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ろうを生きる 難聴を生きる[終]▽春!“#ろうなん”はじまります!※字幕スーパー

    「ろうを生きる難聴を生きる」は「#ろうなん」として、放送枠を変え、新年度からリニューアルします。最新の話題から生活情報・エンタメまで、ろう・難聴のみなさんが今知りたいコトをたっぷりつめこんでお届けする情報番組。その制作の舞台裏を、たっぷりご紹介します。新しいスタジオセットは?どんなコーナーがあるの?ゲストはどんな人たち?これを見れば、新年度の放送が、より楽しくなること間違い無し!です。

    出演者ほか

    【語り】高山久美子

    番組ダイジェスト

    春!「#ろうなん」はじまります!

    「5秒前、4、3、2、1」

    「こんばんは。ろうを生きる 難聴を生きる。略して『#ろうなん』です。」

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    3月中旬に行われた番組収録。ろう者、難聴者、聞こえる人がスタジオに集い、軽快なトークを繰り広げました。
    これまで週1回、15分でお送りしてきた「ろうを生きる 難聴を生きる」が、この春リニューアル。30分となり福祉番組「ハートネットTV」のなかで、よる8時から放送します。その名も「#ろうなん」。#(ハッシュタグ)の役割は、共有、拡散。ろうや難聴の皆さんの文化や声を、より多くの人に届けたい、という思いを込めました。
    時事の話題あり、料理やアートなどの趣味・実用の話題あり…。今までになかった番組をめざします。

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    難聴者 志磨村(しまむら)早紀さん
    「きょうで視野が広がりました。世界で活躍する、ろう・難聴者の人もいると思うし、いろんな人を皆さんには知ってもらいたい。」

    ろう者 岩田直樹さん
    「ろう者、難聴者、聴者(聞こえる人)の立場でいろいろと話ができる番組は、今までなかったと思うんです。なので、この番組によって社会がどう変わっていくか楽しみです。」

    新しく生まれ変わる「ろうを生きる 難聴を生きる」。その制作の舞台裏をご紹介します!


    「#ろうなん」収録当日。カメラ・音声・照明・美術など、収録に携わるスタッフの入念なチェックが始まります。

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    フロアディレクター
    「近いけど真横で(手話)を見ているのが、ちょっとストレスかもな。」

    今回、ゲストのひとりは、ろう者。ゲストからよく見える距離、角度に手話通訳を配置できるよう調整します。

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    手話通訳者
    「(ろう者)岩田さんがしゃべるときに、皆さんの方を向いてしゃべるのか、前を向いてしゃべるのかで、読み取り通訳の位置を考えたいです。」

    フロアディレクター
    「なるほど。」

    同時に、難聴者のゲストに向け、スタジオの会話を文字で映し出します。4人の文字通訳が音声を聞き、書き起こしています。

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    ろう・難聴者のゲスト、聞こえる制作スタッフ、そのあいだを取り持つ通訳が、一緒に番組収録を進めるために大切な準備です。

    セットにもご注目。みんなが集う「シェアハウス」をイメージしました。

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    聞こえない・聞こえにくい・聞こえる。「あらゆる壁を取り払い語り合いたい」という思いを込めました。
    また、各コーナーの切り替わりが視覚的に分かるよう、さまざまな小物も用意しました。

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    昼すぎ、ゲストの皆さんがNHKに集まりました。

    「よろしくお願いします。」

    志磨村(しまむら)早紀さんは難聴者。岩田直樹さんはろう者です。
    初回のメインテーマは「新生活でのコミュニケーション術!」。就職・進学を機に聞こえる人たちの世界に飛び込む ろう者・難聴者の不安に寄り添い、向き合います。
    当事者の立場で参加する志磨村さんは、新番組に期待することがあるといいます。

    志磨村(しまむら)早紀さん
    「私もこんなにへらへらしているんですけど、昔はすごいしんどいなと思ったりとか、苦しいとか分かってもらえなくて、つらいという時期もあって。興味ないなっていう人にも何か目にとまったらいいなと思うし、聴覚障害というカテゴリーじゃなくて、ひとりの人として見てもらえるきっかけになるんじゃないかなって思ったりします。」

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    いよいよ、新装開店の「#ろうなん」本番です。

    「よろしくお願いします。」

    山内泉アナウンサー
    「こんばんは。ろうを生きる 難聴を生きる。略して『#ろうなん』です。番組の舞台はシェアハウス。聞こえる・聞こえないなどの違いを越えて、皆さんとさまざまな話題について話し合っていきます。」

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    山内泉アナウンサー
    「聞こえる・聞こえないなどの壁を解消する、ある取り組みを取材しました。」

    まずは、ピックアップ「#ろうなん」のコーナー。
    今回は、ろう者、難聴者と聞こえる人とのコミュニケーションについて深堀りします。取り上げたのは、聞こえる人とろう・難聴者が1:1の割合で働く会社での取り組みです。たとえば、オフィスの仕切りをなくすことで、視覚で情報を得るろう者が働きやすい環境を作りました。

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    取材した会社の代表・尾中(おなか)友哉さんが出演。ろう者・難聴者・聞こえる人が共に働くための工夫を考えます。

