番組内容

2020年07月11日 (土)

どうしよう...子育て方針の違い<番組内容>

今回のテーマは、「夫婦の子育て方針の違い」
勉強、しつけ、習い事など、夫婦の間で方針が違って、悩むことは多い。

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番組には、ホゴシャーズから「夫婦の子育て方針の違い」について、さまざまな悩みの声が寄せられた。
そこで今回、どうすれば解決できるのか、専門家にアドバイスを聞いていく。


大日向雅美さん(恵泉女学園大学  学長 子育て世代の夫婦の悩みに詳しい
・夫婦間で、子育て方針の違いがあるのは、当たり前。子どもがいない時はそれが新鮮なのだが、いざ実際に子育てをするとなると、子どもに与える影響を深刻に考える。そのため、パートナーを許せなくなり、笑えなくなる。

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【子育て方針の違いに悩む家庭・・・ゴンズイさんの場合】

ゴンズイさんは、中2と小5の男の子を育てるお母さん。年の離れた長女もいる。
次男が夢中になっているのは、パソコンでゲームをしたり、動画をみたりすること。
ゴンズイさんは、「家ではやりたいことをやってほしい」と考え、好きなことをさせている。
一方、は、ゲームを1時間やったら休憩させるなど「ルールを守らせたい」タイプ。

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長女が小学校にあがるころ、子育て方針を巡って衝突が起きた。
「忘れ物が許せない」と、「それぐらいしかたない」と思うゴンズイさん
大ゲンカに発展したこともある。

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ゴンズイさんとしては、が子どもに対して、愛情を持って口出しをしていると理解しているが、「もう少し口を出す回数が少なくてもいいんじゃないか」と考えている。
しかし、最近は衝突を避けるため、お互いにあきらめているという状態。


解決策
専門家の見解大日向雅美さん
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・お互いの考えや思いを出し合って、その考えに至ったプロセス(過程)を伝える。
※例)
ゴンズイさん「子どもに自由にさせたい」→「子どものころ、家庭が厳しかったのが窮屈だった」
「ルールを守らせたい」→「社会に出るために、ルールは守る必要がある」

パパとママが正直にぶつかる姿を見るのも、子どもにとって大事。
・暴力や、相手の人格否定はNG
・感情的になるのはいけないが、「感情を込めて人と接する」ことで、子どもの心が豊かになる
家族で一致させたいルールを、2つ~3つだけつくる。それ以外は違いがあったほうがいい。


尾木ママの見解
・子どもに関わるルールを作るとき 子どもも参加したほうがいい。

 

 



【子育て方針の違いに悩む家庭・・・うめさんの場合】

うめさんは、ゲームに賛成・反対で夫婦の間にすれ違いが続いている。
は、視力や、学力の低下などが心配で、「ゲーム禁止」の方針。
しかし、実はうめさんは、月に一度、自分の実家で、子どもたちとこっそりゲームで遊んでいる。
子どもにとって、ゲームをに秘密にしている状態がいいものか、心配。

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解決策
尾木ママの見解
・「ゲーム禁止」にこだわる理由があるはず。
・話し合いがうまくできていない背景がつかめるとよい。

専門家の見解大日向雅美さん
ともう一度向き合ってみては?
「1ヶ月に1回、うめさんの実家ではなく、家でやらせるのはどうか」
「1ヶ月に1回ぐらいなら、視力にも影響しないし、ゲーム依存症にもならないだろう」
などと話し合い、ときちんと向き合って話し合ったらどうか。妻は人生は分かち合う同志。
・話し合いができなくなった背景は、もしかしたらゲームではない可能性もある。
妻を、名前で呼ぶと夫婦の関係が改善した事例もある。




【夫婦で話し合おうとするとすぐ口論になってしまう!・・・和牛さんの場合】

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大日向さんおすすめ!
口論になってしまい話し合いができない夫婦」へ解決策


[1]「話す人」「聞く人」の役割を夫婦で決める。
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[2] 話す人は思う存分、話をし、聞く人はその間、一切口を挟まない。

[3] すると、話し終わった人は、時間が経つにつれヒートアップした気持ちが落ち着き、「ちょっと言い過ぎたかな」「今日は話を聞こうかな」という思いが自然に出てくるという。

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[4] 次に、役割を変える。

[5] 交代する間隔は、日替わり、もしくは午前・午後に分けるのがオススメ!

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夫婦の関係改善のきっかけに、お試しを!



【夫婦で話し合いが持てた例・・・ミーアキャットさんの場合】

ミーアキャットさんは、小1の長女のお母さん。しつけ方の違いで夫婦間でたびたび衝突してきた。
は、「しつけのためなら、強く叱ることも必要」と考える一方、ミーアキャットさんは、「丁寧に話しながら、しつけをしていきたい」と思っていた。
お互いのしつけ方に不満を持ち、ケンカが勃発。

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ケンカは、娘の前ですることもあったという。
このままではマズイ、と夫婦で初めて、しつけについて話し合った。
そのとき、「たとえ、考え方が違っても、お互いの言い方や、やり方を否定し、ケンカをするのはやめよう」と約束した。

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それからは、ミーアキャットさんは、の言い方を否定せずに、対応するようになった。

専門家の見解大日向雅美さん
・ゴチャゴチャした状態こそ、人生であって、それが「家族する」ということ。
本当に大事なことは、そのゴチャゴチャした状態から逃げないこと。
・違いがあって当たり前で、正解はない。「家族する」ことは、とてもすてきなこと。

尾木ママの見解
・堅苦しく考えずに、ぶつかり合いもあれば、前進もしていくという関係でよいのでは!

 

 



END

 

 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | 固定リンク


2020年07月04日 (土)

要注意!学校での熱中症<番組内容>


※熱中症について詳しく知りたい方はこちらのサイトもおすすめです!
「NHK健康チャンネル 【特集】誰にでも起きる熱中症!原因・症状・予防・応急処置まとめ」
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https://www.nhk.or.jp/kenko/special/netyusho/sp_1.html

 



今回のテーマは、「熱中症」
新型コロナウイルスが襲った2020年の夏。
真夏の時期の授業や、マスクの着用など、子どもたちは、これまで以上に熱中症のリスクにさらされている。

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番組には、ホゴシャーズから「学校での熱中症」について、さまざまな不安の声が寄せられた。
どうすれば、この夏を乗り越えられるか?専門家にアドバイスを聞いていく!


ホゴシャーズの声【1】
「もし熱中症になっても、先生に気づいてもらえないのではないか?」

八木利津子さん(桃山学院教育大学教授・元養護教諭)
・先生の立場からすると、授業中や集団の中で、熱中症を見分けるのが難しいことはよく分かる。
特にマスクをしていると顔の半分が隠れるため、表情が読みとりづらい、という声をよく聞く。
・小学校低学年は、遊びや運動に夢中になるので、自分で熱中症の症状に気づきづらい。また、語彙力が少ないので、自分の体調を周りに伝えづらい。
・中学生になると、周りの目を気にして、「保健室に行くこと自体が恥ずかしい」と遠慮してしまう子もいる。

解決策は?
・事前の予防策を考えておくことが大切。
・体調が悪くなったときのサインをあらかじめ決めておく。指の角度で体調の良さ、悪さを表すなど。
・授業の合間に、換気・水分補給・健康観察の3セットを行う時間を作る。その際は、マスクを外して表情を見る。

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熱中症の主な症状とは?

