番組内容

2021年10月23日 (土)

聞いてよ!尾木ママ~子ども相談室~<番組内容>

「歌を上手に歌いたい」「どうすればみんなを笑わせられる?」
今回は、子どもたちから寄せられた相談に、尾木ママ、ゲストのキンタロー。さん、そして頼もしい助っ人(すけっと)たちが、答えていく!

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まず、最初のお悩み。

ゆうきさん(小6女)
好きな男の子の隣の席になってから、とても緊張して、授業に集中できません。
どうしたらいいのでしょうか。

尾木ママ
ものすごくラッキーだと思う。隣の席に座れる確率から言えば大変な確率。そういう時はまず緊張感をとるのが大事で、一番いいのはあいさつ。こんにちは、おはよう、とかそういうところから入れば、相手の子も心を許し始める。

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キンタロー。
私もあいさつはすごくよいと思う。あいさつをして嫌な思いをする人は誰もいないし、コミュニケーションがとれていないと緊張が高まってしまう。最初に頑張ってあいさつをしてみて、習慣化したらどんどんしゃべりやすくなると思う。


続いてのお悩みは、中学3年生のみなとさんから。
みなとさんは歌が大好きで、小さいころから家族や友達とカラオケを楽しんできた。

しかし、あることがきっかけで、歌うことを楽しめなくなってしまった。
カラオケの採点機能を試してみたところ、何度やっても平均点より低い点数しかでなかったのだ。それ以来、「自分は音痴なのではないか」と悩んでいる。

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そんなみなとさんのために登場した助っ人がこちら!
筑波大学附属小学校で音楽を教える髙倉弘光(たかくら・ひろみつ)さん。
どうすれば子どもたちが音楽を楽しく学ぶことができるのか、教育方法の研究をしている。

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髙倉さん
今の子どもたちは歌がとても好きな子が多い。一方、小学校高学年、中学生になってくると、みなとさんのように「自分の音程が合っていない」ということに気づきだしたり、友達との比較ができるようになったりして、自信を失うこともある。さらに、音域の広くて難しい曲が多くなっている。しかし、トレーニングでなんとかできるというのが今は一般的になっている!

トレーニングをすれば歌は上達するという髙倉さん。みなとさんのために特別レッスンを開いてくれた!トレーニングのポイントは大きく3つ。


[1] 高い音から、低い音まで出せるようにするためのトレーニング。
髙倉さんが指を上下に大きく動かし、それに合わせて消防車のサイレンのように「ウ~!」と、高い音から低い音まで声を出していく。ふだんの生活の中で使わない高さの音を出すことで、のどの筋肉が鍛えられ、幅広い音域の声がでるようになるのだという。

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[2] 正しい音程をとるためのトレーニング
ドレミファソラシドの高さに合わせて腕を動かし声を出していく。この練習をすることで、視覚的かつ感覚的に、音程をつかむことができるようになるのだという。

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さらに先生が出したのが、バケツ!バケツをかぶって歌を歌うと、自分の声が響いて聞こえるので、音程のズレに気付きやすくなるのだという。

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[3] リズム感をよくするためのトレーニング
髙倉さんが手拍子を打ち、それと同じ手拍子を打つ。このトレーニングをすることで、リズム感が鍛えられるのだという。

音域、音程、リズム。3つのトレーニングを1週間続けるように伝えた髙倉さん。
その成果は、果たして…!?

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1週間後・・・トレーニングを続けたみなとさんが披露してくれた曲は、森山直太朗さんの「さくら」。高い音が特徴の難しい曲だ。

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音程を確認するように、丁寧に歌っていくみなとさん。
みなとさんの歌を聴いた髙倉さんは「めちゃくちゃ上手になった!」と絶賛。さらに、みなとさんの母も「1週間でこんなに上達するとは」と驚きを隠せないでいた。

みなとさんは、「もっと歌が楽しくなりそう。ひとまずカラオケに行ってみたいなと思う」と安どの表情を見せていた。



続いてのお悩みは…。

はっしーさん(小2女)
私の前の席に座っている男の子が、授業中に何度も話しかけてきて、困っています。
どうしたらいいでしょうか。

キンタロー。
これは正直に「本当にちょっと困るんだ」と言ってくれた方が、「ごめんね」となるかもしれない。前の席の子は楽しませようとやっているかもしれない。

尾木ママ
学校では多くのところに連絡ノートがあるので、お母さんに頼んでみては。うちの子が言っているという形でなく一般論でよいので、先生に宛てて「『授業中だけはけじめをつけて』『君たちならできるよ』とクラスの皆さんに言ってもらえるとありがたいのですが」と書いてもらう。困ったときは、親の力、担任の先生の力を借りることは全然おかしいことではないので、どんどん大人の力を借りて!

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続いてのお悩みは、小学校5年生のなおくんから。

お笑いが大好きで、自分も友達を笑わせたいと思っている。しかし、なおくんは、控えめな性格。「友だちと話しているときも、『これは言ってだいじょうぶかな…?』と心の中で確認してからでないと言えない」という。
そんななおくんは、あるクラスメイトのようになりたいと思っている。いつもみんなを笑わせて場を盛り上げてくれる友だちだ。

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そんな、なおくんのために登場した助っ人は、お笑いコンビ・オシエルズ!ふたりとも教員免許を持ち、笑いやユーモアのあるコミュニケーションについて、学校や企業で出前授業をしている。 

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早速、オシエルズの授業開始!
オシエルズいわく、おもしろい人になるためのヒントは大きく3つ。


[1] どんな質問にも堂々と答える!
まずオシエルズが勧めたのは、どんな質問にも大げさに答えるトレーニング。オシエルズいわく「どんなことでも、堂々とやればみんなが見てくれる」という。
「好きな食べ物は?」という質問には「ブロッコリー!」、「好きなスポーツは?」という質問には「水泳!」と、身振りも加えながら大きな声で答えるなおくん。オシエルズは、「アイデア自体が大事なのではなく、飛び込む勇気があればおもしろくなる」と話す。

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[2] どんなものでも人に例えてみる!
オシエルズが教えてくれたのは「何でも擬人化トレーニング」。どんなものでも人に例えてみるとユニークな表現になるのだという。

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もしゴミ箱が人だったらどんなことを言うか?「僕はゴミ箱。僕だけは捨てないでね!」。
「もしも」という言葉は、人の創造力を掻き立てるのだという。


[3] 相手の言うことをちゃんと受け止めること
オシエルズいわく大切なのは、おもしろいことを言うよりも、楽しい雰囲気を作ること。
そのために必要なのが、相手の言うことを受け止めるということ。
なおくんにそのことを実感してもらうために挑戦したのが「いいね!そしたらゲーム」。

今から散歩に行こうよ。

いいね!そしたら、散歩しながらハトを探そう。

いいね!そしたら、そのハトを食べよう。

いいね!そしたら、そのハトをしょう油の味付けにしよう

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オシエルズ
相手のことを受け入れて、いいね!と話を聞くだけで、話がどんどんつながっていき、盛り上がっていくのだ!おもしろいことをしなくても、なおはおもしろい人になれる。なおがいるだけでおもしろい雰囲気になっちゃう。

なおくん
何を言っても2人が受け止めてくれるから、安心することができた。
今までは堂々と出来なかったりしていたけど、きょうの授業で堂々とする練習もできたし、みんなの話を聞いてあげることが大事だということが分かった。



尾木ママ
きょうはたくさん悩みを聞いてきたけど、これだけ悩みがいっぱいあるというのは子どもたちが成長したがっている証し。また、子どもたちからのお便り待ってるわよ~!

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END

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | 固定リンク


2021年10月16日 (土)

勉強はつまらない?<番組内容>

今回のテーマは、ズバリ「勉強はつまらない?」

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「勉強つまんない!」「なんで勉強するの?」と、いつまでたっても勉強に身が入らない我が子。
頭を抱えるホゴシャーズたちのお悩みを、解決するヒントがあるのです!
それは、「STEAM」!!

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スタジオゲストは、三児の父である庄司智春さん。
尾木ママといっしょに、学びの楽しさについて考えます!

