番組内容

2020年11月21日 (土)

わが子がひきこもったら<番組内容>


ひきこもりを考えるプロジェクト「#こもりびと」の関連番組。
プロジェクトに参加する各番組の情報はこちらまで。
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小中学校で不登校になっている子どもたちは年々増え続け、およそ18万人。わが子が学校に行かなくなったり、部屋にこもったりしたとき、親はどうすればよいのか、不登校経験者とともに考えた。


<ひきこもりがちな子どもの気持ち>

映像・デザイン制作会社役員のたけしさんは、中学1年生の時から不登校の経験がある。

中学1年生の時、丸刈りを強制する校則に疑問を持ち、校則を変える運動を始め、髪も伸ばし始めたたけしさん。応援してくれる友達も多かったが、一部の同級生からは髪を伸ばしたことで「ずるい!」と言われ、先生からは「切ってこい」と言われて板挟みになった。やがて学校に行くのがつらくなって休みがちになり、中学3年生の春には完全に行かなくなった。

たけしさん
・学校に行きたくないと思っているし、学校に行くと自分じゃなくなってしまう
・学校のある昼間の時間がつらくてゲームに夢中になって紛らわそうとしていた
・校則を変えられず、さらに不登校になってしまった。そんな自分は弱いんだと思っていた

その後、通信制高校を経て大学に進学。「強くなりたい」と敢えてきついアルバイトにも挑戦したがいずれも続かず、大学3年生の時にはひきこもりがちに。

たけしさん
・自分が弱いから頑張る、うまくいかない、やはりだめだ、という事を繰り返していくうちに、自分が弱い、ダメな人間ということが確定していく

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<子どもの苦しさ どう受けとめる?>

ビーツさん(娘が中学3年間ほぼ不登校 今は高校に通っているが調子に波がある)
・自分が弱いからと敢えて険しい道を選ぶのがうちの子と共通していると思った

トカゲさん(娘が小5から不登校 中学生になり短時間だけ通うが疲れ切っている)
・娘も弱い自分を許せないと言っていた。何をしても無駄と思う自分もいれば頑張らなきゃいけないと思う自分もいて葛藤している。
・10分くらい学校に行って帰ると疲れ切って寝てしまい、ゆすっても起きない。「学校に行かなくても大丈夫だよ」と言ってあげても、本人は「それじゃあ自分がダメになる」と言う。

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みなこさん(映像・デザイン制作会社役員 不登校経験者)
・「しばらく休んでみれば?」と母から言ってくれたのは救いだった。
・学校を休んでいた時に「洋服でも買う?」と連れ出してくれたのが印象に残っていて、そのときの服は今も大事にしまってある
・「私の味方なんだ」というメッセージとして受けとめた


<一歩踏み出すとき>

・大学3年生のとき再びひきこもりがちになったたけしさん。つらい思いを部屋の壁に書いたり、もがいていた。あるとき不登校経験者が作った大学のイベントに参加し、その場で入学した。
・いつも周囲に合わせようとしてきたたけしさんだったが、その大学では少し違った。

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たけしさん
・“たけしくんはどうしたいの?”と聞かれることに感動した
・少しずつ「自分はこうしたい」と言い、受け入れられることが積み重なると安心できるようになった
・安心できるようになると自分も何かしてみたくなり、ソーラーカーレースに挑戦した
・毎朝10時から夜12時まで作業して、寝ると回復して翌朝も10時から作業する
・エネルギーがどんどん湧いてきて動けるようになっていった


<一歩踏み出すためには・・・>

ビーツさん
・娘も好きなことに没頭できるようになれば楽しいだろうが、我慢しなきゃいけない今がつらそうで…

たけしさん
・嫌なことを乗り越えないと好きなことができないと自分もとらわれていた
・その大学はやりたいことをやる場所だった 安心できる場所でないとやりたいことができない

みなこさん
・へとへとになってしまうと一番エネルギーを注ぎたいことに注ぐことができないのでもったいない
・好きなことからどんどんやっても良いのではないか?

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トカゲさん
・娘は自分で調べて定時制の高校に行きたがっているが、中学の先生からは全日制に行くようにとプレッシャーがある

尾木ママ
・それは学校がおかしい 多様な学びがあって定時制でも通信制でもいい 
・本人が一番伸びやすい安心できる場所が一番いい進路先なんです


<専門家に聞く 不登校 “親にできること”>

児童精神科医 高岡健(たかおか・けん)さん(岐阜県立希望が丘こども医療福祉センター)
によると

不登校の意義
[1] いじめなど危険でストレスフルな環境から身を守るという意義
[2] 自分との対話「自分の生き方がこれでいいのだろうか」「もっと違った生き方をした方が良いのではないか?」と考える
大人になっていくうえで自分を確立するプロセス

親ができることは?
・ひきこもっては駄目だとか自分を守るのは駄目だといった間違った対応をするとエネルギーが溜まらない
・本人を非難、否定する情報をシャットアウトすると、自分との対話が促進される
・親が子どもに向けて語り掛けたり行動を起こすことにはあまり意味がなくマイナスになりがち
・親は自分自身の事をするのが良い

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<親は自分自身のことをする>

トカゲさん
・娘に「お母さんなぜ仕事を辞めたの?もう一回したら?」と言われた

ビーツさん
・同じように「お母さん、生きてて楽しいの?何かやりたいことないの?」と言われて考えた

みなこさん
・放置するのとは違うので基本的には味方でいて欲しい
・だが「この子はうまく行かないんじゃないか」と考えすぎて親が苦しむのは子どもとしてはいたたまれない 生き生きした大人として親が好きなことをしているのは救いになる



<自分との対話> 

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たけしさん
・仕事も始めて、楽になっているはずなのに楽になり切れない その痛みが楔(くさび)のようだと感じ、それがいつ刺さったのか必死で研究していった時期があった
・最終的に自分で自分を否定していたという事に気が付いた
・丸刈り校則反対運動の際に髪を伸ばしたという自分の誇りある決断を「校則を破ったから悪い」という世の中の価値観に合わせて否定した そのまま自分を否定し続けていたので何をしても辛いままだったと気づいた
・気づいた時、「生きていていい」と自然に思えた それまでは「生きていては駄目だ」と思っていた


<収録に参加して>

トカゲさん
もうちょっと自分自身に時間を作って、その中で娘と一緒に何か話したり対等にやれることが見つかっていけると、もっと娘も楽になるのかなと思った。

ビーツさん
自分の中で答え合わせが出来た。子どものこととすり合わせてみて、この経過はあの子にとって必要な経過だったし無駄なことはないとわかって、良かったなと思った。




END

 

 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | 固定リンク


2020年11月14日 (土)

算数・数学が変わる!<番組内容>

今回のテーマは「算数・数学が変わる!」
この春(2020年4月)、小中学校の学習指導要領が10年ぶりに改訂。
算数・数学において、これまでは「計算力」に代表されるような、与えられた問題に対する解答の正確さや計算のスピードが重要視されてきたが、これからは、主に、「思考力・判断力・表現力」「学びに向かう力・日常生活に応用する態度」なるものが求められるようになった。

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変化の背景には、時代の変化がある。与えられた計算処理だけに限っていえば、AIの方がはるかに正確でスピードも早い。それよりもどういう仕事をAIにさせるか、そこを考える力が必要になる。

番組では、これからの時代を生きていく子どもたちにどんな力が求められているのか、算数・数学の変化を通して考える。

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専門家は統計教育を専門に研究し、算数教育に詳しい愛知教育大学准教授の青山和裕先生
ゲストは、中学2年生のお子さんがいる、トータルテンボスの大村朋宏さん


●求められる「思考力・判断力・表現力」とは?
東京都目黒区八雲小学校。今回の小学校5年生の授業は、くじ引き大会からはじまった。
くじは、バニラとイチゴが「当たり」。
そして、ダブルが「大当たり」。それ以外は、「はずれ」となっている。