田中英登さん(横浜国立大学教授・熱中症に詳しい)
・気温と湿度が高い時期に、「頭痛、ふらふらする、吐き気がする、顔が真っ赤になる」などの症状がでたら、熱中症を疑う。
・顔が赤くなったら、体温が相当高くなっている証拠。脳の温度が高くなる可能性があるため、特に危険な状態と思ったほうがいい。

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ホゴシャーズの声【2】
「コロナによる休校が続いたことで部活顧問の「遅れを取り戻す!」という熱度が高まっていると思います」

部活を行う際、どんなところに気をつければいい?

田中さん
・日本スポーツ協会の「熱中症予防運動指針」を参考にする。

※詳しくは、下記の「日本スポーツ協会」ホームページをご覧ください。
https://www.japan-sports.or.jp/medicine/heatstroke/tabid922.html
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田中さんおすすめ!熱中症対策法
[1] バケツに水をためて、3分くらい手をつける。それだけで体温が下がる。(部活動の際におすすめ!)
[2] 朝食をしっかりとる。脱水や脱塩を防ぐ効果がある。
[3] 家の中で、ときには冷房を切って、適度に汗をかく機会を作り、暑さに強い体をつくる。

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・手のひらを冷やす熱中症予防法について、詳しくは、下記のページをご覧ください。
※関連する記事はこちら。
「NHK健康チャンネル 超お手軽な熱中症予防法を大公開!~『金のベンリ堂』」
https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_1018.html

・手のひらには、AVAと呼ばれる血管が通っており、そこを冷やすことで“体温低下効果”が得られるという。
・「首・脇の下・そけい部」を冷やすよりも、「手のひら・足の裏・ほほ」を冷やしたときのほうが、体温が低下したという研究結果も。
・冷やすときは、氷や保冷剤などの冷たすぎるものより、15℃ほどの水が最適。

※「手のひらを冷やす」方法は、症状が起きる前の予防法です。もし、すでに熱中症が疑われる症状が出ている場合には、手のひらだけでなく、首・脇の下・脚の付け根を含めた全身を速やかに冷やすことが重要です。呼びかけに応じないなどの緊急時には救急車を呼び、適切な医療処置を受けるようにしてください。



ホゴシャーズからの声【3】
「冷感タオルなどを許可してほしい。スポーツドリンクが禁止なので不安。」

田中さん
・冷感タオルについては、「普通のタオルを水で冷やして拭く」ことで代用できる。
・スポーツドリンクに関しては、通常の学校生活を送る分には必ずしも必要ではない。ただし大量の汗をかいた場合、2時間以上連続して運動した場合などはスポーツドリンクが有効。



ホゴシャーズの声【4】
「真夏に制服で通学することが心配」

八木さん
・制服の下に、綿100%のシャツを着ることで、汗を吸うようになり、熱中症対策になる。
・学校は、制服やポロシャツでの登下校を認めるのがいいのでは。
・PTAを通じて「学校保健委員会」に議題をあげて、校則を変えられないか話し合うのもよい。


ホゴシャーズの声【5】
「マスク着用しながらの授業、登下校などが心配」
そもそもマスクにはどんなリスクが?

田中さん
・マスクをつけることで、マスク内の空気が暖まり、吸い込む空気の温度が上がることで、熱負荷がかかる。
・さらに口腔内の湿度が高まることによって、喉の渇きに気づきにくくなり、脱水症状の危険性が増す。



学校生活におけるマスク着用について、感染症の専門家の小児科医・森内浩幸さんに意見を聞いた。

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長崎大学病院 小児科医 森内浩幸さん
まずはマスクがどんな効果をもたらすのかを知ることが一番大事。マスクについては、「2メートルより近い距離で対面で会話する場合、大きな声を出したりたまたま咳やくしゃみをしたりしたときに生じる飛沫による感染を防ぐ」効果がある。
それを踏まえると、登下校、通常の体育、通常の教室でも子どもたちが全員前を向いて着席している場合は不要。ただし通常の授業であっても、低学年のクラスなどで、すぐ隣の子とついついおしゃべりをしてしまう、という状況ならばマスクを着用しておくほうが無難。その地域における流行やクラスの状況に合わせ、校医や養護教諭の先生と相談しながら、決めるのがよい。





END

 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | 固定リンク


2020年06月27日 (土)

スッキリ!子どもの睡眠改善!<番組内容>

長期にわたった休校をきっかけに、多くの子どものたちの睡眠習慣が乱れた。
保護者から寄せられたさまざまな悩みの中には、疲労感食欲低下など子どもの体調不良を訴えるものも。

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そこで今回は、40年以上 子どもの発達や睡眠について研究・治療を行ってきた小児科医菊池清さんに改善法を教えてもらった!

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●子どもの睡眠の乱れの改善法[1]「毎朝同じ時刻に起きる」
毎朝同じ時刻に朝の光を浴びると、全身の体調をコントロールしている「体内時計」のリズムが整う。
すると、朝はスッキリと目覚め、夜は眠気を感じられる体になっていくという。

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●子どもの睡眠の乱れの改善法[2]「漸進(ぜんしん)的筋しかん法」
体の一部に力を入れて緊張させたあと、一気に力を抜くことで心身をリラックスさせるテクニック。
寝る前に行うと、眠気を誘う効果が期待できる。
通常、手から足まで全身の各部位に対して行うが、今回は子どもでも簡単にできる3つのやり方を紹介!
※心臓疾患、高血圧、てんかんなどの病気のある方は、医師に相談の上、行ってください。


【基本姿勢】
・いすに浅く腰掛け、両足を肩幅程度に開く。
・ひざの角度は約90度。足の裏全体が床につくようにする。
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[1]手のリラックス(2セット)
・前かがみになり、握りこぶしを縦にして息を吸いながら8割ほどの力で5秒間、手のひらを握る
・手のひらの感覚に集中する。
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・5秒たったら息を吐きながらストンと力を抜く
・このときも、手のひらの温かい感じや、ジーンとした感覚に集中する。
・20秒たったら同じ動きを繰り返して終了。



[2]肩のリラックス(2セット)
・息を吸いながら、5秒間グーっと肩を上げる。
・肩の感覚に集中する。
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・5秒たったら息を吐きながらストンと力を抜き、肩の感覚に集中。
・20秒たったら同じ動きを繰り返して終了。



[3]上半身のリラックス(2セット)
・こぶしを軽く握り、ひじを曲げて脇を締める。息を吸いながら肩を上げ、腹筋や背筋にも力を入れて5秒間キープ。
・上半身全体の感覚に集中する。
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・5秒たったら息を吐きながらストンと力を抜き、太ももに手を落とす。上半身全体の感覚に集中する。
・20秒たったら同じ動きを繰り返して終了。

 

 

●その他の改善法【中高生向け】

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「寝る前 子どもに目覚まし時計の時刻設定をさせる」
 ⇒起きる時刻を子ども自身が決めることで、親に頼らず、自分で起きようという意識付けができる

「朝 子どもの好きな音楽をかけて起こす」

「朝食を必ず食べさせる」
 ⇒食事で胃腸を刺激するとさらに目覚めを良くすることができる。コップ1杯の牛乳やヨーグルトなどでもOK。

 

●【小学生以下向け】

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「夕食&入浴を寝る2時間前までに済ませる」
⇒食後は胃腸が働くため、また入浴後は体の熱がひくまでに時間がかかるため、しばらく寝付くのが難しい。2時間ほどたつと、睡眠に適した状態になる。

「模擬時計の利用」
⇒子どもが時間を管理する力が未熟な場合、「寝る時刻」「起きる時刻」の時計の絵を描かせて目に見える形にすると、就寝・起床のリズムが身につきやすい。その他にも、「お風呂」「宿題をする」「明日の準備」「学校に行く」などの時刻の絵を足すのもOK。

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「朝のごほうび」を約束する
⇒朝ごはんに好物を入れる、デザートがあるなど、早く眠れたら翌朝「ごほうび」があることを伝える。


小学生以下の子の場合、まだ体力がなく、無理やり起こすと睡眠不足で体調を崩してしまうことがある。
朝早く起こすことよりも、夜早く寝かせることから始めるとよい。




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2020年06月13日 (土)

親が知らない子どもの本音と「その後」スペシャル<番組内容>

今回の「ウワサの保護者会」はスペシャル企画!

