2021年07月21日 (水)台風の中心気圧の測り方
台風の進路図を見るときに、一番注目をするところと言えば「中心気圧」という方も多いと思います。
では、その中心気圧は現在どのように測っているのかご存知でしょうか。
昔と今では測り方が異なっていますので、「現在」というところがポイントになってきます。
ぜひ、答えを考えてみて下さい。
ちなみに放送では20パーセントくらいの方が正解でした。
(なかなかの低い正答率に、私は本番中にうれしそうにニヤニヤしていたそうです。)
答えの前に。
最近のイラストを紹介させてください。
寒気のイラストが多めでした。
梅雨明けは発表されましたが、先週は寒気の影響で雷雨が起こりやすい日が続いていましたね。
雷雨をもたらしているのは、梅雨前線ではなく寒気なので梅雨は明けた、と言ってもいいのですが、
すっきりとはしない梅雨明けになりましたね。
梅雨入りと梅雨明けの日にちは9月に確定値が発表されますので、
そこで日にちが変わっているのか注目したいと思います。
さて、先ほどのクイズの答えですが…
正解は「雲の形で判断」でした。
何十年もの蓄積された気象衛星のデータで中心気圧を導きだしています。
ちなみに1987年までは米軍の飛行機が実際の台風の中心に飛んでいき、空の上から気圧計を落として測っていました。
ただ、現在ではコストがかかるし、危険なので行われていません。
投稿者:岡田 良昭 | 投稿時間:17:30