貯金しなさい」「使い過ぎ」というような正論をぶつけても、通用しない。
・お金の使い方について話す時は、子どもの好きなキャラクターとは、切り分けて、一般論として話す。一緒にして話すと、子どもは「好きなキャラクターを否定された」と受け取ってしまう。切り分けて、例えば、ニュース番組を見ているときに、ネット詐欺の話題などをきっかけにして、「高額で売っている商品が安く売られたりしてると、それは詐欺の危険もあるよ」などと話して、見極める力をつけることが大事。

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B)三女・小学3年生の娘についてのお父さんの悩みは2つ。
三女は、上2人が塾や習い事で家にいないときに、下の2人の面倒を見てくれる、しっかり者!
しかし、そんな娘が最近、お父さんにとっては「ささいなこと」で怒るという。

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1)例えば、姉2人に消しゴムをたまたま買って帰ったら、「私にも消しゴムを買ってきて欲しかった!」と、突然怒られたそう。
2)また、お父さんが妹の面倒を見ているとき、話しかけてきたみこさんに、「後でね」と言ったあと、しばらく時間がたってしまい・・・
「後でって言ったじゃん!」とまた、怒られた。

お父さんとしては、5人の娘を平等に扱っているつもり。
年に1、2回ずつ、1対1でテーマパークなどに遊びに出かける日も作っている。


●しかし、娘さんに話を聞いてみると・・・
(お父さんと、1対1でゆっくり話してる時間について)
「そんなにない。一番上のお姉ちゃんがもう中学生だから、いろんなことがあるから、基本的に、妹たち2人とお姉ちゃんの話が結構多い。
(話を聞いてもらいたいときはどうするの?)
「ガマンする。小さいの子のほうが優先的になっちゃってるから。
妹たちのほうがまだ小さいから、小さい子のほうの話を聞いてあげたほうがいいのかなって思うから、そういうのはガマンできる。」

生活の中で、もっとお父さんと話したいのに、日々ガマンしていた娘。
(お父さんのことをどう思っているのか聞いてみると・・・)
「一緒に遊んでくれて、面白いことをしてくれたり、たまには抱っことかもしてくれます。」


●3人からのアドバイス

つるの剛士さん

・家庭の中で、一番空気を読みますよね。きょうだいの真ん中は。うちも同じ。

鴻上尚史さん
・一人ずつ、テーマパークに連れていかれるのは本当素晴らしい。
・でも、二人だけに消しゴム買ってしまったのは、これは「やってしまいました」ね。「たまたま」今二人いるから、という状況でも、全員に買うべき。
・今日ピーナッツさんは、娘が我慢していというSOSを聞いて、よかったと思います。

尾木ママ
・3人子どもがいる場合は「平等にしているよ」だけでは、足りない。
一人一人全員に「あなたの事が一番好きなんだよ、大事にしてるんだよ」ということを言葉でも態度でもしっかり伝えよう。全員に「一番」と言っていい。一番がね、5人もいるわけないけれども。

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C)長女・中学2年生の娘についてのお父さんの悩み
1、家で全然勉強せず、成績がなかなかあがらない。来年は受験だし、自分から勉強に向かっていくところを見たい。
2、「勉強して!」と言っても、「わかってるよ!」と反抗的な態度をとられ、勉強してもらえない。

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●娘さんに話を聞いてみると・・・
・家で勉強しないことについて
姉妹の人数が多いから、ケンカも多いし、言いあいとか結構すごい。
楽しいけど、ガヤガヤしてる感じが結構あるので。勉強もあまり集中してできない。
塾に行っていて、塾では集中できる。

・反抗的な態度をとることについて
自分的に言うと、友達と比較しても、あまり、反抗期はないほうだと思う。
お父さんと仲いいし、悪いところや直してほしいところもない。
お父さんが、塾の塾の送り迎えをしてくれる、「1対1の時間」が大好きで、好きな人や気になってる人の話もする。


●3人からのアドバイス

つるの剛士さん
・当時塾に通っていた長男に、「そんなに勉強しないんだったら、もう塾辞めなさい」って言い、「逆にパパが代わりに行く!」って言って、その塾に自分自身が行った。
すると、勉強が楽しくなってきて、「僕も40になって、勉強が楽しくなっているから、まあいつかは勉強楽しくなる時来るんじゃないかな」と思い、それからもう子どもたちに勉強しなさいって言わなくなった。すると今、「勉強しろ」と言わなくても、やってるかもしれない。