番組が始まった5年前に出演してくれた親子の、「その後」を取材しました。
そこには、子育てのヒントがたくさん詰まっていました。

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【1】ホゴシャーズ ヌーさんの娘、あおいちゃんから飛び出した本音!
~「長女ならではの つらい思い」と「その後」~

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●2015年4月16日放送回で・・・
小学5年生だったあおいちゃんが、友達2人と一緒に「母に言いたいことは?」という取材に応じてくれた。
3人の共通点は、「長女」であること。
あおいちゃん「月に1回ぐらい、お母さんと一緒にお出かけしたい。2人きりになりたい。」

3人から飛び出したのは、我慢していた「切ない本音」だった。
・できるだけ寝るときに私のほうを向いてほしい。いつも弟とか妹のほうを向いている。
・そんな気持ちは、お姉ちゃんになっちゃっているから、恥ずかしいからお母さんには言えない
・申し訳なくて言えない
・遠慮して言えない

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●それから5年。「その後」を取材させてもらった。
高校1年生になった3人は・・・
・今は普通に1人で部屋で寝ているし、だいぶ独占欲すごかったなって感じ
・布団の中でこっち向いてないって言っていたけど、逆に今は、こっち向いてたら嫌だ

そして、お母さんへのこんな感謝の思いも飛び出した。
・最近もうお母さんにあんまり不満がなくて、受験の時とか一緒にすごい頑張ってくれたから、ありがとうっていうのはあります
・妹がいるので、本当は公立高校じゃなきゃいけなかったんですけど何度か結構お願いしたら、結局私が行きたい私立に行かせてくれた。
・受験勉強の時に、夜まで遅くになっちゃうけど、それに合わせて布団を敷いてくれたり、夜食も出してくれたりした。

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ヌーさんは、「お母さんと2人きりの時間が欲しい」という気持ちを聞いた後、見直さなければいけない、と気づいて、意識的に1対1の時間を作るようにしたという。

ヌーさん「じゃあ今日カフェでも行こう。ちょっとお母さんおごっちゃうよ。って、
なんとかペチーノみたいな、ああいうのを飲んで。
そうすると『実はさ、今日さ』とかって話してくれた。2人きりって大事なんですね。」

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実はヌーさんは、5年前この番組に参加するまで子育てをつらいと感じていたそう。
・自分が警察官をしていたっていうこともあるせいか、お母さんっていうのは道徳的・模範となるべき存在で、朝早く起きないと…夜早く寝させないと…と、
子育てについても“ちゃんとしなければいけない”と思っていた。
・でも、子どもって全然思い通りにいかなくて、“お前の子育てが悪いんだ”と言われているような気がしちゃう。勝手に自分でストーリーを作って。
・「子育て向いてないな、私」といつも思っていました。

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ところが、この番組で、他のホゴシャーズが取材VTRで素をさらけ出しているのを見たり、悩みを共有したりすることで、「私バカみたい」「かっこつけなくていいんだ」「子育てにプライドはいらない」と思えたという。

子どもに対しても、「将来この子がきちんと巣立ってもらえればいい」「健康でいてくれればいい」と、思うようになり、考えが変わっていったという。
ヌーさん「だから子育て、今になって本当に楽しい。楽しんでいます。」

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●この取材VTRを見た尾木ママは・・・

ヌーさんは、すごいなと思う。
子育て真っ最中に、子どもとの向き合い方を変えていって、子育てを楽しんでいる。
「子育てに対するプレッシャー」は、みんな誰もが持っている。
気負わないで、“子どもと一緒に生きていこう”と思えばいい。
長男や長女は、親から「お兄ちゃん、お姉ちゃんなんだから、できるよね?」などと言われて、その「プレッシャー」はおとなが思っているより大きい。
1日5分でいいから、子どもと1対1の時間を。
カフェに行かなくても、一緒にお散歩しながら、「ここのお花、きれいに咲いてきたね」とか、「ここの家、改築してるんだ」とか、たわいもない話でいい。
1対1で「聞き役」に徹することが大事。
「数学はどうなんだ、成績は上がってきたか」などの質問は、一切言わないこと。

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【2】トウガラシさんの娘、みおちゃんから飛び出した本音!
~「予想外のビックリ発言」と「その後」~

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●2015年12月17日放送回で・・・
当時、シングルマザーとしてひとり娘のみおちゃんを育てていたトウガラシさん
ふたりはいつも、ラブラブだった!
トウガラシさんは、娘が興味を持った星のことを勉強し、星空検定にも一緒に挑戦するなど、本当に仲よし親子だった!

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そんなみおちゃんから、予想外の発言が飛び出したのは、将来の夢を聞いたときだった!

みおちゃん「新しい、ひとり暮らしみたいな!なんか大変なことをやってみたい!」
スタッフ:お母さんがさみしがったら?
みおちゃん「いや、行くぜ!」

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これを聞いたトウガラシさんは、スタジオで大号泣した。

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●それから5年。「その後」を取材させてもらった。
トウガラシさん「収録終わって帰るときも、横断歩道とかでうわーって泣いて。少なくとも小学生のときはお母さんべったりというか。私のことしか見ていないと思っていたのが、私の存在なくていいんですか、ってなっちゃって。私はみおの存在が唯一だったのに・・・」

ショックを受けたトウガラシさんだったが、これを機に考えを変えたという。
トウガラシさん「それがきっかけで、本当は自立してみたいんだなとか、どんどん外の世界に出ようとしているんだなっていうのがわかって。子離れじゃないですけど。みおが何か自分でやりたいって言っていることを止めちゃいけないと思った。」

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娘の自立を応援しようと決めたトウガラシさんに、ある日みおちゃんが学校からパンフレットをもらってきた。
それは、4泊5日、子どもたちだけで行く、北海道への体験旅行だった。
トウガラシさんは、寂しさを感じながらも、送り出した。
誰も知り合いがいないところに飛び込んだみおちゃんだが、初めての体験がたくさんあり、忘れられない思い出になっているという。

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みおちゃん「船で1日かけて北海道に着いて、降りたあとがすごく大変で、陸が動いているみたいな感じで。森もすごい、“森”って感じ。もともとは本当に人見知りで、すごく不安はあったんですけれど、周りの人たちがすごい話しかけてくれたり、安心させてくれたりして。友人とかも増えたなって思います。」

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今では、星空観察や野球観戦など趣味がたくさんあるみおちゃん
イラストの道に進みたいと、専門の学校で学んでいる。
どんな大人になりたいか、聞いてみると・・・。

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みおちゃん「お母さんみたいな人。料理もできて洗濯もできて、ちゃんと公平な判断ができる大人になりたいと思っています。」


●この取材VTRを見た尾木ママは・・・

家が居心地がいい、というのはすごく大事なんですけど、外の世界で新しい体験をするのは、子どもにとっては、宝物!
将来どんな大人に自分がなりたいのかという自分のキャリアのイメージというか、将来像がしっかりできてくる。




