G7広島サミット 「平和について話し合って」マリーゴールドの花に込めた願い
- 2023年05月18日
G7広島サミットで訪れる人たちを歓迎しようと、広島市の平和記念公園の花壇には 「G7」の花文字が描かれ、見ごろを迎えています。 花を植えた人の中には被爆した経験を持つ人もいます。 花に込めた平和への思いを聞きました。
(広島放送局カメラマン 石川舞花)
黄色とオレンジ色のマリーゴールドの花で描かれた「G7」の文字。
4月下旬に広島市のシルバー人材センターのおよそ30人が、2日間かけて植えました。
そのひとり、生後6か月のときに被爆した山田利之さんです。 自宅で洗濯をしていた姉に背負われていたときに閃光を浴び、頭から背中にかけてやけどを負いました。
原爆で家も土地もなくなりましたので、とにかく生きるのに精一杯でね。親も貧乏で苦労したし。子どももそれぞれみな貧乏で苦労したし。そういう思いがあって一生懸命やってきました。
1本1本のマリーゴールドに、原爆で亡くなった人たちへの思いを込めて、 丁寧に植えたといいます。 平和記念公園には、各国の首脳や配偶者などが訪れる予定です。
G7では世界の首脳たちに原爆資料館を見てもらったり、被爆者の人の話を聞いてもらったりして惨状を知ってもらい、平和のことを話していただきたいです。 原爆を落とすことや核兵器を使うことが2度とないようにしてほしいです。