鴻上尚史さん
・子どもは「親が言うこと」ではなく、「親がすること」を真似するの。
・親が何かに興味を持って、本を読んでたりすると、子どもは読むようになり、勉強するようになる。
・うちは、僕は1回も「勉強しろ」って言った事ないけれど、それは僕が、家でずっと原稿を書いて本を調べて、とやっているから。
ピーナッツさんも、家で勉強しようと、何か始めると、娘さんは分かってくれるのでは。

尾木ママ
・思春期の子どもに、命令的な声かけはダメ。
親が危機意識を持って「勉強しろ」言っても、子どもがその危機感にはなってない。
子どもの危機感をベースにして、話し合うことが大事。

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最後に、尾木ママからのメッセージ
1日5分でもいいので、日常の中で努力して、隙間時間を見つけて子ども一人ひとりと向き合おう。
1対1で向き合った関係の中で、子どもは親の愛情を感じる。
これが、思春期のすごい支えになる。



END

 

 

 

 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | 固定リンク


2021年02月27日 (土)

どう育む?自己肯定感<番組内容>

今回のテーマは、「どう育む?自己肯定感」

番組には、「どうせ私なんて…」と言ってばかりのわが子が心配、いつもクヨクヨして将来が不安…などのお悩みが保護者から寄せられた。
そこで!子どもが前向きに生きられるコツを専門家と一緒に考える。

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尾木ママの解説「自己肯定感とは…」
自己肯定感が高いと、「ありのままでいい」と自分のことを愛せるようになる。
子どもたちの人生を左右するほど重要なもの。


●親子・家族問題に詳しい 大日向雅美さん(恵泉女学園大学 学長)の解説
国際比較調査で、諸外国と比べて日本の子ども・若者は自己肯定感が低いという結果が出た。
国民性の違いもあるので、そこまで気にする必要はないが、
・「うまくいくかわからないことにも意欲的に取り組める」
・「自分の将来に希望が持てる」
といった内容の項目が低かったことは心配。(※2013年「子ども・若者白書」の調査より)

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ホゴシャーズたちのお悩みは・・・

【1人目の相談者 しゃちほこさん】
しゃちほこさんは、中学1年生の娘が、ささいなことですぐ思い悩んでしまうことを心配している。

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しゃちほこさんは何かと声を掛けるが、娘はほとんど反応してくれず、部屋にこもりがち。
イラっとして、つい口調がキツくなってしまうこともあるという。


大日向さんのアドバイス
しゃちほこさんの娘さんは、正しく思春期を送っている。
「(学校で)うまくやりたい」という自分のイメージがある一方で、「自分はできない」という客観的な認識も育っている。
そのギャップに苦しんでいるお子さんに対して「ダメ」と言うのではなく、「もう一歩を踏み出すための孤独な戦いをしている」と思えば、優しい言葉をかけられるようになるのでは?


子どもは、親の関わり方をどう思っているのか?
しゃちほこさんの娘、ゆづきさんの本音は・・・

ゆづきさん(中1)
しゃちほこさんがしきりに干渉してくることに対して・・・

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「最近、部活どう?」「今日はどうだった?」などの質問は、答えにくいからやめてほしい。
・悩みごとに対していつもアドバイスをしてくれるけど、それが自分にはできないことだとかえって自信をなくすこともあるので、話を聞いてくれるだけでいい。



子どもの自己肯定感を育むために、親はどうあれば?