【3】すずらんさんの娘、せりなちゃんから飛び出した本音!
~「スマホの中身を見せたくない!」と「その後」~

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●2015年10月8日放送回で・・・
5年前、すずらんさんは、「スマホの中身を見せたくない!」という娘にどこまで介入するか悩んでいた。

当時中学1年生だったせりなちゃんは、買ってもらったばかりのスマホを手放さず、1日3時間以上使用。トイレにも持って入る生活だった。
すずらんさんは、知らない人とつながったり、トラブルに巻き込まれたりするのではないかと心配で、スマホのやりとりについて質問していた。
娘のことをできるだけ把握したいと思いつつも、厳しいルールを作ることはしなかった。

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すずらんさん「裏でスマホの内容を黙って見ればいいのかもしれないですけど、難しい年ごろでもあるし、親子関係を崩したくない」


●それから5年。「その後」を取材させてもらった。
・その後も、すずらんさんは娘を強制することなく、伝えたいことは伝えながらも、見守っていたという。
・すると、せりなちゃんは、受験のシーズンに入ったら、自分から勉強のときはリビングにスマホを置いていくなど、自分から規制を始めた。

なぜ、自分でスマホを規制するようになったのか、せりなちゃんに聞いた。
せりなちゃん「さすがにずっとスマホを使っていたら、目も痛くなるし、気づいたら充血しているとか、頭痛くなっているとか。それでもう、やめようって。自分でルール作りができるようになった。」

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悩みながらも娘を信じて見守り続けた、すずらんさん
しかし最近、せりなちゃんが「美容系の専門学校に進学したい」と言い出したとき、大きな悩みにぶつかったという。

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すずらんさん「親として“大学に行く安心感”みたいなのが、むくむくと湧いてきた。
なので、ちょっと大学にと誘導した時期もあったんですけれど、一緒に専門学校を見に行ったり、話を聞いたりしているうちに、結構しっかりした考えを娘が持っているんだな、キラキラした世界だけを見て流されているんじゃないな、と思って
だったら自分の好きなことに時間を費やしたほうがいいんじゃないかなと考えが変わってきて。」

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今は、娘がやりたいことを応援すると決め、前向きに相談にのっている。
すずらんさん「参考になるんだったら、自分の失敗談も何もかも全部話しちゃいますね。
子どもと一緒に成長していっているっていう思いがあるので。
逆に教わることのほうが、もう多いですし。
“そういうふうにしたら人生うまくいけてたのかも”なんてせりなを見て思うこともあるし。
やっぱり1番身近に相談しやすい、ちょっと人生経験ある人っていう感じで思ってくれれば、それでいいかなと思っていますね。」

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●この取材VTRを見た尾木ママは・・・

この5年間ですばらしい親子関係ができあがった
思春期に入って「ルール作り」が一筋縄にはいかなくても、親は指針を示しているということが大事。
思春期の子どもは、“自分を相対化して見る力がついてくる”ので、そのときに親がちゃんと見守っているということが大事
すずらんさんが「子どもと一緒に親も成長していく」と言っていたが、親も子どもも、本当に一人の「人間対人間」として、尊重し合った関係を作るのが理想。

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ぜひ、みなさんも、「お悩み」だけでなく、「悩んだその後」もホームページでお知らせください。



 

END

 

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2020年06月06日 (土)

オンラインが変える!学校教育<番組内容>

●文部科学省が“オンライン学習”を強く要望
長期に及ぶ休校でオンライン学習が注目される中、文部科学省は各教育委員会向けに説明会を開催。
ICT(情報通信機器)活用によるオンライン学習導入を強く求めた。

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使えるものは何でもつかう ―タブレットを配布せずとも、保護者のスマホ等も活用して導入を。
できることから、できる人から ―全員の環境が整わなくても、できる人からやり始めてほしい。
既存のルールに捉われず臨機応変に ―各自治体は既存のルールに縛られず迅速な導入を。
何でも取り組む ―各学校は若手教師の意見なども取り入れてなんでも取り組んでほしい。

・文部科学省が公開している説明会資料
https://www.mext.go.jp/content/20200509-mxt_jogai01-000003278_602.pdf



●そもそも“オンライン学習”とは?
オンライン学習には、インターネットで調べものをする、メール等による指導、動画配信による指導、同時双方向でお互いに顔を見ながらやりとりをするなど、さまざまな形があります。

番組では渋谷区の公立小学校で3年前から行われている先進的なオンライン学習事例を紹介しました。
・チャットやメッセージ機能を通じて先生から毎日連絡事項が伝えられる。質問も自由に送れる!
・学習にインターネット検索やプレゼンテーションソフトを活用し、子どもの能動的な学習習慣を育む!
・問題アプリの自動採点により、先生は採点の手間が省ける。学習状況も一目で把握できる!
・オンライン上の“クラウド”を活用して提出物をみんなで共有!

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クラスメイトの提出物も見られる!



●学校再開後のオンライン学習活用法は?
・授業中、画面で一斉に全員の意見を共有できる!
・複数のクラスをつないで同時に授業ができる!
・不登校の子もオンラインで学習に参加できる!
・遠く離れた専門家からも指導を受けられる!
・・・など、オンラインの活用法は広がっていくと考えられています。


★各学校新規導入時のアドバイス(高橋純さん・東京学芸大学准教授
いきなり導入しようとせず、まずは先生同士でオンライン学習を体験しよう。
若手からベテランまで、みんなが環境の整え方を把握すれば、導入もスムーズにできるはず。
どうしても環境が整わない場合は、タブレットやパソコンの貸し出し、空き教室の利用、地域のパソコンルームの利用など、臨機応変に参加できる方法を検討しよう。



●“動画”もオンライン学習の一つ!
番組ではネット動画を見ながら折り紙やピアノに挑戦する小学生を紹介した。
一時停止したりくり返し見たりすることができる動画は、有効な学習ツールだ。
NHKも「NHKforSchool.jpg」で学びに役立つたくさんの動画を配信中です!




投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | 固定リンク


2020年05月30日 (土)

長期休校 子どもたちの思い<番組内容>

新型コロナウイルスの影響で子どもたちの生活は大きく変わった。
学校に行けない、友達に会えない──。

そんな中、子どもたちは何を思い、どう過ごしてきたのか。
今回は、ゲストに哲学者・教育学者の苫野一徳さん(熊本大学 准教授)を迎え、「子どもたちの思い」をテーマに話し合う。


休校中の思いを子どもたちに聞いた。

いつきさん【中3男】
大好きな学校に行けなくて ずっとイライラしていた
最後の年なのに部活ができなくてつらかった

ゆうかさん【中1女】
休校になって ずっと友だちと遊べなかった
学校が再開して 前みたいに仲よくできるか心配

いきものさん【小3女】
先生に教わってないので 勉強を進めることができなかった
学校で授業のスピードが上がったら ついていけるか不安



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【尾木ママ】「もし授業のスピードについていけなかったら、正直に速すぎる、わからない、つまらないと、先生に言っていいのよ。親も子どもが大変そうなら声を上げてあげてね。」



