2019年07月22日 (月)「レベル4」のいろいろ
今シーズンからスタートし、県内では何度も発表されている「レベル4」。
この週末もあちこちで発表になりました。
大雨に対する危機感を分かりやすく伝えるためのレベル化ですが、
なかなか複雑で難しいなと感じる部分もあります。
これは、ご存知ですか?
大雨のときに出る情報はたくさんあります。
市や町から出るのが「避難準備」や「避難勧告」といった避難情報。
これに1~5のレベルをつけ、それぞれどんな行動をしたら良いのかが
分かりやすく示されるようになりました。
それだけではなく、大雨のときは
国や都道府県からもたくさん雨の情報が出ます。
この情報にも、危険度がわかりやすいよう「レベル●に相当」という形でランクがついているのです。
問題の答えは、上の表をご覧いただければわかります(^_^)
4つの選択肢の中では「竜巻注意情報」以外の3つに、それぞれ相当するレベルが示されています。
もう一度、先ほどの表を・・・
気象庁から出る大雨警報は「レベル3」に相当する情報で、ご高齢の方や
避難に時間がかかりそうな方は自主的に避難を始める目安になります。
さらに土砂災害の危険が高くなった市町には、土砂災害警戒情報が出ます。
これはレベル4に相当する情報ですから、急斜面近くの方は安全確保が必要な状況。
・・・という具合に、とるべき行動は同じですが、
絞り込んだ地域に発表される避難情報に比べると、市や町ごとという広い範囲に発表されます。
「レベル●に相当」する情報が出たら、自治体から避難情報が出ないかどうか気を配ってください。
避難情報が出なかったとしても、危険区域にお住まいの方や、雨で不安に感じる方は自主的に安全を確保してもらいたいと思います。
きょうの放送では「大雨特別警報」という回答が54%と過半数!
特別警報はレベル5、すでに災害が発生していておかしくない状況に相当します。
これが出るのを決して待たず、その前段階で避難完了を徹底してください。
わかりやすくレベル化されたとはいえ、なかなか複雑で
常に情報に接している私も「これをどう説明してわかっていただくか・・・」と悩む部分があります。
時々こうしてご紹介しますので、身を守る情報について知っていただければと思います。
投稿者:かつまるきょうこキャスター | 投稿時間:20:19