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セックス×薬史学

「精力減退」「早漏」「不感症」…古代より性の悩みと向き合い続けてきた日本人。セックスと薬の歴史も、また深い。切っても切れないその関係を紐解く!

「平安貴族が求めた、性の秘薬の数々」

  • ナレーション:増田明美さん

「セックスの悩みと薬」。大切なことのはずなのに、話しづらいもの。ですが、そこには深~い歴史があるんです。ということで向かったのは、岐阜県の内藤記念くすり博物館。実はここ、6万点を超す資料がそろう薬専門の博物館。教えてくれるのは、薬史学のスペシャリスト、日本薬史学会副会長の船山信次さんです。

まずは、古来より使われていたという薬の原点から。性の悩みに効くとされた生薬(しょうやく)=天然の動植物から作られた薬です。今も多くが、漢方で使われています。例えば、オットセイのペニス。「強壮」「強精」の作用があるとされ、使われてきました。他にも、クコの実や朝鮮人参、は虫類に、ヒトの胎盤まで。その多くが1000年以上前から、身分の高い男性や女性が子孫繁栄のため、使っていたんだとか。

また、ホザキイカリソウという植物は…
(日本薬史学会副会長 船山信次さん)
「淫羊藿(いんようかく)と言われ、この草を食べた羊は一日に百回も交わると言われていて、だから人間も効くんじゃないかと、これを服用する事も民間でありました。でも、あくまで話の上ですけれどもね。」

さらに、猛毒で知られるトリカブトの根も、実は「附子(ぶし)」という立派な生薬。平安時代に書かれた日本最古の医学書に、その効能が記されており、鹿の仲間の角と合わせて飲むと、効果大とのこと。平安の貴族にとって、性の悩みは切実だったんですね。

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