2022年03月04日 (金)ことしのキャンプ総括
大野豊さん [お好みSPORTS]
今回は、ことしのカープキャンプを視察して、
私が感じたチームの成長点と課題について、紹介します。
“若手の台頭”
まず私が評価したポイントは、若手の台頭です。
この先、非常に楽しみな選手がかなり出てきました。
野手でいえば、4年目の小園海斗選手、3年目の宇草孔基選手、
そして、ともに新人の中村健人選手、末包昇大選手。
投手では、先発候補の2年目の小林樹斗投手、
新人の森翔平投手、黒原拓未投手です。
黒原投手は本来のピッチングができていませんけど、
いずれにしても数多くの楽しみのある選手がいると感じました。
キャンプMVP
何人か候補はいましたが、私が選んだのは新人の末包選手。
物足りないところもありますけど、
オープン戦を含めた実戦8試合ですべて4番を任せられました。
巨人との練習試合のホームランは、苦手のインコース寄りのストレートを
軽々とスタンドに運びましたね。
新人の選手は、まずプロのピッチャーのストレートをどう打ち返すかが大事です。
そのストレートを打ったのが非常に大きいなと思います。
末包選手
リリーフ陣の新戦力
新人の松本竜也投手が加わってくる可能性があるのではないかと思います。
ストレートの強さがあり、コントロールも非常に良い。
カーブなどの変化球は腕の振りが緩むことがありますけど、
かなり安定感のある投球ができます。
何よりもマウンド度胸が非常に良いですね。
松本投手
先発ローテーション予想
先発ローテーションは、大瀬良大地投手を筆頭に、
森下暢仁投手、そして九里亜蓮投手、床田寛樹投手の4人は
ほぼ決まりだと思います。
課題は5人目、6人目ですね。
候補となるのは左の玉村昇悟投手、2年目の小林樹斗投手、
そして、新人の森投手。この3人の争いですね。
オープン戦の先発ピッチャーの使われ方をみると、
DeNAとの開幕3連戦の初戦は大瀬良投手、
2戦目は森下投手、3戦目が5人目と6人目を争っているピッチャーがいく。
次の阪神戦は初戦が九里投手。2戦目が床田投手。
3戦目に誰が入るのかということですね。
ことしのキャンプ 採点は
100点と言いたいのですが、80点という点数を付けました。
リリーフ陣の整備、先発陣の5人目と6人目の選定、
4番バッターをどうするのかという課題がまだ残っていて、
まだキャンプの中で見切れていない。
この先の実戦で、何とか100点になるようなものを
どんどん出してほしいと思います。
投稿者:☆更新スタッフ | 投稿時間:17:30