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放送内容

青い鳥楽団を追って~ハンセン病 ある全盲音楽家の人生~

2023年12月24日(日) [ラジオ第2] 午前7時30分〜8時00分
(再放送)2023年12月24日(日) [ラジオ第2] 午後7時30分〜8時00分
(再放送)2023年12月30日(土) [ラジオ第2] 午後3時15分〜3時45分

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放送内容


「青い鳥楽団」演奏会(昭和48年・長島愛生園)

「青い鳥楽団」リーダーの近藤宏一さん(昭和50年)

収録の様子(左から木ノ下裕一さん、穴澤雄介さん、阿部海太郎さん)

穴澤さんから点字楽譜を教わる

収録を終えて

 ドラマ『らんまん』や『日曜美術館』のテーマ曲を手掛ける作曲家、阿部海太郎さんが「癒やしとしての音楽を超える凄みがある」と6年前から追い続けているのが、ハンセン病療養所で多数の自作曲を残し、ハーモニカバンドを率いた近藤宏一さん(2009年、83歳没)。今年は近藤さんが結成したハーモニカバンド「青い鳥楽団」の創設70年の節目で業績に再び注目が集まっています。
 11歳で岡山の離島にある「長島愛生園」に入所した近藤さんは、ハンセン病が悪化し失明、手指にも障害が残りました。その後、唇や舌先で点字を読む「舌読」を習得。血のにじむ努力の末に点字楽譜を作成、不自由な手でハーモニカを演奏できる器具や廃品利用のドラムを作り、ハーモニカバンド「青い鳥楽団」を誕生させました。メンバーのほとんどは視覚障害者で、各地で演奏を披露し観客を魅了。詩人でもあった近藤さんは、望郷や家族を思う詩に自ら作曲、さらに賛美歌など多才ぶりを示しました。
 阿部さんは「愛生園」で演奏する機会があり、偶然、楽団の演奏録音を聞き、その熱量に圧倒され「楽器の限界に挑戦している。これだけの業績が音楽史の文脈からからも隔離されているのは、あまりに惜しい」と語ります。現在は近藤さんの楽譜や音源を探しつつ、近藤さんの残した楽譜を元に、阿部さんがアレンジした作品を各地で披露しています。番組では「青い鳥楽団」の貴重音源を紹介しながら近藤さんの作品が今、私たちに問いかけてくるものを考えていきます。

出演者

阿部海太郎さん(作曲家)
穴澤雄介さん(バイオリニスト)
木ノ下裕一さん(劇団「木ノ下歌舞伎」主宰)

瀬田宙大アナウンサー

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