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◇勉強に身が入らない我が子…
バクさんの悩み


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*中2のゆいたさんの成績にショックを受けたホゴシャ〜ズのバクさんは、夏休み中、小学生向けのドリルを毎日やるように言った。
*勉強の遅れを取り戻そうとしてのことだったが、ゆいたさんには全くやる気が起こらない。

バクさん「どこが彼のスイッチなのか、探しているけど見つからない…」

一方のゆいたさんは
「なんで無理矢理勉強しなきゃいけないのか。勉強が面白いと思ったことは一度もない」


◆この状態、いったいどうすればいいの!?

専門家のアドバイス】
ICTを活用した新しい授業作りを教師に教えている、放送大学客員教授の佐藤幸江さんによると・・・
「子どもには何かしら好きなことがある。それをきっかけに『ものをつくる』ことを勧める」

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◇『ものづくり』にチャレンジするゆいたさん!

ゆいたさんが料理が好きなことに着目した佐藤さんは、「保存食」をつくってみることを提案。
ゆいたさんは、自分が好きな「ドライフルーツ」を作ってみることに!

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*インターネットで調べたところ、フルーツを乾燥させるには、天日干しの他に、電子レンジを使えることがわかった。
*電子レンジの設定温度や、チンする時間などを何度も変えながら、試行錯誤を繰り返すゆいたさん。

最後は、フルーツを焦がしてしまう場面もあったが・・・

*甘さが凝縮した「特製ドライフルーツ」が完成!!
*おしゃれな瓶につめ、メッセージも添えて、母にプレゼントすることに。

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◆「ものづくり」には、「STEAM教育」の要素が

*作っている間、「本当に楽しい」と感じたというゆいたさん。
*一度は、スイカでドライフルーツを作ろうとして失敗。
調べ直したところ、「水分の多いものは、気をつけてやらないといけない」ことも学んだ。

佐藤さん「『なぜうまくいかなかったのか』など情報収集してまた作る、そのサイクルが身に付くところが『ものづくり』の大事なポイント」

「ものづくり」に取り入れているのが、STEAM教育の考え方だ。

▼「STEAM教育」とは
科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術(Art)、 数学(Mathematics)の頭文字をとった「STEAM」教育は、ものを作る過程でさまざまな教科を横断的に学び、問題解決能力などを育む教育方法。

▼「ドライフルーツづくり」にある「STEAM教育」の要素は?
・「乾燥」させるところが、「科学」的な考え方
・お世話になった電子レンジは、「テクノロジー」
・お母さんへのメッセージを書くところは、「国語」の要素
S・T・E・A・Mに限らない。様々な教科を横断するのが特徴。

*試行錯誤を繰り返すことによって、「こうしてみたい」「あれも作ってみたい」と、さらなる探究心が生まれてくるという。


ゆいたさんの、父への「ささみジャーキー」プレゼント!

ゆいたさんは、予定になかった「ささみジャーキー」を作り父にサプライズプレゼント。
*ドライフルーツを作りながら、「もっとほかの物も作りたい!」と思い、学んだドライフルーツづくりの知識を生かして、ジャーキー作りに挑戦したのだ。

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バクさん「ドリルばかりやれと言っていた自分が恥ずかしい。自分で興味を持ってやるということは、やはり大事だと、思い出した」

ゆいたさん「少しはわかってくれたと、安心しました!」



▼知らぬうちにSTEAM教育を実践していた、庄司さん!?

*小4の息子さんが、スライムが欲しいと言い出したとき、買うのではなく、「作ってみれば?」と提案した庄司さん。
*しかも、キットを買うのではない。息子さんは、スライムが何で出来ているのか、どうすれば自分で作ることができるのかを調べた。
*息子さんは100円ショップに行って材料を買いそろえ、自分の手でスライムを作った。庄司さんはその姿をただ見守った。さらに息子さんは、学校で友だちにも教えたいと自作スライムの写真を撮って、作り方をまとめて発表したという。

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保護者の心がけ次第で、家でもSTEAM教育的な学びを実践できる!

◇STEAM教育は、学校の現場でも

高知市立浦戸小学校では、去年から学年ごとにSTEAM教育に取り組んでいる。
*1年生、2年生は、放課後に自分たちが過ごす場所に、ランドセル置き場を作った。
*みんな乱雑にランドセルを置くので、指導員の人たちが困っていたからだ。
*実際に物を置いて長さを測り、棚に何個 おけるかを計算した。そして、テープを貼って区分けした。
*そのテープには、みんながきれいにランドセルを置いてくれるようにと、メッセージも書き添えた。
*効果は抜群。ランドセルは、以前より整然と置かれるようになった。

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*3年生、4年生が手がけているのは、災害時に地域の人たちが使える「避難路」づくり。
*浦戸は太平洋に面しているため、南海トラフ地震が起きた場合、津波災害に遭いやすいとされる地域。
*元々あった避難路は、急階段があったりと、お年寄りには厳しいもの。そこで子どもたちは、高齢者でも利用しやすい新しい避難路を作ろうと考えた。
*行政に手紙を書き許可を取ったうえで、木の根や草で覆われた道を、地域住民といっしょに開拓整備した。
*その道をお年寄りが使いやすいかどうかを検証するため、手や足に重りを付けて歩いてみた。
*行政が指定している避難場所まで、少しでも早く到着できるように、さらに整備していきたいと、子どもたちは声をそろえる。

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▼「避難路づくり」の過程に関わる様々な教科
子どもたちは、「避難路づくり」を通して、ふだんの勉強で学んだことが、実際に役立つと実感した。

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校長の藤田由紀子さんは、「避難路をつくる」ことで生徒に起きた変化に驚いた

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藤田さん「今までは、調べて発表したら終わりだったが、『つくる』ことが入ると、生徒の中に大きな“課題意識”が出てきた。『あの道を本当に地域の通れる道にしたい』という“明確な目標”を自分たちで持つようになった」


【専門家のアドバイス】
佐藤さん探求にも知識は大事。知識を活用する場をSTEAM教育で保証する。すると、できない子は知識を得ようと勉強したりする。ワクワク楽しい学びを入口に、いわゆる習得型の勉強に戻っていくサイクルが大事」

【尾木ママのまとめ】
尾木ママ「勉強がつまらないというのは、学びが楽しいという環境を提供できない大人の責任が大きい。勉強が将来どう役に立つのかという目的が見えれば、子どもたちは学びと向き合うことができるだろう」


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 ◇STEAM教育に興味を持った方に!

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「ツクランカー」は、STEAM教育の考え方を取り入れた番組。
NHK for SchoolのHPで配信しています。



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投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | 固定リンク


2021年10月02日 (土)

どうする?学校選び<番組内容>

今回のテーマは“学校選び”
番組でアンケートをとると、「志望校が決まらない」、「進学する学校が子どもに合うか不安」など、
学校選びに悩む保護者の声が多く寄せられた。
どうやって学校を選べばいいの?

ゲストは、受験を半年後に控えた中学3年生のお子さんさんがいる、トータルテンボス・大村朋宏さん。

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番組では、3つのご家庭を取材した。

ホオズキさん(東京)、中2の息子志望校が決まらない
息子に行きたい学校を聞いても「特にない」。高校でやりたいことを聞いても「特にない」。
ホオズキさんは中国出身。選択肢の多い東京での学校選びは、どうアドバイスしていいか分からない。

ディクディクさん(埼玉)、中3の息子部活だけで選んでいいの?
息子の第1志望はレベルの高い難関校。母として応援しているが、第2志望以降の学校の選び方に不安を抱いている。息子は、「野球部があるかどうか」だけで学校を選んでいるのだ。
授業や行事など部活以外の他のことにも目を向けておかないと、進学後に後悔することがあるのではと不安。

ミズバショウさん(山口)、高専1の息子子どもが学校の授業についていけるか不安
息子は、海外で活躍するエンジニアになりたいと、高等専門学校への進学を希望。
しかし、息子は、理科や数学など理系の科目が大の苦手。ミズバショウさんは、受からないのではないか、入学できても勉強についてけるか不安だった。
しかし、入学後、勉強は大変だが、やりたいことに夢中になって充実した学校生活を送るの息子の姿を見て、「よかった」と思うとともに、このまま自分の思う道を衝く進んでいって欲しいと思うようになった。

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これらのケースを見ながら、「学校の選び方」について包括的に考えていった。

