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コンドーム×歴史学

ニッポンの避妊具と言えば、コンドーム!日本で避妊に使っているヒトは7割を超えるけど、実は世界では2割ほど。なぜこんなことに?コンドームとヒトの歴史を紐解くと、そこには知られざるアレコレが・・・

「未来の避妊具は・・・男性の睾丸に“○○○”!?」

  • ナレーション:高山みなみさん

目立たない存在だったコンドームに転機が訪れます。戦争です。
兵力、労働力を確保するため、「産めよ増やせよ」が叫ばれた時代。
国は避妊を禁止する方針を打ち出し、避妊具は街から姿を消していきました。
そんな中、コンドームは、兵士を性感染症から守るために配られていたのです。

そして戦後。コンドームは一気に広まります。
国が一転して避妊を推進。助産師などが避妊方法を指導して回り、避妊具を配ったのです。

背景にあったのは人工妊娠中絶の急増です。
1953年には、年間100万件を超えるまでに。数ある避妊具の中でも、手軽で効果を実感しやすいコンドームが人気を集めました。
メーカーも次々と新商品を開発し、様々なプロモーションを展開。家庭への訪問販売も盛んに行われ、自動販売機も登場します。買うのが恥ずかしい人向けには、OKマークの指サインで購入できるキャンペーンもありました。

そして今。コンドームは不動の地位を確立。
でも、世界では、コンドームを避妊に使う人は21%。
ほかの方法はというと?
日本では承認までに40年を要した、経口避妊薬のピル、ホルモンを調整する皮下インプラントに、皮膚に貼るだけのパッチ。そして、子宮内避妊具。男性向けには、こんな避妊具の開発も進んでいます。睾丸に超音波をあてて、精子の状態を変える機械です。
世界を見渡すと、コンドーム以外にも色んな選択肢があるのです。

(サイエンス・ミュージアム/イギリス 医学史学芸員 ケイティ・デイビンさん)
「避妊に関しては、女性だけでなくあらゆる人々が、あらゆる選択肢にアクセスできて、自分に合った方法が探せることが必要だと思います。なぜなら、体は一人一人違いますし、状況も一人一人違うのですから。」

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