2022年01月17日 (月)来年こそ!3年ぶりの開催を ~ひろしま男子駅伝~
第27回全国男子駅伝(通称:ひろしま男子駅伝)実況予定だった佐藤です。
コロナの感染拡大で、大会は2年連続の中止となりました。
私自身、年明けから、複数のチームを取材してきました。
ランナーたちは、中止の知らせを複雑な気持ちで受け止めていました。
そんな一人が、千葉チームの、市立船橋高校3年の緒方澪那斗(おがたれなと)選手。
12月にマークした10000mのベストは28分36秒。
母校の大先輩、渡辺康幸さん(現住友電工監督)の学校記録にあと1秒と迫ったトップクラスのランナーです。
3年間、全国高校駅伝に出場できなかった緒方選手は、
「駅伝の全国大会に出るのは、ひろしま男子駅伝が初めてなので、全国のライバルとの競走が楽しみ」と、意欲を燃やしていただけに、心中を察すると言葉がありません。
一方、先月の全国高校駅伝で連覇を達成した広島の世羅高校。
フィニッシュ地点では、体調不良のため走れなかった3年の塩出翔太主将(写真右)がアンカーを待ち受けていました。
都大路を走れなかった塩出選手は、ひろしま男子駅伝の広島チームに選ばれていました。
「全国男子駅伝でリベンジしようと思っていた。次回、広島チームに呼ばれたときには地元に恩返しする走りをしたい」と次を見据えていました。
選手たちはさまざまな思いを胸にひろしま男子駅伝に備えてきました。
来年こそ、3年分の思いがこもったレースが開催されることを心から願っています。
最後に。
記念すべき第1回大会は地元の広島が優勝。
(それ以来頂点には立っていません)
その懐かしいレースの映像をどうぞ。
投稿者:佐藤 洋之 | 投稿時間:14:30