感染拡大により、「当たり前」の日常を奪われた子どもたち。不安や不満の声がたくさん寄せられた。

一方で、ふだんできないことに挑戦した子どもたちもいた。

料理好きのねいろさん、小学5年生。
休校期間中、お母さんの勧めで挑戦したのが、魚をさばくことだ。ネット動画をたよりに、探り探りさばいていく。
気づいたことは、ノートにまとめている。
「自分でやってみたほうがいろいろな発見があり、もっと他の魚をさばいたり料理をしたりしてみたい」
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中学3年生のたまきさんは、理科の実験が大好き。
勉強中の滑車について、教科書だけではよくわからなかったので、自分で滑車を作り、実験をしてみた。
さらにそれをパソコンでレポートにまとめた。
好きなことをしているので、一日があっという間にたつというたまきさん。「自分の好きな勉強は、無理に覚えようとしなくてもさっと頭に入ってくる」という。
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【苫野さん】「学びは、本当はとんでもなく楽しいしワクワクするもの。子どもは学校や大人から「あれをしなさい」「これをしなさい」と言われるうちに、勉強は嫌なものだと思うようになってしまう。二人の実践は、本来の学びの姿を思い出させてくれるものだと思います。」


子どもたちからは、他にもたくさんのメッセージが寄せられた。

がくほさん【小4男】
テレビや動画は見飽きて 他にやることがないから
ゲームをやるしかなかった

そうたさん【小5男】
何をすればいいかわからなくて ダラダラしてた
寝る時間が遅くなり 朝起きられなくなった


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【尾木ママ】「家で自分で生活リズムを作るなんて、大人だってなかなかできない大変なことよ。乱れちゃっても仕方がないわよ。でも、学校が始まれば、ちゃんと戻るから大丈夫!」


持て余した時間を、こんな風につかったという女の子がいた。

お母さんの勧めで家族3人分の夕飯づくりを担当した高校2年生のみきさん
お母さんから課された条件は、「予算は一週間で5千円。余ったらお小遣いにしていい」。レシピを研究し安い食材をさがす。
「切り詰めるのがゲーム感覚で楽しかった。一人暮らししても大丈夫、という自信がつきました。」
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【尾木ママ】「みきさんは、お手伝いという実践を通して、生きる力をみがいたわね!!」

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【苫野さん】「親御さんは、みきさんをみて、自分の子どもにもさせなきゃと焦る必要はありませんよ。みきさんの場合は、予算内で買うことをゲーム感覚でできたのがハマったので、子どもの気持ちになって、どうしたらやる気になるかを一緒に探してみてください。」


休校期間中に、苦手な運動にチャレンジした男の子もいた。

体育が苦手なこうきくん
休校中、自分のおなかの肉を見てショックを受け、痩せようと決意。自分のペースでできるジョギングを始めると、汗をかく気持ちよさや運動の楽しさを知った。
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【苫野さん】「体育に限らず、日本の教育は得手・不得手が如実にわかり、苦手意識を持つ子が多くなるんです。それで生涯運動嫌いになったら、もったいない話。こうきくんの例のように、自分のペースでできる多様性が、日本の教育にも求められますね。」

★補足情報★ 
苫野さんによると…
イモムシのようなモコモコした専用ウェアを着て行うラグビーや、せっけんの泡を手に付けてプレイするハンドボールなど、身体能力や障害の有無などにかかわらず、みんなで楽しめる競技を体育にも取り入れていこうという動きになっているという。



休校中は、家族で過ごす時間が長くなった。こんなメッセージが寄せられた。

ゆうすけさん【小6男】
家族全員 家にいるので みんなストレスがたまっていた
親や兄と ささいなことでケンカばかりした

はるとさん【小3男】
お母さんがイライラしていた よく怒って 八つ当たりされた

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【尾木ママ】「同じメンバーが家の中でこもっているんだから、ぶつかるのは当然のこと。ぶつかったからといって、ウチはダメだ、なんて思わなくていいのよ。ごめんねって親も子も謝ればいいの。」

尾木ママからのアドバイス★
植物を育てたり、ペットを飼ってみたり、他の生命体を入れてみるのも、家族のぶつかり合いをやわらげる一つの手よ。


一方で、こんなメッセージも。

りかさん【高2女】
学校で出た課題がわからなくて困っていたら 父が教えてくれた
うるさくてグータラな親だと思っていたけど ちょっと見直した

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【苫野さん】「たとえ家族でも、見えているのは相手の一面でしかない、ということが発見できたわけです。その意識を持てたことは、これからの人間関係を築くうえでも、とてもいいことです。」


休校中、両親が仕事に行っている間、さくらんぼ農家のおじいちゃんの家で過ごしていたというあやたくんからもメッセージが届きました。

あやたさん【小5男】
おじいちゃんがサクランボのせんていを教えてくれた
田植えも教えてくれた。大変だったけど とても楽しかった
僕が知らないことを いっぱい知っているおじいちゃんはすごい

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【苫野さん】「子どもは学校だけじゃなく、周りの大人から生活の中で学べることが非常に多いです。大人は、自分にも教えられることがあるという意識を持っているといいですね。教えるといっても、机に向かって勉強を教えるということでなくても、経験の幅を広げてあげるとか、本物を見せるとか、そういうことでもいいんです。」


休校中、こんな過ごし方をした女の子もいた。

小学6年生のななこさん、休校中は歴史にはまった。
これまでは、学校の宿題や3つの習い事で忙しい日々。
何かに熱中する時間を、なかなか取れないでいた。
時間がたっぷりできた休校中は司馬遼太郎に読みふけり、大河ドラマを毎日見て、さらには、オリジナルの小説を書くまでになった。
「時間があったからこそ集中できた。没頭しているものに詳しくなって、詳しくなっていくのがとっても楽しい。」
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時間があったからこそ、好きなことに没頭できたななこさん。
とはいえ、時間があっても何もしない、という子の場合、親はどうしたら?

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【苫野さん】「教育で大事なのは、「信じて、任せて、待って、支える」とよく言われます。すぐに没頭できることを見つけられるとは限らないから、待つことが大事。でも、放任するのではなく、支えることが大事で、大人は、新しい経験をさせてみるなど、「ちょっとしたおせっかい者」になる必要があります。



続いて、子どもたちから、「大人に言いたい!」というメッセージを紹介。

ひよりさん【小6女】
9月入学や夏休みをどうするかなど 学校のことを大人だけで決めないで子どもの意見も聞いてほしい

ようすけさん【小5男】
夏休みをへらしたり 無理に授業を増やしたりしないでほしい
学校があるのは何のため?


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【苫野さん】「学校や大人は、子どもたちに一方的に与えるのではなく、子どもたちの声を聞くことが大事ですね。
学校でも「先生も、困っているんだよ」と子どもたちに相談してこれからのやり方を一緒に作っていけば、子どもは立派な仲間になってくれるはず。」



最後に尾木ママから子どもたちへのメッセージ。
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【尾木ママ】「子どもたちは、日本のどんな大人も遭遇したこともないこの異常事態を乗り越えるなかで、いろんなガマンをしてきたはず。それだけでも立派よ。この3か月の休校の経験は、きっと今後にいかせるはずよ!」





END

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2020年05月09日 (土)

10歳ごろのプチ反抗期 <番組内容>


番組アンケートによると、「10歳ごろ親への態度が変わった」という保護者は76%。
「親に対して急に“あぁ言えばこう言う”ようになり、毎日イライラしています!」
「言葉づかいが乱暴になってきました。これは、早い反抗期ですか?」
保護者から寄せられたさまざまな意見や疑問に、小山アナウンサー(2児の父親)も「わかります!わかりますよ!」と共感。

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今回、一緒に考えてもらうのは、医師星野恭子さん。
子どもの発達や睡眠の問題に詳しく、多くの親子を診察している。

 