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子どもたちは、どの数を引けば、当たりや大当たりが出るのか、その規則性を推理する。
先生は、子どもたちが答えても、それが正解かはすぐには教えない。まずはその根拠を人前で説明させる。
そして、子どもたちは、授業中に設けられる対話の時間を通して、「自分自身の考えを筋道立てて相手に説明する力」を身に着けていく。

それこそが、今回の改訂で求められるようになった「思考力・判断力・表現力」なのだ。

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●小1から中3まで新たに加わった単元「データの活用」
東京都荒川区第一日暮里小学校では、6年生が、算数の時間を使って輪投げを行っていた。

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これは、後日開かれる1年生との交流会の準備。
輪投げゲームで、1年生が10回中何回成功すれば、景品をあげるか、を考えているのだ。
2メートルの距離から輪投げをして、どのぐらいの確率で成功するかデータを集めている。

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結果、10回中、4~5回成功する人が最も多いことが分かった。
30パーセントの人が景品をもらえることになるようにと、「7回成功すれば景品をあげることにする」という意見が多く出た一方で、「6年生だけのデータだけで結論を出していいのか」という意見が出た。

翌日、1年生に投げてもらい、データを取ってみると…。

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10回投げて1回も入らなかった人が、全体の3割を超えたのだ。
「女の子は届かなくて、みんなあきらめちゃう…」話し合った結果、1年生が楽しめなければ意味がないと、距離を1.5メートルに短くして、もう一度データを取りなおした上で決めることになった。



●テストの変化は?小学5年レベルの新しい問題にチャレンジ
求められる力が変われば、テストの問題も変わる。そこで、青山さんに、例題を作ってもらった。

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正解は、こちら。

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採点ポイントは3つある。

[1] 間違えた理由を、知識・技能、思考力を使いながら、読み解けるか
[2] 理由を他人にわかる文章にして的確に表現できるか
[3](筆算はなぜ二段目の計算は左にずらすかなど、)解き方の意味を理解できているか


青山先生いわく「高校入試など公立の入試だと、当然受験生も多くなるので、ある程度書く内容が定まった出題になる。教室で行われる試験など比較的小規模なテストから、問題の内容は少しずつ変わっていく」。



●【日常の疑問を研究】日常生活に算数を応用する
今回の改訂で、算数・数学に求められるようになった「学びに向かう力・日常生活に応用する態度」

ホゴシャーズのシマウマさんの長女のみおさんは、昨年、「算数の自由研究コンクール」で優秀賞を受賞した。
研究のタイトルは、「家にあるえんぴつは10年分?!」
どうしても欲しいえんぴつがあったみおさんがお母さんに頼んだところ、「10年分あるから買わない!」と断られたことがきっかけだった。

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その時、「”10年分”はない」と思ったみおさん
我が子のふとした疑問を、シマウマさんは聞き流さず、一緒に調べた。

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みおさんは、新品の鉛筆を1本使い切るのに、何日かかるのか、百マス計算をやって調べた。
そして、家中の鉛筆の長さを測り、みおさんは家にある鉛筆が「4年分」しかないことを証明した。

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大村さん:算数・数学の要素は、どこにでも繋がっているんですね。
青山先生:今新型コロナでみんな社会どうしようかって言う時も、算数数学はきっと活用できます。社会につながる教育を学校で実現していくっていうのがこれからの挑戦になってくると思います。

時代とともに、アップデートされる算数・数学。
お子さんと一緒に身の回りの算数を探してみよう!



END

 

 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | 固定リンク


2020年11月07日 (土)

学びたいのに学べない!<番組内容>

いま新型コロナの影響で多くの家庭が経済や意欲の面でダメージを受け、本来受けられたはずの教育の機会を失うケースが急増している。また、コロナ以前から苦しい立場にあったひとり親家庭や外国ルーツの家庭は一層追い込まれており、食糧支援などの直接的支援が欠かせない状況だ。

まずは各種支援の相談窓口をご紹介。詳しい番組内容↓にスクロールしてください!

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各種支援の相談窓口
NHK特設サイト 新型コロナウイルス
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/management/
「こんなときは?」「どんな支援が?」…各種支援制度を網羅。まずはここで受けられる支援があるかチェック。


困窮家庭への支援
子どもの貧困対策センター公益財団法人 あすのば
https://www.usnova.org/
受験や進学に困難を抱える高校生への給付金など

NPO法人 キッズドア
https://kidsdoor.net/
困窮家庭の子どもたちへの学習支援など(首都圏と宮城県で70以上の無料学習会を開催)

認定NPO法人 カタリバ
https://katariba.online/kikkake
奨学パソコン(レンタルPC・Wi-Fiなど)付きオンライン教育支援など


ひとり親家庭支援
特定NPO法人 しんぐるまざあず・ふぉーらむ
https://www.single-mama.com/
生活にお困りのシングルマザーへの相談支援など


外国ルーツ家庭支援
NPO法人 YSC Global School
https://www.kodomo-nihongo.com/
外国ルーツの子どもたちへの日本語学習支援(対面、オンライン)など


ほか支援団体
こども食堂ネットワーク
http://kodomoshokudou-network.com/index.html
全国の子ども食堂の検索(場所によってフードパントリーや学習支援等を行っている)


他にも、フードバンクなど困窮家庭への食糧支援を行っている団体が全国各地にあります。
また、各行政独自の支援もあるので、ぜひ一度お住まいの地域の役所HPをご確認ください。


 

みなさまの声を募集中!
いま、学びを守ろう。 #学びたいのに
特設投稿フォーム https://forms.nhk.or.jp/q/SPEN86ZI
NHKは引き続き、新型コロナの学びへの影響を見つめていきます。
ぜひお悩みの声などお寄せください。

 



<番組内容>

今回のテーマは、いま新型コロナの影響でひろがっている教育の不平等について。
この半年、家庭によっては収入がほぼ0になるなど深刻な経済的ダメージを受けた。

その影響で留学を諦めたり塾に行けなくなったりするなど、教育の機会を失うケースが増えている。
いったいなにが起きているのか?親子の声に耳を傾ける。

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<ホゴシャーズ家庭 うめさんのケース>
2人のお子さんがいるうめさんは、勤めているバス会社がコロナの影響で業績悪化。
給料が減り、家計を切り詰めた結果、長男(小4)の通信教育をやめることに…。

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かたや長女(中1)は小4から塾に通わせたため、兄弟で教育の差がつくことも心配している。
うめ「できる限りのことはさせたいけど、教育の機会を喪失させてしまっているのが悔しい」



<ホゴシャーズ家庭 ビオラさんのケース>
ビオラさんは今年3月に職を失い、パートの収入がゼロに。
子どもが3人いるため、夫ひとりの収入ではこの先の教育費が不安…。
ビオラ「すでに蓄えを切りくずしているのに、長女(中3)と次女(小6)の進学が重なっていて、先が見えない」
しかも長女のかのんさんは、目標にしていた吹奏楽の全国コンクールが中止になったことで、受験勉強の意欲まで失っている。

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テストの成績が落ち、志望校のレベルも下げたという。



◇各家庭はどんなダメージを受けているの?◇

ゲストの田村裕さんも新型コロナの影響で収入が減っていて、長女の習い事の数を絞っている・・・。

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<専門家・山本宏樹さん(東京電機大学准教授)の意見>
1つ目の問題は経済的ダメージ。生活を優先しなくてはいけないので、教育への投資が削られる。
もう1つ重要なのが、意欲のダメージ。
お金がなくて進学できないなど、将来の道が閉ざされる失望感や不安で“勉強する気持ち”そのものが湧かなくなってしまう。

<尾木ママの意見>
思春期の子どもは好きな事があると、苦手な事や嫌な事に対しても頑張る意欲が湧くもの。
しかし新型コロナの影響で好きな事ができなくなり、学習意欲もなくしている。
これは自己責任の問題ではなく“歴史的な非常事態”
心のケアが足りていないので、今後は心の支援に入って欲しい。




