うつ病にかかったからといって悲観的になることはありません。この病気は治療法が確立されているため、治療すれば治る確率の高い病気です。(ただし、半年以上治療を行っているのに、症状が改善されにくい「難治性うつ病」というケースもあります。職場や家庭の状況が極端に厳しかったり、からだの病気や他の精神障害などが関係しているとも言われますが、まだはっきりしない面が残されています。)
「こころの問題だから気力で治る」などと思うのはまちがいです。うつ病は、こころの病気であると同時に、脳のトラブルにも原因があります。そのトラブルを治す薬があるのですから、早めに受診し、きちんとした治療を受けることが大事なのです。
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