番組内容

2020年04月04日 (土)

聞いてよ!尾木ママ~生活習慣のお悩み~<番組内容>

「ウワサの保護者会」も6年目に突入
今年度から尾木ママとタッグを組むのは、小山 径(こやま・けい)アナウンサー!
みなさんよろしくお願いいたします。
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今回は「聞いてよ!尾木ママ ~生活習慣のお悩み~」と題してホームページに寄せられた「子どもが朝起きられない!」「前日に学校の準備をしない!」というお悩みについて、くわばたりえさんモーリー・ロバートソンさんと一緒に考えました。

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●「子どもが朝起きられない!」石川県在住・スズドリさんのお悩み

「中学2年の息子が 朝が弱く遅刻ばかり
 夫が「大人になったとき通用しないよ」と
 何度も言うのですが 朝起きられません」

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【VTR取材】
スズドリさんの息子こたろう(中2)を取材させてもらった。
リビングで、ゲーム機を通じて学校の友だちと楽しそうに話しながら、テレビゲームをやっている。
ところが、同じオンラインゲームで遊ぶ友だちがたくさんいて、毎日、夕方の6時くらいから友だちが集まり始めて8時から10時が一番盛り上がるので、ゲームをやめられるのが11時をすぎてしまうという。

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スズドリさんは友だちと楽しそうにしているのはいいが、なかなかゲームを終わらせることができず、寝る時間が遅くなると困っている。

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夜の11時にゲームをやめてもこたろうは、布団の中で動画を見る。
次々と見たい動画がすすめられて、寝るのは深夜0時をすぎてしまうという。

そして、起きる時間は、朝8時だが、スズドリさんが何度起こしても起きない。
遅刻が多いというこたろうに、早起きをしたい気持ちがあるのか聞いてみると・・・

こたろう「少しだけある。早起きしたら友だちと長い時間遊べるから。あと、遅刻しとったらダメやし、大人になっても遅刻ばっかはダメやから・・・ゲームをそんなにやり過ぎないほうがいいのかなと思います。」

こたろう自身もやめた方がいいと頭では分かっているが友だちとつながって遊ぶゲームの楽しさには勝てない・・・どうしたらいいのか。


モーリーさんの意見
自分自身も子どもの時にインベーダーゲームにはまって、ゲーム中毒のようになった。
熱くなるし、ゲームの中では自分が主役になれるのが楽しかった。
現実に戻ると、見たくないものや悩んでいることが押し寄せてきてつかの間の幸せだった。
さらに友だちと話して、そこにいるかのように楽しんでいたら絶対抜けられない沼のようなものでは。


尾木ママの意見
親が「早く寝なさいとか早く起きなさい」と言うだけではゲームや動画の魅力に勝てない。
だから子ども自身が睡眠の重要性を理解して、自分で起きようと思うことが大事。

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【VTR取材】
子どもの睡眠に詳しい医師の星野恭子さんに話を聞いた。
小中学校での講演で睡眠の重要性を伝えている。


(1)朝起きられないのは、そもそも睡眠不足。
朝6~7時に起きるには、中学生でも9~10時間寝てもいい。
睡眠不足に陥れば、「集中力が続かない」「情緒的に不安定になる」「自己肯定感が低くなる」「なんでもないのにイライラする」という。

(2)睡眠時間がただ長ければいいのではなく、子ども自身に意識してほしいことは「体内時計」。
・そもそも人間の体内時計の周期は、およそ25時間とも言われていて、ほおっておくと、夜更かしになりやすいという。
・これを調整するのが「朝の光」。目で光を感じると、脳の「視交叉上核(しこうさじょうかく)」に届いて「体内時計」を24時間に調整する。
・朝、太陽の強い光を浴びると、日中元気に活動して、夜は眠くなる「生活リズム」ができるという。

星野さんは子どもたちに「早起きリズムは命のリズムだよ」と話す。
人間は、昼間活動する動物なので、それを踏み外せばいろんな心と体の問題が起きてくる。
命のリズムが弱くなり、パフォーマンスが上がらなくなるという。

(3)さらに子どもに意識してほしいことは「早く寝ること」。
星野さんは、小学4~6年生にも「9時に寝て」中学生には「せめて10時」と話すそう。
もちろん現実的には、塾や習い事、クラブなどで難しいかもしれない。
でも、昼間のパフォーマンスがよくなるように寝る時間を早くしましょうという。

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尾木ママの意見
子どもが反抗的な時期で子どもが嫌がっても、正しいことや基本的な知識を発信することが大事。
深追いはしない。「うんと言え!」などとは言わない。


星野さんは、子どもが“睡眠が大事”だと理解したら、親子で「生活の見直し」を話し合ってほしいという。

例えば、スズドリさんは・・・
・動画を見る時間を夕方にするなどして、まずは11時に寝るようにする
・さらに、ゲームの時間を少しずつでも短くする工夫をしてほしい

バジルさんの娘ふうかさん(小6)も、朝起きられないというがその原因は、夜に「漫画を読みたい」からだという。


星野さんのアドバイスは
・思春期の入り口は心の声を聞いてあげてほしい
父親との食事より、マンガに価値を置きたいと思う時期なのかもしれない。
子どもの気持ちをくみ取って、親子で話しあいをしてほしい。

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●2つ目のお悩み「前日に学校の準備をしない」京都府在住・はちみつさんのお悩み

「小5の娘が前の日に学校の準備をしません。

 やらせようとしてもすぐに脱線します。
 どうしたらいいのでしょうか」

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【VTR取材】
ねいろさん(小5)が学校の準備のときに脱線する様子を見せてもらった。
・給食袋の中の箸を洗わなければならないのに出していない
・学校の準備とは関係ないものを片づけたり、目にした果物を食べたいといったりするという脱線

結局、前日に準備は終わらず、いつも学校の準備をするのは、朝になってから。
学校に行く20分前。
ところが、「時間が足りない!」「早くしないと!」とバタバタ走り回り、
「もう間に合わないじゃん!」と不機嫌になり、朝もスムーズに準備ができないという。

はちみつさんは、ねいろちゃんが朝から不機嫌になるのもイヤなのだという。

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ねいろちゃんに、朝、不機嫌になる理由を聞いてみると・・・
「だって、私が早く起きてドタバタしているのに、妹(年長)は遅く起きていいし起きたらダラダラしている。」

さらに、「準備ができないのは、妹が散らかしてるせいだ」と母親からしたら“よくわからない理由”を言うのだという。


尾木ママの意見
小学4~5年生ぐらいになると、行動だけを見るのではなく心を見つめてあげるのが大事。
妹のせいにするのは、思春期特有の「甘えなおし」といって小さいころのように、甘えることがある。
1対1の時間をとって、たっぷり甘えさせるといいと思う。

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尾木ママの意見
忘れ物に関しては、失敗をさせることが大事。
忘れることで友だちに迷惑をかけたあとに自分の頭で「どうしようかな、やっぱりママが言っているみたいに前の日に準備した方がいいかな」と考えて、学習していく。

先生と連携することも大事。
連絡帳などで「しばらく忘れ物があっても見守りますので先生のほうもよろしくお願いします」と伝えよう。

子育てというのはひとり立ちを促す
自立を応援するという気持ちで向き合ってみて。

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END

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | 固定リンク


2020年03月16日 (月)

一斉休校、どうのりきる?<番組内容>

今回のテーマは、「一斉休校、どうのりきる?」

新型コロナウィルスの感染拡大を受け、公立の小中高の、およそ99%が突然の休校に踏み切った。
強いショックを受けた子どもたちに、大人がどう向き合えばいいかを考える。

ゲストは、中1と小1の子どもを育てる本上まなみさん、教育学が専門の東京大学名誉教授の汐見稔幸さん、聖路加国際病院感染管理室マネージャーの坂本史衣さん



【突然の休校にショックを受ける子どもたち】

卒業を間近に控えた小6の女の子。突然の休校で、いつも励ましてくれた大好きな先生に会えなくなり、勉強への意欲をすっかり失ってしまった。
卒業と同時に引っ越す中3の女の子は、仲間と過ごす最後の時間をうばわれた。そんな娘をどう励ましていいかわからず、親も苦しんでいる。

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汐見さんは、
「“節目”というのは、それまでを振り返り、これからの目標を立てるための大切な時間。それが、突然奪われてしまった。子どもの中に大きな空洞ができている」と語る。