尾木ママ 「学校選びは 自己決定 が最も大事。」
尾木ママは、教育現場での経験から、学校選びに大切なのは「自己決定」だという。
尾木ママが中学教師だったとき、毎年6月頃になると卒業生たちが中学校に遊びにやってきていた。
卒業生に高校生活の様子を聞くと、学校生活で思い通りにならないことがみんな少しはあるそう。
しかしそのとき、「自分で決めたから頑張る」と張り切る生徒と、「親が決めた学校に行って大失敗した」と親のせいにしてしまう生徒で、きれいに分かれたという。

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では どうやって子どもに自己決定させれば? どうやったら自分で学校を選ぶ気になるか?
長年受験情報誌の編集長を務め、多くの親子を取材してきた教育評論家の安田理さんによると・・・

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ポイントは3つ

1:まずは肯定する
子どもが初めて志望校について話したら、まずどんなことであれまずは一旦受け止める。
その上でさらに詳しく調べることを子どもに提案してみる。
親が焦ってしまっていては、子ども自身も落ち着かなくなってしまう。
焦らず、まずは肯定して、子どもの気持ちを乗せていくことが大切だという。

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2:親の気づきを伝える
子どもが学校について調べていたら、親は自分の気づいた学校の良いところを子どもに伝え、子どもが様々な角度から学校を知ることができるようにする。


3:子供の意見を聞く
子ども自身に学校の様子を見たときに感じたことを話してもらう。
考えていることを言葉にすることで、自分の興味に気づき、どんな学校生活を送りたいかイメージができるようになる。

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尾木ママのアドバイス

[1] 親の失敗体験が、子どもの学校選びのモチベーションにつながる
それでも「子どもがなかなか動き出さない」と悩む保護者のために、尾木ママがアドバイスを加える。
★親が楽しそうに学校選びをとらえているのが分かると、子どもも学校選びを楽しいものだと思う。
★学校生活の成功体験というより失敗体験を楽しく話すことで、子どもは楽しく学校選びに向き合えるようになる。

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[2] 志望するすべての学校に行きたいと思える理由を書いておく
さらに、尾木ママは、学力が足りない場合だけではなく、何かのトラブルにあって第1志望の学校に行けなくなることもあるといい、第2志望以降の受験するすべての学校に「自分が良いと思う点」「自分が成長できると思う点」を書いておくことも大切だという。「滑り止め」という、後ろ向きな考え方をしないのがポイント。

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生徒主催の学校説明会 ねらいは「在校生の実感」を伝えること

番組では、学校選びのヒントになるかもしれない学校側の事例も紹介した。
東京・神奈川の4つの高校の有志によるチーム「学校PR部」。
彼らは、昨年からオンラインで生徒自身が学校を紹介する合同説明会を開催している。

ねらいは、ホームページやパンフレットには載っていない「在校生の実感」を伝えること。
例えば、英語のカリキュラムが充実していることについて、女子生徒は「カッコいいじゃないですか!」と笑顔で語り、陸上部の生徒は、学校のグラウンドが狭いことにも言及した上で、よく学校の近くにある海岸に行って練習をしているという日常をプレゼン。徒自身が学校の好きなところ、良くないと思っているところ、それに対して工夫をしていることを率直に語っていた。

尾木ママは「学校選びには、このような生徒のリアルな声を聞くのがとても参考になる」と評した。

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*説明会についての詳細は 学校PR部ホームページhttps://all-for-students.org/を参照してください。
次回は 10月3日(日)10時~ オンラインで開催予定!(東京都の9つの私立中学校が参加)



番組を通して…

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尾木ママのまとめ>
・自分を伸ばしてくれる学校が一番いい学校。
・学校選びには、「入学したらこう過ごすんだ」というイメージや目標を持っていると良い。
・最終的に入学した学校で子どもが楽しく過ごせればいいので、そんなに気負わずにやってほしい!




END

 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | 固定リンク


2021年09月25日 (土)

習い事のもやもや <番組内容>


今回のテーマは子どもの習い事

番組でアンケートを行ったところ、「子どもが習い事をしている」保護者は81%、
しかも、そのほとんどが「2つ以上」。

習い事が、多くの家庭において、日常生活の一部となっている!?

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それだけに、保護者の悩みもさまざま。

「子どもが『やめたい』と言い出したが、やめさせていいのか…」「やる気が見られない。もっと練習してほしいのに…」

保護者たちが、子どもの「習い事」に抱える“もやもや”について考える。
スタジオゲストは、タレントの山口もえさんと、子どもの発達心理に詳しい渡辺弥生さん(法政大学教授)。

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保護者のお悩みその[ 1 ]
子どもが「習い事をやめたい!」と言い出した

2人の子どもを育てているカササギさん。
カササギさんの長女、小学2年生のりんのさんは今、バレエと習字を習っている。
バレエは楽しんで通っているのだが、習字については・・・・「今すぐやめたい!」という。

キレイな字を書けるようになりたいと、1年半ほどはりきって練習してきたりんのさん。
やめたくなったきっかけは、学校の書初め展でクラス代表に選ばれなかったこと。
カササギさんによると、りんのさんは、「習字が楽しくない」「続けても上手くならない」と言うようになり、モチベーションは下がっているという。
カササギさんとしては、やめるにしても、字が少しうまくなった、級が上がった、みたいに何かしら達成感を感じてからやめてほしいと思っているのだが…。
子どもの「やめたい」という気持ちを受け入れ、このままやめることになっていいものか、カササギさんは揺れている。

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子どもが習い事をやめたい」と言った時、親はどうしたらいいのか?

渡辺弥生さんに3つのポイントをあげてもらった。

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ポイント[1] 子どもの気持ちを聞く
渡辺さん解説>
子どもは、負けたりしてショックを受けると「やめたい」と思うし、先生にほめられたりすると「やっぱりやりたい」と思うもの。日々感情が変わっていくところがあるので、保護者がゆっくり気持ちを聞いてあげると、子どもは自分の気持ちを整理しやすくなる。

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カササギさん
・家で練習していてもわざと汚い字を書いたりして「やめたい」ということをアピールする時もあれば、「今やめたら後悔する」というようなことを口にしたりもする。
・でも、気持ちが揺れているのは、私の「続けてほしい」という思いが伝わりすぎているからなのかも…。

山口さん
・習い事を始める時の「初期投資」のことなどを考えると、親が言いたくなってしまう気持ちはわかる。
親の気持ちも言いたくなってしまう。

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渡辺さん解説>
・親が自分の気持ちをおさえすぎて爆発するのはよくないので、「お金がかかっている」ということも、冷静に伝えることは悪くはない。
「習い始めた理由」を親子で振り返ることが大事。


ポイント[2] 選択肢を増やす
渡辺さん解説>
親は「やめるかやめないか」白黒はっきりつけたがるが、子どもは、習い事をどれだけ続けると、どんな力が身につくかという、見通しが立たない。
「もう少し頑張ったら面白くなるかも」「1か月お休みして、やる気にになったらまた再開してみようか」など、選択肢をいくつか用意してあげると、子どもが考えやすくなる。


ポイント[3] 子どもにゆだねてみる
渡辺さんの解説>
子どもにとって、やりたくないものを無理にやらせられるというのは、すごいストレス。
「やめたかったらやめさせてもらえる」という心の安らぎを、子どもに与えることが、すごく大事。。
子どもをやる気にさせる上で大事なのは「自己決定感」

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尾木ママのアドバイス>
「やめてもいい」と言ってあげたら、子どもは、逆に「もうちょっとがんばろうかな」と思うこともある。小学生に限らず、中学生でも高校生でも、「自分の気持ちを分かってもらえた」という気持ちは、子どもにとってのパワーになる。



保護者のお悩みその[ 2 ]
子どもが「習い事」をやりたがらない・・・

3人の男の子を育てるつるむらさきさん。
小学5年生の長男、しょうたろうさんは、習い事をしたことがない。
つるむらさきさんは、これまでいろんな習い事を勧めたが、しょうたろうくんの反応は、いつも「やりたくない」。
無理にやらせることに抵抗があったつるむらさきさんは、子どもの気持ちを尊重してきた。

「習い事をやることで自分の時間を犠牲にしたくない」というしょうたろうくん。毎日学校から帰ってきたら、先に宿題をしてから、ゲームをしたり、友だちや弟と遊んだりして、自分なりに計画を立てて過ごしている。

