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外に出かけたくなる!子どもと自然を楽しむヒント

ひるまえ子育てプロジェクト#4
  • 2023年05月24日

自然は五感を生かして楽しめるフィールド

フリーアナウンサー・森 直美

こんにちは。森直美です!2歳の娘と公園の遊具で遊ぶのですが、いざ子どもと自然で遊ぶ!と言われるとどんな風に遊べばいいのか・・・。

そこで自然体験活動アドバイザーの「おめぐさん」にヒントを教わります!よろしくお願いします。

おめぐさん

よろしくお願いします!大事なのは知ることよりも感じること!
“知りたい”はあとからついてきます。

まずは自然に目を向け心を動かすものをじっくり感じたり、観察してみることから始めてみましょう。

身近な自然をお散歩で楽しむ

さっそく実践!ということで、3歳の男の子と2歳の女の子のいる、親子2組と一緒にお散歩♪

一緒に歩きながらヒントを教わることに。
 

自分用のかごを大事そうに持っていました

最初のポイントは、子どもに自分用のかごを持たせること。

自分専用の入れ物を持つだけでも、いつものお散歩もちょっと特別感UP!「さあ、なにを拾おう!」とモチベーションも高まるそう。

春はいろんな草花が目につきます

※植栽しているものは摘まないようにしましょう。

続いて、おめぐさんが取り出したのは「におい爆弾装置」!調味料などを入れる容器の中に、摘んだ花を入れて容器を押すと・・・

すごい!空気が一気に出てきて、直接嗅ぐよりお花の香りが強く感じられる!!

おめぐさん

まさに、におい爆弾ですよね。

興味を持った草花の香りを感じるのも大事なポイントです

思わず前のめり!

お散歩で、さらに楽しい発見をさせてくれる定番の道具が「虫めがね」です。

つい通り過ぎてしまう道端の花も、肉眼と見え方が変わることで、観察する楽しさがUP!

スマートフォンを虫めがね代わりに

虫めがねがない場合は、スマートフォンが役立ちます。カメラの機能で拡大(ズーム機能)してもいいですし、スマホ用のマクロレンズも手軽に手に入ります。

さらに、「画像検索機能」があるアプリで撮影すると、植物の名前や情報を教えてくれるものも。

おめぐさん

大人が植物に詳しくなくてもOK!アプリに頼ればいいんです。植物の名前がわかれば、ネットで「植物の名前+遊び方」と検索すれば新しい遊び方も知ることができます。

子どもが関心を持ったものに対する「一体これは何だろう?知りたい!」といった感情を、大人も一緒にワクワクしながら共有しましょう。

自然って色がいっぱい!

さらに、植物をつかった色遊びも

端切れなどの白い布に、草や花をぎゅっとこすると色が移ってまるで絵具のように楽しめます。

力の加減で色の濃さも変わるので、 子どもたちと一緒に色ぬりをする感覚で楽しめました。

子どもたちも興味津々

近くの山林へも少し足を延ばしたこの日。

これまでこうした場所に来る機会がなかったという2歳の女の子も、臆することなく自分から気になった草花や木を夢中で手に取っていました。

気になった草花を集めてご満悦の様子
参加した母親

けっこう積極的に自分で触りにいってるからびっくりですね。

普段は整備された公園で遊ぶ時間が多いのですが、今日は「こんなに虫を触れるんだ」とか、「こんなものに興味持つんだ」ってことが知れて、親としても新しい発見がすごくありました。

なにより、お母さん自身も楽しそうでしたね

参加した母親

解放される気分というか、すごく楽しいですね

草笛など自分の子ども時代の経験を教えたりもできそう!
おめぐさん

感性を開くと、次々に今まで素通りしていたものに、子どもも大人も目がとまるので、心から触手が伸びるようにいろいろキャッチする機会がどんどん増えていくんじゃないかなと。

1つの興味関心からの発見が次の発見につながったり、ほかの人の発見とつながったり。自然を楽しむ中で得た感動・発見・感覚は、子どもたちの経験として積み重なって、そこから次は知識も深まっていくんじゃないかと思います。

自然が身近にない都市部ではどうしたら?

おめぐさん

例えば誰かの鉢植えや、コンクリートの隅の草、公園の街路樹・・・

 ゆっくり道草して、生活のそばにあるそういった自然に目を向けるだけでも、昨日と違う様子や、四季の移ろいを感じることができますよね。そうしたことも自然を楽しむ機会になると思います。

お散歩を終えて・・・

自宅の近くで娘と実践!世界に一つだけの作品が出来上がりました

普段の生活範囲の中でも、自然に意識を向けるだけでも新鮮な気持ちで楽しめました。特に草花と白い布を使った遊びは、娘も色ぬりのように夢中に!時間もあっという間に過ぎていました。

子どもをどう楽しませるかといった意識よりも、大人も一緒に楽しむことで私にとっても豊かな時間を過ごせたと感じます。

自然を楽しむ注意点

危険なことがないかは心配になりますが、全部排除するのではなく、大人が事前に危険ポイントを把握しておいた上で、危険度に応じて、回避、排除、あえてそのまま、など選択して子どもの体験を妨げすぎないことも大事ということです。

 

「ひるまえ子育てプロジェクト」 次回の放送は「ひるまえ直送便」5/25(木)午前11:40~の予定。 
テーマは「子どもの生きる力を育てる!保育園・幼稚園・こども園」についてです。

「ひるまえ直送便」はNHKプラスで1週間の見逃し配信中です!→https://www.nhk.jp/p/chugoku-hirumae/ts/DKPRN351YZ/plus/
 

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