【出演者インタビュー】奥山佳恵さん「毎日の"楽しい"が自由な発想につながっている」
2015年09月17日(木)
- 投稿者:番組ディレクター
- カテゴリ:マイスタイル マイライフ 障害とともに
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9月22日放送(9月29日再放送)
“命”見つめて ―NHKハート展―
ご出演の奥山佳恵さんにメッセージをいただきました。
《奥山佳恵さんプロフィール》
女優・タレント。13歳と4歳、息子2人の子育てに奮闘中。
――今回は、ハート展をきっかけに出会った画家の林 孝三さんと吉元耕平さん(25歳 知的障害)の交流を紹介しながら、ハート展のこれまでの歩みを振り返りました。今では林さんと耕平さんで「二人展」という個展も開いているというお話でしたが、収録を通してどのようなことを感じましたか。
耕平さんがお手紙に添えた絵を見て、画家である林さんが素晴らしいと感じて、「二人展」という個展を開くことになる、その発展性にとてもおどろきました。ハート展をきっかけに交流が生まれるストーリーがすごくいいなって。耕平さんがピュアでまっすぐな思いで詩や絵を書かれたからこそ始まったご縁なのかなと思うと、作品を作るときに障害がある・ないというのは全く関係ないんだと改めて感じましたね。
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――現在行われている第20回ハート展では、耕平さんの「いろんな形」という詩が入賞しました。番組ではその作品が生まれた背景も一緒に紹介しましたが、どのようにご覧になりましたか。
とてもおもしろい表現の詩でしたね。私だったら車を見ても、数が多いな、少ないなくらいしか感じないと思うんですが、耕平さんはエンブレムに着目して、この会社は船の錨に見えるとか、クッキーに見えると表現されていて、その感性がすごくおもしろい!きっと日々ご家族の愛情を受けながら生活されて、畑では虫や植物をよく観察して、毎日が楽しいと感じているから、あのような自由な発想につながっているのだと思います。詩からご家族の愛情まで感じることができました。
――第20回で5度目の入選になる耕平さん。番組ではこれまでの作品も振り返り紹介しましたが、いかがでしたか。
最初は畑の観察日記で詩を書かれていましたが、親しいご友人が亡くなられたという大きな体験をきっかけに、作風も少し変わっていきましたよね。とても多感な時期に生きること・死ぬことを考えていました。それをきっかけにたくさんの詩が生まれて、また、畑でもたくさんの発見や言葉に巡り会って、今度は作業所へ向かわれるなかで車との出会いがあって。生活が広がっていくのと同時にご自身の世界観も広がっていく様子が詩を読むとすごくわかりました。
◆放送予定
本放送:夜8時00分~8時29分
再放送:翌週午後1時5分~1時34分
9月22日(火) ハートネットTV「“命”見つめて ―NHKハート展―」
9月23日(水) ハートネットTV「詩とアートで紡ぐ"心" ―NHKハート展の20年―」
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