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【出演者インタビュー】ブルボンヌさん「もっと詳しく知りたいと思ってくれるだけで意味があると思います」

2014年05月01日(木)

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4月29日放送(5月6日再放送)
新WEB連動企画「今日はLGBTを中心に」
ご出演のブルボンヌさんにメッセージをいただきました。

 

《ブルボンヌさんプロフィール》

ゲイ、女装パフォーマー/ライター。
LGBTの存在を社会に発信し続けている。
NHK第一ラジオ「午後のまりやーじゅ」木曜日パーソナリティー。

 

 

 

――今年度から新たに始まった「新WEB連動企画」。
第一回はLGBT
について取り上げましたが、収録はいかがでしたか。

これまでもハートネットTVの生放送に呼んでいただいたことはあったんですけど、
全編を通してLGBTの話題でお送りするのは初めてでしたね。
やっぱり私も当事者ですから、いろんな言葉を伝えなきゃという思いはありますが、
一方ですごくシビアなテーマでもあるじゃないですか。
言葉を間違えると当事者の方からお叱りを受けかねないので、正直少し緊張しましたね。
表現の仕方について、まあ私の場合は放送禁止用語もありますが(笑)、
十分に気をつけながらの収録でした。

 

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――第一回のテーマにLGBTを取り上げた理由というのは、
当サイトで去年一年に最も多く見られていたのが
LGBT
についてのページだったからなんです。
そして今回は生放送でツイッターのつぶやきも募集しましたが、
そこにもすごくたくさんの声が届きました。そのことに対してはどのように感じますか。

番組の中でも「LGBTの人は人口の5.2%」と紹介されていたように、
一般の方が思っているよりもはるかに多いという現実が
それらの数字にも結びついているんだと思います。
悩んでいる当事者たちは普段、
会社や親御さんに対してそのことを言えずに封じ込まれているわけですね。
だからこそ、番組のホームページやツイッターなどの
「言ってもいいんだよ」という場所に対しては、
「やっとここで自分の悩みが語れるんだ」と溜め込んでいた気持ちを
爆発させることができるので、その勢いがあったのかなと思いますね。

 

――視聴者の方にはどのようなことが伝わってほしいと思いますか。

今回のツイートでも「30分じゃたりないよ」なんて声があったので、
次回はぜひ2時間スペシャルで私をゲストに!なんて営業の話ではなく(笑)、
そのくらい当事者にとっては人生全体に関わるテーマなんですね。
結婚にしても、職場での付き合い方にしても、精神的な面にしても。
今回の番組は同性婚やカミングアウトにはこんな困難がある、
というようにさまざまな問題を流しながらお送りした
“ダイジェスト版”みたいな感じだったと思います。
でも実際にはひとつの問題で何時間も討論できるくらい大きなテーマなんですよね。
ですから、今回は食い足りない感じが残ってしまったかもしれませんけど、
逆にそれだけの要素があるということが見えた放送だったんじゃないかなと思います。
もっと詳しく知りたいとか、ちゃんと話し合って欲しいと思ってくださるだけで、
それはよかったのかなと思いますね。

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