そして、尾木さんは、
「子どもたちは、なぜ学校に行けないのか、明確な基準や根拠を見いだせず、納得感を持てずに苦しんでいる」と語る。

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卒業の時期ではない子どもたちにも、休校の影響は表れている。

≪ホゴシャーズの声≫
・小3の娘は自閉症。家にこもる生活が続きパニックに。大好きな学校に行けず、『がっこ、がっこ』と泣く娘が切ない。
・小1の息子が、学校が休みになって不安なのと、体を動かすことが難しいからか、夜泣きやおねしょをするようになった。

ショックを受けた子どもたちをどうケアすればいいかについて、尾木さんは、「まずは、子どもの気持ちを楽にするため、ちゃんと話を聞いて受け止めてあげること。そして、親も、子どもに、自分のつらいことを話したりして“共有する”ことが有効だ」と語る。


【外に出られないストレス】

ホゴシャーズ
からの声で多かったのは、「どこまで、子どもを外に出していいかわからない」という悩み。
学校から「不要不急の外出は控えよ」というお知らせがあったため、自宅で「“軟禁”のような生活をしている」という声も。
「外に出られないストレスで、きょうだい間のケンカが増えて困っている」という声もたくさん寄せられた。

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子どもの外出について、坂本さんは、次のように語る。
「熱がなく具合が悪くないことを前提に、たとえば公園で遊ぶことについては、さほどリスクはない。行かないほうがいいのは、密閉されていて人が大勢で話し合っているような場所。子どもが感染した例は少ない。また重症化するケースもまれ。手洗いを励行していれば、過度に心配しなくてもいい」と語る。


≪ホゴシャーズの声≫
・わが家が子どもたちのたまり場に。お友達が毎日4人くらい来て、一日中いっしょにいる。

坂本さんは、自宅に友達が集まって遊ぶことについても、「密閉空間にならないように換気をこまめにして、手洗いを励行していれば、禁止にしなくていい」と語る。

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また、「外出を控えよ」と要請やお知らせがあった現状について、汐見さんは、「それぞれの地域や家庭の状況に応じて柔軟に対応できるよう、議論することができなかったのか」と苦言を呈する。

さらに、尾木さんも、「学校側も、これからでいいから、個別の状況に合わせた対応を考えてほしい。子どもたちとの“信頼関係”にも関わってくる」と語る。


【この苦境をどうのりきる?】
突然起きたこの苦境をのりきるために、親たちは模索を続けている。


≪ホゴシャーズの声≫
・なげいてもしかたないので、この機会に自分でできることを増やす。いっしょに料理をしたり、家事を覚えてもらう。


今回の休校を機に、料理や家事など、「ふだんできないことを子どもに体験してもらう」という声が多く届いている。
VTRでは、生まれて初めて料理に挑戦する姉弟を紹介した。
(その際紹介した、「火も包丁を使わない」かんたんレシピについては下部に掲載)

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汐見さんは、
「子どもは、家庭が危機状態になった時、力を発揮するようにできている。素直に『大変だから手伝って』と言ったら、喜んで手伝ってくれる。料理一つとっても、誰かの役に立っているという実感が、子どもたちのやる気を増幅してくれる。今回は、“役立ち感“というものを身につけるいい機会にもなる」と語る。

さらに、「料理以外にも、部屋のレイアウト変更を一緒に親子でやってみるなど、子どもが自分のやったことを評価されることを検討してみるといい」とアドバイスする。

 




子どもたちが作っていた料理のレシピのご紹介>

火も包丁も使わないので安心です。
教えてくださったのは、料理研究家の上田淳子さんです。

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●鶏肉のみそ風味蒸し

(材料 1人分)

・鶏もも唐揚げ用 5~6個(150g)
「みそだれ」
・みそ 大さじ1→プチトマトくらいの大きさ
・砂糖 大さじ1→同様


(作り方)

1)耐熱の器にみそだれの材料を入れる。

鶏もも肉を入れ、調味料をまんべんなくなじむようにからめる。→ スプーンなどの道具または手で

2)肉を重ならないように広げ、ラップをふんわりかけて 600Wのレンジで4分加熱。
やけどに気をつけながら取り出し、蒸気でやけどをしないようにラップをとる。


*好みでブロッコリー、キャベツなどの野菜を一緒に加熱しても(ただし量が多い場合は、レンジ加熱時間を少し調整すること)





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●辛くないチーズタッカルビ

(材料 1人分)
・鶏もも肉唐揚げ用 5~6個(150g)
「ごまみそだれ」
・みそ 大さじ1
・砂糖 大さじ1
・しょうゆ 小さじ1
・白すりごま 大さじ1
・ごま油 小さじ1
・おろしにんにく(チューブで) 3~5センチくらい

・キャベツ 100g (大きめの葉なら2~3枚くらい)
・ピザ用チーズ 50g


(作り方)

1)ボウル又は鶏肉のトレーに鶏肉とごまみそだれの材料をすべて入れてよく混ぜ合わせる(スプーン、箸、手などで)


2)キャベツは洗って水けをきり一口大にちぎりながら耐熱皿に入れる。

3)2)のキャベツの上にまんべんなく肉を広げ、残ったたれも全体にかける。ふんわりラップをしてレンジに4分かける。

4)やけどに気をつけながらいったん取り出し、蒸気でやけどをしないようにラップを外す。ピザ用チーズをまんべんなく表面にちらし、ラップをせずに再度レンジに2分かける。


*レンジは600Wを使用しています。
ただし、機種や使用する耐熱容器によって多少加熱状況が違ってくる場合があります。
分数は目安で、もし火が通っていない場合は、再度30秒~1分程度加熱してください。

 

 




*番組へのご意見ご感想をお待ちしております。

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:00:00 | 固定リンク


2020年03月07日 (土)

"運動嫌い"が心配 <番組内容>

今回のテーマは「子どもの運動」
特に、運動が嫌いで、ふだんからあまり運動をしていないという子の保護者に集まってもらい、悩みや疑問を語り合う。ゲストは、運動がちょっと苦手だというサバンナの高橋茂雄さん。さらに、スペシャルゲストとして、元体操のお兄さんの小林よしひささんが楽しく運動できる方法について教えてくれる。

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<「子どもの運動」現状は?>

専門家として子どもの発達と運動の関係に詳しい茨城大学准教授 渡邊將司(わたなべまさし)さんが参加。
子どもの体力は1985年をピークに急激に低下しているという。
その後、教育委員会や地域で対策が取り組まれるようになったが、ほとんど横ばい状態だ。実はいま、運動をする子としない子で、運動能力は大きく二極化しているという。

運動習慣のある子どもの能力は高くなっている一方で、運動習慣のない子どもの能力が低くなっている。

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<ホゴシャーズの意見>
・ボールを渡しても楽しそうではない。外で全く遊ばない。
・「外出ておいで」といっても、行かない。寒いし、疲れちゃうといっている。宿題もあるし、休ませてくれと…。


◇どうして運動しないの?◇
どうして運動をしないのか?まちのなかで聞いてみると、主に4つの理由があがってきた。

苦しい…「走ると苦しい」「疲れる」
できないのが恥ずかしい…「自分だけが逆上がりができないのがイヤ」「みんながゴールして待っている中で、ひとりで校庭を走るのがイヤ」
環境がない…「ボールの数が足りない。」「いっしょに運動する友だちがいない。」
必要性を感じない…「運動しても、将来役にたたないのではないか?」

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<ホゴシャーズの意見>
・自分自身も運動嫌いな子と全く同じ気持ちで育ってきたので、気持ちがよく分かる。
・運動に必要性を感じないといわれると、どう説明したらいいか戸惑ってしまう。


<専門家の意見>
公園に行っても魅力を感じないということもある。日本の公園面積は欧米に比べて小さいうえ、似たような公園が多い。その場所ごとに特徴をつけてあげれば、もっと行くようになると考えている。



運動、好き・得意になってほしい?