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つるむらさきさん
つるむらさきさん自身も、子どもの頃、習い事をすることにより、精神力が強くなったという。だから、「息子にも習い事を通して、身体を動かし体力つけてほしい」という思いを持っている。
・いろんな知識や経験を貯えていく時期なのに、このままでは、習い事をしている子と差がついてしまうのではないか、親がちゃんとレールを敷いてあげるべきなのでは、と不安になる。


渡辺さんのアドバイス>
体力でも精神力でも思いやりでも、本来は学校で友達とやりとりするなかで、自然に獲得されていくもの。あまり心配する必要はない。
(「休みの日は一日どこにも行かないでゲームして終わる日もある」というつるむらさきさんに対して)だらだらしたり、ぼーっとする時間が大事。携帯電話が充電しないと使えなくなるのと同じ。明日につながる“充電”をしている。そうしてはじめて力が発揮できる。



保護者のお悩みその[ 3 ]
やる気を感じない・・・

ホオズキさんの息子、中学2年生の長男、あらたさんは、この春からギター教室に通い始めた。
一度も休むことなく通っているものの、家ではあまりギターを弾かない子どもに、物足りなさを感じている。
「家に帰ってきたら練習しない。好きだったら、ご飯の時間も惜しんで練習するものだと思うのに…」。

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ホオズキさん
・ギター教室の先生が「上達が早い、才能がある」とほめられる。なのに、家ではあまりギターを弾かない。不思議でしかたない。


そこで、あらたさんがギター教室ではどんな様子なのかのぞいてみると、とても楽しそうにレッスンをうけている。
ホオズキさんの目には「輝いている」ように見えた。

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あらたさん
・教室だと先生と話もできるし、わからないことも、わかりやすく教えてもらえて楽しい。ここでギターを弾いている時間は「癒し」。


尾木ママのアドバイス>
中2は、思春期で親離れの時期。干渉されるとプレッシャーになる。教室でギターを弾いていると、そういうものから解放されて、元気をもらっている。


渡辺さんアドバイス>
あらたさんは、自分だけの楽しい世界を、自分で決めたことにがんばる世界を作っている。そういう時は、そっと見守ってあげるのがいいと思う。




【まとめ】

山口さん
・大人は、どうしても、子どもの習い事に、“成果”を期待してしまう。求めすぎだったのかも…。


渡辺さん
親が先導する形で気持ちを押し付けてしまうと、子どもの「自分で決めたい」という気持ちを潰してしまう。
「アンロック ポテンシャル」という言葉がある。子どもの潜在能力に鍵をかけないということ。
自由にチャレンジをさせてみて、子どもが「やりたい」「楽しい」と思えるものに出会った時は、親は後ろからサポートしてあげるのがいい。

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尾木ママ
習い事の主人公は、あくまで「子ども」。
親は成果や期待を求めずに、子どもにとって少しでもいいことがあったと感じたら、そこを褒める。
親もそれで満足できるようになったらいいわよね。

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END



 

 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | 固定リンク


2021年08月21日 (土)

知ってる?性の多様性 ~中学生のホンネ~ <番組内容>

最近、「LGBT」「ジェンダー」「性の多様性」などという言葉をよく耳にするようになり、中学生の教科書にも、保健体育、美術や国語など、いろんな教科にわたって記述が増えている。

そこで、当の中学生はどう感じているのか、中学生とホンネに耳を傾け、子どもとどう向き合えばいいか、考える。
ゲストは、りゅうちぇるさんと、トランスジェンダーであることを公表しているファッションモデルのイシヅカユウさん。




集まってくれた中学生は5人。
「性の多様性」というテーマに強い関心がある子や、これまであまり身近には感じたことがないという子など様々。

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今回、この5人に見てもらったのは、NHKで今年放送した、海外ドラマ。
『ファースト・デイ わたしはハナ!』
https://www.nhk.jp/p/fdhannah/ts/GQXVKKP4QV/

主人公は、心と体の性別が一致しないハナ。
小学校では、トーマスと言う名前で、男子児童として学校に通い、いじめにあっていた。

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中学からは念願かなって、スカートをはき、ハナという名の女子生徒として通えることに。
トランスジェンダーであることは周りに打ち明けずに学校生活を送る。
そんなとき、小学校の頃のいじめっ子が転校してきて、ハナは、トランスジェンダーであることを広められるのではないか…と
不安な気持ちでいっぱいになる。

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<このドラマを見た中学生の感想は・・・>

自分が気づいてないだけで軽く接している人がもしかしたらトランスジェンダーかもしれない

もし自分がハナの立場だったら、どうするか。
トランスジェンダーであることを周りに打ち明けてそれがいじめに発展したら…。
周りに合わせないといけないと思うし、ひとりぼっちになるのは嫌だから、言いたくはない。学校ってやっぱり大変だなと思う。

学校には「あなたは普通の人とは違う、だからいじめるわ」という人ってどうしてもいると思う。だから、そんな状況を見て周りに打ち明けるのか、打ち明けないのか判断するのも大事なのでは。

周りがみんな優しくて、分かってくれるような状況だったら打ち明けてもいいけど、そうじゃなかったら言わないかな

など、様々なホンネが飛び出した。

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りゅうちぇるさんの意見
学校は『小さな社会』。
 でも、通っている人からすれば、そこが『人生のすべて』。
僕も学生時代、「男なのに化粧して」とか「女の子とよく話すね」とかいろいろ言われた。
その人の中身を見るのではなく、
 「人と違うから、きっと仲良くなれないだろう」
 「全然違う生き物だ」と思ってしまう子も僕の周りにもいた。


イシヅカユウさんの意見
中学のとき、いじめられた経験があって高校では、なかなか周りに打ち明けられなかった。
 友だちが誰もいなくなってしまうんじゃないかという怖さがあった。
友達に嘘をついているわけではないが自分の体のことを言えないから、プールや学校の行事に「ちょっと行けないんだ」と、別のことで言い訳を言うのがすごく辛かった。


尾木ママの意見
小学校高学年から中学生ぐらいになると、性のことで100人が中100人悩みを持つ
自分は人と違うんじゃないかと悩み、親にも先生にも言えず、1人で抱え込む子もいる
周りに不安を持っている子がいるのかも、と想像する力が必要

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<次に話題は、制服について>

最近、女子生徒が、スカートではなくスラックスを選ぶことができる学校も増え、リボンやネクタイも選べる学校もあるが、生徒からすると、周りの目を気にしてそれでもなかなか選べないという現実もある。

周りの目が気になって、着たい制服を着ることができないという子は、どうすればいいのかを考えた。


りゅうちぇるさんの意見
制服は毎日着るものだし、自分の好きな自信のある姿で大好きな友だちに会いたいし、勉強に取り組むモチベーションも変わる。
でも、「スラックスをはきたいからスラックスはこう」と、無理に決断することはない。
 もし、周りの目が怖いなら、挑戦しなくてもいいと思う。
学校の周りの人を見て「やっぱりやめておこう」と思えば、無理する必要はない。
もしくは、自分を出せる場所だけで(例えば大好きな友達が多い、放課後のサークルなど)スラックスはいてみよう、ということでもいいかもしれない
自分の心に素直に生きるのが絶対いい。


イシヅカユウさんの意見
自分も中学のときに、「学ラン」を着ることが嫌で学校に行けなくなってしまった
りゅうちぇるさんの言うように、「どこで自分を出すか」というのは、自分で決めていいと思う
学校や社会は、もっと自分を出しやすい場所になるべきだなとも思う

 



<次に話題は、「トランスジェンダー」「Xジェンダー」という ことばについて>

番組には、自分の性の在り方について、
「トランスジェンダー」「Xジェンダー」「女と男の間」という言葉を使っているが、“しっくりこない”気持ちがあるいう悩みなども寄せられた。


イシヅカユウさんの意見
私も「トランスジェンダー女性」ということばで便宜上説明しているが、自分がそのことばに当てはまっているのかは全然分からない。
そもそも言葉は、すごく流動的なもので「何かに当てはめなくちゃいけない」とかそういうこと自体、あまり意味がないのではないか。


りゅうちぇるさんの意見
「女と男の間」という表現については、人の説明するときに分かりやすいという点でやむを得ず「間」と言っているかもしれない。
男でも女でもなく、「私は私」でいいのではないか。
僕は、表現できないとき「『キャンディボーイ』」と表現する。
 これは、僕が作った僕だけの性別で『かわいいものが大好きな男の子』という意味。