尾木ママのアドバイス
話しを聞いて相づちを打ってくれる、つまり「共感してもらえる」だけで、子どもは元気や勇気が出るもの。
「共感力」は親の秘密兵器。

大日向さんのアドバイス
最初は完璧にできなくていい。子どもに対して上手な接し方ができたり、できなかったりを繰り返しているうちに、らせん階段をのぼるように、いつのまにか良い親子関係になっていくと思う。



【2人目の相談者 うしさん】
うしさんは、小学5年生の娘を褒めて育ててきた。おかげで自己肯定感は高めになったようだが、あまり努力をしなくなってしまった。
たとえば学力テストで、もうひと頑張りすればもっといい点数がとれたのではと思っても、「頑張ったからこれでいい!」とすぐに満足してしまう。

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うしさんは、娘が悔しがったり、再チャレンジしたりする気持ちをもたずに成長するのではないかと、不安に思っている。


尾木ママのアドバイス

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子どもが頑張ったことを認めてあげて、結果的に自己肯定感が高まる、というのは間違っていない。
ただテストなどで、何が足りなかったかを親子でチェックしてみることは大事。


大日向さんのアドバイス
「自己肯定感が高まるから」「やる気をもってくれるから」など、目的をもって褒めていたとしたら、それは変えた方がよい。
褒めるときは素直な感動を伝えて、その先を求めないことが大切。
親の思惑を見透かされると、子どもの信頼を損ねてしまう場合があるので要注意。

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でも親としては、子どもが悪い所を指摘されて落ち込んだり、挫折や失敗をしたりすることで、自己肯定感が下がってしまうのではと心配になるが・・・


大日向さんのアドバイス
生きていく上で、失敗や挫折を経験するのは大切なこと。そのとき、親や家庭が、子どもの「安全基地」であるとよい。「安全基地」とは、「ダメな私でも、失敗した私でも、すべて受け入れてくれる場所」。
子どもは、その中で自分なりに自己肯定感を高めていける。



親が変わることで子どもが変わった

シバヤギ家のエピソード】
子どものあるがままを受け入れる「安全基地」によって、うまくいった親子がいる。
シバヤギさんと小学5年生の三女、コヤギさん。

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元々活発で明るかったコヤギさんは、小学2年生のとき、学校で仲間外れにされたことをきっかけに、自分を否定するような発言をするようになった。

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しかし、母のシバヤギさんは当時、仕事と家事に追われ、時間的にも精神的にも余裕がもてず、娘の悩みを真剣に受け止めることができなかった。

すると、コヤギさんは、しだいに泣いて暴れるように。

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その姿を見て、「私が変わらないといけない」と思ったシバヤギさん。
まずはコヤギさんを抱きしめ、これまでのことを謝った。
そして、毎日夕食の前に時間を作り、コヤギさんの話をただただ聞いた。

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その後、自分が明るく変わるよう努め、コヤギさんに接するようにしたものの、当初は信頼関係が崩れていたため、手をはねのけられる日もあったという。
そうしたトライアンドエラーを繰り返しながら、少しずつ関係を作り直していった。
さらに、一緒に楽しむ・一緒に笑うことを心がけ、絵が好きなコヤギさんと紙芝居サークルに参加したりもした。

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すると、しばらくしてコヤギさんに変化が訪れた。
ある日、部屋のホワイトボードにコヤギさんが書いたのは・・・

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その意味は「笑顔になりたい」。
これまでずっと押し込めていた感情を、素直に表現できた瞬間だった。

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コヤギさんは、今では自信がつき、周りに何か言われても気にしないようになったり、友達とコミュニケーションが取れないときも距離をとってうまく付き合えるようになったりしてきたという。


尾木ママのアドバイス
コヤギさんにとっての「紙芝居サークル」がそうだったように、地域との繋がりなど、家庭や学校以外の居場所が、「安全基地」となることもある。
そこで感謝されたり、やりがいを感じたりすることで、子どもの自己肯定感が育ってくる。


大日向さんのアドバイス
保護者自身が、自分のつらい気持ちや弱さを正直に認め、あるがままを受け入れて自己肯定感を育むことも大切。
子どもは、親がそのように揺れている姿を見ながら、自分の自己肯定感を育んでいく。
親子で一緒に自己肯定感を育んでいきましょう。

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END




投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | 固定リンク


2021年01月30日 (土)

ゲームとどうつきあう?<番組内容>

子どもがゲームばかりして困る!とお悩みの保護者は多いのでは?
でも、子どもたちに聞くとゲームで「成長を感じる」「コロナで友達と会えないときもオンラインで遊べて寂しくない」などの言い分が。児童精神科医の関正樹さんとともに、子どもたちのゲームへの思いを知り、上手なつきあい方を考える。