運動が嫌いな子のホゴシャーズにアンケートをとったところ、嫌いでも苦手なままでもいいのではないか?という声が半数近くを占めた。
さらに、ホゴシャーズからは「大人になったら運動をやるようになる」「嫌いと思っている時間を楽しいと思う時間に変えたほうが有意義だと思う」などの意見も…。

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◇子どもが、運動が嫌いなとき、保護者はどう関わればいいの?◇

子どもが、運動が嫌いなとき、保護者はどう関わればいいのか。子どもの脳と運動の関わりに詳しい東京大学の教授で日本体育学会会長の深代千之さんによると、「運動しないと身体の機能が劣化する。」という。

思い通りに動かなくなる、小さい段差につまづく、Tシャツが脱げなくなるなど、大きな問題が起きると指摘。

そもそも人間は、進化する中で運動しながら生活をしてきており、運動しなくてもいい時代はここ40年から50年ほど。子どものころに運動の基本が作られるため、運動はしなければならないという。

さらに、小学校の時期に必要な運動として、「きついトレーニングではなく、走る・跳ぶ・投げる・打つなど、いろいろな動作を覚えることが重要」だという。

小学生のころは、脳と身体の末梢神経が急速に関連付けられるため新しい動きを覚えやすい。さらに、覚えた一連の動作が大脳から小脳に格納され、一生使える動きの記憶に変わるという。子どものころに覚えた自転車や泳ぎかたが大人になっても覚えているのはこのためだ。

しかし、運動は無理にやらせると嫌がるので、子どものころに楽しんで、面白がる環境を築いてやることが大切になるという。

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<尾木ママの意見>

運動はとても大切!いま「子どものロコモティブシンドローム」が大問題になっており、基本的な生活の骨格を支えるためにも運動は不可欠になっている。

子どもの意見を尊重することは絶対大切だが、運動においては、生きる力などさまざまなところに関わっているので、全く運動しないわけにはいかない。大人の責任として、子どもたちにどう面白がらせるような環境を作るのか、研究しないといけない。


子どものときに必要な運動量は?
WHOの基準や、文部科学省の幼児期運動指針などによると、子どものときに必要な運動量は1日60分
この運動も、スポーツにとらわれることなく、徒歩や犬の散歩、掃除、遊びなども運動に含まれるという。
子どもの時期は、なるべくたくさんの種類の遊びやスポーツを経験することが大切だという。

 


◇運動を楽しむ環境をどう作ればいいのか?◇

静岡県にある公園で、外で遊ぶのがあまり好きではない子どもたちが、運動遊びに挑戦。
教えてくれるのは、元体操のお兄さんの小林よしひささん

教えてくれたのは、“バナナ鬼”。ふつうの鬼ごっこは捕まったら終わりだが、バナナ鬼は友達が2回触ったら復活し、再び逃げることができる。さらに運動量も多く、とっさに止まったり体をひねったりするなど、さまざまな動きもできる。

続いて行ったのが、フラフープ。みんな思い思いの遊びを始めた。子どもたちは遊びのなかで、知らず知らずのうちに手首や体幹を使った動きをしているのだ。

さいごに、陸上競技場にやってきた一行。そこで始めたのは、“工作”。ペットボトルを短い円筒型にきりとって、片側にビニルテープを巻き付ける。名付けて、「ペットボトルジャイロ」。これをうまく投げると何メートルも飛ぶという。
手首をうまくひねるのがコツ。最初はうまくいかないが、練習すると、だんだん遠くへ飛ぶようになった。子どもたちに感想を聞くと、できるようになるにつれて楽しくなってきたという。

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VTRで紹介した「ペットボトルジャイロ」の作りかた

① 胴体の真ん中が丸いペットボトルを、5センチから8センチほどの高さの円筒になるように切り取る。
※あらかじめ、ペンでペットボトルの周囲に輪を描いた後、はさみなどで小さな切れ込みをいれると、きれいに切り取れます。
※小さなペットボトルは5センチほど、大きなペットボトルは8センチほどの高さになるように切り取ると、よく飛びます
※きれいにまるく切り取ると、風の流れを受けてよく飛びます。
②切り取った円筒の片側の切り口に、ビニルテープを円周にぴったり沿うようにして5~10周ほど巻き付ける。完成。

飛ばしかた
・ビニルテープを巻きつけたほうを前に向けて、ひねるように投げると飛んでいきます。



ホゴシャーズ・ゲストの高橋茂雄さんの意見>
・体育が大嫌いな子だったのに、楽しそうに運動をやっていたので感動した。
・お手伝いすることも運動だったら、余裕で1時間ぐらい運動できそう。


<尾木ママの考え>
・運動が嫌いでも、保護者のちょっとした後押しで変わるきっかけがつくれるかも。
・運動しないことで起きる問題を、決して家庭任せにせず、公共的な視点をもって取り組むことが大切!
子どもたちが集まれる場所、公共のスポーツ施設などいろんなところを充実させていくことがベスト。

 


END

*番組へのご意見ご感想をお待ちしております。

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:25 | 固定リンク


2020年02月22日 (土)

シリーズ 虐待を防ぐには(5)「"しつけ"どうすればいいの?」<番組内容>


「シリーズ 虐待を防ぐには」
の5回目、今回は、“しつけ”について!

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虐待などの事件の中には、「しつけのつもりだった」という言葉が親から聞かれることがある。
「しつけ」と「体罰」の境目はなんなのか?と戸惑う親も多い。
こうした状況がある中、昨年末に厚生労働省で「親の体罰に当てはまる具体的な行為」が検討された。

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これに対して思春期の子を持つ親たちからは・・・

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タイムさん 「これが虐待って言われたら、まあまあみんな虐待してるのかなって…」
きんかんさん 「私は教えるために叩きますし、私は私の考えを通しちゃうかも…」
などの声が聞かれた。


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そこで今回は、専門家尾木ママとともに、「しつけ」について考える。
親子のコミュニケーション改善から子どもへの効果的な指示の出し方を導く心理療法から、上手なしつけ方のヒントもご紹介!



【ホゴシャーズたちのしつけは?】

タイムさん 「長女が生まれたときは、『立派に育てたい!』という気持ちから、ガミガミついうるさく言ってしまう」
きんかんさん 「うちは、いっぱい怒鳴っていっぱい叩く。やっぱりちょっと痛みを感じないと覚えないので。おかげで悪いことはしなくなった」
ナッツさん 「私は『自分で学んで下さい』って思うのがしつけ。でも、夫はガンガン怒って厳しい!」


◇ナッツ家の厳しいしつけ 『厳しくしつける親の気持ち』

・12歳のツバサくんと暮らすナッツのリビングには、小型カメラが置かれている。

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単身赴任のが置いたものだが・・・

ナッツ
さん
「朝、『ツバサがまだ起きてないけど、今すぐ起こして!』とガンガン電話がかかってくる」


・もともと生活のすべてに厳しい夫・たろうさんは、ツバサくんが小学校に上がる前から、時には手をあげて厳しくしつけてきた。今では、毎日の勉強を写真に撮って送らせて、できていないと説教に…

なぜ、そこまで厳しくしつけるのか?

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たろうさん 「何かあったときに、ふんばれる人であってほしい。虐待のニュースを見ると、もしかしたら自分もあそこまでいってしまったかもしれないが、みんなが守ってくれた。感謝する一方で、親としては子どもに成長してほしい。最善の方法は何だったのかと、今でも悩みながらです」


専門家のアドバイス】
精神科医の加茂登志子(かもとしこ)さんによると・・・
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・体罰は、即時的な効果はあるが、逆に、不安や恐怖がなければ言うことを聞かなくなるということが、すりこまれていくところがある。
・つまり、親の言うことは聞くが、家の外では言うことを聞かない、あるいは、いじめをする側にまわる、などのことが起きてくる可能性が高くなる。


【そもそも、しつけって?】
子どもの成長や発達に詳しい、東京大学名誉教授の汐見稔幸(しおみとしゆき)さんによると・・・

・社会生活の中で、守らなきゃいけないルールを身に着けた上で行動できるようにしていくことが「しつけ」
着物を縫うときの「しつけ糸」と同じ。こういう風にするものだと子どもに分からせるために縫うが、成長とともに徐々に外して、子どもが自分で本縫いしていくことが大事。

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尾木ママのアドバイス】

・ちゃんと育ってほしいという愛情は、大事。
・体罰ではなく、もっと効果があるかもしれないという方法論を、もっと知るといい。



それでは、どうすればいか?