尾木ママの意見
自分で自分を決めていい。
 100人いたら、100通りの性がある。
「当事者」とか「第三者」という区別で見るのではなくみんなが「多様性の中のひとり」。グラデーションのどこかに位置している。




<次の話題は、家族や先生について>

ドラマの中で、ハナに寄り添う母親や兄、
そして、ハナを常に見守ってくれる担任の先生について、
中学生の感想は・・・


ハナがスカートの制服を着て初めて学校に通う日、ハナの不安な気持ちを察して、お兄ちゃんが「あ、かわいいじゃん」と、さりげなく言葉をかけたのが、スマートで印象に残った。
クラスのみんなで映画を観ているときに、後ろからハサミでハナの髪の毛を切ろうとしていたいじめっ子に気付いた先生は、「やめなさい!何やってるの!」としかりつけるのではなく、「ポップコーンはいかが?」と目立たない声掛けをして、嫌がらせをやめさせた。
先生によっては、いじめられた子を守ろうとして、いじめた側を叱責することがある。
でも、それでは、いじめられた子が注目を浴びて目立ってしまうので、かわいそうだなと思うことがある。


最後に5人の中学生は、自分の悩みをおとなに相談できるか話し合った。

親も自分に悩みを相談してくれるので、自分も親に悩みを自然と話しやすい。
 悩みを話しておくと、いざというときに、すぐに親が味方になってくれるから、そこがいい。

こんな意見も出たが、残りの4人は「親には相談できない」「毎日会う関係だと逆に言いづらい」という。

しかし、学校で「何かあったら来てください」という特別な部屋が保健室と別にあって、そこは気軽に行きやすい。
悩みを言いやすい場所が学校にあるのはいいなと思う、というホンネも飛び出した。


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ここからは、中学生の保護者2名も参加。
「親には相談したくない」って言われたことについて・・・


の意見
やっぱり相談してくれていなかったんだなっていうのがちょっと寂しかった。
子供にあまり近づき過ぎちゃいけないとは思うがどうしても近づいていろんな話を聞きたくなるし、ほどよい距離感が難しい。


イシヅカユウさんの意見
うちの母は、自分との距離感について考えてくれていたのか、悩んでいる私に、性に関する本を「読みなさい」と言ってくるわけではないけど、読める所にそっと置いておいてくれた。


りゅうちぇるさんの意見
親への秘密っていっぱいあるものだと思う。
 そういうことも経験して、大人になっていくので、そのために親ができることは「あなたは素晴らしいんだよ」と伝える。
ちゃんと愛を伝えて
 「自分は親から無条件に愛されている」と子どもが思えるような声かけをしてほしい


尾木ママの意見
学校の先生や親、周りの大人など社会全体がステップアップしていくことが今 求められている



番組内容は以上です。

番組では「性の多様性」について、これからも考えていきます。
ホームページにご意見、ご感想をぜひお寄せください。

 

 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | 固定リンク


2021年08月14日 (土)

動画サイトとのつきあい方<番組内容>

 今回のテーマは、子どもたちの生活に広く浸透している“動画投稿サイト”

「だらだらと見続けていて困る」「何を見ているかわからなくて怖い」と心配している保護者も多いのでは?
ネットリテラシーに詳しい小木曽健さんとともに、動画投稿サイトとの上手なつきあい方を考える。

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保護者のお悩み その[1] 子どもがずっと動画を見ている!

つるむらさきさん「動画サイトは一度見始めると、次から次へと新しい動画が流れてなかなかやめられない。見せすぎるのはよくないと思うが、取り上げると騒いでしまってご近所迷惑に・・・。どのくらいが適量なの?」

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小木曽さんのアドバイス>
・どのくらい見ても大丈夫かというのは、家庭によっても違う。まずは、一日の時間の使い方を整理しよう!
・親子で一日の時間割を書き出してみると、自由に使える時間が割り出せる。
・次にその自由時間の中で、何時間は動画を見てもいい時間にするのか、親子で話し合いながらルールを決めよう。

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つるむらさきさん「自分で時間管理をするのが難しい小学校低学年の場合は、どうすればいいの?」

小木曽さんのアドバイス>
・子どものスマホの利用時間を保護者が管理できる機能やアプリがある。例えば、動画は4時からしか見られない設定にして「4時までは宿題をしようね」という話し合いもできる。子どもが小さいうちは、そうしたツールを利用することで、子どもも時間の使い方を身につけることができる。
・管理アプリを使えば、どんな動画を見ているのかチェックすることもできるので、不適切な動画を見ないようにすることもできる。「あなたがどんな動画を見ているのかわかっているからね」というふうに子どもに伝えて、コミュニケーションをとることも大事。


尾木ママのアドバイス>
・子どもにルールを守らせるのは大変かもしれないが、大きくなったらもっと大変!今のうちに保護者が本気で向き合えば、子どもにもちゃんと伝わるはず。

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保護者のお悩み その[2] 動画を投稿してトラブルに巻き込まれないか心配…

いまTikTokなどのアプリで気軽に動画を投稿する子どもが増えている。
しかし、保護者からはこんな不安の声が・・・。

ビオラさん「高校生の娘が動画を投稿しているが、内容を教えてくれない。動画がきっかけで犯罪に巻き込まれたというニュースも聞くので、不安。どうすれば・・・?」

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<動画投稿サイトのトラブル事例に詳しい、ITジャーナリストの高橋暁子さんの解説>
・子どもが映っているというだけで別のサイトに転載される恐れがある。アダルト系サイトの広告に勝手に利用されていたなど、悪質なケースもあり、後から消そうと思っても取り返しがつかない。
・ユーザーと直接やり取りができるダイレクトメール機能もあり、犯罪者がターゲットを探して子どもと接触する場になりうる。特に子どもたちがよく使っている動画共有アプリには、AIが好みの動画を選んで紹介する機能があるので、たとえば小学生ばかり物色している人には、小学生の動画が表示されやすい。
(※2020年度は、TikTokをきっかけに犯罪に巻き込まれた子どもが前年比増)


小木曽さんのアドバイス>
・万が一トラブルに遭ったとしても、保護者が、たとえば「TikTokって何?」という状態では、子どもは相談してくれない。せめて、子どもが利用しているアプリは保護者もインストールしてみて、試しに使ってみるぐらいのことはやってみては?


尾木ママのアドバイス>
・自分も使っているから、動画を投稿することが楽しいのはよくわかる。しかし、どんなリスクがあるのか、親子で具体的に話し合うことが大事。



動画投稿を通して、親子で話せる土台ができている家庭も

ジャッカルさんは、自分のスマホを息子に貸して、動画の投稿を許可している。
動画を作るときは「こうしたらいいんじゃない?」とアドバイスをしたり、カメラマンを担当して一緒に考えたりしながら見守っているという。
また、真似してほしくない動画を見ているときは、「こういうことはやらないよな?」と声をかけるそう。

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尾木ママのまとめ>
・動画投稿サイトが子どもたちに身近になったことで、新しい可能性と新しい危険性が同時に増している。
子どもと一緒にやってみたり、興味を持つ姿勢を見せたりすることが大事。やっぱり親子の信頼関係が基本!

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みなさんも、子どもが見ている動画を、今日は一緒に見てみませんか?