◇ひとり親家庭への影響◇

新型コロナによる非常事態が長引く中、さらに苦しい状況に追い込まれているのがひとり親家庭。
シングルマザーのイネさんは、大学進学を目指すコウシくん(高3)と2人暮らし。
介護とホテル清掃のパートを掛け持ちし、月およそ13万円を稼いで家計を支えてきた。
しかし3月以降、ホテル清掃の仕事がなくなり、収入が半減。節約生活を強いられている。

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一方、難関大学を目指すコウシくんの受験費用は、滑り止めを受けることも考えるとおよそ20万円。
あとは積み立ててきた学資保険や奨学金で進学できると考えていた。
しかし、毎月3~4万ずつ貯めていた受験費用まで生活費に回さざるを得なくなり、半年で貯金はほぼ空に。
生活するだけで精一杯で、受験費用の目途は未だたっていない。


<尾木ママの意見>
非正規採用(パート)は不安定すぎる。最初に首を切られて仕事がなくなる。
これは自助努力では何ともならない。社会的な体制を整えないとダメ。

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シングルマザー家庭によっては食費の確保すら難しくなり、「食糧支援」を受ける家庭が急増中…。


<田村さんの体験談>
貧しい食生活は子どもの学びにも大きく影響する。
一番貧しくて栄養が偏っていた高校2年生当時、記憶があまりない。記憶力が絶対低下する。

<専門家の意見>
教育よりも今生きられるかどうかというところで、生活費や食費を切り詰めている状況。一番困難な層をコロナが直撃している。日本国憲法の第25条で「健康で文化的な最低限度の生活」を保証するのが国の存在意義として書かれているが、その最低防衛ラインが完全に抜かれている。国が責任をもって支えるべき。




◇外国ルーツの家庭も苦境に立たされている◇

大阪の“ミナミ”と呼ばれる繁華街では、いま全世帯の1割以上が外国ルーツ家庭。
20年前に来日したフィリピン人のマリアンさんは、1年半前にローンを組んで飲食店を開業した。
しかし、新型コロナの感染拡大で客足が激減し、家賃やローンの支払いが滞りがちになっている。
長男のパトリックくん(高3)はギターが得意で、専門学校などで本格的に学びたいと考えている。
しかし、生活が苦しいことから、就職を選ばざるを得ない状況に・・・。

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<尾木ママの意見>
いま大学生も高校生も求人が少なくて就職戦線が大変。その中で、外国籍がルーツだからと進学も就職も非常に厳しい状況に追い込まれるとしたら、これは究極の格差

<専門家の意見>
実際に日本は世界第4位の移民大国なのにも関わらず、外国籍の子どもの3人に1人は全日制高校に進学しておらず、大幅な格差がある。しっかりと日本で育てていける制度が必要。

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<尾木ママのまとめ>
子どもたちの可能性や未来が閉ざされることの意味を考えなければいけない。苦労して進学をあきらめるのはその子個人の問題でもあるけども、そのエネルギー・能力・意欲がしぼんで花開かないと、日本の国力が減退してしまう。だからこそ公的な援助で支え、日本の将来の活力につなげていく必要がある。教育は未来への投資!!


「本当に困っている…」という方は、支援を受けることを恥ずかしいと思わず、是非検討してみてください。
ブログ冒頭で各種支援の相談窓口を紹介しています。

 

 END

 

 

 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | 固定リンク


2020年10月24日 (土)

これでいいの?子どものおこづかい<番組内容>

今回のテーマは、「これでいいの?子どものおこづかい」

番組には、子どものおこづかいの使い方について多くの悩みが寄せられた。
そこで専門家と一緒に解決法を考える。

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横山光昭さん(株式会社マイエフピー代表 ファイナンシャルプランナー)
そもそもおこづかいは、子どもが好きに使っていいお金。しかし、お金には限りがあるので、その使い方をきちんとチェックして、放っておかないようにしたい。

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【1人目の相談者 ウニさん】
毎月おこづかいが足りなくなる娘が悩み

ウニさんの次女、なつきさんは高校1年生。おこづかいは月に6000円。
特に、好きな「コスメ」への出費が多く、毎月おこづかいを早めに使い切り、足りなくなってしまう。

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ウニさんは、大人になっても所持金を使い切るクセが抜けないのでは・・・と、
なつきさんの将来を心配している。一方、なつきさんは「使い方に問題はない」と主張。
撮影に伺った時も、当月のおこづかいは残りわずかという状態だった。

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●専門家・横山さんのアドバイス

大事なのは「使いみちの整理」
そのために、「ウォンツ(欲しいもの)」「ニーズ(どうしても必要なもの)」の表を使う。

まず「ウォンツ(欲しいもの)」を自由に書き出し、その中から「ニーズ(どうしても必要なもの)」を、おこづかい6000円に収まるように絞り込む。

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この作業を行うことで・・・

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1.欲しいものの具体的な金額が見える
2.欲しいものの優先順位が見える
3.子どもの価値観が見える


なつきさんが実践>

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「ウォンツ(欲しいもの)」・・・コスメやファッション関連を中心に61500円
「ニーズ(どうしても必要なもの)」・・・食費を中心に5700円

ニーズには、食費や交通費などの交際費が残った。
普段、部活などで忙しいため、友達と過ごすための使いみちが最優先だという。
しかし、好きなコスメにかけるお金がゼロになってしまった。


尾木ママのアドバイス
どこまで おこづかいで負担するか検討してみる。

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交通費や勉強用の食費の一部を親が出してあげるなど、おこづかいで負担する費目の見直しをする事で、コスメにかけられるお金の余地を作る。


●専門家・横山さんのアドバイス
「臨時収入(お年玉など)」と「月々のおこづかい」を分けて管理する。

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なつきさんは「月々のおこづかい」と、「お年玉などの臨時収入」を一緒にして使っている。
それを分けて管理する事で、月々のおこづかいでニーズを手に入れるための、やりくりを学ぶことができる。
また、お金を貯めて欲しいものを買う喜びも経験できる。



【2人目の相談者 チワワさん】
ネットショッピングにはまっている娘が悩み

チワワさんの一人娘、さくらさんは高校3年生。おこづかいは月に1万円(学校のお昼ごはん代含む)。
最近さくらさんは、ネットショッピングの利用頻度が増えている。今後1人暮らしを始めた時に、際限なくお金を使ってしまうのではと、チワワさんは不安を感じている。
さくらさんいわく、「ネットは在庫が豊富かつ割安の場合もあり、つい買ってしまう」とのこと。

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さらに・・・2022年4月、法律の改正により、成人年齢が20歳から18歳に引き下げられる。
18歳以降、「クレジットカードを作る」「ローンを組む」など、お金がからむ様々な契約が、保護者の同意がなくてもできるようになるという。

そこで、今後「ネットショッピング&キャッシュレス」で失敗しないために・・・
●専門家・横山さんのアドバイス

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[1] 支払えなくなった時のリスクを伝える
支払いが滞ると、新たにクレジットカードが作れなくなったり、ローンを組めなくなる恐れがある事を伝える。

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[2] デビットカードを活用する
金融機関にもよるが、15歳から作ることができる。
クレジットカードと違い、銀行口座から即時引き落とし、さらに一括払いのみなので、持っている以上のお金を使うことがなく安心。また、使用する度に、指定のアドレスにメール通知してもらうことも可能。

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[3] カートに入れて1日おく
すぐに確定ボタンを押さず、冷却期間をおくと、その商品が本当にいま必要なものなのか、立ち止まって考えることができる。


【ネットショッピング・キャッシュレス関連のトラブルの相談先】
消費者ホットライン(188番)
全国の市区町村には、「消費生活相談窓口」が設置されています。
消費者ホットライン「188」に電話をかけると、お近くの消費生活相談窓口への案内を受けられます。

独立行政法人 国民生活センター
未成年や成人に成り立ての若者の相談もうけています。
http://www.kokusen.go.jp/soudan_now/data/wakamono.html




