本文へジャンプ

【障害者競泳 世界選手権2015】大会5日目の様子は?(7/17) #Glasgow2015

2015年07月18日(土)

7月17日(金)大会5日目の結果はこちらをクリック。
大会5日目のダイジェストはこちらから!

さらに盛り上がりを見せる会場の熱気を、現地取材スタッフがリポートします!

20150717_day5_001_R.JPG選手の会場入り。視覚障害の選手がグループで動くときはお互いの肩を持って。



20150717_day5_002_R.JPG男子200m個人メドレーSM6の予選第2組。6レーンが中国の鄭涛選手は、ロンドンパラリンピックで最も注目を集めた選手の一人です。今回もすでに金ひとつ、銀一つを獲得しています。そのスピード感あふれる泳ぎはこちらで(7/15 男子50mバタフライ・S6 小山恭輔選手出場)
 


 

20150717_day5_003_R.JPG

リオパラリンピックの施設についての説明会も行われました。各国チームの関係者が熱心に聞いていました。


20150717_day5_004_R.JPGコーチ陣に向かって親指を立ててサインを送る田中康大選手



20150717_day5_005_R.JPGプログラムとトリー人形。プログラムは1冊5ポンドで上質の紙に透かしの表紙です。大会スケジュールの他に、地元の選手を中心に注目選手などの情報が掲載。でも残念ながら英語圏の選手中心の内容で、日本や他のアジア選手の記事などはありませんでした。



20150717_day5_006_R.JPG決勝前に会場に現れた一ノ瀬メイ選手と笠本明里選手。


20150717_day5_007_R.JPG

木村敬一選手、ゴール直前(手前から2レーン目)。寺西コーチがタッピングのため待ち構えます。銀メダル獲得!26秒83と自己ベストに近い記録でご本人もうれしそうでした。



20150717_day5_008_R.JPG木村敬一選手の表彰式も近くから写真を撮らせていただきました。お辞儀する姿は、なんだかとても所作麗しく、メダルに触れてその感触を確認されている姿にこちらも感動してしまいました。


20150717_day5_009_R.JPG木村選手、1位のスナイダー選手とどんな会話を交わしたのでしょう?闘った相手と固く握手していた姿もスポーツマンの格好良さを見た瞬間という気がしました。それでも密かにトリー人形を掲げて写真を撮るタイミング作ってくださるあたりはさすが、表彰台常連!



20150717_day5_010_R.JPGチームメートのカメラに向かってポーズする木村選手でした



20150717_day5_011_R.JPGブラジルのダニエル・ディアス選手はいつも笑顔です!



20150717_day5_012_R.JPG同じブラジルのジョアナ・マリア・シルバ選手。最後まで接戦の末に勝ったシルバ選手は表彰式でも涙を流していました。



20150717_day5_013_R.JPG山田拓朗選手と小山恭輔選手が、表彰台の近くまで来て、セレモニーを見守っていました。



20150717_day5_014_R.JPG銀メダルの鈴木孝幸選手、レース直後は硬い表情でしたが、表彰台では笑顔を見せてくれました!



20150717_day5_015_R.JPGライバルとの闘い、そして自分との闘いが続いています。



大会も5日目となりました。グラスゴーは小雨の降るあいにくのお天気。
 

今日はなんだか日本を応援する声がひと際大きい気がします。山田拓朗選手のレースの前にはいつもコーチ陣から「タクロー!!」という威勢のよい声が飛ぶのですが、今日は会場のあちこちから「タクロー!の声が。一ノ瀬メイ選手の時は「メイ〜!」という声が聞こえてきました。そして笠本明里選手の時は客席から「あかりちゃーん!」の声が。
 

大学1年生、一ノ瀬メイ選手はなかなか決勝進出とはならないものの、100m背泳ぎ、50mバタフライで日本新を出すなどタイムを伸ばしてきています。高校生の池愛里選手も100m平泳ぎ、100mバタフライで日本新。若手の成長がリオ、そして東京に…
 

鈴木孝幸選手は圧倒の1位で決勝進出を決めました。しかも49秒55という記録は大会新記録です!その一方で、同じ種目の1組目で泳いだナミビアのNasilowski選手(12位)の記録は2分10秒06と、11位の選手と比べても1分以上の差。それでも最後まで泳ぎ切る姿を会場は温かく見守り、拍手が沸き起こりました。
 

リオパラリンピックを来年に控えたブラジルパラリンピック委員会の会長さんも会場に。応援に気合が入りまくっていました。ブラジル、ジョアナ・マリア・シルバ選手選手の活躍に、目の前でガッツポーズをしまくっていました(激しすぎて写真がブレました・・・)。
 

江島大佑選手は今日が初登場ですが、決勝5位、しかもタイムは31秒99と日本新!「これで国に帰れる〜」といいながら晴れやかな表情でミックスゾーンを去って行きました。
 

そして鈴木孝幸選手も銀メダルを取りました。でも、「この種目は1位でなければ意味がない」という鈴木選手、49秒代前半を狙っていましたが、タイムは50秒51と納得の行くものではなかったようです。
もちろんレースで他の選手と競うのですが、究極的には自分との戦いなんだなという気がしました。選手の表情の違いは、順位ではなく、自分の納得いくタイムが出せたかどうかということによっているという気がします。
 

熱い闘いもあと2日。すべての選手が、納得のいくレースをできますように…!
 


◆関連情報
日本人選手、大会の展望は?
日本人選手、事前合宿の様子は?
日本人選手、大会前日の様子は?

コメント

※コメントはありません