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【出演者感想】岩元 綾さん「生まれてくる命はひとつきり」

2013年05月21日(火)

シリーズ 出生前検査は何をもたらすのか
第1回 命の選択をめぐる模索」にご出演の

岩元 綾さんにお話を伺いました。
 

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――今日はお疲れ様でした。
スタジオ収録は初めてということでしたが、緊張されましたか?


はい、頭の中が真っ白でした。

 

――その中で言いたいことは言えましたか?

最後はちょっとしどろもどろになってしまいましたが、ただ自分の一番言いたかったことを言うことはできたので良かったと思っています。

 

――出生前検査は既にスタートしていますが、
改めておっしゃりたいことはありますか。


やはり、私が一番言いたいことは「生まれてこないほうがいい命なんてない」
という一言に尽きると思います。
また、「生まれてくる命はひとつしかない」も同じことが言えると思います。
私もダウン症があったからこそ、今回のような取材を受けるという体験が
できたわけです。そしてそれはすごく忘れられない思い出となりました。

 

《岩元 綾さんプロフィール》
98年3月にダウン症者として初めて4年制大学を卒業。
以来、ダウン症への理解を求めながら、
命の尊さや人間の平等を訴えて講演・交流活動を行っている。
近著に詩集『ことばが生まれるとき』。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント

岩元綾さんは、すべてのダウン症の方々と親御さんにとって希望の存在です。
今回初めてテレビでお話する岩元さんを拝見しました。
一言一言を大切にお話をする姿に胸を打たれました。
普段ダウン症の方々に接することが少ない私たちにできること、それはダウン症を含め、あらゆる障がいのある方々が生きやすい社会を作っていくことに他なりません。
それは何も、健常者側が「してあげること」ばかりではなく、障がい者側ができる範囲で、本人のやりたいことを尊重しながら社会参加していく、そこで健常者側も学び、喜びを得る、といった双方向性のある寛容な社会のことだと思います。
そもそも、健常者側、障がい者という区分けもナンセンスになって行くのが私の理想です。助け、助けられ、人はみなそうやって生きているのですから。

投稿:ムーミン 2013年05月23日(木曜日) 18時30分