■子育ての4つのスタイル
アメリカの発達心理学の研究によると、子育てについて親は4つのタイプに分けられるという。
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・そして、これらの親に育てられた子どもが思春期、青年期になったときに見られる傾向がこちら。

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目指したいのは、リーダーシップのある親。
子どもは自信があって、感情のコントロールも上手になるという。

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きんかんさん 「自分は、完全に独裁タイプ。実は、息子は自分の考えや意見をほとんど言わない子になってしまった。私が全部コントロールしてきたのが原因か・・・」


専門家のアドバイス】

加茂先生 「まず、自分にマイナスの点、弱点もあったことに気がつくところがすばらしい。そして、その弱点に手当てをしていくのが重要なポイント。中学生であっても、やり方はたくさんある。例えば、温かみを出すというのは、どうやるのか、体罰にならないしつけは、どういうふうにするのかということを知らなかったり、経験がなかったりするだけで、めざしたい理想はあって、そこにいきたいんだけど、いきにくいという状況になっている」


尾木ママ 「子育てに手遅れはない」

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◇イライラ怒鳴り声のマルベリー家が、半年で大きく変化!?

マルベリーさん 「ここに全部一回しまって!水筒とお弁当箱、出して!」
・3人の子どもをしつけようと格闘し、怒鳴り声が響いていたマルベリー家・・・

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・効果的なしつけを学ぼうと、マルベリーさんは、「PCIT」(ピーシーアイティー)という親子の関係を良くするための心理療法を受ける。

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・ここでは、プレイルームで親子が遊ぶ「特別な時間」をもうけ、この間、子どもに対してやってはいけないこと「ドントスキル」と、 やるべきこと「ドゥスキル」を使い、子どもが楽しくのびのびと遊べるようにする。

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・これを家でも毎日5分10日間続けると、反抗的だったかいとくんの態度は、大きく変わった!

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ナッツさん 「これを5分やったあとに、またバーンって怒ったら意味がない?」


専門家のアドバイス】

加茂先生 「基本的には、5分をやる一方で、言葉の暴力や体罰をやめる必要はある。しかし、その1日5分はすごく重要。親御さんの練習の時間でもあり、5分であっても親子の時間というのは宝石のような時間。それをお子さんたちに体験してもらうのだ」




◇いよいよしつけの段階へ!

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PCITには、さらにステップが。
・「5分の特別な時間」で親子の良い関係を強化したら、それを土台として「良い指示の出し方」を学ぶ。

・後半では、親が子どもに、してほしいことを伝えるための、8つの効果的な指示の出し方を学ぶ。 
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1週間後、マルベリーを訪ねてみると・・・

マルベリーさん「ゴミ、ここに入れて下さい」 (指示するときは、具体的に1つだけ。言い方も丁寧に)

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かいとくん、お母さんの言うことをすぐきいた。
それどころか、ゲームの途中でも、洗濯物を畳むお手伝いをすぐにやってくれた!

・そして、どうしたことか、お兄ちゃんまで、自分からすぐにお風呂を洗ってくれた!

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そうたくん 「お母さんが変わったのがうれしい。自分も少し変わらなきゃいけないなと思う」


きんかんさん 「今までどれだけ自分が勝手な指示や要求を子どもにしていたのかがよく分かった。叱る怒るばかりじゃなくて、子どもの考えを引き出せるようにやっていこうかと思った」


専門家のアドバイス】

・小学校低学年じゃなくても、塾の送り迎えの時間、食事のとき、宿題を見ているときにドゥ・スキルドント・スキルを実践するだけで効果的。

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尾木ママのまとめ】

尾木ママ 「しつけというのは、丁寧に説明すること。共感力の豊かな子になると、悪さもしなくなってくる。今回、体罰禁止のガイドラインが出たのは歴史的な転換点で、私たちが前進していくきっかけを作ってくれたんだと思えればいい」



◇「ウワサの保護者会」では、これからも「虐待」について、考えていきます。
みなさんも、番組ホームページやツイッターに、ご意見をお寄せ下さい!

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投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:25 | 固定リンク


2020年02月01日 (土)

大調査!放課後の居場所 <番組内容>

ウワサの保護者会!今回のテーマは「大調査!放課後の居場所」

放課後の定番といえば・・・公園!
ところが、最近はどこもボール遊び禁止。思うように遊べない!

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尾木ママが子どもの頃は・・・>
小さい頃はとにかく裏の山や川でナマズとったり遊んでばかり。走り回っていた。


<ゲストの山口もえさんは3児の母!>
・子どもはエネルギーが有り余っているが、公園はルールが厳しすぎる。習い事で放課後をつぶしている。


ポニーさんの経験>
・公民館行っても大人に怒られてしまうから、大きい声を出して遊べない。発散ができない!

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◇アシカ家とポニー家のケース◇

アシカの長女こころさん(中2)は、家族がいると落ち着いて話せないから家に友達を呼びたくない!
もっと自由に話したいからと、最近よく行く場所は「ファミレス」。
決して安くないが、月1000円の小遣いとお年玉を切り崩してなんとかやりくりしているらしい。

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ポニーさんの長女ららさん(小6)は、オシャレをしたり流行を追いかけるのが楽しいお年頃。
お小遣いをもらって友達と向かう先は…「ショッピングセンター」。写真や動画を撮って遊ぶのが定番!
母は娘の撮った写真が自動的にスマホに入るからちょっと安心と言うが…。

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<長年子どもの放課後を研究してきた明石要一教授によると>
・この30年間で、子どもたちの放課後の居場所がなくなった。
・共働き世帯が増えたことで、家も友達を呼びづらくなっている。

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ポニーさんの悩み>
・最近は連絡網が配られず、友達の母親に事前連絡やお礼が言えないから遊びに行かせづらい!
・共働きの家も多く、不在の時に行かせるのは気が引ける・・・

山口もえさんの意見>
・自分がいる時は家に来てもらっているが、親の目がある中で遊ぶのは果たして楽しいのか。
・子ども同士だけでもめたり、解決したり。そういう経験が大事と思う。


◇もも家とハムスター家のケース◇

ももさんの長男(中2)は、毎日“玄関前”に友達と集まってゲームをしている。しかし夏は暑くて冬は寒い!
それでも子どもたちが玄関前にこだわる理由は、自宅のWi-Fi。使い放題で居放題の楽園なのだ!
「最初は葛藤があったが、公園はWi-Fiつながらない、ボールも遊べないと言われると、わからなくもない…」

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ハムスターさんの長男リョウタくん(中3)は、受験勉強で忙しい今、友達と集まるのは“スマホゲームの中”。
友達もみんな塾通いで忙しく、集まるための移動時間ももったいないという。
「時間があったら公園でサッカーとかしたい。でもみんな塾が忙しくて遊ぶ時間が作れない」

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尾木ママの見解>
・スマホはいい面も多いけど、頼りすぎるとface to faceの対人関係が作れなくなる。

明石要一教授の見解>
・ゲームなど少人数の遊びが増え、集団で遊ぶ体験がものすごく減ってきた。
・集団をまとめるリーダーシップが育まれなくなり、学園祭が開けなくなった大学もある。
・子どものリーダーシップを育むためにいま注目しているのが“打ち上げ”。大勢を仕切る体験が積める!


◇理想の“放課後の居場所”◇

理想の“放課後の居場所”とは―。
親子双方の思いを叶えてくれる夢のような場所があった!

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<東京都文京区 ビーラボ>
中高生限定の秘密基地のような居場所。無料Wi-Fiでゲームもでき、勉強をサポートするスタッフもいる。
区の施設なので、ダンスや音楽のスタジオもすべて利用料無料。
和太鼓やDJなど様々なイベントも開かれ、新たな仲間や夢が見つかるという。

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<長野県茅野市 CHUKOらんどチノチノ>
17年前に茅野駅にできた中高生限定の居場所。こちらも利用料はすべて無料。
一番の特徴は、市の予算の使い道など施設の運営を中高生自身に任せていること。
大きな予算を動かす時には、市の職員などを相手に事業計画をプレゼンしなくてはいけない!

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<みんなの反応>
・これこそまさにリア充!
・中高生限定だから、小さい子や大人がいなくて気を遣わないのがいい。
・やっている事は普段ダメと言いがちな事ばかり。なのに勉強をやっていたのがびっくり。
・各自治体に一つはほしい!


<山口もえさんの感想>
・子どもたちの放課後の居場所がないのは、大人が奪ってしまったからでは。今度は大人が与えなくては!


<尾木ママの提言!>
・子どもには放課後を保証される権利がある。それを保証するのは大人の義務。
・決して学校の勉強だけで子どもの力がつくわけではない。生活体験、遊び体験はものすごく重要!

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放課後は学校とも家庭とも違う、特別な時間。
親子が納得できる居場所、一緒に考えませんか?

