桜の思い出 安芸太田町 庄野知子さん“娘の出産直前に”
- 2022年04月01日

「桜の思い出」を募集したところ、亡くなった家族と見たエピソードを寄せてくださった方が多くいました。その一方で、娘が生まれた時の思い出を送ってくださった方がいましたので、お会いしてきました。

メッセージを寄せて下さった、安芸太田町に住む庄野知子さんです。庄野さんの次女が生まれたのは18年前。3月25日に陣痛が来て、夫の運転で病院に向かいました。そこで咲き誇っていた桜が、いまも忘れられないと言います。

おなかが痛くなって、夫が夜勤明けで帰ってきて、病院に連れて行ってくれた時のことです。車を安佐市民病院の駐車場に停めるとき、桜並木が本当にきれいだったんですよ。桜の時期に生まれてきてくれて良かったなって思って。

桜に迎えられての出産。生まれた娘には「花(華)のつく名前にしよう」と決めていました。家族で話し合い、つけた名前は「華穂(かほ)」。色鮮やかな桜の華が実を結ぶという意味を込めました。
華穂さんのそばには、常に桜が咲き誇っていた思い出があると庄野さんは言います。


よく華穂は桜の木の下で友達と遊ぶんですよ。そんな姿を見ると「ああ、こんなに花とかいろんなところに自然に囲まれた中で子育て出来たのは良かったのかなあ」って。
自分の名前についてどう思っているのか、本人に聞いてみました。

とにかく感謝ですね。1番好きな季節が春だから、自分にぴったりなんじゃないかなって。
3月1日に高校を卒業した華穂さん。この春から専門学校に進学します。
新たな門出を迎える華穂さんと母の知子さん。最後に「お2人にとって桜とはどんなものか」聞いてみました。


節目節目の区切り。桜のつぼみが段々ついてきて暖かくなってきたらまた1年がたったんだなっていう、成長しているんだなっていうふうに感じます。


私にとっての桜は、娘たちが育ってきた成長の過程であって、ここからいろんな意味で出発点かもしれないけど、またここへ帰ってきてほしい。

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