保護者のお悩み「キレやすい!」「勉強しない!」

マルベリー
さん
の3人のお子さんは皆ゲームが大好き。マルベリーさんは、長男のそうたさん(小5)に、「ゲームも勉強もメリハリをつけてできるようになってほしい」と一日のスケジュールを決めさせている。しかし予定通りにいかないこともあり、ゲームを取り上げると、そうたさんは怒る。

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マルベリーさん
・「うっせえ!ババァ!」などとキレる。中毒性があるのではと心配


ハナモモさんの長女なぎさん(小2)もゲームが大好き。今はホラーゲームに夢中。比較的ゲームを自由にさせているナモモさんだが、ゲームと引き換えでないと勉強をしないことが心配だ。

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勉強とゲームの関係は?

関正樹さん(児童精神科医)
・ゲームをするということと勉強をするということは、本来全く別のもの。出されている勉強の課題がバランスが良いかどうかを検討し、ゲームは引き合いに出さないほうが、勉強がより好きになる方向にいく
・「宿題が雑になっているよ」などの指摘はしないほうが良い。人はネガティブな指摘をされると嫌な気持ちになり、「直したい」とはならないから
・嫌な宿題を頑張ってやっていることを「えらいね」と言った方が宿題が苦でなくなり、雑さが少なくなってくる そうした方がいいサイクルになっていく

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キレやすくなるのはなぜ?

関正樹さん(児童精神科医)
・好きなものを取り上げられると怒りが誘発される たとえば大人が友人とランチに行く時間をパートナーから取り上げられた時など、「なんで?!」と怒りがわいてくると思う
・「お母さんは僕の好きなものをわかってくれない」「いつも否定する」といった考えが怒りにつながり、結果として暴言や地団駄をふんだりということに



ゲームのどんなところに惹かれるのか?
ゲームに惹かれる気持ちについてマルベリーさんの長男そうたさん(小5)に聞いてみた。

そうたさん(小5)
・自分が主人公になって冒険したり、現実にはできないことができたり、自分が中心
・自分にとってゲームは現実逃避の道具 ただでさえストレスが溜まっていて逃げ場になっている
・お母さんにはゲームのことよりもストレスを理解してほしい

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マルベリーさん
・「ストレスを抱えている」と言うとは思わなかった 気持ちを聞くと、私もちょっとゲームに対する考え方って変わってくるかなと思う

さんによれば、子どもにとってゲームは「楽しみ」であるだけでなく、「苦痛の緩和」としての役目や、「放課後にみんなで集まる公園のようなコミュニティー」としての役割があるという
そんなゲームについて親子ともに納得できるルールを作るには、親もゲームを知る必要がある



ゲームの種類によって区切れる(やめられる)ポイントが違う
・対戦型ゲーム:撃ち合い、レーシングゲームなどは1試合終わったところ
・街や建物を建造するゲーム:区切りがない 「今日何をやりたいか」事前に計画を立てておく



ゲームばかりでなくリアルも充実させたい!
ジュゴンさん
・ゲーム内で畑を耕す次男に、「そんなのやってないで家の庭の雑草抜いてよ!」と言いたくなる

尾木ママ
・アクティブな生活スタイル、自然環境からワクワクするような興奮が得られれば幅が広がる

関正樹さん
・余暇活動の充実は大事な視点 好きなゲームによって好む余暇活動も異なる
・何かを作り出すゲームが好きな子はキャンプを好む傾向
・戦闘ゲームを好む子は人との競い合いが好きなので競争するような活動を探す
・ハマれることを見つけていくことが大事


ゲームばかりの日々からリアルに興味が広がったあおいさん
はやぶささんの長男あおいさん(高1)は小学5年生の頃、中学受験を頑張るも様々なストレスから不登校になり、ゲームばかりの日々を過ごしたことがある

あおいさん
・自分だけ学校行けてない。親からも責められる。苦しい状況を忘れたい。そんな気持ちでした。
(あの時)ゲームがなかったら今この世にいない

はやぶささん
・最初はゲームに制限をかけていたが、ゲームをやっていないときすごい葛藤で泣いていたりする
・見てる方もつらいが彼はもっとつらい だったら任せてやりたいだけやらせようと腹をくくった