 

END



*番組へのご意見ご感想をお待ちしております。

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:25 | 固定リンク


2020年01月18日 (土)

外国ルーツの子どもとつくる新たな学校 <番組内容>

今回のテーマは「外国ルーツの子ども」

日本に住む外国人は282万人。この30年間で2.6倍も増加。
いま学校にも、外国ルーツの子どもが増えている。

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外国ルーツの子どもが増えることで「多様な文化に触れ合える」といった声もある一方で、番組には学校の先生や保護者からは様々なモヤモヤが寄せられた。

そこで!ウワサの保護者会では、学校の先生外国ルーツの子どもの保護者日本人の保護者に加えて、フィリピンにルーツを持つタレント秋元才加さん、専門家の山脇啓造さん(明治大学教授)をお呼びして、これからの学校のあり方をホンネで考えていく!


秋元才加さん(フィリピン生まれ。母親がフィリピン人)
子どもの頃、母が学校から配布される書類が読めず、難しい話は先生や友達に聞いて、自分で対応していた。

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番組では全国の先生300人にアンケートを実施。
外国ルーツの子どもが増えたと感じている先生は64%。増えたと感じた人の中で、悩みを感じた先生は66%。

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◇外国ルーツの子どもと向き合う先生の思い◇

・大分県の由布院小学校。2019年の夏。ネパール人の男の子(小2)が転校してきた。
・初めて受け持つ外国ルーツの子ども。担任の先生は『言葉の壁』『文化の壁』『保護者とのやりとり』で戸惑うことも。
・例えば、体育の授業でケガをしたときも、言葉が通じず原因が分からない。日本独特の掃除や給食のルールを1から教える。さらに、日本語の文字が苦手な保護者に、学校行事のお知らせ内容を電話で伝えることも。

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◇外国ルーツの子ども みんなの本音◇

先生たちの本音>

いざわさん(元中学校教師)
・外国ルーツの子どもの保護者に、運動会の持ち物について電話で連絡。ちゃんと伝わっているか不安だった経験がる。
・不登校ぎみなブラジルルーツの子どもを担当したときは、性格が明るく、いつも笑顔で「大丈夫!」と言うため、何が原因かわからず戸惑った経験も…。

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外国ルーツの子どもの保護者たちの本音>

パームさん(インドネシア人の夫と結婚しイスラム教徒に改宗)
イスラム教徒は、女性の肌の露出が好まれない。そのため、校長先生に「娘がプールの時、水着ではなくラッシュガードを着たい」と交渉したがNGだった。しかし、校長先生が代わって再び相談をすると、あっさりOK。校長先生によって対応が違うことに困惑。

ナディさん(両親共にイラン人でイスラム教徒 6歳の時に来日)
イスラム教徒は、宗教上の理由で豚肉が食べられない。給食で豚肉を食べないようにしていたら、みかんと牛乳だけの日もあった。空腹を満たすため、家に帰ってから食事をすることも・・・。

ホオズキさん(中国出身で日本人の夫と結婚)
PTAの仕事が大変!うちの学校はポイント制(PTAの仕事をするとポイントがたまる制度)。日本語が心配だったので、ポイントが大きい執行委員などを引き受けることができず、とにかくポイントをためるのが大変。

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日本人の保護者からは「授業のペースを外国ルーツの子どもに合わせるため、学力低下がないか心配」という声も。

尾木ママの意見>
「子どもも親も学校の先生も大変になっている大きな要素は、学校の『一斉主義』。一人一人の子どもに合わせるというのが本来の教育の姿」


◇外国ルーツの子どもの受け入れ制度を整えた学校◇

・横浜市にある南吉田小学校。全校児童およそ730人のうち、半数が外国ルーツ。現在19の国と地域の子どもが通っている。
・日本語が得意ではない子どもに簡単な言葉で授業を教える「国際教室」が各学年にあり、来日して間もない子どもたちに基礎的な日本語を教える「初期指導教室」も設置、それぞれに専任の先生がついている。そのため、担任の先生は通常のクラス運営に専念できる。
・授業中に外国ルーツの子どもに同時通訳をするボランティアもいる。そのおかげで、外国ルーツの子どもも、日本人の子どもも、同じペースで学ぶことができる。
・外国ルーツの子どもの保護者対応のために、職員室には外国語でプリントを制作したり、電話対応をするスタッフが2名常駐。日本語が苦手な保護者も安心。
・このような体制を整えるために、横浜市が市内にある公立学校にかけるお金は、年間およそ1億5千万円。「将来的に日本を支える人材になる」として予算を組んでいる。
・現在 南吉田小学校では、子どもたちが異文化に興味を持つようになり、保護者からは「公立のインターナショナルスクールのよう」と評判も上々だ。

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◇外国ルーツの子どもと共に暮らしていくためには◇

山脇さん(明治大学教授)
南吉田小学校のエリアは2010年代から外国ルーツの子どもが増え、保護者から不安の声があがった。
そこで、どんな体制が学校に必要なのか?校内にプロジェクトチームを作り考えていった。
これまで外国人の問題は自治体任せだったが、2019年に「日本語教育推進法」ができたため、国から自治体への支援が増えていくと思われる。

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<はじまりだした外国ルーツの子どもへの支援>

かすたねっと(文部科学省)
国は、各都道府県・市町村教育委員会等で公開されている、世界各国の言語に翻訳された教材や、保護者向けのプリントのひな形など、様々な資料を検索、利用することができるサイトを開設している。
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<共にくらしていくためには>

秋元才加さん
今年はオリパラもあって、日本的にも多様化、外国ルーツに対する意識も高まっている時期。ここからスタートにして、日本で多様化が進んでいくといいと思う。

ももさん
外国ルーツのお子さん保護者のことも、日本人の子ども保護者のことも、平等に考えて、みんなが納得できる学校になったらなって思います。

ナディさん
異文化ルーツの人たちは、もっとこうしたら学校が良くなるかもしれないっていう目線を持っていることもあるので、一緒にもっと日本の学校を良くしていける仲間だって思ってもらえると嬉しい。私も頑張っていきたい。


尾木ママの意見>
子どもたちは、すでに外国ルーツの子どもたちと一緒に生活をしている。
大人がもっと子どもたちを応援してあげられるように、異文化を共有していける社会、学校をつくっていくことが大事。


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あなたの身近にも異なる文化を持つ人たちが。
まずは、お互いを知ることから始めてみませんか?

 


END

*番組へのご意見ご感想をお待ちしております。

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:25 | 固定リンク


2020年01月11日 (土)

聞いてよ!尾木ママ <番組内容>

今回のウワサの保護者会は、「聞いてよ!尾木ママ」
番組ホームページに寄せられた子育てのお悩みにこたえる。

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一緒に考えるゲストは、
雑誌などで人生相談の連載を受け持つ作家・演出家 鴻上尚史さん
3人の子どもを育てる くわばたりえさん

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1つ目のお悩みは、沖縄県石垣市みーさんから。

小学3年生の長男が髪型をネタにしたあだ名で呼ばれて悩んでいます。
毎日のように「ハゲ」「ゆでたまご」などと言われています。
担任の先生に話すべきなのか、子どもをなぐさめて励まして静観すべきなのか、
こんなとき 親はどうしたらいいんでしょうか?



