写真の鬼と呼ばれた伝説のカメラマン・土門拳。
使命感に駆られて通い詰めたのが広島だった。
原爆病院で手術を受ける少女や白血病で命を失った少年など。
戦後も原爆が人々を苦しめ続ける不条理に、土門は怒り、目頭を熱くしながらシャッターを切り続けた。
被爆から75年。撮影された人々は今、どうしているのか。
その消息を追うと、逆境の戦後を生き抜いた人たちの知られざるドラマが浮かび上がってきた。
語りは俳優・山田裕貴。
幼いころ、広島に暮らしていました。
原爆ドームや原爆資料館を訪れた時の衝撃。
子どもながら、こんなことは絶対にあってはならないと思いました。
平和でありますように。
そんな気持をこめて、初めてのナレーションに挑みました。
ナレーション 山田裕貴