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久保田アナが取材!安佐動物公園 台風の強風に耐えた動物は?

  • 2022年09月22日

台風14号の影響で臨時休園していた広島市安佐北区の安佐動物公園。園内の道路が崩落するなど被害を受けましたが、そんな台風を外でしのいだ動物がいました。その動物とは・・・?
                          (アナウンサー 久保田拓人) 

台風14号の影響で9月19日と20日に臨時休園していた広島市の安佐動物公園。21日に再開しました。

しかし、台風の爪痕はまだ残っていました。

らくだ舎の前の園路が幅10メートル、高さ7メートルにわたって崩落しました。この日も、業者や動物園の職員が土砂を撤去する作業にあたっていました。

来園者が誤って立ち入らないよう応急の措置として柵を設置。本格的な復旧のめどはたっていないということです。

安佐動物公園では、台風14号が接近したとき、ほとんどの動物を寝室にあたる獣舎に入れました。しかし、建物の外で台風をしのいだという動物がいました。その動物が・・・

フラミンゴです。フラミンゴが飼育されているところには、小屋など屋内ですごすスペースはありません。フラミンゴは、どのように強風に耐えたのでしょう。

動物公園がその姿を過去の台風の時に撮影していました!

2004年9月 台風18号

頭を下げ、長い首をすぼめています。そして足元を見ると、1本足ではなく、2本足で踏ん張っていました。飼育されている46羽のフラミンゴは無事だったということです。

また、アヌビスヒヒも、外に出ていたそうです。

安佐動物公園 広報担当 川田正樹さん

川田さん
「アヌビスヒヒは、ヒヒ山の天井のくぼみの穴に避難したり、地下にある部屋に入ったりしていました」

一方、台風が日本列島へ向かうさなかの9月16日、小さな命が誕生していました。

スンダスローロリスの赤ちゃん

スンダスローロリス。東南アジアに生息する小さなサルの仲間です。夜行性の動物を集めた「はちゅうるい館」で見ることができます。体長10センチほどのふわふわの毛をした赤ちゃんが、大事そうに親の胸に抱えられていました。

川田さん
「涼しくなってきたので、ゆっくりと動物園を楽しんで欲しいです」

私、久保田は山口県出身ですが、初めて安佐動物公園に行きました。今回は取材で、ゆっくり動物たちを見ることができなかったので、今度、休みの日に行こうと思います。一番見てみたいのは、野生のものは絶滅したシカの一種、「シフゾウ」です。

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