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【出演者インタビュー】坂下千里子さん「誰かに頼ってもいいし、甘えてもいい」

2013年10月21日(月)

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10月21日放送(10月28日日再放送)
シリーズ ワザあり“介護”
旅・食・アートの力

第4回「みなさんの体験談から(1)」
にご出演されたタレントの坂下千里子さんにメッセージをいただきました。

 

――第4回はこれまでの放送を受けて番組に寄せられた多くの声を紹介しましたが、どのような感想を持ちましたか。

介護について取り上げると、どうしても介護される側のサービスを紹介することが多くなりがちですけど、今回は介護をする側の意見や工夫を多く見られて勉強になりました。

あと、鎌田先生がおっしゃっていた「介護は『いいかげん』ではなく、
『“いい”加減(かげん)』でやるんだよ」という言葉がすごく素敵だなって。
私がもし介護する立場になったときには、それをモットーにしようと
思いました。

 

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――日本人男性は介護をするようになると介護一辺倒になりがちで、
なかなか心身が休まらない場合も多いという話もありました。

私の主人も平日・休日問わずに全力で子育てを手伝ってくれますし、
男性って自分のすることに真っ直ぐなんですよね。
私ももちろん真剣に子育てをしていますけど、
ちょこちょこ休みも入れますので(笑)。

特にお年寄りの世代の方たちは、
男性は仕事、女性は家庭を守るというように
役割が明確に分かれていたので、
おじいちゃまがいきなり介護をするとなると、
負担もより大きいのかなと思います。

でも今回紹介した老々介護のご夫婦は、
息子さんがうまくおじいちゃまを休ませてあげていて
素晴らしかったですよね。
やっぱり体が元気なときばかりではないですから、
人に頼るとか、甘えることは、
介護するうえで本当に大事なんだと思いました。
自分ひとりで頑張らず、“いい”加減にね。

 

――坂下さんにはシリーズ「ワザあり“介護”」へ4回にわたり
出演していただきましたが、改めてどのようなことを感じましたか。

私はまだ介護を経験していないので、
初めはわからないことばかりだったんです。
認知症になったら施設に入れなきゃいけないんだとか、
その施設に入れなかったらどうしようとか、
先の見えない不安がすごく大きかった。
でも今回の番組で、デイサービスというものを知ったし、
旅行や外食に連れて行ってあげることで表情が豊かになることもわかって、
なんというか、そんなに悲観的にならなくてもいいんだと思いました。
楽しみをつくってあげて、介護と息抜きのバランスをうまく保てれば、
お互いに気持ちよく介護ができる。
そうすれば“最期”も後悔なく終われるのかなって。そう感じました。

 


10月シリーズ ワザあり“介護”  旅・食・アートの力  放送予定
(本放送=夜8時、再放送=午後1時5分)

第1回 ―旅―
2013年10月1日(火)再放送10月8日(火)

第2回 ―食―
2013年10月2日(水)再放送10月9日(水)

第3回 ―アート―
2013年10月3日(木)再放送10月10日(木)

第4回 みなさんの体験談から(1)
2013年10月21日(月)再放送10月28日(月)

第5回 みなさんの体験談から(2)
2013年10月22日(火)再放送10月29日(火)