【3人目の相談者 ももさん】
子どもに強くせがまれると、ついおこづかいをあげてしまうのが悩み

中学2年生の娘が友達と初めて、好きなアイドルのライブに行く事に。
折角なら楽しんで欲しいと、チケット代や交通費、グッズ代を ももさんが出してあげた。
しかしその後、「友達に誘われたから」と、数か月おきにライブ代をせがまれる事態に。
家計を圧迫する月もあるという。


●専門家・横山さんのアドバイス

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おこづかいは限りある家計の一部であることを子どもに伝える。
家族でお金の話をすると、子どもが嫌がったり、雰囲気が暗くなったりする事もあるが、なるべく明るく、前向きに話をする。

そのために横山家では「マネー会議」というものを行っているという。

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▼マネー会議で行っていること
・その月の親の収入を子どもたちに伝える。
・親子お互いのお金の使いみちを振り返り、家計とどう使い分けるのかを話し合う。
・子どものお金の使い方を尊重し、否定しない。

▼マネー会議の利点
・家計が限りあるものだと自然に理解できる
 ⇒やりくりの意識や、親にむやみに頼らない自立心が芽生えることもある。
・家族のコミュニケーションになる
 ⇒お金の話は年齢関係なく興味を持って参加しやすい。またその使いみちを知ることで、親子お互いの好みや、今どんなことを必要としているのかが分かり、家族の絆を深める事に役立つ。
・お金の使い方を反省できる
 ⇒お金の使い方について家族から客観的な意見をもらうことで、「似たようなものを買ってしまった」「割高になる買い方をしてしまった」などの反省点に気付くことができ、今後の買い物に活かせる。

横山さんの大きな狙いは、子どもたちも「家計を担う一員」であると意識してもらうこと。
そして、何でも隠さず議論することで、お金の上手な使い方を学んでいってもらいたいと思っている。

▼その他、マネー会議で行っていること
収入から支出と貯金に回すお金を差し引いた余りを、家族でどう使いたいかを話し合う。
例えば、「家電や家具」「マンガ」「自転車」「パソコン」など、今後欲しいものと、その値段、そしてなぜ欲しいかの理由を、手に入れたい本人が家族の前でプレゼンして承認されれば、家計から購入することができる。
これも、子どもたちがマネー会議に積極的に参加するモチベーションの1つだという。



END

 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | 固定リンク


2020年10月10日 (土)

発達障害 子どもを怒ってしまうとき<番組内容>

今回のテーマは「発達障害 子どもを怒ってしまうとき」

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【スタジオで/ホゴシャーズの悩み】

●野うさぎさん
中3息子(自閉スペクトラム症/注意欠如・多動症/学習障害)
・発達障害の診断を受けたのは、小学校3年生のとき。
その頃、子ども自身が、学校でストレスや劣等感みたいなものを感じ始めていて、「今日宿題は?」「片づけなさい」などの声かけをしてしまうと「もううるさいな!」となって、どんどんエスカレートして、通報されるんじゃないかというくらい大声でどなり合いになってしまったこともある。

●カブトムシさん
小4息子(注意欠如・多動症)
・いつもかんしゃくを起こして、宿題をビリビリ破いちゃうときなどに優しく分かってあげようと思うけど、どうしても「こら~」とというどなり声を出してしまう。

●菜の花さん
小3息子(自閉スペクトラム症/注意欠如・多動症/学習障害)
小1息子(自閉症スペクトラム/情緒障害)
・長男が学校生活で授業に集中できない、じっとしていることができない、忘れ物が多い、朝から支度がはかどらない…。
また、家でも大声を出したり、ソファーで飛び跳ねたりすることも。
多動に関しては、きっと子どもも動きたくて動いてるわけじゃない思ってるが、余裕がなかったら「うるさいって言ってるやろう」「何回言わすの」と頭ごなしにどなってしまう。
・子どもに一番言われてつらいのは、「ママいつも怒ってる、いつも怖い」
・寝る前にいつも子どもの写真を見て、「明日は怒らないぞ」と思うが、朝起きて、怒って、怒る自分を責めて落ち込んでしまう。

●さくらさん
・息子がソファでだらっとしてたりジャンプしてたら「もう早く着替えなさい」「もうそれやめてってママ100回言ったよね」と、朝から怒ってしまう。
・明るくて社交的で普通に見えるので「いやいや、全然みんなと変わらないよ、大丈夫だよ、男の子なんてそんなもんだよ。」と言われて、なかなか周りに理解してもらえないのが悩み。 


●菜の花さん
・「全然何もないじゃん、大丈夫、うちも一緒だよ」という言葉が、私にはきつく感じる。

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ゲストは、子どもの発達障害や神経疾患を多く診察してきた、医師 星野恭子さん。

●医師 星野恭子さん
・保護者のみなさんも“子どもたちが嫌いで”怒っているわけではなく“きちんとしてほしいから”。
怒ってしまうということだけで、ご自分たちを責める必要はない。
・発達障害のある子どもたちというのは、脳の神経の働きが弱いと考えられていて、親が怒っている内容を100%理解していないということがある。
・「怒られた」「ママ怖い」と感じて年齢が上がると「どうせ僕はダメなんだ」という気持ちになってしまう。
怖いということだけが脳に記憶されてしまうのが問題。
・どうしたらいいのか…それは、“褒める”ことが大事。


【VTR取材/星野さんのクリニック】
小児神経が専門の医師、星野恭子さんは、発達障害のある子どもを診察するとき、“褒める”ことを大事にしている。
子どもを褒めることは、脳の「前頭葉」にいい影響を与えるという。

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●医師 星野恭子さん
・前頭葉にはドーパミンという神経伝達物質があり、集中力・注意力をあげたり、衝動性を抑える、子どもたちの問題となっている行為を抑制する、そういう効果があると言われている。
・褒めることによって、ドーパミンの分泌量が上がると言われている。
・発達障害の子どもたちは、脳の発達がゆっくりというか、遅いというか、発達の坂道ののぼり方に一人一人個性がある。
“前頭葉のドーパミン”という言葉を思い出していただいて、褒めるというモードに切り替えてほしい。


では、例えば、子どもがソファーで飛んでいるとき、どう褒めるモードに切り替えればいいのか。


●医師 星野恭子さん
・子どもに近寄って「ちょっとやめてね」と言って、やめた瞬間に「できたね!」「よくできた!よく我慢できたね!」という、褒める声かけが必要。
・発達障害のある子どもたちには、短い言葉で、キャッチーに褒める、子どもが喜ぶ言葉を一緒につけてあげることで、より内容を理解しやすくなるし、理解して「あっ、そうなんだ」と思うと、神経の伝達物質の分泌も上がると思います。


星野さんの診察を、12年うけているたくみくん親子
・褒めるときのキャッチーなキーワードは“花まる”だ。

直子さん「“花まる”というのは、彼が頑張ったときやすべきことをしたときが“花まる”です。」

・直子さん、以前は、“友達をたたく・物を投げる”などの問題行動ばかりが目について、怒ることが多かった。

直子さん「どうして分からないの!って言っていたときは、それで何も得られなかった。
そうなってくると、“彼は一体何を考えて、何を見てて、どんなふうに苦手なことを思ってるだろう”と思えたんですよ。私には分からない彼の世界があって、見方が違う、聞こえ方が違う、聞こえ過ぎたら苦しいとか、そういうことが分かってくると“1人で着替えて1人で洗濯かごに洗濯物を入れた彼は、頑張ったと思う”というふうに、見方を変えてあげることができた。
そうすると、褒めるのは割と簡単だなと思えた。」

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【スタジオで/声かけを考える】
●例えば朝、子どもの身支度がはかどらないとき、どう声をかければいいのか。

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菜の花さん
「この朝の番組が終わるまでに着替えなかったら、今日はゲームなし」と言っている。
さくらさん「お着替えしなかったら朝ごはん抜き」と言っている。


