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【出演者インタビュー】風間俊介さん「すごく直線が綺麗な人。」

2017年01月11日(水)

1月16日放送(1月23日再放送)
ブレクスルー File.67 闘いの果てに―バイオリニスト・式町水晶―

俳優・風間俊介さんからのメッセージ


――今回のブレイクスルーの主人公は、脳性まひのヴァイオリニスト・式町水晶さん。すごくエネルギッシュな方でしたが、お話をされた印象を聞かせください。

楽しかったし、最高でした。超いい!(笑)
水晶さんは、何に対しても真っ直ぐで。真っ直ぐ壁にぶつかって、また軌道修正して、また壁にぶつかるというような真っ直ぐさが魅力ですね。曲線が綺麗な人っていると思うんですけど、彼はすごく直線が綺麗な人。

――バイオリンが「戦うための道具」だった頃の話や「敵」だと思っていた人たちが敵じゃなかったことに気付いたお話は、いかがでしたか。

「誰にも負けたくない」と思ってバイオリンを武器にして戦っていた時期の自分も、それは違うのかなって思い始めた今の自分も両方が大事なんだと思いました。全部を吸収して成長しているのは、すごく素直でかっこいいなと思うんです。
水晶さんは必死にストイックにやったから、身体を鍛えて歩けるし立って演奏できる。
遊びたかったのかなっと思うけど、遊ばないでやってきたからこそ、今の自分があることも水晶さんはわかっているんですよね。

――小学校時代の辛い経験をもとに作曲された「孤独の戦士」。その戦士、水晶さんが「闘争心」を捨てるというお話を聞かれて、どう感じられましたか。

水晶さんが「闘争心を捨てる」と決めたけど「闘争心も自分の一部だな」と思った時、「どうしよう…、これからは静かなる闘争心を手に入れよう!」という話になった。すごく彼らしくて。たぶん、彼が30代になったらまた違うことを言い出すんだろうなぁというのが、面白いと思いました。

「自分が孤独だ」と思ったからこそ作った「孤独の戦士」という曲を、「孤独じゃないんだ」と思ってから、いろいろな経験をした上で、あの曲を演奏した時には、どんな演奏になるんだろう。孤独だった時に戻って演奏するのか、「あの時はひとりだと思っていたな」と思って演奏するのか、それによって全然変わってくると思うんですよね。

コメント

毎回この番組に元気を貰っていますが、今回の水晶さんの音楽も素敵でした。
風間さんも仰いましたが、一見すると障害を感じないのですが、逆にそれが凄いなと。
そして、当初は「武器」として携えていたバイオリンですが、そうではないかもという想いを持てる柔軟さを携えたた水晶さんですが、これまでの想いを含めて奏でられるこれからの音楽が楽しみです。

投稿:エム 2017年02月25日(土曜日) 21時52分