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星野恭子さんは10歳ごろの子どもの変化について、こう語る。
・10歳ごろは、思春期の1歩手前の“前思春期”という時期。
このころ、“心をつかさどる脳”とも呼ばれている「前頭前野」が大きく変化する。
・子どもの前頭前野の発達を理解すると、反抗期の子どもたちへの接し方のヒントがつかめるかもしれない。


尾木ママは…
・この時期にですね親が接し方を変化させると、反抗期の嵐が小さくなったり、早く通り過ぎたりすることも。

 


 

そこで、今回は、子どもの脳の変化を意識しながら、「10歳ごろのプチ反抗期」について考えていく。

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まずは、ポニーさんのお悩みから
「息子が小学4年生の終わりごろから急に何に対しても「ヤダヤダ」と言い、親の言うことを聞かなくなりました。命に関わる大事なことをどう話せばいいのか悩んでいます」

自宅におじゃましてみると…
●次男のこうせいくん(小5)は、半年前から何を言っても「ヤダ」と言うようになった。
ポニーさんが特に困っているのが、自転車のヘルメットについて。
ポニーさんこうせいくんに「ヘルメットがないと危ないし、免許がわりだから、きちんとかぶってほしい」とずっと話してきた。

しかし、こうせいくんは「まじでムリ」「ヤダヤダヤダヤダヤダヤダ」と拒否をする。
こうせいくんにかぶりたくない理由を聞いてみると…
「かぶるのが恥ずかしい」「友だちに会うと嫌じゃん」

ポニーさんは、これまで親に言われたことは守ってきたこうせいくんが最近は友達との関係が密になってきて、友達優先だという気持ちも理解できる。
ヘルメットについて、どう話せば、こうせいくんの心に響くのか分からず、悩んでいる。

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尾木ママは…
・これはもう典型的な“前思春期”のお手本のような行動。
・すてきだなと思ったのは、こうせいくんが友達関係をものすごく大事している。
・ポニーさんも子どもの気持ちを理解しているが、それでもうまくいかないのがこの時期。
それぐらい10歳くらいというのは、特殊な時期。

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星野恭子さんによると、「特殊な時期」というその理由は、脳の変化にある。

・10歳ごろ、急激に発達するのが「前頭前野」。
“心をつかさどる脳”といわれ、物事を判断したり、感情をコントロールしたりする。
この前頭前野の働きによって、人からの視線を感じたり、社会的に自分がどう動いていったらいいのか考えはじめたりするようになる。

・しかし、思春期に入ると、からだの成長のために性ホルモンの分泌が活発になり、前頭前野を刺激し、感情のコントロールや判断力が不安定になるという。

・いわば、“脳が混乱している”くらい、特殊な状況。
自分の中でも分からなくなるぐらい、ごちゃごちゃしていて嵐のような状態。

・子どもが親に反抗的な態度をとるのは、意図的にやっているのではない。
 

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■では、反抗的な子どもに親はどう接すればいいのか、星野さんに聞いた。

・おとなのしぐさや表情から「大人が何を考えているのか」と気持ちを推し量ることもできるようになる。すると、親が「ああしなさい、こうしなさい」と上から目線で言っても、反抗する。本当にそうだなと思っても、反抗する時期。

・10歳くらいから、接し方を変えて、子どもと同じ目線で、本音で向き合うことが大事。
真摯(しんし)に向き合うと、信頼できる親子関係を作ることができる。


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■では、ポニーさんが息子にヘルメットをかぶってほしいという思いは、どう伝えればいいのか。星野さんに聞いた。

・「免許代わりとか決まり事だから」ではなくて、「お父さんとお母さんはあなたのことが本当に大事なんだよ」と、命の大切さや、あなたが大事なんだよというメッセージをしっかり伝える。
・子どもの理屈にも耳を傾けて、そのあとで心から伝えよう。

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つづいては、たまねぎさんのお悩み
「うちでは、子どもに夜9時に寝てほしいとずっと話してきました。
子どもが急に“わが家のルール”に反発するようになってきたとき、どうしたらいいでしょうか。」


自宅におじゃましてみると…

たまねぎさんは「子どもの健康のために、3食きちんとご飯を食べて、夜9時に寝てほしい」
しかし、親の価値観を子どもに押しつけるだけでいいのかとも悩んでいる。

あまりにも強く押しつけ過ぎると、ものすごく反抗することもあるのではないか。
また、子どもの人生は子ども自身のものなので、あまり親がセーブするのもよくないのではと考えている。

しかし、寝る時間だけは譲れない…

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●長女のななこさんと、次女のまこさんに話を聞いてみると
・歴史の本を読んだり、絵を描いたり2人にはやりたいことがいっぱいあってこっそり遅くまで起きている
・まわりの友達も“寝る時間は、10時”という子が多いため、「自分たちも9時に寝なくてもいいのではないか」と思っている。
・夜9時に寝るっていうルールは、厳しくなってきたので11時はさすがに無理だと思っているけど、9時半ぐらいは認めてほしい。

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尾木ママは…
・「ゲームをやらせない」とか「夕ご飯は家族そろって食べる」など親の信念を伝えることは大切。
・一方でそれを押し通すだけではなく、子どもの意見を聞くことも必要

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■では、具体的にどう話し合えばいいか、星野さんに聞いた。

たまねぎさんは、「睡眠時間を夜9時30分や10時にして、もし心身の不調が出てしまうと、取り返しがつかないのではないか」と心配している。
・昼間、元気に活動できるかを考えるといい。
1日~1週間ほど睡眠が遅くなったとしても、急に脳が悪くなるということではないので9時半に寝て全然問題がなければ、9時半にしようと数日実験を行い、昼間に眠気が残ってしまったら、元に戻そうというふうに考えるといい。

・親の正論だけで通用しなくなってきたら、本当に正しいことなのかを子どもにも調べさせるなどして、子どもにもバトンを渡す気持ちで話し合おう。
・判断をする力やあとで見直す力も前頭前野の役割なので、意識しよう。

・子どもたちが「11時はさすがに無理だよね、9時半ぐらいかな」と言っているのでお母さんがこれまで伝えてきことが、きちんと伝わっていると信じて。

 




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最後は多くの保護者から寄せられた、“つい言い合いになってしまう”という悩みを考える。

・子どもが言い返してきて、全然話し合いになりません
・あぁいえばこういうのでケンカが増えました

そのうちのひとり、バジルさんの自宅におじゃました。

バジルさんの長女、ふうかちゃんは、ぬいぐるみが大好きで、バレエもピアノもがんばっている小学6年生。
●最近の言い合いの原因は、ふうかちゃんの部屋の入口に、ズラリと並ぶ漫画。
実は、ふうかちゃんの物ではなく、父親と母親が若いころに読んでいた漫画なのだが、これを最近、ふうかちゃんが、親が知らない間に読んでしまっているという。

バジルさんとしては、ふうかちゃんが「中学受験をしたい」と言い出したので、今は、“漫画よりも勉強を優先してほしい”と思っている。

●漫画のことを聞いてみると…

バジル「それは夜、隠れて読んでいたら、朝起きられないね。受験よりも漫画読みたいならどうぞって言ってるじゃん、いつも。」
ふうか「じゃあ漫画どっかに隠してよ!」
バジル「それは無理でしょ!」
ふうか「布でもいいから隠してよ。」
バジル「それを我慢できるようにならないと、今後あなた何もできないよ。」
ふうか「お母さん、そんなに読む暇あったなら、そのぶん勉強もしてないってことだよね!?」