 

END



投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | 固定リンク


2021年07月10日 (土)

きれいな字を書くには<番組内容>

今回のテーマは、子どもが書く「汚い字」

字が丸まっている、極端に濃い・薄い、「トメ」「ハネ」「ハライ」が雑などなど・・・。
何度注意しても、なかなかなおらない・・・・。

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今回は、子どもに字について学校や保護者からの相談に乗っている、笹田哲さん(神奈川県立保健福祉大学 教授)のアドバイスを受け、きれいな字を書けるようになるためにはどうすればいいか、を考える。

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笹田さんいわく、乱れた字を書くと疲れたり、書くのが遅くなったりして、学習にも影響がでる可能性があるという。



【実際のホゴシャーズの悩みとは・・・・・】

ビオラさんの場合>
小学4年生のゆうせいさんの書く字が
鉛筆の持ち方が悪いのでは?と考えるものの、どう直していいのかがわからない。

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はちみつさんの場合>
とくに気になるのは、小学6年生のねいろさんが書く数字
雑なため、計算間違いも多いという。
音色さん自身、原因は、鉛筆の持ち方にあるのではないかと思っている。字を書くときに人差し指に力が入り、手が痛くなる

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【字がうまく書けない大きな原因は・・・・】

笹田先生鉛筆の持ち方が影響している」

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良くある持ち方として、
「親指でっぱり持ち」「逆『く』の字持ち」「先端持ち」「垂直持ち」がある。

ゆうせいさん:親指でっぱりと先端持ちの混合タイプ
ねいろさん:親指でっぱりと先っぽ先端持ち、逆くの字持ち、3つ混合タイプ

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これらの持ち方をしていると、筆圧が強く疲れやすい。そして書くスピードが遅くなる。



【鉛筆の良い持ち方とは・・・・。】

中指の上に鉛筆をのせ、親指と人差し指で支える。
持つ場所は、削った部分から指1本くらい上のところ。
人差し指は、親指よりも少しだけ前に出す。

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親指の根元に隙間があることを確認。この隙間が空くことで、親指と人差し指の関節が動き、鉛筆が動かしやすくなる。

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良い持ち方に慣れるためには、最初から細かい字を書かないのがポイント。
大きな円や線を書いて練習する。


【親指が動きやすくなるための体操とは・・・・。】

親指は、鉛筆を操るうえで重要な役目を担っている。

1,鉛筆コロコロ体操
  親指と人差し指で鉛筆をはさんで、交互に動かす。
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2,しゃくとり虫体操
  鉛筆の端を、良い持ち方で持ち、尺取り虫のように、指を曲げたり延ばしたりしながら、移動する。
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【収録を終えたはちみつさんは・・・・】
習ったことを ねいろさんと試してみる。
最初は書きにくかったが、意識して鉛筆を持って6日目には、字が薄くなり、指の負担も軽くなってきたという、変化が見られた。


他にも、こんなお悩みが・・・。
アーリーレッドさんの場合>

中学1年生のかずきさんが、字をかくときの姿勢について悩んでいる。
正座をして前かがみになって書くか、ソファの上にうつぶせで寝そべって字を書く。
字の特徴としては、薄くて読みずらい。
一方、習字の時間に、椅子に座って、ちゃんとした姿勢で書く字は、濃く丁寧さが感じられる。

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かずきさんの鉛筆の持ち方は「垂直持ち」
正座で前かがみになっている姿勢だと、指先だけで書くようになるため字が薄くなる。
これは、腹筋背筋を使っていない姿勢で書いているため、姿勢から変えていく必要がある。

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ここでは、ストレッチマン・レジェンドが登場!
ストレッチマン・レジェンドときれいな字を書くためのトレーニング】

● 親指の体操
まずは、両手をグーにして胸元に。そっから、両手を、親指を立てた「サムズアップ」の形で突き出す。
もう一度、両手をグーにして胸元に戻し、次は、親指と人差し指で「ピストル」の形を作って前に突き出す。また、両手をグーにして胸元に戻し、親指と人差し指で「OK」のリングを作って突き出す。これを、だんだんスピードを上げながら、続けて行う。
「OK」の際、しっかり親指を使いリングを作ることが重要。

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● より良い姿勢で書くために体幹を鍛える
股関節を意識して広げるように、あぐらをかいて床に座る。手は腕の前で軽く組む。
前後左右に体を揺らし、その後体を回す。
背筋が伸び、体幹が鍛えられる。

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● 親子で行う体幹トレーニング
青竹ふみの上に立ち、不安定な足元でタオルをボールにしてキャッチボールをする。
上に飛び上がる意識で背筋を伸ばし、ボールをなるべく高く投げる。
不安定な足元で行うことで、体幹を調整する力が養われる。

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【まとめ】
尾木ママ「(字を書くのに)体幹が影響しているとは思わなかった。親子でやれば、タオル投げは楽しいですよ。」

笹田先生「早いと1ヶ月ぐらいから効果が出る。子どもの書いた文字だけで指摘するのではなく、持っている持ち方や姿勢も見る。「小さなできた」を沢山作っていって欲しい」。」

ストレッチマン・レジェンド
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END

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | 固定リンク


2021年07月03日 (土)

夫の家事育児と妻のホンネ<番組内容>


今、家事や育児を行う男性が増えている!
実際、男性のおよそ9割が「台所の手伝いや子どものおもりをするのは当然」と回答。

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しかし、それを望んでいたはずの妻たちからは不満の声が。
「やるのはいいけど“ガサツ”すぎる」
「恩着せがましいのが嫌」

家事や育児をしても、妻から怒られてばかりの男たち。
一体どうしてなのか?不満を口にする妻たちのホンネは?
男性ホゴシャーズたちと考えていく!



夫の家事育児 妻を助けたいのに「やらなくていい」と言われてしまう

ジャッカルさんは、フルタイムで働く妻と、小学5年の長男の3人家族。
これまでほぼすべての家事を妻に任せていたジャッカルさん。リモートワークで時間ができたことを機に、仕事に忙しい妻の助けになりたいという思いから、家事をするようになった。

この日も、夕食後に家族全員分の皿を洗ったジャッカルさん。その出来栄えに自信満々。

ジャッカルさん
100点ですね。120点!
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しかし!妻の採点は、「80点」。お皿に汚れが残っていたり、シンク周りの拭き上げが足りていないところも気になるようだ。

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妻のあゆみさんは、夫の思いやりをうれしく思う反面、家事の至らなさには不満を感じている。

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あゆみさん
ひと言で言うと“がさつ”。信じられない。何回言っても変わらないから、諦めになってきて、だから任せられないんです、すべてを。


夫の家事育児 妻の不満は?

妻を助けたいと家事をしているのに、「やらなくていい」と言われてしまうジャッカルさん。
家族関係や親子関係の問題に詳しい大日向雅美さんが目をつけたのは、ジャッカルさんが本当に“がさつ”な性格なのか、ということだった。

(恵泉女学園大学学長 大日向雅美さん)
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大日向雅美さん
“がさつ”だと言われてモヤモヤしていらっしゃるけど、本当に”がさつ”でいらっしゃるんですか?お仕事とか他のことではどんな感じの方なんですかね。


ジャッカルさん
結構、計画的に物事を進めるのが好きなんです。仕事とか、数字を扱ったりする業務ではあるんで。あと自分の興味のあることは、すごく緻密にやっていますね。


妻のあゆみさんにも改めて聞いてみると・・・
「夫には細かいところもある。家族旅行で遊びに行く時は何時にどこに行くか、車の中でどんな音楽をかけるか、など細かく決め、詳細なスケジュールを作る。」

自分の興味のあることや、誰かが喜んでくれるものは、緻密にやるというジャッカルさん。その一方で、家事は「がさつ」だと言われてしまう。その理由について、大日向さんは、2つのことを指摘する。

[1] 仕事と家事を別だと捉えている
もし職場の仕事ならば、上司や仲間から注意されたら改善し、”ダメ出し”と捉えない。仕事へのスキルアップのアドバイスとして捉えるはず。

[2] 家事を「喜ばれること」と捉えていない
家事は本来、シンクをきれいにしたり、美味しい食事を作ったりして、家族で喜びを分かち合うこと。そういう風に発想を変えると、ジャッカルさんの持っている素養や素質が発揮できるはず。




ほぼすべての家事を担う夫 それでも妻は気になるところが…

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続いてカッパさん。大学2年の長女と、フルタイムで働く妻の3人家族。
リモートワークになったことを機に、ほぼすべての家事を引き受けるようになった。
会社の仕事をこなしながら、料理、掃除、洗濯すべてをこなすフル回転の毎日。

しかし、そんなカッパさんに対して、妻のカイツブリさんは、気になっていることがある。
それは、家事をしているときに、時折、不機嫌な様子を見せること。

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夫の”不機嫌な様子” 妻からすると「責められている」

カッパさん
朝から夜にかけて、家事やら仕事やらをやっていくと、時計が10時を指したころには、眠気が襲って疲れがたまってきて、おでこに“たこじわ”が寄ってしまう。「なんで俺がやってるんだ」という不満が言葉と態度でてしまうが、それがなかったら、爆発してしまう。

こうした夫の不機嫌な様子を見る妻の心境を、大日向さんは「自分が責められているような気持ちになるのでは」と分析する。


大日向さん
妻はつらいと思う。本当はもっと仕事を減らして夫に楽をしてもらわなきゃいけないんじゃないかとか、カッパさんの不機嫌が自分の胸に刺さるように思っちゃうのかなって。