【VTR】
自宅に伺い、話を聞かせてもらった。
あだ名で悩むかずまは、小学3年生。
家では、いつも弟を楽しませて兄弟げんかもほとんどしない、優しい性格。
母親のみーさんは、「また今日も言われた、あの子に言われた、この子に言われた…」と毎日悩む息子に対して、子どもの気持ちに共感するだけでいいのか、「気にするな」と言っていいのか、向き合い方に悩んでいるという。

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かずまの気持ちも聞かせてもらった。
「お坊さんとか一休さんとかおにぎりとかハゲタマとかハゲと言われる。
かまってほしくって言ってんのかなぁって思うけど、言ってる人がどういう気持ちで言ってるのか、知りたい」

あだ名を言うのは複数名の友達。一緒に遊ぶ仲のいい子も、言うのだそう。

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母親のみーさんは、嫌だという気持ちを友達に伝えてみたらと提案。
かずまは、「やめてほしい」と友だちに言ったが、いつも明るく笑っている性格なので、本気だというのが伝わらない・・・
また、髪型を変えることもかずまに提案したが、それはイヤだという。

かずまの理由は?
「このほうが好きだから。さわった感じでも気持ちいいし、運動していても汗たれてるときでもすぐ風が当たったら乾くし、涼しいし。
自分自身が変わるのも、きついかも。なんかいい方法が見つかればいいんだけどね…」

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【スタジオでは・・・】

くわばたさんのVTRの感想
・すごく優しい子なので、みんながちょっかい出したくなるのかなと思った。
・友達に「さわったら気持ちいいよ」など、髪型のいいところをアピールするのはどうか。


鴻上さんのVTRの感想
・嫌な思いをしても、髪型を変えない、自分を変えないというのはすばらしいこと。
・かずまくんは、言う側に動機があるはずだと思っているが、言ってる側は、おそらく動機はない。
「やめて」と軽く言うのではなく、「なぜそういうことを言うの?」ということを、順番にちゃんと時間かけて一人ずつしゃべっていくのがいいのでは。
・一対一で話し合っても、全く分かってくれない場合は、親や先生が登場すべきだが、友だちと向き合うことは、かずまくんの成長に、ものすごいプラスになると思うので、親はドキドキするけど、ちょっと見守ってあげてみては。


尾木ママのVTRの感想
・低学年の大きな特徴で、言っている子どもたちも、悪気はないことが多い。本能で、言い返さないタイプの子にからむ。
・かずまくんのえらいところは、「やめてよ」と、ちゃんと意思表示をできるところ。
・言われる子どもが、嫌と思わないニックネームというのが大事なので、嫌なら気持ちを伝えよう。

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あだ名に悩むわが子に、親はどう向き合えばいいのか・・・

尾木ママの見解
みーさんがしているように「共感」をするのは大前提として大事。
「共感」はハートのクッションをイメージして「わかるよ」「つらいよね」など、親の意見は言わずに、子どもの気持ちをいったん受けとめよう。
「共感」だけでなく、「壁」も同時に行ってほしい。
「壁」は、親の価値観や捉え方を子どもにしっかり示す。
例えば、「好きな髪型を変えないことは、いいことだと思う」という価値観や、「学校に行きたくないくらいの気持ちだったら、いつでも守るよ」という親の姿勢だ。

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みーさんの感想(電話)
そこまでしっかり親の指針を示せばいいんだという自信がなかった。
壁になろうという意識が自分の中でなかったので、すごく勉強になりました。

 




2つ目のお悩みは、大阪市のクリさんから。

小学2年生の息子が、友達と遊びません。
友達と遊ばないと、将来的にコミュニケーション能力の低い子どもになるのではと心配です。
このまま見守っているだけでいいのでしょうか。


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クリさんがスタジオにきて、気持ちを聞かせてくれた。
・学校の先生は、「孤立してることもないし、グループで作業をしないといけないときには、発言もしているし、協力してやっている」と言うが、休み時間に、1人で本を読んでいたり、絵を描いたりしている。
・子ども自身は、悩んでいる感じはない。
・ただ、「友達に声がかけられないのかな?」と思い、「鬼ごっこ入れて」って言ってみよう!と、話しかける練習をしようとしたら、「そんなことはしたくない。遊ぶのは家に帰ってパパやママ、弟とも遊べるから、無理して声をかけたくない」と言われた。


【VTR】
友だちと遊ばない子どもには、いろんなタイプがあるということで、小学2年生のひろとが、家でどう過ごしているのか取材させてもらった!

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・まずは、毎日行うという「クイズの出しあい」
読んだ伝記の本から、ライト兄弟の問題を出す、ひろと
ひろと「ウィルバーが死んだのは何歳から何歳まででしょう?」
・それに対する、母からのクイズ問題は「豊臣秀吉の昔の呼び名はなんでしょう?」
ひろとは「木下藤吉郎!」と答えた。
・いつも、読んだ本やテレビの情報からクイズを作って、お母さんと出しあうのが好き。

他にも、将棋や、ブロックあそび、読書など、家には好きなものがたくさんあるみたい。

・何度も読んでいるという、齋藤孝さんの本。なぜ、この本が好きなのか聞いてみると・・・
ひろと「このキャラクターは、元気者で。この人は、食べっぷりとか。俺はどれかな?と。」
ひろとは、自分に似ているキャラクターがどれかということに、興味があるみたい。


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スタジオでは・・・
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クリさんの不安①
「私といるとすごく楽しそうだが、子どもがそれだけで満足して、居心地が良すぎて、もっと友だちの間でもまれないといけないのでは?」

鴻上さんの意見
・将棋で手加減しているのを、ぼちぼちやめるといい。そうすると、もっと成長を感じると思う。
「僕は、息子に小5で負けましたからね、将棋。」

尾木ママの意見
ひろと君が、本の中で「自分はどのタイプかな?」と言っていたのは“自分磨き”といって、自分のことを徹底して見つめて、自分とは何者だろう、どういうタイプかなと、自己分析すること。
これをしっかりやっておくと、小学校5年生、6年生ぐらいで個性がはっきりしたとき、自分の趣味と同じ子や、同じようなタイプの子と出会ったときに友達になれると、お母さん以上の友達になりますよ。



クリさんの不安②
「自己分析ができていたりとか冷静に見るところはあるが、まだ小2なので、本能のまま、楽しい鬼ごっこに、うわーっと入っていくような子どもらしさが、まだあってもいいのでは。」

鴻上さんの意見
・鬼ごっこをやりたくてたまらないというのと、伝記本を読みたくてたまらないというのは同じこと。
同調圧力に負けないで育ってほしい。
・そのうちまわりから、「お前あれしないと変だよ、これするの普通だよ」と言われはじめて、本当はやりたくないのにやりはじめたりするのは、もったいない。







3つ目のお悩みは、浜松市のかーかさんから。

娘の学校のことを知りたいのですが、話してくれません。
あの手この手で聞こうとするも、話してくれません。
あれこれ聞かない方がいいんでしょうか。

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スタジオでは、電話で、かーかさんに気持ちを聞いた・・・

かーかさんの不安
「・友達関係とか、どんなふうにして遊んだとか、全て知りたい。
・楽しく遊べたときはいろいろ話してくれるが、1人で帰ってきたりとか、テンションが下がり気味の日は何も話してくれなくて、さらに心配になる。
・この先、学年が上がるにつれ、もっと話してもらえなくなるかも。不安。」


【VTR】
今回、学校のことを親に話さないという小学生・中学生・高校生の子どもたちに意見を聞かせてもらった。

●まずはあやめさん、小学6年生。
学校のことを親に話さない理由は…「話してもムダ」
「お母さんの思っているいい子・悪い子と、私たちが思っているいい子悪い子の価値観が違うっていうのが大きい。」
「『友だちが、こういうことを知っていてすごいんだよ』と言っても、『それ常識?お母さんから見るとただ自慢している人なのかな?』とかそういうふうに思われちゃうときついのかな。」
否定しないでほしいなっていう気持ちがある。」
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みおさん中学3年生。
小学生の頃から、学校のことは何を聞いても「普通」としか答えない。
「もう普通ですね、学校は。好きでも嫌いでもなく。
例えば、『嫌なことあった』と言ったら、『何、何、何、何?』って、すごい聞かれると思うので、『普通』っていう。
友達とギクシャクした関係になったり、すごい嫌なことがあったり。
そういうときに聞かれると、気持ちがよどみます。
「楽しいことも、『こんなことがあったよ。』って言ったら『誰、誰、誰?どんな子?どんな子?』と追及されて、イチから説明も面倒くさい。」
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ももこさん高校2年生
「親は、楽しかったという前提で話を聞いてくる。
先生が、小学校高学年の時は特に好きじゃなくて、居心地のいい場所ではなかった。
『そんな楽しい話ないよ。』っていう感じだった。」
学校のことを聞きたい親は、どうしたらいいと思う?という問いに対しては…
「子どもの様子を見て、明らかに楽しそうに帰ってきたときだけ聞いてみるとか、そこから徐々にとか聞くようにすれば、自分だったらもうちょっと答えるかな。」
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スタジオでは・・・

かーかさんVTR感想(電話)
・子どもたちは、思ったより大人の考えを持っているんだなって思ったのとうちの娘も「普通」って言葉をよく使うので、「普通」って普通なんだっていうその言葉にホッとしようと思いました。


尾木ママの意見
・子どもの個人的なプライベートなことだけを聞くのではなくテレビを一緒に見て、楽しいニュースや事件をきっかけに、それを共通の話題として話してほしい。
日常から親の価値観を話しておくと、トラブルが起きたときに相談してもらえる、信頼関係の強い親子関係になる。