●こうやって言い返す娘に、バジルさんは、つい腹が立ち、言い合いになったり、長めのお説教をしたりしてしまうという。

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尾木ママは…
・親子がバチバチと言い合える関係はいい。根底には信頼関係があると思う。
・子どもたちのやる気を出すには、好きなことをやってエンジンをまずかけて、あたためてから苦手なことにも入っていくといい
・好きなことが漫画を読むことだったら、何分読んでパッと切り替えて、次は中学受験の問題集をやるなど段取りを整えるといい
・特に長期休みの時には、遊びや勉強など1日の予定を決めることが大事。

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●そこで、バジルさんふうかちゃんも話し合うことに。
ただし、言い合いにならないよう、星野さんのアドバイスを実践する。

星野さんのアドバイス
思春期の脳は揺れ動いて、数秒前と違うことを言ったりするが言い返さずに親が「子どもも大変なんだ」と理解して、一歩引いて話す進め方が大事。」

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●話し合いを撮影させてもらった
ふうか「(漫画を読む時間は)1時間。15分かける4回がいい。」
バジル「そんなこま切れだとつまんなくない? 大丈夫?」
ふうか「うん」
バジル「漫画は今、3回なんですけど。」
ふうか「じゃあ、ストレッチしながら漫画読む!開脚しながら読むの。」
バジル「それは悪くはないんだけど…、どうなの。」


バジルさんは、なんとか、子どもの言うことを否定することなく、言い合いをせずに話し合いを終えた。
バジル「明日からできそうですか?」
ふうかちゃんは、持っているカワウソのぬいぐるみを動かして、うなずく動作をさせる)
バジル「カワウソに返事をさせないで、自分が返事をしてください!」
ふうか「カワウソ頑張るもん!」
バジル「カワウソが頑張るんじゃ困る。ふうかちゃんがやってくれないと困る。」

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星野さんの感想…
・とてもいい!話し合うときの2人の距離が近くなって、肩を寄せ合って一緒に決めようという気持ちがグーッと近寄っている
・それからVTRを見ていると、カワウソのぬいぐるみがお母さんに対して返事をしているが、“カワウソのぬいぐるみは、ふうかちゃん自身”なんですね。
気持ちが揺れ動くのも思春期の特徴で、「こうしたい」という自分を通したい自分(=ふうかちゃん自身)と、「お母さんの言っていることも正しいかも」という自分(=カワウソのぬいぐるみ)の意見も混在している。

なので、最後にふうかちゃんが「カワウソ頑張る!」と言ったときに「あらカワウソちゃん、よろしくね。じゃあカワウソちゃんはふうかちゃんを助けてあげてくれる?」というくらいユーモアを入れて。
そのくらいの接し方をするといい。

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●しかし、その後…
バジルさんの話では、2人で決めたスケジュールをふうかちゃんが守れずにバジルさんは、またガミガミと怒ってしまったという...

星野さんの意見
・スケジュール管理というのもまさに前頭前野の役割。
いま、発達の途中だと受け止めて「今すぐにはできない」と理解しよう。

・「ほら!お母さんが言った通りじゃないの!」なんて言ってはダメで、「じゃあどうする?もう一回考えてみよう」「もうちょっとやりやすいようなスケジュールをもう一回立てようよ、ねぇ?カワウソくん」など、楽しく話し合おう。

・無理矢理やらされると、脳の働きはネガティブに動く。
褒めると、ドーパミンという脳内物質が活性化して、やる気が起きたり、ものごとが判断できたりするように成長する。

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尾木ママの意見

・この時期に子どもと真正面からぶつかり合うだけじゃなくて子どもの意見もちゃんと受け止めて。そして親も率直な意見を言おう。
これを大事にすると、子どもが、「うちの親は私のことを受け止めてくれているんだ、深く愛しているんだな」と感じて信頼関係が深まる。

信頼関係が深まって、絆が強くなっていくことを最高の財産だと思って、楽しみにしながら、思春期を過ごして下さい。

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 END

 

 

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2020年04月25日 (土)

休校長期化!どうのりこえる?<番組内容より>

◇休校中に使える子どもの学習支援コンテンツ◇


<文部科学省 子供の学び応援サイト>
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学年別、目的別に利用できるオンラインコンテンツ等のリンクが掲載されている。





◇児童精神科医による提言◇

<新型コロナウィルス感染症拡大から子どもの心の健康を守るために>

番組に出演された児童精神科医 高岡健さんほか児童精神科医による提言は、「岐阜県立希望が丘こども医療福祉センター」のホームページ内にある
 ●「新型コロナウイルス感染症拡大から子どもの心の健康を守るために」を掲載しています。
  詳しくはこちら「PDF:701KB」をご覧ください。
というお知らせの文章からご覧になれます。



 


◇ホームエデュケーションを行っていたくるみさんが立ち上げたプロジェクト◇

<多様な学びプロジェクト>
https://www.tayounamanabi.com/

平日昼間に子どもを受け入れてくれる場所を募ってマッピングしたほか、地域の大人から専門分野を教えてもらえる活動などを行っている。
外出自粛が求められている現在、「休校中もここあるよ!」のページで、感染予防しながら子どもの受け入れを行っている居場所や、電話相談、食事の補助サービスなどのリンクを掲載している。
「休校中もここあるよ!」→ https://www.tayounamanabi.com/single-post/kyuukoutyuumokokoaruyo



 

 

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2020年04月18日 (土)

ためこまないで!"コロナストレス"<番組内容より>

●子どもや子育て世代向けの役立ち情報
「ストレスをためる子どもにどう向き合えばいいのかわからない」「子どもに感染させないために、何をしてはいけないのか、よくわからない」子育て世代に役立つ情報が掲載されたHP

日本小児科学会
WHOから世界中の子どもたちへ(WHOヘルシーペアレンティング)

 

●困ったとき・話を聞いてほしい時の相談先
「ストレスがたまってつらい」「子どもに手をあげてしまいそう…」子どもとの関係に悩んだり、家庭内でのトラブルがあれば、抱え込まずに相談しましょう。

【電話相談】
都道府県・市町村ごとに子育てについて相談できる窓口が設置されています。
 お住いの地域の公式HPから探してみてください。
児童相談所
 養育やしつけ、親子間のトラブルなど子どもに関する相談ができます。夜間、休日も対応しています。
 「189」に電話をかけると、お近くの児童相談所にかかります。

LINEで相談する】
東京都・神奈川県・群馬県ではLINEで子育てや子どもに関する相談を無料で受け付けています。受付時間などについては、各相談窓口のHPをご覧ください。

東京都 LINE相談「子ゴコロ・親ゴコロ」
神奈川県 「かながわ子ども家庭110番相談LINE」
群馬県 「ぐんまこども・子育て相談」




■「マインドフルネスヨガ」
“自分の体”にしっかり意識を集中させることで、つい考えてしまう不安や悩みを一度頭から追い出し、心を落ち着かせるヨガ。

・・・・そもそも「マインドフルネス」とは?
日本語にすると「十分に注意をしている状態」。
自分の呼吸に集中する“瞑想”など様々なやり方がある。

ヨガで体を動かすことで、お子さんも集中しやすくなります。
それぞれの動きに3分から5分かけ、ゆっくりやってみましょう。

 

[1] 自分に集中
・あぐらで楽に座り、両手は膝の上に。
・軽く目を閉じ、呼吸に耳をすませてみる。自分の呼吸の速さや、長さを感じる。
・さらに、お腹や胸、肩などのわずかな動きを感じる。
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普段あまり意識することのない“自分の呼吸”を感じてみよう。



