2020年08月11日 (火)原爆の日を終えて


NHK広島放送局放送部長の安達宜正です。

8月6日、被爆75年の原爆の日を終えて、

広島市の平和公園はコロナ禍ということもあって、

人も少なくなっています。

慰霊碑にはピースマッチを戦った、

サンフレッチェ広島湘南ベルマーレ

花輪が捧げられています。

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 NHK広島が制作した、一連の番組。

みなさんはどのように

ご覧いただいているでしょうか。

 このうち、

NHKスペシャル「証言と映像でつづる原爆投下・全記録」

は原子爆弾を投下した側と、

投下された側の動きを取材、再現。

当時の様子を生々しく、

見ることができました。

僕が印象に残ったのは3点です。

1つは現在の内閣官房長官にあたる、

当時の書記官長・迫水久常氏の証言です。

日本政府高官の一部には

アメリカの原爆開発の情報を

得ていたとしたうえで、

「事前に警告もなく、

残虐な爆弾を使用するとは考えていなかった」

と話していることです。

政府のこのような認識のうえで、

ポツダム宣言への対応が判断されていたことに対し、

政治の結果責任の重大さを改めて考えさられました。

2つ目は被爆後、広島に調査に入った、

仁科芳雄博士の言葉です。

広島に投下された爆弾を原子爆弾と断定し、

「アメリカの科学技術が想像以上に進んでいる。

ここまで高水準だったと思っていなかった」

と述べていることです。

そして、3つ目。

アメリカ政府高官が、

日本の降伏が遅れれば3つ目の原爆が投下され、

目標は東京の皇居と証言していることです。

そして、「その場合、アメリカは誰と和平交渉をするのか」

とも述べています。

このとき、旧ソ連からは宣戦布告されています。

もし、終戦が遅れていたらと考えたくもありません。

この番組は13日(木)前0時15分(水曜深夜)から再放送があります。

広島・長崎に原爆が投下される過程が

わかりやすく描かれ、考えさせられる番組になっています。

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 また「れいわのへいわソング FROM HIROSHIMA」

に対する反響をたくさんいただきました。

僕自身も数年ぶりに、セクゾ君たちと再会しました。

当時は頑張りマリウスとか言っていた、

マリウス君が大人になり、

また広島を訪れたいと何度も言っていたこと。

中島健人くんや佐藤勝利くんは

「アーティストやアイドルとしても、

人間としても平和の問題を考えていきたい」

と言っていたこと。

そして、菊池風磨くんの言葉。

「ヒロシマを、原爆を、過去のことにしてはいけない」。

NHK広島で働く、僕らは視聴者・国民の皆さんと一緒に、

広島が過去のことではなく、今につながっていること、

さらに未来に対する責任を負った存在であることを、

問い・考え続けていきたいと思います。

「れいわのへいわソング」は現在、NHKプラスで、

見逃し配信されています。

ご覧いただいた方も、見逃された方も、ぜひのぞいてください。

 

adachibucyou4.jpgのサムネイル画像

投稿者:☆更新スタッフ | 投稿時間:16:30


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