2020年10月06日 (火)アルバムを開いてみると・・・4
アナウンサーの浅井です。
以前このブログで
「いつかご紹介する」と書いた、
私のプロ野球初実況の試合について。
2011年7月3日、
マツダスタジアムでの
広島対ヤクルトの試合です。
なかなかこの試合について
取り上げられなかったのは…
この選手の1軍昇格を待っていたから。
中村恭平投手です。
昨シーズンからリリーフとして
活躍していますが、元々は先発。
速球派の大型左腕として
ドラフト2位で入団し、
2011年はルーキーイヤーでした。
初先発は6回途中まで無失点、
勝ちこそつかなかったものの、
期待の広がる初登板でした。
7月3日はそれを受けての
プロ2回目の先発。
初勝利なるか!
という登板でしたが…。
結果は2回途中5失点での
ノックアウトでした。
放送の解説は、
カープOBの小早川毅彦さん。
私が「まだルーキーですし、
これからも登板のチャンスは
来ると思いますが…」と振ると、
一言「プロはそんなに甘くないですよ」。
期待の若手だからといって、
無条件に機会を与えて
もらえるわけではない。
結果を出してこそプロ。
そうおっしゃいました。
実際、この年の中村投手は
3試合の登板で勝ち星なし。
初勝利は3年目のことでした。
それから9年、
中村投手は苦しい時期を乗り越えて
リリーフとしてカープを
支える存在になりました。
チームは苦境に立たされている
今シーズンですが、
中村投手や堂林選手など、
長く苦しんだ選手の
1軍での活躍という楽しみを
見せてくれています。
マツダスタジアムでは、
10月10日(土)午後6:00【全国放送】
広島-ヤクルト(BS1・全国放送)
10月11日(日)午後1:05【全国放送】
広島-ヤクルト(総合テレビ・全国放送)
の2試合を中継します。
厳しいプロの戦いを続ける選手たちに、
みんなでエールを!
投稿者:浅井 僚馬 | 投稿時間:14:00