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ゲームを親に認められると心に余裕が生まれ、他の事にも関心が向くようになったあおいさん
今は、両親が通うダンススクールの動画配信を引き受けている。ゲームを足掛かりに、あおいさんの世界は少しずつ広がっている。

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関正樹さん
・オンラインゲームのコミュニティがいったん小さな居場所となる。それを家庭が認めると、小さい居場所と家庭はちゃんとつながる
・すると居場所はちょっと広がり、安心できる土台の上にチャレンジができるようになる
・リアルに関心が広がるのは「どこに行くか」より「誰とつながるか」。その「誰」の最初は家族
はやぶささんあおいさんを肯定的に見ることで、「誰とつながるか」の第一歩をすごく一生懸命にやられたのだと思う


全体を振り返って
ハナモモさん
・ルール作りに関して改めて子どもと話し合って我が家の一番いいスタイルをつくりたい

マルベリーさん
そうたの「ストレス」という言葉が刺さった。今彼が現実に抱える問題について話し合い、そのうえでゲームについて話を深めていけたらと思う

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尾木ママ
・昔はゲームはダメだと思っていたが、コロナ禍で友達とゲームでつながりあうことは大きな役割を持っていた。大人がどう環境を整えていくか、考えていく必要がある


ゲームのこと。まずは子どもと話してみませんか?何かヒントが見えてくるかも。



END 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | 固定リンク


2021年01月23日 (土)

いつから始める?性教育<番組内容>

今、子どもの性教育が注目されている。

その背景には、子どもの性被害防止への関心の高まりや、学校の性教育に不安を抱く保護者のニーズがあるという。一方で、アンケートをとってみると「子どもに性について話すことに抵抗がある」「親が伝える必要があるのだろうか」という声も多かった。

保護者はどう向き合っていけばよいのだろうか?

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今回のゲストは、性教育の専門家・村瀬幸浩さん
もともと保健体育科の高校教諭だった村瀬さんは、およそ半世紀にわたって性教育に携わり、現在も講演や執筆活動を行っている。

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子どもに性について伝える試み
タツノオトシゴさん家の場合~

小2の娘と5歳の息子がいるタツノオトシゴさん。子ども用の本棚に性教育の絵本や漫画を置くなど、家庭で性について当たり前に話せるような環境をつくっている。

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実は以前、タツノオトシゴさんは生理中で体調が悪かった妻のじゅりさんに対して気遣えず、傷つけてしまったことがある。このとき初めて、性の知識が足りないことを自覚し、子どもたちにも正しい知識を持ってほしいと思うようになった。実際、子どもがお風呂で生理中の母の体調を気遣うなど、性の知識が伝わっていると実感することもあるという。

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<村瀬さんのアドバイス>
・子どもに性について質問された場合、否定したりごまかしたりするのはNG!とっさに答えが浮かばないときは、「いい質問だね、調べておくよ」と言って、後で調べてきちんと答えてあげるとよい。
・子どもが知りたいことと、大人が答えなくてはいけないと考えていることが、大きく異なる場合もある。「どうしてそういうことを聞こうと思ったの?」と、子どもの疑問に寄り添うことが基本。
・思春期を迎えると、性について親に聞かなくなる。子どもが質問をしてくるうちにしっかりと向き合うことで、「性について話してもいいんだ」と子どもが思える信頼関係を築くことができ、トラブル回避につながる。

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日本の性教育の現状は?
~海外と比べて~

日本と海外の性教育に詳しい埼玉大学の田代美江子さん
性教育の国際的なスタンダードとなっている、ユネスコの『国際セクシュアリティ教育ガイダンス』の訳者の一人である。

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日本の教科書は海外の教科書と比べて、性について学ぶのに必要な情報が足りていないという。
例えば、ドイツでは、8~10歳向けの生活科の教科書で、性交についてイラストや文章でしっかりと説明がなされているが、日本の学習指導要領には、「受精に至る過程は取り扱わない」との「歯止め規定」がある。