●医師 星野恭子さんは・・・
・「しなかったらだめ・あげない」という“罰”のほうが言いやすいし、子どもにどうしようと思わせることができるが、そうではなくて、できたら「よかったね!」というふうに変えられるといい。
・例えば、「用意ドン!」と言って、身支度を楽しくタイムレースにするなどゲーム性を持たせて、戻ってきたら「やった!帰ってきた!タッチー!」と言って、褒めてあげよう。

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【VTR取材/カブトムシさんの工夫】
日常の中で、工夫をいろいろと重ねているというのが、シングルマザーとして1人息子を育てるカブトムシさん
(小4息子(注意欠如・多動症))

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・保育園に通うのも、無理やり引っ張って連れていって、1年生の頃も、スーパーで地べたに寝そべってギャーと叫ぶようなことがあった。
・その頃カブトムシさんは、毎日大声で怒っていたという。

カブトムシさん「本当に人格が変わるぐらいどなってて、診断を受けて、発達障害だと分かっているにもかかわらず、みんなと同じような行動をとらせたいという親のエゴがあって、「早くしなさい」「ちゃんと並びなさい」「待ちなさい」とばかり言っていた。」

れんくんは、気持ちをコントロールすることが難しく、かんしゃくを起こすと、会話をすることもままならない。
カブトムシさんは、きちんと会話のキャッチボールができないというのがストレスで、イライラしたり、他の子どもと絶対比べてはいけないだろうけど、“あんなふうに仲よく話せる親子になりたいな”とか、“普通の会話を普通に楽しみたいな”と思っていた。

・そんな状態が変わったのは、れんくんが2年生になり、特別支援学級にも通いだしたとき。
そのクラスの先生は、れんくんを怒ることなく、褒めて接してくれた。
連絡帳でも、プリントがきちんと出せたことや、校外学習で質問ができたことなどを毎日必ず1つ、褒めてくれた。

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カブトムシさ「その先生によって、子ども自体も少し変わったんですよ。
すごい伸び伸びしていて、それがきっかけで私も手助けしてあげると、もしかしたらいいふうに変わるかも、と、いきなりパンと光が差したような感じだった。」

カブトムシさんも、その先生の接し方を参考に怒るのをやめて、褒めてみることにした。
・食べこぼしがあるときも、「ちょっと!」と毎回言いたいけど、少しずつ、こぼさなかったら褒める、という工夫を繰り返していった。
・さらに、子どもに伝えたいことがあるときは、イラストを描くなど、工夫も始めた。

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カブトムシさん「(おかずの)サケを、ぽーんと投げちゃうときとかもあって。
長く怒らずに、一回暴れたらちょっと暴れさせて、戻ってきたときに、サケがどこから来てて、誰が作ってくれたかな…と
絵を描いて説明して、「お母さん悲しいよ」って伝えて、そこからもうあえて何も言わない。
そしたら、「作ってくれたのにごめん」と言うことも増えた。
なるべく、短く、さっぱり終わらせるようにしています。」

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・最近では、「クソババア」「死ね」などの暴言が増えたので、「反抗してもいいよ」という気持ちを書いて伝えたりかんしゃくをおこしたときにクールダウンできるテントを家の中に作ったり。
工夫を重ねるうちに親子の会話に変化が出てきたという。


ある日の親子の会話
「友だちと仲直りしたん?ケンカしてたみたいだけど」
息子「仲直りしたよ。なんか自然と仲良くなってきた。それが子ども。」
「いいね、自然と仲直りできるのいいんじゃない?こどものときしっかりケンカを経験していいんじゃない?」


カブトムシさん「ただ頭ごなしにどなっていたときよりも愛情をちゃんと感じてくれてるのかなと思う。
かんしゃくを起こした後、今までだったら「お母さんが絶対悪い」とか「友達が悪い」と言っていたが、
「お母さんがこれしてくれたけん落ちつけたわ」という言葉が最近少しずつ増えてきて、
「お母さんだっていつも絵に描いてくれて、ちゃんと工夫をしてくれようとしてるじゃん」と
言われたので、ちゃんとわかってくれようとしている、その安心感があればいい。」

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【スタジオで/睡眠の悩み】
そんなカブトムシさんは、子どもの睡眠について悩んでいる。
朝は6時ぐらいから起こし始めるが、家を7時15分に出なければらないのに7時まで寝ている。起こしても起こしても「うるせえ」「うぜえ」と言って寝ている。

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カブトムシさんの子どもだけでなく、発達障害のある子どもは、睡眠のコントロールが難しいと言われている。

●医師 星野恭子さんに、睡眠についてアドバイスをもらった。

[1] 睡眠表をつくる。
子ども自身が睡眠・覚醒リズムを意識する。
自分で寝る時間・起きる時間を表に塗ることによって「あぁそうか、僕は11時に寝てたから、朝起きられなかったのか」などと、自分で自分のリズムを認識することができる。 

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[2] 朝の光をしっかり浴びることと、
寝る前1時間は スマホやゲームの光を見ない
朝の光によって、脳の中の「時計遺伝子」というものが駆動して、朝起きるようになって、夜になると夜眠るホルモン、メラトニンが出て眠りを誘う。
メラトニンは、光・スマホ・ゲームによって、出が悪くなると言われている。
特に発達障害がある子どもたちは、メラトニンの分泌のリズムが少しずれているか、分泌があまりよくないということが言われている。

今年の6月に、メラトニンがお薬として使えるようになったので主治医の先生とお話しされてもいいと思う。

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カブトムシさんの感想「表をつくるのは、子どももゲーム感覚で塗れると思うので、やってみようと思います。」



【スタジオ/最後に・・・】
尾木ママ「僕ら社会からしてみれば、保護者だけに負担をかけているっていうのは、いけないと思う。」

カブトムシさん「子どもを支える支援は、療育だったり病院だったりいろいろあるけど、子どもを支える親の支援というものがほとんどないと感じる。身近な支援場所があればいいなと思います。」

尾木ママ「発達障害っていったい何だろうっていうことを、もっと社会全体が認識していくことが大事かなと思いました。」

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2020年10月03日 (土)

気になる姿勢のなおし方<番組内容>

今回のテーマは「姿勢」
番組には、ホゴシャーズからさまざまな「子どもの姿勢」についての悩みの声が寄せられた。
番組では、専門家も交えながら「悪い姿勢の原因」「良い姿勢」について考える。


専門家 笹田哲さん【神奈川県立保健福祉大学 教授 子どもの姿勢について指導】

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姿勢が悪いと【視力の低下】【首や肩の凝り】【呼吸が浅くなる】【食べ物が飲み込みづらい】【消火機能の低下】【指先に力りにくい・入り過ぎて抜けない】など影響があるという。


ホゴシャーズ1人目・・こごみさんの場合
【いつでも猫背・座るとあしが開く】
中学1年生と小学4年生の2人の娘さんは、食事中の姿勢と、立ち姿の姿勢が悪い。背中が丸まって、おなかがつきでてしまう。座っているとき足を開いていることも悩み。

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【原因】
「腰が丸まってるから猫背になる」
座った時の姿勢の良し悪しは、骨盤の中にある座骨の位置によって決まる。
【良い姿勢】・・出っ張った所(座骨)をいすの座面に当てるように座る。
【良い姿勢】・・座骨で体を支えるとよい姿勢になる。腰が起きてる、立っている状態。

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【悪い姿勢】・・骨盤が後ろに倒れ、座骨だけではなく尾骨や仙骨が座面に当たっていると腰が曲がって悪い姿勢になる。腰が寝ている状態。

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【立っているときにおなかがポッコリ出てしまう理由】
重心がかかとの方に来ていて、おなか、首を前に出すことでバランスを保っている。

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【脚が開いてしまう理由】
腰が寝てしまうと内側の筋肉が働かなくなり、脚の内側を閉じるのが難しくなってしまう。


【解決策】
ポイント①
いすの少し前の方に浅く座って、腰を軽くピンと立てて腰を起こすようにする。
ポイント②
つま先の方にキュッと力を入るような形で足をきちっと接地する。

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長く続かない場合には、背中といすの背もたれの部分にクッションを入るのもよい。



