本文へジャンプ

【出演者インタビュー】林 孝三さん「優しさに包まれて生活している様子がそのまま詩や絵に表れているんです」

2015年09月18日(金)

20150922_hayashi.jpg

9月22日放送(9月29日再放送)
“命”見つめて ―NHKハート展―
ご出演の林 孝三さんにメッセージをいただきました。


《林 孝三さんプロフィール》
画家


――林さんは第2回の入選作「生きていくよ(吉元耕平さん作)」に絵を寄せたことをきっかけに、今も耕平さんと交流を続けています。2013年からは、林さんの絵、耕平さんの絵、そして、詩を合わせて展示する「二人展」も開いていらっしゃいますが、その展覧会を始めたきっかけはどのようなことだったのですか。

ハート展のあと、耕平くんからお手紙と自分で描いた絵の写真を送っていただいたことがきっかけなんです。それまで私は耕平くんが絵も描くということを知らなかったので、とても驚いたと同時に、すごく素晴らしい作品を書くんだなと感じたんですね。手紙の内容も詩で作られていて、詩に対して絵があり、絵に対して詩があるという対になっていることが多くて、これはぜひ多くの人に見ていただきたいということで企画を始めました。


詳細は「続きを読む」をクリックしてください > > >  
 

――耕平さんと接するなかで、その表現の豊かさはどのようなところから来ているのだと感じますか。

真実はわからないですけども、私はやはり耕平くんが暮らしている生活そのものが影響を与えているのかなと思うんです。ご家族の優しさ、周りの友だちの優しさに包まれながら、植物や野菜、果物を育てている。そういう優しさがあるから、何かを育てる余裕もできるわけですね。それがそのまま詩や絵になっているのだと思います。

――現在行われている第20回ハート展では、耕平さんの「いろんな形」という詩が入選しました。耕平さんの最新作をご覧になり、いかがでしたか。

耕平くんは、以前は命についてとか、自分が育てている植物、野菜、果物の詩が多かったんです。それが、4回目に入選したときにお父さんとの会話を詩にしたんですよ。そして今度は社会に目を向けた作品になっている。自分の中から一歩ずつ外に出て行っている、そんな感じを受けましたね。

――耕平さん自身の変化が詩にも表れているんですね。

そう思います。

――最後に、ハート展の魅力を教えて下さい!

やっぱり詩の強さですね。毎回読ませて頂いているんですけども、読んだ瞬間に涙が溢れる詩がいっぱいあるんですよ。それに対して多くの著名人が絵を付けている。その絵を描かれる方たちもみんな詩に対して愛情を持っているのがよくわかるんです。そのコラボがやっぱり素晴らしいですね。私自身もとても刺激を受けています。

 


◆放送予定
 本放送:夜8時00分~8時29分
 再放送:翌週午後1時5分~1時34分

  9月22日(火) ハートネットTV「“命”見つめて ―NHKハート展―」
  9月23日(水) ハートネットTV「詩とアートで紡ぐ"心" ―NHKハート展の20年―」

コメント

 吉本耕平さんの詩を読んで感じたこと(65歳男性)
感じたままの優しい詩を読むたびに涙腺が緩む?
なぜだろうか? 
(今日まで、子供3人育てる人生、 がむしゃらに働く日々
「人情や優しさ」だけでは家族は維持出来ず、蹴落とされない様に「鬼の心」で働き続け、 ただ がむしゃらに、振り向く余裕も ゆとりも無く、ただ社会の歯車の一つとして働く 無機質な「命のリレー」であった。)
耕平さんを取り巻く人々の暖かさ、日々のゆとり、自然の素晴らしさを再確認させられる。自分が忘れてきた人間としての本当の生き方を詩集を読む度に、感じたものは・悔しさのショッパイ涙なのか?

投稿:アトム 2015年09月29日(火曜日) 15時46分