<田代さんの見解>
体や性は自分自身を形づくるもの。子どもが発達段階に応じて性について正しい知識を身につけることで、自分自身を大切な存在だと思えるようになる。すると、他者の権利も尊重できるようになり、よい対人関係にもつながる。
小さいうちから性をポジティブに捉える基盤を作ることで、深刻なトラブルを避けることができるようになる。


小学校における性教育の新しい試み

大阪市立生野南小学校の1年生の授業。
子どもたちは、水着で隠れる場所について確認した後、体の様々な部位を触られるとどんな気持ちになるかを考えていく。体を触られて嫌な気持ちになったとき、たとえ相手が身近な大人であっても「嫌だ」と意思表示をし、信頼できる大人に相談してよいということを学ぶ。

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<村瀬さんのアドバイス>
性犯罪の加害者にも被害者にもならないために、子どもにまず伝えたいのが「プライベートパーツ」、つまり「水着で隠れる場所(胸、性器、お尻)+口」のこと。
・そもそも体はすべてその人のものだが、プライベートパーツはその中でも特に他人が触ったり、触らせたり、見ようとしたり、見せたりしてはいけない部分。
・たとえ親であっても、お世話や看護で必要な場合以外に、子どもの性器やお尻をふざけて触ることは避けるべき。プライベートパーツを触ることが「好き」の表現だと教えてしまうことになりかねない。すると、体を触られても拒否できず被害者になったり、逆に相手が嫌がっているのに触ってしまい加害者になったりするリスクがある。


生野南小学校では、1年生から6年生まで「性・生教育」の授業が続いていく。
2年生では妊婦体験などを通して赤ちゃんについて学ぶほか、5年生では恋愛やDVについて、6年生では結婚や子育てについて考えていく。

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<性教育とは>
・性教育は自分と社会との関係について考えたり、人間関係をどう作るのかを学んだりするための重要な学び(尾木ママ)
・性教育は性器や性交についてだけではなく、家族とは何かというような大きなテーマを含む。そういうふうに考えて、勉強してみようかなと思っていただけると嬉しい。(村瀬さん)

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最後に・・・
<すでに思春期のお子さんがおられる保護者の方にも、村瀬さんからのメッセージ>
性教育を始めるのに、遅すぎるということはありません。親は子どもに対し「性についての疑問があったらいつでも聞いてね」と、子どもが安心して性の会話ができるという雰囲気や姿勢を示すことが大切です。そのうえで、性教育に関する本や、信頼できる性教育の動画やサイトを提示するのもよいでしょう。



END

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | 固定リンク


2021年01月16日 (土)

どうする?子どものSNSトラブル<番組内容>

ウワサの保護者会!今回は「子どものSNSトラブル」

今や、中高生はもちろん小学生もスマホを持つのが当たり前の時代となった。
そこで保護者を悩ませているのが、子どものSNSトラブル。

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子どもがSNSで思わぬトラブルに巻き込まれたときどうすればよいかを考える。


<尾木ママの意見>
・スマホ保有率は年々増え続け、子ども達にとってSNSは人間形成の場としても重要になっている。
しかし、子ども達のSNSリテラシーが追いつかずトラブル多発!親もじっくりと考えなくてはいけない。


<ホゴシャーズの悩み>
ネクタリンさん「自分が子どもの頃はなかったツールなので、具体的なアドバイスができない」
ユキヒョウさん「子ども(小5)にスマホを持たせたとき、トラブルに対応できるか不安」



◇子どものSNSトラブル[1] 息子がチャットで返信が遅いと責められた◇

ベルガモットさんの中2の息子はグループチャットで返信が遅いといつも責められていた。
自分にも事情があることを伝えるよう助言するが、状態は悪くなるばかり。

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悩む息子を見かねた父親は、結局スマホを没収するしかなかった。
息子はトラブルから解放されて安心したと話す。

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<ホゴシャーズの感想>
ネクタリンさん「子どもがスマホを取り上げられて安心したというのに驚いた」
ユキヒョウさん「子どもが困っていても、パッと取り上げることができるのか不安」


<尾木ママの見解>
・子どもたちの生活にSNSがどっぷりと入り込んできている
・スマホを取り上げたのは良い判断。いざというときは親が守ることが大切。



◇子どものSNSトラブル[2] “SNSいじめ”にあうことも・・・◇

カシューナッツさんの娘はグループチャットで中学1年から3年まで繰り返し悪口を書かれ続けた。

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親子喧嘩で偶然その事実を知ったカシューナッツさん。
しかし、話を聞いてなぐさめることしかできず、無力感にさいなまれた。

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カシューナッツさんは、どうしてSNSいじめに気付けたのか・・・?

