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広島「カープに聞いてコイ!」矢崎拓也投手

  • 2023年06月08日

カープの選手に視聴者の皆さんからの質問にお答えいただく、「カープに聞いてコイ!」。2016年のコーナー開始から8年目を迎えました。ことし最初の放送は、矢崎拓也投手(28)です。矢沢永吉さんを愛する7年目のセットアッパーの素顔とは!?

(広島放送局 アナウンサー 武本大樹)

止まらない矢沢さん愛

武本)まず、矢崎投手といえば、矢沢永吉さん!どんなところに魅力を感じましたか?
矢崎)初めてライブに行った時に、すごくエネルギーがでっかいな、かっこいいなと思って。今、もう70歳を超えられていますよね。僕が初めて見た時も60代後半だったのですが、このエネルギーはすごいなと思って。そこからですね。
武本)登場曲の「止まらないHA~HA」。選んだきっかけは何でしょう?
矢崎)選んだきっかけは一番メジャーな曲というか、みんなが知っているというか。乗りやすくて皆さんが知っている曲だと思うので。自分だけが好きな曲でもいいと思うんですけど、やっぱり球場というお客さんがたくさんいる場所ではみんなが盛り上がれるほうがいいことがあるんじゃないかなと。見えない力が押してくれたらいいなと思って。
武本)歌詞のなかで好きなところは?
矢崎)「魂に身をまかせ」のところが好きかなと思いますね。
武本)「止まらないHA~HA」以外に好きな曲はありますか?
矢崎)「時間よ止まれ」や「トラベリン・バス」も好きですね。
武本)いつか矢沢さんに会って話すことができればいいですね。
矢崎)そうですね・・・そんなに簡単にお会いできる存在ではないと思うので、僕がキャリアを重ねていくうちに実現すれば。すごく大きなモチベーションのひとつですね。

ピンチの時は「イエス」「委ねる」「任せる」

武本)アムゼルさんからの質問です。「ピンチの時、どういう気持ちで乗り越えていますか?」
矢崎)ピンチになっている時点であまりよろしくないと思いますけど(笑)。ピンチになった時は「運がよかったらいいな」というような割り切り方をしますね。絶対に抑えてやろうと思いすぎてしまうと、どうしても投げづらくなったり、力んでしまったりするので。やれることやって、あとは運に任せようと考えることが多いですかね。
武本)マウンドでつぶやいているシーンも多いですが、何をつぶやいているんですか?
矢崎)「イエス」とか「委ねる」、「任せる」と言っていることが多いですね。
武本)どういう意味合いが?
矢崎)イエスは「受け入れる」とイコール。「委ねる」も一緒。やることやって、あとは命運に任せようと。起こる結果は全部自分の糧にはできるはずなので、良くても悪くても。そういう意味で言っていることが多いですね。
武本)そういう心境になったのはいつごろからですか?
矢崎)去年ですね。それまではピンチになったら、あたふたしていた。やばい、どうしようと。それで力任せに行ってボールばかり。さらに追い詰められてストライクを投げて、パカーンと打たれて大量失点という繰り返し。そういう失敗をたくさんしたので、今は失敗を余すことなく受け取っている。次に同じ場面が来た時は違う失敗の仕方にすればいい。全部自分の糧にはできるはずなので。
 

武本)ヤサタク推しさんからも質問が来ています。「矢崎投手は図太そうですが、対戦相手への大声援に飲まれそうになったり、責任に動揺したりすることはありませんか?」
矢崎)甲子園では、ちょっとピヨピヨしてしまったことがありましたね。東京ドームや横浜スタジアムも、「うわっ」と思うことがあります。
武本)でも、ここまで抑えています。
矢崎)いや、運が良かったからですね(笑)運がよかったと思いますよ。
武本)「うわっ」と思うこともあるかもしれませんが、マツダスタジアムではエールも送ってくれる。中継ぎとしてたくさん投げるようになって、声援を聞くのはキャリアの中で初めてですよね。
矢崎)ありがたいですよね。エネルギーになりますし、自分の力に変わるので。すごくありがたいなと思います。