カッパさん
ふに落ちたところがある。今、妻が忙しく、夫婦の会話の時間が欠けているのかなと思った。もっと話を聞かないといけない、というところが私に欠けていたのかも。


大日向さん
そこにまずは気づいたことがすばらしい。妻の一番聞いてほしいことがなんなのか、とその糸を手繰り寄せられたら夫婦関係はピタッといくと思う。



自身のキャリアに対する複雑な思い 夫に言えなかった妻のホンネ

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カッパさんの妻のカイツブリさんは、発展途上国の開発支援をする会社で日々、忙しく働いている。

カイツブリさん
夫が家のことを、ほぼやってくれているので、仕事に没頭できて思いっきりやれるというのは、すごくありがたい。

その一方で、これまで夫には打ち明けることのできなかった複雑な思いがあるという。

27歳のとき、ずっとやってみたいと思っていた今の仕事に就いたカイツブリさん。アジアやアフリカなどの国で、支援活動を行ってきた。

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仕事にやりがいを感じ充実した日々を送っていたカイツブリさん。
そんな中でカッパさんと出会い、40歳で母となった。子育てを優先するために、海外には行かず、国内で出来る仕事に切り替えた。


カイツブリさん
その時はしかたないと思っていた。家族のためなら、子どものためなら一歩引いてしまうところはどうしてもある。子育てに自分が一番責任を負っていると思っていた。

娘が小学校に入ったころから、夫の協力を得て、海外での仕事を再開したものの、以前のように長期の出張をすることはままならなかった。

カイツブリさん
私を指名で入ってほしいというポジションがあったが、すぐ「どこどこの国に行ってほしい」という案件があり、悩んで、子どもが小さいから行けませんと断った。あんなチャンスも、こんなチャンスもあった、あれを全部やっていたら今、違うポジションにいたよなと思う。

仕事より子育てを優先したのは、自分で納得して決めたこと。それでも、もっと他にやり様があったのではないかという思いが、何度も頭をよぎるという。

カイツブリさん
夫も子育てには協力してくれた。でも、仕事も大事、子どもも大事。すごいジレンマ。そういう苦労を、夫は知らないと感じる。あの時、もっと一緒に考えてもらえたら、他に方法がないか考えようと言ってもらえたら、とてもうれしかったかもしれない。

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どうして妻の気持ちに気づけなかったのか 背景にある男女の“役割意識”


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カッパさん
具体的にそこまでやりたかった仕事を犠牲にしてまで、家事育児をやってくれていたというのは改めて知った。でも、子どもが小さい頃は、妻と向き合える時間が取れなかったというところもあるし、私も逃げていたところがある。


大日向さん
時間がなかったプラス、お互いに向き合う必要がないと考えていたのでは。子どものことは「母の役割だ」というとこが、どこかにお互いある。

一方、カッパさんも犠牲にしてきたものもあるという。


カッパさん
妻が海外出張に行っている間などは、娘の世話と家事をするため、早く帰らなければいけないことも、いっぱいあった。


大日向さん
カイツブリさんは、いろんなものを失い、捨ててきたのでしょう。世間では「女性活躍」と言うが、上っ面なものではない。実際に結婚し、子どもを持ち、家庭を持ったら、仕事も大事、家庭も大事と揺れていく。その中で、一枚一枚翼をもがれていくような思いで生きる女性たちが実態

今だって遅くないと思う。もう一回、会話や対話をしたら、実りの多い第二の人生になると思う。


カッパさん
今になって彼女の思いを少しでも還元してあげたいというか。今の自分のできることで恩返ししたいなというところがあります。



納得した夫婦関係を築くためには?

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大日向さん
2人とも完ぺきを求めすぎている感じがした。
「夫婦2人で100点くらいでいいじゃないか」と思うことが大事。パートナーであるということは人生を分かち合う、そして家事育児はまさに人生だということ。割合が「4:6」「7:3」ではなく、分かち合うということ。


尾木ママ
夫婦は面倒なこともあると思うが、大事なのは相手の立場に立ってみること。それでお互いが納得した関係性でいられたらすばらしいと思う。


END





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2021年06月26日 (土)

夫婦別姓 子どもはどうなる? <番組内容>

みなさんは選択的夫婦別姓制度についてご存知ですか?

今、この制度の賛否をめぐって大きな議論になっています。
もし夫婦ともに結婚前の名字を選べるようになったら・・・
子どもはどうなるのか?
家族のあり方は変わるのか?


【名字についてはどう?・・・ホゴシャーズの意見】
ミーアキャットさん
「結婚したらお嫁さんになって相手の家に入るのが当たり前と思って過ごしてきた。主人がカッコいい名字だったので、その名字になれるんだとワクワクした」

ヒグマさん
「400年続く石材屋を継ぎ、妻が自分の名字に変えた。家を継ぐのが当たり前とあまり深く考えることはなかった」

など、名字についてそれほど深く考える機会がないという人が多かった。



【結婚と名字にまつわる歴史を振り返ってみると…】
夫婦が同じ名字を名乗ることを初めて法律で定めたのはおよそ120年前のいわゆる明治民法。
「家制度」が規定され、妻は夫の家の名字を名乗ることが決められた。

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戦後、家制度は廃止。
夫か妻のどちらかの名字を名乗る夫婦同姓が定められた。
その後、女性の社会進出にともない、1996年には結婚時に別姓も選べる選択的夫婦別姓制度の法案が準備されたが、伝統的な家族のあり方を壊すのではないかという反対意見もあり、国会への法案の提出が見送られた。

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その後、社会の変化とともに世論も変わってきた。
2017年の調査では、選択的夫婦別姓制度に賛成する意見が42.5%と過去最高となった。

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【知ってる?選択的夫婦別姓制度・・・スタジオ専門家からの解説】

棚村政行さん(早稲田大学法学学術院教授・弁護士 家族法が専門)
・別姓を希望する人は、生まれたときから使ってきた名字も自分のアイデンティティとして捉えていたり、結婚前から続けてきた資格や仕事のキャリアが断絶してしまったりするため、困っている。


実は、ホゴシャーズチャボさんも・・・
「初婚時に妻の名字を名乗ったことがあるが、手続きがものすごく大変だった。こういうのが今まで女性のほうに負担が偏っていたと思うと…」

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棚村政行さん(早稲田大学教授・弁護士 家族法が専門)
・別姓にしなければならない制度と誤解して反対している人もいるが、名字を同じにしたい人は一緒にすればいいし、変えたくない人の自由を認めようというだけ。

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・世界的に見ても、法務省が把握している限りでは夫婦同姓を義務付けている国は日本しかない。


もし選択的夫婦別姓制度が導入されたら・・・
・法改正後1年間はすでに結婚している夫婦も別姓を選べる。(1996年の法改正案の経過規定より)
・子どもは15才になったら名字を変更出来る(現行民法および1996年の法改正案より)


でもやっぱり子どものことが気になるという声も。
そこでホゴシャーズの親子で話し合ってもらった。


【夫婦別姓になったら、子どもはどう思う?】
ユーカリさんは、夫婦別姓を選択できるようになったら、名字を元に戻したいと思っている。
結婚前から続けてきた仕事に支障が出ないよう旧姓を使っているが、2つの名字を使い分けることに違和感を抱いてきた。
長男に思いを伝えてみた・・・

ユーカリさん「ママは自分の名字を選びたいんだよ。自分のままでいたいしさ。ママが元の名字に戻すの、どう思う?」

長男別にいいんじゃない

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一方、人見さんは、結婚した当時、夫の名字を名乗ることに違和感を抱いたという。
もし、今から名字を戻したら子どもたちはどう思うのか。

長男僕たちに関係ないし…

長女「できれば戻さないでほしい。名字が違うと家族がまとまってないって感じがする」

人見さん「自分が結婚するとき、もし名字を選べたらどうする?」

長女「私はずっと今の名字を名乗っていきたい。今の名字にすごく親しみがある」

長男「僕はどっちだっていいよ。こだわりないから」

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【親子の話し合いを受けて…ホゴシャーズの意見】
ミーアキャットさん
「夫の名字に変わることを私はネガティブに捉えたことがない。私の娘も家族がバラバラになった感じがするから嫌だと言っていた」

