2019年07月30日 (火)まだ今年の梅雨明けは決まってない?
普段、なにげなく使っている「梅雨明け」という言葉。
気象台はこのように発表しました。
断定はしていません。
今、発表されている日にちは速報値なんです。
後日、梅雨の天気を改めて振り返って9月に確定値を発表します。
9月に改めて発表されても…
そのころに梅雨のことを気にしている人はほとんどいませんし、
ニュースで取り上げられることもあまりありません。
ひっそりと修正が行われるんです。
その速報値と確定値は大きくズレることもあります。
過去4年分の比較です。
平成30年と平成28年は、速報値と確定値どちらも修正はありませんでした。
一方で、平成29年は梅雨入りが13日、梅雨明けも6日のズレがあったんです。
この年は、梅雨入り発表をしたとたんに、
雨が降らなくなるなど、全国的に予想がかなり難しかったです。
東北北部と南部では、梅雨明けのタイミングを決めることができず、梅雨明けの確定をしませんでした。
平成27年も数日の修正が入っています。
梅雨入りと梅雨明けを難しくしている要因は
「梅雨には明確な定義」がないからです。
梅雨明けを例にすると。
このように、大まかな基準しかないことが梅雨明けの決定を難しくしているんです。
梅雨入りに関しても同様です。
さて、梅雨明けには、このような言葉があります。
これは、梅雨が明けると太平洋高気圧に覆われる日が続き、
10日前後は真夏の天気と暑さをもたらすという意味です。
この言葉通りしばらく厳しい暑さが続きます。
日中の最高気温は34℃くらいの日が続き、
後半は35℃以上猛暑日となるところも多くなりそうです。
熱中症にいっそう注意が必要です。
投稿者:岡田良昭 | 投稿時間:08:42