2015年08月20日 (木)一年
一年前のきょうのことを、度々思い出します。
広島は、「瀬戸内の穏やかな気候に恵まれて本当にええ所よ」とよく言われます。
しかし実は過去にいろんな災害が起きている場所で、それを伝える努力をしてきました。
でも、みなさんもそうだと思いますが
実際に 私の大好きな広島で、一晩でこんなにもたくさんの方が亡くなってしまうような災害が起きたことに、
わかっていたつもりでもものすごい衝撃を受けました。
生活や命を 災害から守るための気象情報を伝える者として、
大きすぎる出来事でした。
一年前のそんな私に、メッセージを下さった方もたくさんいらっしゃいます。
本当にありがとうございました。
これまでよりももっと丁寧に日々の仕事を積み重ねて、
信頼できる、役に立つ情報をお伝えしようと過ごしてきた一年でした。
けさ被災地に足を運び、その思いを一層強くしてきました。
昨日の放送でお伝えした、「災害の歴史」。
大正時代の水害のことをまとめた本の冒頭、厳しい言葉が印象に残りました。
(画像をクリックすると拡大します)
先日 江波山気象館での取材の際に目にしたもので、
気象館の方と「厳しい言葉ですね」と驚きながらも
’繰り返してはいけない’という強い思いを感じました。
この古い貴重な資料は、今月30日まで見られます。
繰り返さないために、という先人たちの思いは 記録や石碑などあちこちに残っています。
きちんと受け取って、みなさんにお伝えしていきたいと思います。
投稿者:かつまるきょうこキャスター | 投稿時間:16:48