ホゴシャーズ2人目・・チャボさんの場合
【猫背+片足を上げて椅子に座る】
小学6年生と3年生の2人の娘さんは、猫背もさることながら、椅子に座っているときに、片足を上げて食べることが多い。

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【原因】
手を使う活動が入ってくると、体幹で体を支える力がより求められる。でも体幹の支えが弱いと不安定になる。なので、片足を立てて体を支える面積を広くする。そうすると安定するし「ラク」になる。

【解決策】
ポイント①
足が浮いていたら踏み台等を使ってふんばれるようにする。いすの調整、足の位置の調整を心がける。

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ストレッチマン・レジェンドお薦め!猫背に効果がある体操を紹介

◆胸を開く体操
・両方の指先を肩の上にのせる。
・そのまま両方のヒジを合わせてスリスリ。
・両方のヒジか見えなくなるまで開いて手を下ろす。

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【ねらい】
肩甲骨の可動域を広げ、胸を開く。



◆骨盤を立てる体操
・いすに座って足をクロスさせる。
・後ろからくるぶしに反対側の足の甲をつける
・下から上に向かってゆっくりこする

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【ねらい】
足を上げている方の内側の筋肉も使うので、腰を起こさないと足が上げられない。自然と腰も背中も伸びる。



◆バランスを高める体操
・両手を腰に当てる。
・つま先立ち、かかと立ち、を交互に行う。

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【ねらい】
体が前後に揺れることで、バランスを取ろうとする。その動きを学ぶ。




【バランスボールを使ったトレーニングは効果的?・・・・イイズナさんの場合】
まっすぐ座っていられないという葉介
座っていると、必ず誰かにもたれかかってしまう。

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バランスボールを使って体幹を鍛えているが、使い方は自己流。
正座をしたり、腹ばいになったり、 ボールを椅子のようにして座ったり・・・。

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一定の効果あり。足をしっかりつけ、止める動きも入れたトレーニングをとりいれるとさらに効果的!



◆バランスボールを使った体操 
・両手を組んで、ボールの上に乗って座り、ジャンプ!ジャンプ!ストップ! 
(など、ジャンプとストップを組み合わせて行う)

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【ねらい】
腰を起こすようにジャンプする。そして足をしっかりつけたままジャンプする。イスに座った時の良い姿勢につながる。



◆親子でできる「片足相撲」

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【ねらい】
片足立ちという不安定な状況でタオルなどを引っ張りっこをする。倒れないようにすることで、バランスが高まる。


ストレッチマン・レジェンドから一句
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気づいた時がなおし時。みなさんも日々の積み重ねでよい姿勢を目指しましょう!!



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2020年09月26日 (土)

もやもやしない?"女らしさ男らしさ"<番組内容>

今回のテーマは“女らしさ男らしさ”
番組には、子どもたちのさまざまな“もやもや”の声が寄せられている。

小5男子「髪を伸ばしたいのに、先生に『男なんだから短くしろ!』と言われた」

中1女子「お母さんに『女の子だからお行儀良くしなさい』と言われたけど、それって男女共通じゃない?」

高1男子「華道が特技だが、友達に『それは女がやるものだ』と言われ悔しかった」

小5女子「先生に『男の子はいいけど、女の子はちゃんとしなさい』と言われて、なんで!?と思った・・・」


一体、“女らしさ男らしさ”ってなに?
どうすれば“もやもや”を解消できるのか、ゲストのりゅうちぇるさんと一緒に考えていく。

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ホゴシャーズの家庭にも、“もやもや”を抱えている子どもがいた。
ふうかさん(小6)は、虫取りやドッジボールが大好きな女の子。スカートが嫌いで、いつも動きやすいズボンをはいている。

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ふうかさんとお母さんのバジルさんは、いつも服装と持ち物を巡ってぶつかる。 

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今、もめているのは卒業式の服装。お母さんのバジルさんは、娘のふうかさんにスカートをはいてほしいと思っているが、ふうかさんはズボンをはきたいと考えている。

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一体、なぜ親子のすれ違いは起きるのか?

尾木ママ「親は決して、自分の子を型にはめて“女らしく男らしく”と言っているわけではなく、子どもが将来活躍できるように、みんなに好かれるように、と思って、無意識のうちに言っている」


堀内かおる先生(横浜国立大学教授) 教育とジェンダーが専門
「日本の歴史の中で、家父長制により、男は『男らしく家庭を守る』、女は『女らしく三歩下がって夫の後をついていく』などの価値観が生まれ、その価値観を持っている親たちが、知らず知らずのうちにしつけなどを通して、自分の子どもに伝えているのでは」

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※ジェンダー=社会的、文化的に作られた性別のこと。例えば、男の子はわんぱく、女の子はおしとやか、などと言われるイメージのこと。
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また、子どもたちへの“刷り込み”の一つに、メディアの影響があるという。メディアとジェンダーの関係に詳しい専門家に話を聞いた。

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須川亜紀子先生(横浜国立大学教授) メディアとジェンダーが専門

日本のテレビアニメは、オリジナルか・原作付きか、原作があるならその媒体(マンガ、ライトノベルなどの小説、ゲーム、その他)、原作の発表時期・舞台設定、アニメのターゲット視聴者層、放映時間、スポンサー(玩具メーカーなど)、フランチャイズ方針(いわゆるメディアミックス)などによって、表現内容に影響を与えることがあるため、その“コンテキスト”を考慮に入れておかなければならない。その中で子ども向けアニメの傾向をまとめるとすると、次のようなものがあると考えられる。


・子ども向けアニメの中の家庭の描き方
食事のシーンでは、お父さんは新聞を読んだり、座ってテレビを見たりするが、お母さんは、立って料理を並べたりする。また、お父さんは会社に行くが、お母さんは家で家事、子育てをする、など描き方が多い。こうした描き方の傾向は、原作発表年や舞台設定が過去の時代のアニメであればあるほど、強い。逆に、現代を描く子ども向けアニメには、夫婦共働き、母子・父子家庭、父親も主体的に家事や子育てをする描写が増えてきている。

・男女の性格などの描き方
スーパー戦隊ものでは男の子が主役、女の子はかわいくて思いやりがある癒やし系のタイプが古典的。また、博士のキャラクターは、だいたい年配で白衣を着てひげをはやしたような男性が多い。

・他には・・・
子ども向けアニメに限らないが、男の子がお風呂をのぞいたり、スカートの中に興味があるシーンはあるがその逆はない。女の子は性の対象になりがち。それは、原作が青少年男性対象の作品に顕著ではある。

しかし、上記のように、両親が共働き、お父さんが主夫という描写や、女の子が戦うガールヒーローものも存在し、歴史の長いスーパー戦隊ものでも、アクティブでさっぱりした性格の女性や、料理が得意な男性もチームに入っているなど、男女の多様性も表現されている。ただ、そうした新しい描き方は、子ども向け番組全体から見ると、まだまだ少数派であるのは、長寿番組における男女のイメージが色濃く残っているのも一因であろう。

重要なのは、そうした表現が生まれる背景や、それを見てどう思ったのか、を親子や友人同士で話し合い、メディアリテラシーを高めることだと思う。




堀内先生「こうしたアニメを見ることで、女の子は家事をするべき、男の子は強くあるべき、などの性別分業の役割意識を過剰にもってしまう。実際に、“女らしさ男らしさ”の偏見が子どもの将来に与える影響もあるのでは。

例えば、日本の15歳の科学的リテラシー、数学的リテラシーの成績は世界的に見てもトップクラスで、その男女差はあまり大きくない。一方で、大学の学部で、理学や工学を学ぶ女性は少なく、その割合は世界的に見ても低い。これは「工学や理学は男性のものだ」という思い込みが、進路選択に影響している可能性があるのではないか。」

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どうすれば“女らしさ男らしさ”から自由になれるのか?ヒントとなる事例がある。
東京都にある正則高等学校では、1年間かけて“女らしさ男らしさ”について学ぶ授業がある。