同期愛

武本)「2016年ドラフト同期の皆さん、仲良しですか?」と質問。ドラフト1位が矢崎投手、2位が高橋昂也投手、3位が床田投手、4位が坂倉選手、5位がアドゥワ投手、6位が長井投手。
矢崎)仲いいと思いますよ。
武本)同期会もすると?
矢崎)毎年やっている感じです。プロでは、同学年や同い年で集まることが多くて、同期で集まるのは少ない気がしますね。
武本)幹事は誰がするんですか?
矢崎)床田が「やろうや!」という火付け役。僕や坂倉が段取りをすることが多いです。
武本)食べに行くお店は?
矢崎)ばらばらですね。僕がよく行く焼き肉屋さんに行ったり、床田の家に行ったり、僕の家に来たりしたこともありますね。
 

武本)あゆさんから。今シーズン、床田投手、坂倉選手と同じ試合に出ることが増えています。いかがですか?
矢崎)床田とは同じピッチャー。せめて1回くらいは彼が先発、僕が中継ぎとして、勝ち試合に投げることができたらいいんじゃないかという話はずっとしていました。それをこの前(5月9日 岐阜での試合)達成できた。そのとき、キャッチャーも坂倉でしたけど、坂倉がキャッチャーだったらいいね、という話はもともとしていなかったので、ちょっと付録感がありますけど(笑)みんなで勝てたのはうれしかったですよ(笑)。

登板までのルーティン

武本)練習が終わって、登板まで5時間以上。それまで何を過ごしているんですか?
矢崎)練習を終えて3時半くらいにはロッカーに帰る。シャワーを浴びて着替えて、携帯をいじっているか、本を読んでいるか。そして、5時ごろにはケータリングを食べます。そして、5時半からは30分くらい座禅。6時の試合開始までにはロッカーに戻ります。試合を見ながら、4回か5回が終わった時にブルペンに行って準備をするという流れですね。
武本)興味深い話がたくさんありますが、本は何を読む?
矢崎)小説はあまり読まないですけど、実用書や自己啓発の本。あとはたまに量子力学とか。
武本)量子力学!
矢崎)ちょっとスピリチュアルっぽいのもあります。あまりジャンルを気にせずに読んでいる感じですかね。
武本)家に蔵書は何冊くらい?
矢崎)結構あると思いますよ。一気にまとめて買って、まとめて売ってしまう時もありますけど、今も20冊以上あると思います。

広島とのご縁を大切に

武本)東京出身の矢崎投手ですが、広島に来て7年目。広島の印象は何か変わったところはありますか?
矢崎)そうですね・・・東京の人が冷たいと言っているわけではないんですけど、例えば隣の席でご飯を食べている人のことが気になることはないと思うんですよ。でも、広島だとフレンドリーというか、アットホームというか、普通に話しかけたりするじゃないですか。それがはじめは自分のスペースに入ってくる感じがちょっと「うっ!」って思っていたんです(笑)。今はだいぶ慣れて、それもすごくありがたいと思うようになった。ご縁はご縁なので、と思うようになりました。

武本)それは広島人の私としてもうれしいです(笑)。7年目のシーズン、改めてどんなシーズンにしたいですか?
矢崎)何試合投げたいとか、どこで投げたいという目標は基本的には持っていないので、与えられたところで自分のベストを尽くしたい。あとは自分も楽しくて、見ているファンも楽しい、そういう選手でいたいなと思う。自分もファンの皆さんも楽しんでいるようなシーズンにしたいなと思います。
武本)ありがとうございました!

矢崎投手と私は、同じ大学の野球部の出身というご縁があります。といっても、学年は5つ違うため、おととし私が広島に勤務するようになり、初めて出会いました。コロナ禍もあり、食事に行ってじっくり話をすることができたのは去年のこと。皆さんの中には、もしかすると、いかつい体格も合わさって、ふてぶてしいイメージを持たれている方もいらっしゃるかもしれません。私も最初は少しそう思っていました。そんな彼から翌朝の連絡。「生意気な後輩ですが、今後ともよろしくお願いします」。本当に生意気な後輩は、自分のことを生意気な後輩とは言わないですよね。矢崎投手を応援する気持ちは人一倍ですが、矢崎投手にとっても私にとっても野球は仕事、球場は職場です。それぞれの仕事を全うしながら、一緒に広島で頑張っていきたいと思います。

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