本文へジャンプ

【出演者感想】ダンカンさん「なんだ、やっぱりみんな、あの娘が気になっているんじゃないかって(笑)」

2013年07月12日(金)

 7月15日放送(7月22日再放送)
シリーズ 認知症 “わたし”から始まる
第4回 自分らしく生きよう
―アニメ映画『しわ』が描く当事者の世界―

にご出演のダンカンさんに収録の感想を聞きました。

 


20130712_ninchisyo.jpgのサムネイル画像

――収録はいかがでしたか。

認知症をテーマにした映画を当事者のみなさんと見て、
その後に感想を聞こうと思ったら、
ほとんどの人が見たことさえも忘れてしまっていたというのは、
失礼ですけれど笑っちゃうところがあって。

確かに「認知症は大変な病気なんじゃないか」と
思うことも少なくないでしょうが、
だけど実際にその人たちと話したら、
病気というのを感じさせないくらいに本当に楽しく会話してくれるし、
番組でお伝えしている以上に楽しい空間をつくってくれているんですよ。
だから、逆にこっちが深刻に考え過ぎているところがあるんじゃないかと。

周りが構えてしまうことは、
決していいことではないんだなと率直に感じましたね。

 

――でも視聴者の方の中にも認知症の人と聞くと
構えてしまう方はいらっしゃると思うのですが。

人間ってやっぱりね、体が不自由であったり思わしくないような人がいると、
境界線をつくっちゃうところがあるんでしょうね。

確かに“自然に”というのは難しいかもしれませんけど、
でも、こっちが構えてしまうことで、より事態が深刻化して、
お互いにどん詰まりになることもあると思うんです。
だから、まずはそばに行って声をかけてみようという、
それが一番大事なんじゃないかなと感じましたね。

 

――収録後にダンカンさんが認知症の方たちとお話をしていた時は、
お酒や女性の話もされていましたね。

だってね、あそこの施設にお勤めの女性の方が本当に可愛いんですよ。
で、聞いてみたら、なんだ、やっぱりみんな
あの娘が気になっているんじゃないかという(笑)。
でも、普通の男同士ですから。
端の方に置いて腫れ物に触るようにする必要はないし、
みんな我々と同じなんですよ。

 

《ダンカンさんプロフィール》
タレント。去年認知症をテーマにした小説「パブロフの人」を発表。
その取材で介護実習を行い、ヘルパーの資格を取得。

コメント

※コメントはありません