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例えば、「メディアの中のジェンダー」について学ぶ
先生が見せたのは2枚のポスター。こちらは、同じ映画のポスターなのに、国によってデザインが全く異なる。
社会全体がもつ女性に対するイメージがポスターに反映されているのだ。

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こうした学びを通じて、子どもたちは自分たちが“女らしさ男らしさ”に縛られていたことに気づいていくのだという。


最後に、りゅうちぇるさん、堀内先生から一言。

りゅうちぇる「自分らしく生きていったら何か言ってくる人は必ずいる。だから親は子どもに対し『そばにいてくれるだけで幸せ』ということを伝える。そうすれば子どもは『自分はここにいるだけでいいんだ』と思える。親として、子どもの自己肯定感を高めていくことが大切。」

堀内「自分のことを『男・女』と定義するのが難しい子どももいる。“女らしさ男らしさ”で語ること自体が苦しい子どもがいることを忘れてはいけない。自分らしく生きるということが大切。

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2020年08月29日 (土)

子どもに伝わる叱り方<番組内容>

子育てをしていれば、だれもが悩む「叱り方」

まずは、長男を叱っても効果がないと悩んでいるつるむらさきさん

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ことの発端はいつも些細な兄弟げんか。
取材をした日は、弟の嫌がらせに兄が殺虫スプレーを使って反撃した!

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その場で危険な行為をした長男を叱ろうとするものの、全く聞く耳をもってくれない。
どうして聞いてくれないのか、長男の気持ちを聞いてみると…。
長男「叱る前に理由を聞いてほしい!」

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そんな長男の心に届く叱り方を、兵庫県立大学竹内和雄さんが教えてくれた。

以下の3つのステップで子どもと向き合ってみよう。

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ステップ[1]
まずは子どもの言い分を聞く
ここで大事なのは、まずは子どもの話を受け止め、共感すること。


次にステップ[2]
子どもの話を整理して代弁する
子どもなので気持ちをうまく説明できない場合もある。
親が話を整理して代弁してあげると、自分の言い分が伝わったと納得できる。

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そして、最後のステップ[3]
親の考えを伝える
ここで初めて子どもにダメなことをダメと教えてきちんと叱ろう。

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竹内先生によると、この3つのステップで子どもに向き合えば、「ここが悪かった」と子ども自ら話してくれる場合が多いそうだ。


つづいては、ポピーさんのお悩み。
ポピーさん長女を叱る回数が多く、それがストレスになっているという。
取材した日は、宿題をやらずに遊びに行ってしまった娘にイライラしてしまい、夕食のときに強い口調で叱ってしまった。

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睡眠時間を確保するために、余裕を持った行動をしてほしい。
そんな思いから叱ってしまったポピーさんだったが、本当はもっと優しく励ますような言い方をしたいといつも後悔しているという。

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叱る回数を減らしたいポピーさんには、東京慈恵会医科大学井上祐紀先生の指導のもとある方法に取り組んでもらった。

まずは「親として娘に期待していること」を書き出す。
そして、その期待に対して娘がどれくらい答えてくれているのか「実現率」を横に書く。
すると、実現率が低く、叱る回数の多い項目がわかってくる。

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ポピーさんの場合、「周りを見て合わせてほしい」という項目は20%と実現率が低い。
期待の内容が漠然としているため、このままだと様々な場面で娘を叱ってしまうことになる。
これを具体的に「夕食を30分以内に食べてほしい」と場面を限定すれば、実現率が上がり、親子の間で快適なやりとりが増えるという。

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こうして期待の調整をすれば、おのずと褒める回数が増え、娘も親の期待に応えようと頑張ることができるという。

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井上先生によると、親は自分の期待を言語化できずに、怒っている場合が多い。
期待を書き出すだけでも、頭の整理になるそうだ。

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最後は、叱り方を変えたうしさんのお宅を取材した。

かつては、感情的に叱りつけたり怒鳴ったりしながら勉強をやらせていたうしさん
しかし、自分が職場で叱られたことをきっかけに、そのやり方では「傷つくし、やる気をなくす」ということに気づいたという。

今は、一方的に叱ることをやめ、リラックスできるお風呂の時間を使って娘の話を聞き、どうすればいいのか、娘自身に決めさせるというやり方に2年前から変えた。

するとのやる気にも大きな変化が…。

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「自分で決めればやる気が上がる、自分で決めた目標だから達成しようとなる」

尾木ママ「小さなことでも自分で決めさせれば、自立した子になる。失敗をしても誰かのせいにしないで、どこがいけなかったんだろうと見つめなおすことができる。(この方法なら)勝手に子どもは成長する」

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最後に、ゲストの辻さんからのある疑問が…

辻さん「親も人間。ついカーッとなって言いすぎちゃったときはどうすればいい?」

尾木ママ「そういうときは、『ごめん!お母さんイライラして言いすぎちゃった』と謝れば、親子関係はよくなる。そして、子どもは自分がミスをしたときにはおわびをするということを学べる。そういう姿を見せるのも教育!」

 

 

END

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2020年08月15日 (土)

コロナ禍で広がる教育"不平等"<番組内容>

ウワサの保護者会。今回のテーマは学校が再開して多くの人が感じているある不安について。

街中で学校や勉強について聞いてみると、オンライン授業や、学校の授業の進み具合で“教育に差を感じる”という声があがった。
さらに、実際に番組でアンケートを行い、中高生300人に聞いてみると6割が不平等を感じているという結果に…。

子どもたちからは「私の学校は復習に時間をかけているが、友達の学校は先に進んでいたりと授業の進みの差を感じる。」「コロナのせいで受験が心配。学校ごとの差ができていないかが不安」などの声があがった。

一体どんな不平等が起きているのか?取材する。ゲストは、麒麟の田村裕さん

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<ホゴシャーズの意見>
・同じ公立でもやりかたが大きく違う。ちょっと不安になることも…。
・オンライン授業などによって学校ごとの差を感じた。
また、家庭環境によっても休校中だいぶ違うだろうというのは感じた。


◇子どもたちは具体的にどんなことに差を感じているの?◇
子どもたちは具体的にどんな差を感じているのか?
アンケートの結果、オンライン授業など一斉休校中の学校の取り組み、休校明けの授業の内容や進み具合、最後に受験への準備という声が多かった。番組では学校再開後の授業のスピードが速いと感じている子や、塾に行っているか行っていないかの影響をこれまでより大きく感じる子の声を紹介した。

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<専門家の意見>
・厳しい環境にある子どもたちの支援や教育格差に詳しい東京電機大学准教授山本宏樹さんが出演。
さまざまなデータから、災害が起きると明らかに教育を巡って格差が広がるという。
・オンライン教育に関しては、日本では文科省が4月の段階で調査したところ公立の小・中・高・特別支援学級で、双方向の授業ができたところはわずか5%しかない。

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<尾木ママの意見>
・OECD PISA2018のデータによると、日本は専門的なリソースや、人材、準備時間、補助する人の4つの分野で全77の国と地域のうち最下位。オンライン教育のリソースは全く足りていない。現場任せになってしまった結果、このように大きな差が生まれる事態になった。
・休校明けの学校では、目先のカリキュラムを乗り越えようと必死になっている現状がある。しかし、それ以上に、子どもとの信頼関係をどう構築するのかということに重点を置き、どの子にとっても安心で安全な居場所になるように努めることに力を入れるべき。

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◇子どもたちは具体的にどんなことに差を感じているの?◇
現役の先生を中心に4人の教師が集まり差や不平等について話し合った。

すると、公立中学校では教員のスキルに差があったり、各家庭で機材がなかったりすることで進まないという意見があった。
新型コロナウイルスの予防策などで余計に時間をとられ、ただでさえ厳しいのにより忙しくなっているという。
別の教師からは、授業時間が増え、教えるほうもダメになってしまわないかという不安の声も…。
さらに、子どもが授業をやってついていけること、いけない子で二極化しているのではないかという意見もあり、厳しい現状のなかでさまざまな差が広がっていることが分かった。