    取材した会社の代表 尾中友哉さん
    「お互いどうやったら、いちばん楽にコミュニケーションがとれるのかというところから、まずチームであるために、あいさつがすごい大事なんですよ。聞こえない人がパソコンに向かっていて、後ろを通り過ぎたときに、声だけで『おはようございます』と言っても分からないわけですね。そうすると、あいさつもしてもらえない、チームにも自分は認めてもらえてないって、すぐに思ってもおかしくない状況なわけですね。聞こえる人と聞こえない人で、お互いの当たり前をちょっと疑ってですね、お互いにとってのいい方法って何だろうっていうことで、考え直すといいんじゃないかなと思うんですね。」

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    ろう者 岩田直樹さん
    「少しでも発話をして声を出して話してしまうと、だんだん相手が文字を書いてくることが少なくなって、どんどん声でしゃべられてしまうんですね。たぶん相手は書くことが面倒くさくて声で話してしまうので、私は『もう一度改めて、書いてください』と伝えるんですけど、そういう苦労はあります。」

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    難聴者 志磨村(しまむら)早紀さん
    「コミュニケーションって、相手がいてこそ成り立つものだから、知ってもらいたい、相手も知りたいという気持ちで歩み寄るのがいいのかなと思いました。」

    ピックアップ「#ろうなん」では、みんなで解決策を話し合いながら、ろう・難聴者のみなさんの課題に向き合います。

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    初回を担当した笹井ディレクターが目標にしたことがあります。

    笹井孝介ディレクター
    「ろう者や難聴者の方が今、必要な情報とか、すごく楽しいようなニュースみたいなことを、楽しんで知れるような番組で。それはもちろん聞こえる人も同じように、それを、こういうことがあるんだとか、いろんな違いを越えて、みんなで楽しめる番組ができればなと、思っています。」

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    番組ではミニコーナーも充実。出番を待つのは、ろうの芸人、デフWの長谷川翔平さん。

    手話キッチンナビゲーター デフW 長谷川翔平さん
    「きょうは、あそこに立ちます!あの場所で話をします。緊張していますが、出演者みんなで力を合わせて楽しい番組にしたいと思います。」

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    山内泉アナウンサー
    「手振ってますね。さあリビングからテラスの方に移動していきましょう。」

    手話キッチンナビゲーター デフW 長谷川翔平さん
    「どうぞ、こちらにお掛けください。」

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    ぜひ食卓の参考に!と立ち上げた「手話キッチン」のコーナー。料理が大好きな長谷川さんがナビゲーターを務めます。初回は、お菓子教室の講師、伊藤ホサナさんが登場。春にぴったりの、おいしく、かわいいスイーツを紹介します。

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    フランスのお菓子「魚の形のパイ」。フランス語でエープリルフールは「4月の魚」と呼ばれ、魚の形のスイーツを食べる習慣があります。

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    手話キッチンナビゲーター デフW 長谷川翔平さん
    「では、さっそく教えてください。」

    お菓子教室講師 伊藤ホサナさん
    「まず土台になるパイを作ります。材料は冷凍のパイシート2枚と水。パイシートは室温で10分ほど解凍して、やわらかくしておきます。」

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    レシピのポイントはすべて手話。通常の番組では「肝心な工程が字幕で見えにくい」、「水を“ひたひた”に など日本語が分かりにくい」といった当事者の声に応えました。
    お楽しみの試食コーナーも!

    手話キッチンナビゲーター デフW 長谷川翔平さん
    「みなさんにご用意いたしました。どうぞ!」

    山内泉アナウンサー
    「小さい魚がね、かわいいですね。かわいい。」

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    山内泉アナウンサー
    「志磨村さん、目玉から取っちゃった!」

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    山内泉アナウンサー
    「岩田さんは頭からガブリ。」

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    「ん~、おいしい!」


    さて、番組の新しいロゴはこちら。#(ハッシュタグ)と「ろ・う・な・ん」の文字がおしゃれにデザインされています。手がけたのは今回のゲスト、グラフィックデザイナーの岩田直樹さんです。どんな ねらいがあるのか聞きました。

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    岩田直樹さん
    「はっきりした目立つ色は赤(系)と青(系)かなと思ったんです。どちらの色がろう者とか難聴者という意味ではなく、見て分かりやすい色という意味で、はっきりした色を選びました。番組を変えたい。誰もが興味を持つような内容と要望をいただいたので、優しさだけではなく、おもしろさとか、見たくなるようなロゴ。おもしろさ、かっこよさ、おしゃれというイメージを大切に考えました。愛情をたくさん込めて作りました。」

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    こちらは海外のろう・難聴者の暮らしや文化を伝えるコーナー「世界のトビラ」。

    「こんにちは。南村千里です。」

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    初回はイギリス・ロンドンから。大英博物館で展示物の解説をしている、ろう者のリポートです。

    南村千里さん
    「先ほど伝えたように、昔は文字がありませんでした。」

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    「こんにちは。五十嵐莉奈(いからし・りな)です。」

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    こちらは「学校アート」のコーナー。児童・生徒の豊かな感性にふれます。この絵のタイトルは「古え(いにしえ)の海」。美しい海を守りたいという思いを込め、色鮮やかに描きました。

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    五十嵐莉奈さん
    「ゴッホさんの色を参考にしました。」


    あらゆる世代のろう者・難聴者の皆さんに、「必要な情報」と「楽しさ」を届ける
    新番組「#ろうなん」いよいよ始まります!

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    「ぜひ、ご覧ください!」

    新着ダイジェスト