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かーかさんの感想(電話)
学校のことばかり考えていたので、もうちょっと視野を広げて子どもの好きな話題からでもいろいろ思いを聞いてみようかなと思いました。


くわばたさん感想
子どもって、勝手にこっちが、「ちっちゃくて守ってあげよう」と思うけど、今日子どもたちの意見をたくさん聞いて、大人と子どもじゃなく、人と人として関わらないといけないと、改めて思いました。



END

みなさんも番組ホームページに、子育てのお悩みや、ご意見をお寄せください。




投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:25 | 固定リンク


2020年01月04日 (土)

片づけられない!<番組内容>

ホゴシャーズのみなさんに「子どもの片づけ」についてアンケートを行ったところ…

7割の方から、「うちの子どもは片づけができない」というお悩みが返ってきた。
どうすれば、自分で片づけができるようになるのか?
2児の母である小倉優子さん、親と子の片づけの専門家澁川真希さんと一緒に考えた。


◇ランドセルを片づけない子どもたちに悩むポニーさん◇

ポニーさんのお悩みは、学校から帰った息子たちがランドセルを決められた棚に片づけてくれないこと。何度か注意すると、ようやく片づけ始めるが、棚の前まで持って行くのに、棚の中には置いてくれない。

子どもたちに片づけない理由を聞くと、「めんどくさい」という答え…。

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いったいどうすれば、片づけてくれるのだろうか?


<片づけの専門家澁川真希さんの話>

ポイントは、「子ども目線で考える」こと。
そのうえで澁川さんは、棚の場所と棚板の形状を見直すことをおススメした。大人にとってはちょっとしたことでも、子どもにとっては面倒なことがある。棚までの動線をなるべくシンプルにすることが大事だという。
また、棚板がデコボコしていると荷物が引っかかり、出し入れしづらい。

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◇子どもたちとランドセルの片づけ場所を見直すポニーさん◇

ポニーさん、澁川さんのアドバイスを受け、子どもたちと一緒にランドセル置き場を見直すことに。このとき、親が一方的に決めるのではなく、子どもたちが改善方法を選ぶことが大事。子どもが主体的に関わると、やる気や責任感につながるという。

まず、棚の向きを変え、棚にランドセルを置くまでの動線がほぼ一直線になるように改めた。そして、でこぼこした棚板の上には、ツルツルしたシートを敷くことに。

さらに、置き場所を兄弟の身長に合わせて変えた。

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こんなちょっとしたことで、子どもたちは片づけるようになるのか?

翌日…子どもたちは、ちゃんと片づけた!
その後も、自分からすすんでランドセルを片づける日が続いている。



◇子どもが片づけの必要性を分かってくれないハナミズキさん◇

中学生の息子が片づけなくて困っている。
ところが、当の本人は散らかっていても、どこに何があるかが分かるため、特に困っていない。「なぜ片づける必要があるの?」と聞かれるという。
こういう場合は、親はどうすればいいのか?


◇家族で片づけのルールを作ったネクタリンさん◇

親と子の片づけ定義は違うと考えるネクタリンさん。
ネクタリン家では、リビングなど共有スペースに私物を置くのは禁止
という片づけルールを作った。

以前は、一人娘のらなさんが守れないこともあったが中学生になったのを機にあらためて親子で話し合った

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らなさん「『公園とかにゴミが落ちてたら嫌でしょ?だからみんなで使う場所はきれいにしようね』と言われて納得したので、キレイに使うようにしています。話し合わなかったら、たぶん今も散らかっていたと思う。」

実は、らなさん自身の部屋はキレイな時と散らかっている時がある。
でも、ネクタリンさんは片づいていなくても、あえてなにも言わないという。
らなさんは、テスト期間が終わった後などに片づけている。



<片づけの専門家澁川真希さんの話>

“片づいている状態”には親子間で差がある。
・生活のリズムで片づけられれば、毎日きれいでなくてもよい。ただし、片づけようという時に片づけ方が分からないとか、他の部屋に隠すとかにならないようにする。
・片づけの声かけも否定や命令口調ではなく、子どもの話を聞いたうえで、たとえば、「片付けをやらないと、おやつはない」ではなく、「片づけが終わったら、おやつにしよう」という声かけにするといい。

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◇子ども部屋の片づけにお悩みのはやぶささん◇

はやぶささんは、夫婦共働きで多忙を極め、中学生の子どもたちの部屋に手をかけられずにいた。
そこへ、片づけの専門家澁川さんが訪問。
部屋のカーテンがレールから外れていると指摘されたが、はやぶささんはそのことに気づいていなかった。

澁川さん「部屋の環境に対しての意識がほとんど向いていない。親が気づいて片づけをすることによって、子どものささいな変化にも気づけるようになる。」

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はやぶささん、まずは、部屋の使い方について、親子で話し合うことに。

すると、子どもたちからは、物が多いという不満が出てきた。
実は、子ども部屋の本棚には、子どもたちに読んでもらおうとはやぶささんが買った本がいっぱいなのだ。しかし・・・

子どもたち「本自体そこまで好きじゃないから、読まない。」「一度目を通したら、ほとんど見ないことが多い。」

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本棚の使い方をめぐって、親子間に認識のズレがあることが分かった。

さっそく作業開始。
まず、物を「使う・捨てる・部屋から移動するに分けて整理。
つづいて、収納スペースの確保。衣装ケースなども、子どもの目線より上に置かない。

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そして懸案の本棚は、はやぶささんが子どもたちに薦めていた本を減らし、子どもたちがよく使う物を置くスペースを新たに作った。

子どもたち「以前は探さないと出てこないものが多かった。よく見る物を置けたので良かった。」

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今回気づいたことがあるというはやぶささん。

はやぶささん「部屋がキレイになると、その状態を保とうとするので、今もキレイです。子どもたちが何を欲しているのか分かるようになり、コミュニケーションのチャンスが増えた。」


小倉さんと澁川さんの感想◇

・親も子もそれぞれの思いがあるから、話し合うことが大切。(小倉さん)
・片づけは、自分がやりたいことや必要なものを選ぶ力を育む。選ぶものが、今はおもちゃかもしれないけど、ゆくゆくは自分の進路にもなる。(澁川さん)



<尾木ママの見解>
・片づけで、親の子どもを見る目が整理される。子どもに対してのアンテナが張られる。


単なる片づけにあらず。
まずは親子でゆっくり話し合ってみよう。



END

*番組へのご意見ご感想をお待ちしております。

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:25 | 固定リンク


2019年12月28日 (土)

気づいて!きつ音の悩み <番組内容>


ウワサの保護者会!今回のテーマは「きつ音」

思い通りのタイミングでことばを声に出せない症状で、同じ音を繰り返して発する「連発」、音を伸ばして発する「伸発」、ことばが出づらい「難発」の3つ症状がある。

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「幼児期には20人に1人が発症するが、成長とともに出なくなるケースが多い」と言われている。
しかし実際には、きつ音に悩む小中学生も多く、その親も、わが子のきつ音とどう向き合えばいいのか悩んでいる。



<尾木ママの経験>
「教師時代を振り返ると、きつ音がある子はいなかったわけではないんですけど、その子がおとなしかったせいか、口数も多くなかったので気づけなかった・・・」


<自身もきつ音がある菊池良和医師によると>
・きつ音を専門に診察する「きつ音外来」に訪れるのは、幼児だけでなく小・中・高・大と幅広い年代。
・中でも中高生の3割は、いじめや相談相手がいないことで不登校の悩みを抱えている。

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◇きつ音の悩み 学校生活の苦しさ◇

みけねこさんの長女、小学5年生のじゅねさんは難発のきつ音があることで、学校生活にさまざまな困難があるという。
たとえば、音読。途中でことばがつかえてしまい、焦るとさらに出づらくなるという。発言も発表も苦手になり、授業中に手も挙げられない。

一番の悩みは“友達とのコミュニケーション”
自分だけスラスラ話せないから仲間外れにされそうで、会話中にきつ音が出ると心がパニックを起こすという。
みんながしているように友達をあだ名で呼ぶこともできず、毎日孤立感に苦しんでいる。最近は、学校に行きづらいと感じることもあるという。

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菊池良和医師の見解>
・きつ音がある子は、場を盛り上げられない自分はこの場にふさわしくないと、自ら身を引いてしまう。
・最初は話したいと思っていても、話し方を指摘されると、その気持ちが減っていってしまう。