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<専門家の意見>
・この問題の本質は、学校に予算や人が全く足りていないこと。
教師の数も10校に1人の割合でしか増えていない状態。ソーシャルディスタンスを確保して授業をしようと考えても、全く先生が足りていない。



◇“厳しい状況のなかでもできること”とは?◇
この厳しい状況のなかでなにができるのか?先生たちの座談会のなかではアイデアが…。
それが、分からないことは分からないと子どもがちゃんといえる環境づくり。教師が率先して分からないことを聞くことで分からないことを伝える環境ができるという。

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<尾木ママの意見>
・「分からない」と伝えることを評価するような環境づくりをすると、教室全体の関心も高まり、理解力もあがる。



◇育つ家庭による深刻な教育への影響も…◇
番組が行ったアンケート調査では、母がコロナのせいで職を失った、塾のお金がきつくなった、収入が減って学校に行けなくなるなど、子どもたちから深刻な声が相次いだ。

さらに、実際に子どもたちからは、「友達が進学から就職に変えたと聞いた。専門学校に行こうとしていたが、親から変えてといわれた」など複数の声があがった。

こうした厳しい状況のなかで子どもたちを支援しているNPOを訪ねた。
経済的に困窮している家庭の子どもたちは環境が整わず、学ぶ意欲を失った子も少なくない。
一人の子どもに同じ指導者が長期間寄り添い、家族も一緒に目標を話し合うなど包括的な支援を行っている。

代表の李さんは、「保護者の収入が減っていく中で相談はより増えるのではないかと懸念している。過程全体を丸ごと支えていかないとお子さんの状況は改善しない。当事者の声を聴きながら丁寧に支援していきたいと考えている。」という。

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<専門家の意見>
・ひとり親家庭や、生活困窮層の糧、あるいは外国にルーツをもっている家庭などではしんどい状況がある進学を断念するとか学べないといった話がでていて大きな問題だと感じている。
・一斉休校に関してもっと改善できなかったのかと感じている。イギリスでは、医療関係者の子どもとか教師の家族に対し、しっかりと学校が面倒をみた。日本は一部の自治体にとどまってしまったため、もっとなんとかならなかったのかと思う。
・格差は将来的にみると税収が下がったり、社会保障費が増大したりと、社会全体に影響を与える大きな問題。今後格差が広がれば広がるほど見えなくなるため今のうちにしっかり手当をしておくことが大事。


<尾木ママの意見>
・子どもたちが教育格差について訴えている現状は大問題だと感じている。
もっと教育にお金をつぎ込まなければ、我が国の未来は危ういと感じている。

 

 


END

 

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2020年08月01日 (土)

コロナ禍の気づき 学校にどう生かす?<番組内容>

突然の長期休校にその後の分散登校など、かつてない経験で学校の大切さに気づいたり、もっと変わってほしいと思ったりしたことはありませんか?
そんな気づきをこれからの学校にどう生かせるのか、教育学者の苫野一徳さんとともに考えた。


休校中から学校再開後に変化した子どもの様子と保護者の思い
大変だった休校や分散登校。しかし、悪い面だけでなく新しい気づきもあったという保護者や子どもたちもいた。

しろくまくん(中3)
・ふだんは集団が苦手で学校に行くのがつらかったしろくまくん
・分散登校で人が少ないと、教室で勉強するときに聞こえてくる周囲の声や音も少なく、集中できた

もみのきさん
・不登校中の中2の長男は、学校に行くことができないが、勉強はしたいと思っていた
・休校中は教室に入らなくてよく、課題を受け取る決められた登校日も少人数ごとの登校だったため、息子は課題を取りに行き、3日間かけて取り組んだ
・「学校に行きたくないから勉強したくないわけではない。学びたい気持ちを受け止めてくれる場所があれば息子は学べる」ともみのきさん。

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休校や分散登校で学びやすかったのはなぜ?

苫野一徳
さん(熊本大学准教授 (教育学))

・教育や学びを考えるときの基本は、子どもたちには自分に合ったペースがあり、学び方や、いつどこで誰と学ぶのが良いのかなどということは、ひとりひとり全部異なっているということ。
・もみのきさんの長男は自分のペースでぐっと学びこむほうが合っていた
・しろくまくんの場合は周りに人がいると安心できなかった。

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多様な学び方を求める保護者の声
・学校が苦手な子の保護者だけでなく、ふだん学校に通っている子の保護者からも、さまざまな学び方を求める声が上がっている
・さいたま市で、学校にいきづらい子に学べる場所を紹介したり、保護者の相談にのったりしている加藤文子さんが、市内の保護者に向けて行ったアンケートでは、「オンラインと併用ならばコロナに限らず他の病気の子にも希望が湧く」「登校は選択制などの配慮が欲しかった」などさまざまな意見が寄せられた

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番組のアンケートでも・・・

・学校再開後もオンライン学習を取り入れてほしいという声があった

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既に始まっているオンライン学習とオフライン学習のブレンド

苫野一徳さん(熊本大学准教授 (教育学))
・すでに公立の小中学校でも、オンライン学習を通常の授業と組み合わせて使っている例もある
・例えばオンラインをいかした数学のアプリを活用している授業では、AIが個々のペースに応じて問題を出題。知識の習得にかかる時間が一斉授業に比べ5~7割で済む
・先生も、生徒がどこでつまずいているかオンラインで確認でき、生徒に対しては、分からないところにしぼって教えるサポート役として接している
・浮いた時間で探究学習や学び合いができる
・オンラインとオフラインのブレンドは今後必ず広がっていく

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画像提供 COMPASS



高校でさらに広がるオンラインとオフラインのブレンド

・さらに高校では、オンラインとオフラインをブレンドした多様な学校のあり方が広がっている。
・例えば、そのひとつの NHK学園高等学校 では、主に自宅でオンライン学習をしながら、テレビ会議システムを使い先生のサポートを受けながら学べるコースや、週に3日の対面授業を柱にして、オンラインでの教科学習も組み合わせて学べるコースなど、本人の学びやすいコースから選ぶことができる。
※NHK学園の取り組みについて尾木ママが語っています!
・VR入学式で注目を集めたN高等学校では、高校卒業に必要な単位取得のための教科学習は基本的にオンラインで行い、通学コースでは教科学習の枠を超えたプロジェクト学習やプログラミングの勉強などに取り組んでいる。

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(C)N高等学校



オンライン配信を続ける!学校の取り組み
・熊本市立帯山西小学校の6年生のクラスでは、休校中に始めた授業のオンライン配信を学校再開後も続けている
・授業を見ているのはクラスのみかちゃん。学校に来るのがしんどいので、自宅で授業の様子を見ながら勉強している
・双方向でやり取りをしているわけではないが、みかちゃんは、雰囲気が伝わってくるのが良いという
・休校以前は、クラスで授業を受けることができず、放課後に受けていたが、オンライン配信になってからは毎日参加できるようになった

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みかちゃん
「直接会わなくてもできるし、授業も(顔を)隠しながらだったら入れるし、休み時間や授業中もみんなが話し合っている様子も感じられるから一人のときよりはこっちのほうがいい」
・一人で勉強していたときと違い、クラスの友達の発言を聞いて刺激を受けて考えることもあるという


遠藤洋路さん(熊本市教育長)
「教育活動の中でみんなでやったほうがいいものと個別でやったほうがいいもの、一人一人の性格、特徴に合わせていろんな学び方ができる。それが新しい時代の学校像の一つだと思います」

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どうなる?これからの学校

苫野さん
・「みんなの環境が整わないと(オンライン学習などを)やらない」という考え方では、環境が整っている子や塾でオンライン授業を受けられる子は先に進めるが、そうでない子が教育を受ける機会を失ってしまう
・「困っているところにより厚く」という“適正配分”の考え方に基づいてこれからは進めていく必要がある


尾木ママ
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・在宅でオンライン学習をする上での注意点は家庭を学校にしないこと。本人のペースで学べるようにすること。
・これからは、子ども主体がキーワードになる




END

 

 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | 固定リンク


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