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みんなのQ&A

更新日時:2023年1月17日

場面緘黙Q&A 子どもが場面緘黙かもしれないときはどこに相談すればいいですか?

Q 場面緘黙かもしれないときの相談先は?

学校で言葉を発しない子どもがいます。担任の教師とは連絡を取り合っていますが、他にどんな相談先があるか教えて下さい。

A 専門家への相談を進めながら、少しずつ周囲の理解者を増やしていきましょう

子どもの場合はまず、園や学校の先生やスクールカウンセラーに相談しましょう。それから不安症や神経発達障害に詳しい医師や心理士、言語聴覚士がいる発達センターや教育センター、小児科やクリニックにも相談するとよいと思います。相談には、場面緘黙の程度を調べられるSMQ(場面緘黙質問票)や場面緘黙に関するリーフレットを持参することをおすすめします。(SMQやリーフレットは場面緘黙に関する情報発信を行っている「かんもくネット」のHPに掲載されています。こちらのページの「当事者団体やネットワークなど」の項目内にリンクがあります)

場面緘黙は不安症の一つですが、子どもによって発症要因や症状に影響する要因が異なります。中には自閉スペクトラム症や言語障害、知的障害などの神経発達障害やその傾向をあわせもつ子どももいます。また、過剰なストレスやトラウマによって二次的な問題が生じていることもあります。

子どもの状態や特性を理解し、家庭や学校でどのような対応が必要か相談しましょう。発話や発話以外の困りごとについて、どういった支援が必要か、園や学校における合理的配慮や個別の指導計画について相談しましょう。

学校で話せない子どもでも、スクールカウンセラーとなら話すことができる場合があります。子どもが「家庭での会話」を「学校での会話」へと段階的に広げていく行動療法的アプローチにチャレンジできる状態であれば、スクールカウンセラーとの会話の場面に、先生や友だちを加えて、少しずつ発話できる場面を増やしていく方法を検討しても良いかもしれません。

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