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G7サミット 広島グルメ「肉玉そばイカ天」お好み焼き食べて

  • 2022年11月04日

来年5月のG7広島サミットに向けて主要7か国それぞれの食材や食文化に合わせた7種類のお好み焼きが開発されることになりました。開発するのは、お好み焼きの店舗や関連企業で作る「お好み焼アカデミー」。でもその前に、まず各国の首脳に食べて欲しいのは「肉玉そばイカ天入り」の定番だそうです。
                            広島放送局記者  重田八輝

「お好み焼アカデミー」佐々木茂喜 代表理事

県庁で記者会見を行ったのは、広島のブランド力を高める活動にあたる「ひろしまブランドアンバサダー」の4人。このうち、お好み焼きの店舗や関連企業で作る「お好み焼アカデミー」の佐々木茂喜代表理事が、G7広島サミットに向けて主要7か国の食材や食文化に合わせた7種類のお好み焼きを開発するプロジェクトを発表しました。その名も、「team Oko-noVation」。チーム・オコノベーションと読みます。お好み焼きと、「革新」を意味するイノベーションを掛け合わせたそうです。

佐々木茂喜代表理事
このチームで目指すのは、G7、7か国のお好み焼きの開発です。G7広島サミットは海外から本当に多くのお客さまがお見えになる機会ですからぜひとも広島が誇るおいしいものでおもてなしをしたいと考えています。

フィッシュアンドチップス

G7各国それぞれのお好み焼きは、どのようなものなのか。会見の中で、「例えば」として出てきたのは…。イギリスならフィッシュアンドチップス。イタリアではチーズやトマト。ドイツではジャガイモやソーセージです。

佐々木茂喜代表理事
広島のお好み焼きは、さまざまな食材を足すこともできますし、引くこともできます。各地域にも、砂ずりを入れた尾道焼き、お米を入れた庄原焼き、細うどんの呉焼き、ミンチ肉の府中焼きなどがあります。各国の食材を受け止める多様性が広島のお好み焼きが持つ魅力でもあり、世界中を笑顔にできる世界共通のメニューだと信じています。開催国、日本の場合は、広島を代表する味覚の1つ、カキやレモンなど広島県の海と山々が織りなす食材を組み合わせて、プレミアムなお好み焼きを開発したい。

同じく「ひろしまブランドアンバサダー」のメンバーも、お好み焼き愛を熱く語りました。

サンフレッチェ広島アンバサダー 森﨑浩司さん
僕もチームの一員になりたいなと思いました。広島といえばやはりスポーツが盛んな町ということで、海外のたくさんのお客様にさまざまなスポーツ観戦をしながら、おいしいお好み焼きを食べていただきたい。

ひろぎんホールディングス 部谷俊雄社長
私もお好み焼きが大好きで、家にいる日曜の昼は「必ずお好み焼き」といっても過言ではないくらいです。このG7サミットを契機にお好み焼きが全世界に普及して、メジャーになることを期待しています。

オタフクホールディングスの社長でもある佐々木代表理事は、お好み焼きの歴史も踏まえて、世界中に広めたいという意気込みを語りました。

佐々木茂喜代表理事
戦後、焼け野原の鉄板と進駐軍のメリケン粉が出会った結果のお好み焼きですが、本当に生きるためのお好み焼きだったものが広島名物になり、風物になり、今では観光資源になった。G7サミットを本当に絶好のチャンスと見て、復興と平和というメッセージを含めて広めていきたい。

開発するお好み焼きを、首脳にもふるまいたいですか?記者からそう聞かれた佐々木代表理事の答えは。

佐々木茂喜代表理事
各国の首脳に一番食べていただきたいのは、「そば肉玉のイカ天」。トラディショナルなものもやはり1度は食べてほしい。そのあとに自国をイメージしたお好み焼きを、と思っています。

サミットをきっかけに、G7各国のお好み焼きをつくろうという提案。どんな「お好み焼き」になるのか。サミットとともに注目です。

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