[2] ネコのポーズ
・両手両ひざで身体をしっかり支え、四つんばいに。
・(A)腰を落として背中で谷を作り、続けて顔を上げる。
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・(B)今度は逆に頭を下ろし、続けて背中で山を作る。
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「吸って吸って吸って」のリズムで息を吸いながら(A)の動きをし、
「吐いて吐いて吐いて」と息を吐きながら(B)の動きをする。
無理はせず、背中の伸び縮みをしっかり感じることが大事。



[3]フラミンゴのポーズ
・立ち上がって、片足を上げる。
・床についている足の裏(親指・かかと)を意識し、バランスをとる。
・手のひらを胸の前で合わせ、真上に伸ばした状態でキープ!
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「吸って吸って吸って、吐いて吐いて吐いて」の呼吸を4~5回繰り返す。
反対の足も行い、バランスをとりやすいのはどちらか意識してみよう。


「頭の中で過去や未来の事をつい考えてしまうが、そうではなく“今ここ”に注意を向ける。
今マインドフルネスヨガをやっている間は、怖いこと、悪いことは起きていない。
今は大丈夫だ、と思ってもらえたらいいと思います」
指導:土屋さとみ(臨床心理士・ヨガインストラクター)



 

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2020年04月11日 (土)

"いい親プレッシャー"をぶっとばせ!<番組内容>

今回のテーマは「いい親プレッシャー」

スタジオには、「いい親にならなければ!」というプレッシャーに悩んだ経験のあるホゴシャーズに集まってもらい、その経験談や、どうすればプレッシャーから解放されるのか、話し合う。

ゲストは、育児漫画家の高野優さん。自身の子育ての体験をもとにした漫画を多数出版し、母親の気持ちを楽にするための子育て講演会を全国各地で開催している。

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【“いい親プレッシャー”の実態は?】

講演会で保護者たちの悩み相談も行う高野さんは、20年前も今も、プレッシャーに悩む保護者が多いと感じるという。
いい親にならなければいけない、というプレッシャーはどういうときに感じるのだろう。

ホゴシャーズに話を聞くと、ジュゴンさんからは、「忘れ物をなくす、片づけの習慣をつけるなど、子どもの生活習慣を正すためには、まず親自身ができていないといけないというプレッシャーがある」という意見、ポピーさんからは、「ちゃんとした子どもに育てるための生活のプレッシャーが大きい」という意見が出た。

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そんなポピーさんのお宅にカメラがお邪魔すると、毎日子どもがやるべきことを終わらせられるように、細かく時間管理をし、勉強をチェックし、子どもがやる気をなくしたときには叱咤激励してと、母親が息つく暇なく頑張っている日常があった。
ポピーさん本人も「ギリギリでやっている」といい、子どもが勉強ができなかったり、なにかに失敗したりすると、自分にバツがつけられたように感じるという。

一方で、父親のホゴシャーズにも話を聞いてみると、チャボさんは、「子育てで母親と同じか、それ以下のことをやっていても“パパなのにすごいね”と言われ、母親と父親では周りからの見方が違うと感じる」とのことだった。

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【なぜ、母親にプレッシャーが大きいのか】

なぜ、母親に対するプレッシャーが大きいのか。國學院大學教授の水無田気流さんに話を聞いた。

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水無田さんによると、
1つ目は、
明治時代に人工的に作られた「良妻賢母」という思想が、戦後、一般家庭に普及し、今なお人々の意識の中に根強いということ。
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2つ目は、
日本の母親に求められる家事・育児のレベルが先進国の中でもトップクラスであり、特に食文化が非常に複雑で手間がかかり、日本には、家族で食卓を囲むことが重視されすぎている文化があるということ。
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3つ目は、
日本の社会が、個人の自由より「母親」という役割規範を重視していること。
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主に、以上3つの理由が挙げられるという。



【海外をみてみると…】

フィリピンのセブ島で子育てをした経験があるジュゴンさんに話を聞いてみると、セブ島の食文化はいたってシンプル。
子育ても、みんなで面倒をみようという意識が高いので、母親に何か用事があるときは、簡単に誰かにあずかってもらえて、現地の母親たちは、みんなラクに楽しそうに子育てをしているという。

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一方で、いい親プレッシャーに悩まされている日本の母親たち。番組が行ったアンケート調査によると、いい親プレッシャーは、「子どもに必要以上に厳しくあたってしまう」など、子育てにいい影響より悪い影響があると考える母親が多いことが分かった。

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【いい親プレッシャーとどう向き合う?】

スタジオに来たホゴシャーズの一人、ユーカリさんも、かつてはいい親プレッシャーに悩まされていた。
雑誌やテレビに出てくるような完璧な母親を目指して、毎日部屋をきれいにし、食事もおやつも手作りを心掛け、子どもたちのスケジュールも分刻みで管理していた。

しかし、ある日、仕事の後で作った食事を三男が全部なぎ倒すという事件が起き、ユーカリさんは感情を爆発させて泣き出してしまった。
その時長男がかけた言葉をきっかけに、ユーカリさんは少しずつ自分のやり方を変えていき、完璧に家事をこなすことよりも、子どもと過ごす時間を大切にするようになった。

いい親プレッシャーから解放されつつあるユーカリさんは、より家族との時間を楽しめるようになっているという。

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【自分がもっていた価値観を見直す】

タツノオトシゴさは、夫婦で子育ての方法を見直した話を披露。
「今はとにかく子どもを優先しよう」と生活に優先順位をつけ、それをかなえるためには、家事や仕事など、子育て以外に割く時間を減らす努力をしたという。「大切なのは、夫婦で価値観を共有したこと」というタツノオトシゴさん

何より大変だったのは、「それまで周りから塗りたくられた価値観をぶち破る」ことだったという。

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【子どもたちの気持ちは…】

いい親にならなければとプレッシャーを抱える親たちだが、子どもたちはどう思っているのか。
トウガラシ家とポピー家で子どもたちに話を聞いた。

トウガラシさんは、シングルマザーで仕事が忙しかったころ、子どもを放課後一人にさせていたことに罪悪感をもっていた。
しかし子どもは、「自分の好きなアニメがあったから、寂しいと思わなかった」と言い、さらには、トウガラシさんが母親として、自分の好きなものをそのまま認めてくれることが本当にいいところだという。

ポピーさんは、プレッシャーのあまり子どもたちにガミガミ言ってしまうことに罪悪感をおぼえていたが、子どもたちは「お母さんは、忙しいのに勉強に付き合ってくれて優しいと思う」と言う。

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そんな子どもたちをみて、スタジオでは「子どもが100点満点でなくても、自分が子どもたちをとても愛しているので、子どもたちも100点満点の母親じゃなくても愛してくれると思う。」という意見や、「親がニコニコしていると子どももニコニコし出す。ニコニコをみてお互い安心して生活できる」という意見が出た。

尾木ママは、“いい親プレッシャー”というのは、社会や周りから自分がどうみられるかというところから生まれる場合があること。それを気にするよりも、大事なのは、子どもたちからみてどういう親か、子どもたちをどうサポートし、元気を出させてあげられる母親かどうかだ、という。


【高野さんからのメッセージ】

最後に高野さんから、今も“いい親プレッシャー”を感じる母親にメッセージをもらった。
高野さんは、「子どもが何歳になっても親である限りプレッシャーはゼロにはならない。プレッシャーを抱える自分も、理想と現実の間で悩む自分も丸ごと受け入れて笑ってすごせればいい」という言葉とともに、プレッシャーを背負いながらも、「それでオッケーだよ!」ということに気づく自分のイラストを描いてくれた。

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END 

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