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生理×生物学

「毎月あって、しんどいもの」。私たちにとっての“フツー”の生理は、生物界から見たら“異常”!? 類人猿のボノボやチンパンジーから、生理の常識を問い直す!

「狩猟採集民VS現代の日本人 “自然な生理”とは!?」

  • ナレーション:増田明美さん
  • イラスト:名取祐一郎さん

1万年以上前の暮らしを今も続ける、アフリカ・タンザニアのハッザ族。ハッザの女性は16歳頃に初潮を迎え、42歳頃に閉経するまで生理を経験します。平均して6人の子どもを産むため、生涯で経験する生理の回数はおよそ140回。子宮など生殖器系の病気も報告されていません。

一方、現代の日本では、栄養状態がよくなったことで初潮を迎える年齢は早まり、閉経も遅くなっています。出産回数も少ないため、生理にさらされる期間が長くなっているのです。生理の回数が増えると、炎症を起こすリスクが高まり、子宮内膜症を発症しやすくなることも分かっています。生物学的にみると、不自然だという私たちの生理。どう付き合っていけばいいのでしょうか?東京大学医学部産婦人科の准教授甲賀かをりさんに伺いました。

(甲賀さん)
「現代医学のピルみたいなお薬を使って月経を(しばらく)止めている方が、むしろ本来のホモサピエンス、ヒトのメスとしては自然な状態とも言えると思うんですよね。仕事なり勉強なりをきちんとやりたい時期であるという場合は、生理が起きるという事は、乱暴な言い方をすると、女性にとっては全く不必要なことに振り回されるっていう状態とも考えられるわけです。選びたい人生を豊かにするために、生理をコントロールするというのも1つの方法だと思います。」

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