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【出演者インタビュー】小島慶子さん「『人と人との関係』という当たり前のこと」

2013年10月22日(火)

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10月22日放送(10月29日日再放送)
シリーズ ワザあり“介護”
旅・食・アートの力

第5回「みなさんの体験談から(2)」
にご出演の小島慶子さんにメッセージをいただきました。

 

《小島慶子さんプロフィール》
タレント、エッセイスト。テレビなどへの出演だけでなく、各誌でエッセイを執筆するなど、多彩な活躍を見せている。
近著に『失敗礼賛 不安と生きるコミュニケーション術』。
昨年、1年間に渡ってお伝えしたシリーズ企画「カキコミ!深層リサーチ」に出演。

 

――「シリーズ ワザあり“介護” 旅・食・アートの力」の最終回として、
番組に届いた声や、みなさんの介護生活中の“ワザ”を見ていきましたが、
どのような感想を持ちましたか。


誰だって好きなことや得意なことをしていると気分がいいですよね。
そういうことを通して介護される方の機嫌が良くなれば、
お互いに、そして周りの人にもプラスの影響があると思うんです。
介護も人と人との関係ですし、
そういう当たり前のことが大事なんだと感じました。

 

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――番組の中で特に印象に残っているところはありますか。

VTRで紹介して、実際にスタジオでお電話もつないだ山村さんですね。
左半身が麻痺してからすごく気難しくなり、細かいことで文句を言って、
それが家庭の雰囲気も暗くしていたわけです。
でも、ラジオに川柳を投稿するという
生きがいを見つけてからはそれも落ち着いて、
家族みんなも明るくなっていきましたよね。

やっぱりご家族は、「昔はこんな人じゃなかったのに」と
変わってしまう身内を見るのはつらいと思います。
でもひとつの工夫でその人らしさや、
楽しそうな表情をまた見られるようになれば、
ご家族もすごく安心できるでしょうし、
そういう“ワザ”は素晴らしいことだと思いました。

 

――小島さんもラジオパーソナリティをされているので、
もしかしたら山村さんのメールや葉書きを
読んだことがあるかもしれないですね。

そうですよね。きっと拝見していると思うんですよ。
やっぱり番組を送る側としては、
それをどんなふうに聞いてくださっているのかって
直接はわからないんですけど、
山村さんのように放送がその人の生きがいになったり、喜びになったり、
さらにはその人だけじゃなくて一緒に生きている人も結果として
ハッピーにすることがあるんだっていう一端を拝見できて、
とても嬉しかったですね。

 

――番組のどんなところに注目して見て欲しいですか。

今、介護をされていて、困ったなとか、なんとかしたいと思っている方は、
暮らしの中でのヒントや具体的な例がでてきますし、
「そんな簡単なことでもいいのか」と安心してもらえるような
メッセージも多くありますので、とても参考になると思います。

そしてまだ介護の実体験がない方は、大変そう、つらそうという
固定されたイメージで見てしまいがちな介護を、
「人と人との関係」という少し広い視点で捉える
いい機会になると思います。
そういう視点を持つことができれば、
介護をいたずらに怖がる気持ちとか、
自分にはできないんじゃないかという不安も
少しは和らぐと思いますので、ぜひご覧下さい。

 

 


10月シリーズ ワザあり“介護”  旅・食・アートの力  放送予定
(本放送=夜8時、再放送=午後1時5分)

第1回 ―旅―
2013年10月1日(火)再放送10月8日(火)

第2回 ―食―
2013年10月2日(水)再放送10月9日(水)

第3回 ―アート―
2013年10月3日(木)再放送10月10日(木)

第4回 みなさんの体験談から(1)
2013年10月21日(月)再放送10月28日(月)

第5回 みなさんの体験談から(2)
2013年10月22日(火)再放送10月29日(火)