◇親のつらさ◇

番組には、全国のホゴシャーズから「親もつらい!」という声が届いた。
「きつ音が出るたびに言い直しさせてしまった」「子どものことばを我慢できずに先取ってしまった」など・・・


みけねこさんの後悔>
・小学生になって初めて「相談できるところ、行ってみる?」と聞いたけど娘は完全拒否。幼児期に行っておけばよかった。


たけのこさんの後悔>
・「なにを言いたいの」とイライラして強く言ってしまった。余計にきつ音を長引かせたかなと、とても後悔。


<きつ音に悩む親子を支援している堅田利明さんの見解>
・子どもは話し方が不安で、親もどうしていいかわからない。親子の悩みを話しあえる場がとても大事。

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◇きつ音の悩みを相談できる場所◇

広島で9年前から年3回開かれているイベント、「きつおん親子カフェ」。
参加者も運営者もきつ音の当事者やその家族で、互いに不安なく交流できることを目指している。
代表の戸田祐子さんも次男にきつ音があり、相談相手がいなくて苦しんだ経験を持つ。

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中高生のグループトークでは、きつ音の話し方を隠すことなく日ごろ言えない悩みが語られた。
親たちも、子どものきつ音に対してどう向き合えばいいのか、複雑な思いを語り合い、共有している。

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菊池良和医師の見解>
子どもに「きつ音のまま話していいんだ」と新たな気づきを与えることも治療法のひとつ。


堅田利明さんの見解>

親は自分のしつけや子育てがきつ音の原因だと思って苦しんでいる。
同じ悩みを持つ親同士で集まる安ど感や、わかってくれているという安心感は大きい!



◇安心して話せる環境づくり◇

「きつ音がある子どもたちが安心できる環境」を学校でも作ろうという取り組みがある。
“きつ音を理解する特別授業”で言語聴覚士が伝えたのは・・・

・「同じ音を繰り返す“連発”の話し方は、苦しそうに見えて、実は自然で楽な話し方だ」ということ。
・さらに「周りがおかしいと指摘したりからかったりすると、うまく話そうとするあまり逆に言葉が出にくくなり、“難発”などの症状に悪化してしまう」ということ。

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連発の話し方のままでコミュニケーションが取れれば、もしかしたらきつ音は“困りごとにならない”かも。

実際に授業を行ったクラスのきつ音がある男の子は、みんなが“味方”になってくれたことで、授業中の発言は積極的になり、以前より学校にも行きたくなったという。

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<ホゴシャーズの感想>
・「そのままでいいんだよ」と言ってもらえて元気になっていく様子がすごくいい!
・きつ音がある娘はストレスをためて話していたと気づいた。連発は楽な話し方と知れてよかった。
・周りが気にしなければ、自分も気にしないで済む。環境によって変わるその子の気持ちはすごく大事!


<尾木ママの見解>
「きつ音がある子が1人クラスにいると、その子への理解を深めるプロセスの中で“多様性”がこの教室の中にもいっぱいあると伝えられる。先生の役割、指導力は大きい!」

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◇きつ音の悩みを相談したいときは◇
各都道府県にある「言語聴覚士会」までお問い合わせを。




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*番組へのご意見ご感想をお待ちしております。

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:25 | 固定リンク


2019年12月07日 (土)

気になる!先生の働き方 <番組内容>

今回のテーマは「先生の働き方」

街で子どもたちに聞いてみると・・・
「いつも汗をかいている!朝4時に起きるって言っていた!」
「大きな行事のときがすごく忙しそう!」
「夜10時半までやっていたって!」

どうしてそんなに忙しいのか?
父親が現役の先生というブルゾンちえみさんと、教育社会学者の内田良さんといっしょにとことん考えます。

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<尾木ママの考え>
先生の働き方の問題は、学校の先生の問題だけでない。教育の質に大きくかかわっている。



◇先生の一日に密着!◇

大阪市の公立中学校で働く吉田正成先生の一日に密着した。

朝7時15分、生徒が登校する1時間前に仕事開始。ひととおり事務作業を済ませると、学校に行きづらいという生徒の家に向かった。
朝8時45分1時間目開始。美術が専門の先生、授業は1日平均3コマほど。ほかの教科と比べると少ないが、授業の前後にやらなければならない作業が多いという。
さらに、職員室に戻ると事務作業が…。
先生たちには、生徒指導や安全管理など学校を運営するための仕事も割り振られているのだ。
さらに、帰りの会を終えた4時からが一段と忙しくなる時間。部活、生徒会、事務作業と仕事を終え、終わったのは6時。

家に帰っても一部作業をする吉田さん。
「教師という仕事は、生徒のことを考えたら結局やってしまう職業」と思っている。

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<専門家・内田良さんの考え>
吉田先生の一日は標準的な一日。小学校・中学校で在校時間だけで11時間から11時間半というのが文部科学省の調査のなかでも明らかになっている。


<尾木ママの考え>
全体として教師に対する管理が強まっている。アンケート調査や報告業務など事務作業が増えている。
一方、大切な保護者対応にかける時間や、職能開発にかける時間は国際比較調査をみても少ない。


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◇働き方に大きな影響を与える教育を取り巻く環境の変化◇
さらに、先生の働き方に大きな影響を与えているのが、学校を取り巻く環境の変化だ…。


<尾木ママの考え>
この10年から15年で外国籍の子や、発達障害といわれる子、不登校の子が増えてきた。
さらに、いじめの認知件数も増加し、減っているところは何もないように感じている。



◇環境の変化に対応していくための課題◇

神奈川県横浜市では環境の変化に対応するため、ある取り組みを行っている。670人の子どもが通う日枝(ひえ)小学校。この学校で外国籍や外国にルーツをもつ子どもたちは全体の2割。中国やフィリピン、ロシアに韓国など12か国に及ぶ。教員歴33年の齊藤光世さんは、「児童支援専任教諭」という仕事を担当している。児童支援専任教諭は、不登校やいじめ、言葉の壁によるトラブルなどあらゆる困りごとを支えている。

学校に来ていない子の家庭に出向いたり、元気のない子のケアにあたったり…。
齊藤さんは、「どの家庭にどこまでケアしていくのかが難しい」と語る。


校長の話「社会でいま抱えている問題を、学校がすでに抱え込んでしまっているような状況。福祉的なことや、医療的なことも含めて、全部担ってしまっている状況。そういうところに対して、人的なものや、予算配当などが、まだまだ不十分だと感じる」

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児童支援専任教諭は、事例を報告する検討会を行ったり、警察・児童相談所・地域の方と連携して問題の解決に当たったり、さまざまな取り組みを行っている。


保護者とゲストのブルゾンちえみさんの意見>
・保護者としても児童支援専任教諭のような先生がいると、相談しやすいし、話しやすいと感じた。
・児童支援専任教諭のような先生がいると、先生の負担も変わってくるから、必要と感じた。

一方、こうした先生に来てもらうためには予算的なものが必要かも…。

<尾木ママの考え>
・やはりさまざまな仕組みを行うためにも予算は絶対的に必要。日本はOECDの加盟国のなかでGDPに占める教育予算の割合が最下位。これは大きな問題!

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◇動き始めた働き方改革◇
・今年1月の文部科学省の中央教育審議会でも議題になった教員の働き方改革。
1月の残業時間の上限目安45時間、変形労働時間制の実施などとならんで取り上げられたのが、地域・保護者との連携をうながすこと。登下校の対応や夜間の見回り、お金の徴収などはボランティアや保護者、教育委員会など学校以外が担うべきとの考えだ。

<ホゴシャーズの意見>
・PTAのなり手もいないなかボランティアでいるのかなと不安に感じる

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◇愛知県・北名古屋市の取り組み◇
愛知県の北名古屋市では、自治体が予算を組み、ボランティアを手配するコーディネーターを有償で雇い、学校に配置。コーディネーターは先生たちが必要とする仕事に、適した人を探し出す。コーディネーターが責任をもって適した人を連れてくる仕組みができあがっている。

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<尾木ママの考え>
教育は未来への投資。子どもたちの幸せ、親の幸せに加え 国家の命運もかかっている。
ここには予算が絶対的に必要。国民的な世論にしていくことが大切だと考えている。

 

 

END

*番組へのご意見ご感想をお待ちしております。

 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:25 | 固定リンク


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