ヒグマさん
家族の中だと名字で呼ぶことはないので、家庭内ではあまり違和感ないのかな」


イジメを心配するホゴシャーズの意見も出ると…
チャボさん
「娘のクラスに外国籍の方がいて(親と子の)名字が違うけど、仲間はずれになっていない。子どもたちの方がこだわりはない


尾木ママの意見】
夫婦別姓が当たり前になったら、逆にイジメは起きないと思う。

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【今の制度のもとでも夫婦別姓を選んだ家族に聞いてきた…】
内山由香里さんと小池幸夫さんのご夫婦。
内山さんが夫婦別姓を望んだきっかけは、女性が夫の名字に変えるのが当たり前にされてきたことに違和感を感じたことだった。
夫の小池さんは最初のうちは戸惑いを見せたが、2人で話し合いを重ね、理解したという。

小池さん「姓を変えることによって自分自身じゃない存在になっていくのは大変なことだなと」

内山さんは別姓だが、子どもたちは小池の名字にするため、結婚と事実婚を繰り返してきた。
両親の別姓が当たり前
で何不自由なく育った次女の真実さん(大2)は、高校生の時、「夫婦別姓」について調べ映像作品を作った。この制作を通じて、両親の別姓に対する思いを初めて知ったという。
お互いの当たり前を持って理解し合って、ちゃんと話し合っていろいろ決めてきたのが感じられて、いいなぁと思った」

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【専門家棚村政行さんのまとめ】
自分らしく生きられることが大事。
・家族のあり方を法律がどう支えていくのか。実態が変わっているので、それに合わせて使いやすい制度になればいい。


尾木ママのまとめ】
・多様な考えがあって、夫婦が話し合って理解し合っている姿が子どもに与える影響はすごく大きい。
次世代の子どもたちのためにどういう社会を展望して作っていけるのか、話し合うことができたのが良かった。

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 END

 

 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | 固定リンク


2021年06月12日 (土)

変わる!?これからの学校<番組内容>

今回のテーマは“これからの学校“
働き方も価値観も多様化した現代に求められているのは、自ら課題を見つけ、考え、判断する力
そうした力を伸ばすカギとして注目されているのが、探究型の学びだ。

探究型の学びって実際どんな感じなの?
学力は大丈夫?大人はどんな接し方をすればいいの?

ゲストは、小学1年生のお子さんがいる浜島直子さん

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教科の枠に縛られず好きなことを探究する中学校

新渡戸文化中学校(東京・中野区)
・毎週水曜日は国語や数学など個別の授業は一切行わず、生徒は教科の枠を越えて好きなことを探究する。

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水生昆虫について調べたあやのすけさん
・前足を動かす姿から名づけられた「太鼓打(タイコウチ)」のように、虫の名前の由来をきっかけに漢字の成り立ちにも興味がわくようになった。


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生き物の特性を応用したものづくりについて調べたりょうさん
・小学生の頃は、暗記ばっかりの勉強に苦手意識があったが、好きなことについて、「探す・調べる・行動する」の繰り返す中で、学ぶことへの意欲が高まってきた。



なぜ「好き」なことからテーマを選ぶのか?

この取り組みをはじめた山本崇雄先生は、
「好きなことと向き合うことは、他のさまざまな学びにもつながる」と、一枚の風呂敷をテーブルに広げた。
真ん中をつまんでゆっくりと引き上げると、周りの布も一緒に引き上げられていく。

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『風呂敷理論』と呼んでいます。何か好きなことを探求すると、実は、他の好きなことや一見関係ないような力も、この風呂敷のように一緒に引き上げられていくんです。だから、教師は、その生徒の『好き』が何に関わっているのかをよく観察して、いろんな提案をしてあげることが大事」


教育学が専門の苫野一徳さんは、「こうした「探究」を中心とした学びが、子どもたちの意欲を伸ばす」と語る。

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・学校は本来子どもたちにとって世界一楽しい場所であるべき。
自分なりの問いを立て、自分なりの方法で、自分なりの答えにたどり着く「探究」が、学びの楽しさや意味を教えてくれる。



動物の飼育から算数を学ぶ・・・!?さまざまな探究型の学び

全国には、公立でも独自の探究型の学びに取り組む学校がある。

伊那市立伊那小学校(長野県)
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・40年以上前から、動物の飼育や米作りなどのテーマを探究する中で、教科の知識を身につける独自の授業を行う
・子どもたちが心置きなく探究できるよう、学校には、チャイムも時間割も通知表もない
・例えば羊の飼育をするクラスでは、0.01kg単位のはかりを用意し、餌の重さを量ることで小数の計算を学ぶ


また、日常的に違う学年の子どもたちが一緒になって学ぶ「異年齢学級」を導入した学校も。
福山市立常石小学校(広島県)
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異年齢学級について、苫野さんは・・・
同じ年生まれの人たちだけからなるコミュニティは、社会の中で学校のクラスしかない
・同質的な集団で暮らしていると、理解出来ない子だけが取り残されたり、異質なものが排除されやすかったり、息苦しいコミュニティになってしまう傾向がある
自分に合った方法・ペースで進める学習だと、年下の子と年上の子によるダイナミックな学び合いが可能に



探究は大事だけれど・・・学力は大丈夫?

自ら課題を見つけ、考え、判断する力を育む探究型の学びだが、気になるのは学力や受験
本当に大丈夫なのだろうか?

苫野さんの見解〉
・探究型の学びをすると、なぜ自分が勉強をするのか、勉強する意義がわかるので意欲が上がる
・探究型の学びに取り組む学校は世界中にたくさんあるが、学力向上にもつながるという成果や研究もある
・今後、大学入試も、より思考力・判断力・表現力を問うものに変わっていく
・経済的に恵まれた家庭のほうが、探求的な学びや経験をさせてもらえるので、経済力の違いによって、“体験格差”が拡大しないようにしなければならない。学校が全ての子どもたちに豊かな探究の経験を保障していく必要がある。

さらに、学力向上につながると期待されているのが、タブレットなどを活用した学習の「個別化」

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どの部分でつまづいているかAIが分析し、最適な問題を出題するなど、ひとりひとりの理解度に合わせた学びが可能になってきている。

ただ、画面を見る時間が増えることで人との会話が減るなど、孤立しないのか心配の声も。

苫野さんの見解〉
個別化を、“孤立化”にしてはいけない。困った時に先生や仲間と助けてもらえる、あるいは困った人を助けてあげられる「協同化」とセットにすることが大事
・そうした「ゆるやかな協同化」は学力向上につながるという研究もある。



自分で考える力を伸ばすために 大人の役割は?

毎週水曜日、生徒が好きなことを探究する新渡戸文化中学校では、大人の役割を徹底的に見直した

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・好きなことを探究する時間、先生は一方的に教えない
対話を繰り返し、生徒の興味・関心の幅を広げる伴走者のような役割

さらに、生徒の主体性を育てるため、生徒自ら校則を考える取り組みもはじめた。

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・話し合った案は職員会議で発表し、同意を得られれば実際の校則になる。

こうした取り組みをしていく上で大事なのは、先生同士の対話だ。

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・毎週、子どもとの向き合い方や学校のあり方について率直に意見を交わす
・対話を重ねていくうちに、先生たちの間で「新しいことに挑戦しよう」という気運が高まってきた



対話することが大事

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苫野さんの見解〉
対話の文化を意識的に学校の中に組み込んでいく必要がある。
民主主義社会の大原則は全ての人が対等な存在としてお互いを認め合い、対話を通してこの社会をつくり合っていくことで、学校はその一番大事な土台
先生と生徒が仲間になり、みんなにとってのよりよい学校を一緒に考えていくことが大事。


尾木ママ
・子どもたちが多様な個性を生かして楽しいなと思える学校にしていくことが大事。
それぞれのペースに合わせていろんな学び方が選べるような学校や、それを保証していく社会になるのが理想だと思う


浜島さん>
・まず家で、なるべく尋問のような会話はやめて、きちんと共感し対話できるようにしたい。
その上で「学校楽しんで行ってらっしゃい」と言えるようにしたいなと思う(浜島さん)

今求められているのは、自ら課題を見つけ、考え、判断する力。
子どもたちとの対話からはじめてみませんか?



END

 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | 固定リンク


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