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シラベルケーネ! マイナンバーカード活用法 調べてみた

NHK広島放送局キャスター 石津江里子
  • 2023年05月08日

「マイナンバーカードはどう活用するの?」。マイナポイントに魅力を感じて申請したけれど、使う場面が分からない…。そんなあなたの疑問を、皆さんの疑問を徹底的に調べる「シラベルケーネ!」が調査しました!

(NHK広島放送局キャスター 石津江里子)

💳公的な書類 簡単に取得できます

まず、やってきたのがコンビニエンスストア。店内にあるマルチコピー機で、マイナンバーカードを使って公的な書類を取得することができます。取得できる公的な書類は、住民票の写し印鑑登録証明書など。コピーと同じ要領で、所定の料金を入れて数分待てば、役所に行かなくても簡単に書類を手に入れることができます。
手軽さの秘密は、カードに内蔵されているICチップです。ここに、自分だけの12桁のマイナンバーと氏名、性別、住所、生年月日のデータが入っていて、コピー機にかざすと本人確認ができる仕組みです。

💳健康保険証にもなります

去年10月からは、健康保険証としても使えるようになりました。事前に登録したうえで医療機関や薬局にある専用の端末にかざし、パスワードを入力。希望すれば、医師や薬剤師などに自分が過去に処方された薬の情報を知ってもらうことができます。また、入院や手術で高額な医療費がかかった場合、限度額以上は支払わずに済むメリットもあります。
一方で、マイナンバーカードに対応した医療機関で、従来の保険証を利用すると、患者の窓口負担が加算されることになり、窓口負担が3割の場合は初診で6円、再診も月1回に限って6円が上乗せされます。政府は2年後に今の保険証を廃止する方針で、追加の窓口負担の差額を広げることで、マイナンバーカードと一体化した保険証への切り替えを促そうとしています。

💳使い方はほかにも… そして将来は? 

民間の会社では、マイナンバーカードを使ってオンラインで住宅ローンの契約や証券会社の口座開設ができるサービスが広がっています。このあとは、どのように使いみちが広がっていくのか、マイナンバーカードに詳しい野村総合研究所の梅屋真一郎さんに取材しました。

野村総合研究所 未来創発センター 梅屋真一郎 制度戦略研究室長
最も皆さんに身近なものではオンラインショッピングへの活用が検討されています。今は本人確認の手段はパスワードの入力が一般的ですが、なりすましの心配もありますよね。それがカードをスマホやパソコンにかざして本人確認をすることで、高いセキュリティーに守られて買い物が出来るようになるのでは…?

また、政府は、来年度の末までには運転免許証と一体化する仕組みの導入も目指しています。

💳セキュリティーは大丈夫?

マイナンバーカードについて、皆さんがどう思っているのか聞いてみました。するとこんな意見も…。

個人情報の塊みたいなカードを持っていること自体怖い

落としたり、取られたり…。そういうリスクがしんどい

マイナンバーカードの安全性が心配で取得できていない

マイナンバーカードのセキュリティー面について、所管する総務省とデジタル庁に聞きました。

Q.盗難・紛失の場合はどうすればいいの?
A.専用の番号(0120-95-0178)に電話すれば24時間365日の体制で利用停止ができます。
Q.オンラインのセキュリティーは大丈夫?
A.リスクがゼロになるようにできるかぎりの対策を講じています。

私たちはセキュリティーのリスクと、できることが増えるメリットを天びんにかけてカードを取得するかどうかの判断をすることになります。再び梅屋さんに聞きました。

野村総合研究所 未来創発センター 梅屋真一郎 制度戦略研究室長
政府はカードの取得率を向上させたい考えです。それならば、引き続きカードの安全性やメリットを丁寧に説明して、理解を求めていく必要があると思います。

🔍🔍🔍質問募集!🔎🔎🔎 
シラベルケーネ!」では皆さんからの情報や疑問を募集しています。
🔽投稿はこちらから🔽 
https://www.nhk.or.jp/hiroshima/okonomi/shiraberukeene/ 
「こんなこと聞いていいのかな」なんて思わず、まずは投稿してください。
 お好みワイドが調べるけぇね!

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