カシューナッツさん「イライラした様子の娘と喧嘩が始まり、そこから話を聞いていくと娘が打ち明けてきた。」しかも「お父さんやお母さんに心配かけたくなかったから言わなかった」という。


<尾木ママの見解>
・親子喧嘩を通して偶然知ったというが、全然偶然ではない。必然となる、親子の信頼関係があった。だから、日常の生活の中の親子関係作ることが大切。
・信頼できる親子関係があれば、子どもからサインを出してくるはず。


子どもの変化に気付き、SNSでトラブルがあると分かったらどうすればいいのか?

◇「子どものSNSトラブル」に対して、親が注意すべきこと◇ 
<専門家の情報>
子どものSNSの問題に詳しい、兵庫県立大学環境人間学部准教授の竹内和雄さんからのアドバイス。

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[1] 1人で抱え込まない
先生やカウンセラー、いろんな人に相談をする。ただ、子ども自身が「こうしてほしい」という具体的な策を持っていることもあるので、まずは子どもの話を聞くことが大切。学校に相談する場合は、複数の先生に頼ることが重要。先生もまた一人で抱え込んでしまい、うまく解決につながらない場合があるからだ。

[2] SNS上で解決を目指さない!
文字だけでは自分の状況が十分に伝わらず、誤解がなかなか解けないことがある。
実際に会うことで、相手の抱えている事情がよく分かることもある。


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<尾木ママの見解>
・母親が弱気にならず覚悟を決めて動くことで、子どもの力にもなる。
・色々な相談窓口に頼ってほしい。解決の糸口は必ず見つかる。
・SNSトラブルの解決もリアルな“人との信頼関係”が基礎になる

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◇SNSについてのルールを作った学校◇

長野県にある松川高校にはスマホルールがある。
そこには「SNSに誹謗中傷を書かない」というルールも定められている。

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このルールを作ったのは、なんと生徒たち。きっかけは、学校がスマホの使用を禁止するかもしれないと告げたこと。授業中にスマホを触る生徒がいたためだ。そこで、吉村さんたちは学校側の動きを阻止するために、スマホのルールを作ろうと考えた。

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当時、同級生の間で度々SNSによるいじめが起こっていたことも、その理由の一つだった。
二人は、全校生徒を巻き込んで話し合いの場を作った。すると、実は、多くの生徒がSNSの誹謗中傷を目にしながら、何もできずにいたことが分かった。

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吉村さん「(誹謗中傷を)私も見た、俺も見たっていう意見はやっぱ出てきて、『変えなきゃ』って言ってる意見ももちろんいっぱい出てきた」
議論を重ねた結果、授業中にスマホを使わないようにすることだけでなく、「SNSの誹謗中傷もなくしていこう」という機運が生まれた。

ルールができて、およそ1年半。二人の志は、後輩達にも受け継がれている。



<尾木ママの意見>
・自分たちの問題は自分たちが一番分かっている。
ルール化し、それを守っていく事により学校のスマホ文化が根付いていく。
・トラブルを完全になくすことは難しい。だから、親子関係をどう築くのかが大事。
トラブルが起きても、相談しあえる親子関係があれば解決に向かっていく。



<SNSトラブルに巻き込まれた場合の相談窓口>

文部科学省 24時間子供SOSダイヤル(0120-0-78310)
都道府県及び指定都市教育委員会に相談窓口が設置されています。
24時間子供SOSダイヤル「0120-0-78310」に電話をかけると、お近くの教育委員会の相談窓口につながります。
夜間・休日を含めて24時間対応しており、子どもも相談できます。

警察相談専用電話(#9110)
全国の警察本部などに相談窓口が設置されています。
警察相談専用電話「#9110」に電話をかけると、お近くの警察本部などの相談窓口につながります。その場で専門の相談員が対応する場合や専門の担当部署をご紹介する場合などがあります。




END

 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | 固定リンク


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