2020年03月09日 (月)さまざまな春
3月5日は二十四節気の「啓蟄」。
土の中で冬ごもりをしていた虫たちが…
春の暖かさに誘われて、土の中から出てくるころです。
公園や川辺で、腰を下ろして足元を観察すると、カエルやミミズなどの生き物を見かける機会も増えていきそうです。
一方で、足元だけでなく空を見上げると。
(3月1日撮影)
空の様子も冬とは異なっています。
冬は空の下のほうにできる低い雲が中心でしたが、最近は空の高いところに日差しも通すほどの薄雲が広がることも多くなっています。先日は太陽の周りに光の輪ができる「ハロ」という現象が見られました。これは空の高いところに薄雲が広がっているときに見られますので、季節が春に移り変わったというサインでもあります。
また、音の春もやってきています。
広島市中区ではウグイスの初鳴きが平年よりも約半月も早い2月24日に観測されました。
ことしは春への移り変わりが早いですね。
ちなみに、ウグイスは警戒心が強くあまり人里にやってきません。梅や桜の木にとまって目の周りが白くふっくらとしたフォルムの鳥はメジロです。ウグイスは陰に隠れ姿を見せずに「ホーホケキョ」と鳴くのでメジロと間違えられることも多いそうです。
早足でやってきたことしの春。
今後は菜の花に、ソメイヨシノの開花など「彩りの春」も楽しみです。
投稿者:岡田良昭 | 投稿時間:09:46