2017年11月08日 (水)コン
コン週の…いや、今週の「?」は「狐の嫁入り」についてでした。
晴れた空から降る「天気雨」を「狐の嫁入り」といいますが
その雨はどこから降ってくるの?
どうして狐の嫁入りなの?というご質問。
確かに。
晴れているのに雨が降るのが不思議で
キツネにつままれたようだから…なんていいますが、「嫁入り」は何なのか。
私も納得できず、大学の先生にお電話してみたり色んな資料を探ってみたりしました。
すると、コンな…いやいや、こんな民話が出てきました。
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昔々。雨が降らずに困っていた人たちは、雨乞いをするために
キツネの娘を花嫁に化けさせて嫁入りさせました。
そして、天へのいけにえとして殺してしまったのです。
すると、パラパラと雨が降り始めました。
…なんだか心が痛くなるお話です。
コンコンから…いやいや、ココから「狐の嫁入り」と呼ぶという説があるそうです。
でも本当は、お天気雨にはちゃんと理由があります。
雨が落ちてくるスピードを考えてみてください。
普通は1秒間に5~7メートルくらい、
大きな雨粒だと10メートルくらいの速さで落ちてきます。
仮に秒速5メートルとして、3000メートルほどの高さの雲から地面に到達するには…?
3000÷5=600秒。
10分かかる計算です。けっこう時間がかかります。
その間にコンなことが起きたりします。
雲が小さい場合は雲が消えてしまったり、
風で流されてどこかへいってしまうことも。
ほかにも、雨粒自体が風に流されて
スタート地点からは離れたところに落ちてくるパターンもあります。
これから冬になると、広島市など沿岸部では
晴れた空からポツっと雨粒が落ちたり、もっと寒くなると雪が舞ってきたり。
そんなことがたびたびあるはず。
コン度…今度から、お天気雨のたびにキツネの花嫁さんの姿を思い出しそうです。コン。
ぜひコチラにご投稿ください!
お便りもお待ちしています(^_^)v
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投稿者:かつまるきょうこキャスター | 投稿時間:19:08