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ろうを生きる 難聴を生きる▽手話キッチン~クリスマスに作りたいケーキ~※字幕

    調理のポイントを手話でお届けする、ろう・難聴者のための料理番組。今回は「クリスマスに作りたいケーキ」編。お菓子教室の講師を務める、ろうの伊藤ホサナさんが、ろうのお笑い芸人・デフWの長谷川翔平さんとともに、ほうれんそうを使った目にも鮮やかなクリスマスカラーのケーキのレシピを紹介します。ケーキ作りのポイントのほか、クリスマスにまつわるろう者のあるある話も披露。楽しく料理をお伝えします。

    出演者ほか

    【出演】菓子教室講師…伊藤ホサナ,長谷川翔平,【語り】高山久美子

    番組ダイジェスト

    手話キッチン ~クリスマスに作りたいケーキ編~

    もうすぐクリスマス!
    今年は手作りケーキに挑戦してみませんか?

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    ということで、手話でクッキング!
    調理のポイントを、手話でわかりやすくお伝えします。

    「『象』の手話を使います。」

    ケーキづくりに「象」の手話?
    あ!せっかく焼いたスポンジを!

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    「びっくりしましたよ、急に落とすから。」

    実はこれ全部、大事なコツなんですよ。

    「いい感じ。上手ですね。」

    「よかった!頑張ったぞ!」

    「スタート!」


    ろうの芸人 デフW 長谷川翔平さん
    「どうも!ろうの芸人・デフWの長谷川翔平です!きょうはクリスマスにピッタリの、スイーツレシピを紹介します。教えてくれるのは、お菓子教室の講師をしている伊藤ホサナさんです。」

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    菓子教室講師 伊藤ホサナさん
    「よろしくお願いします。お菓子作りはやったことはありますか?」

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    長谷川翔平さん
    「お菓子作りの経験はないです。食事を作ることはありますが、鍋に火をかけているときに、ほかのことに気を取られて吹きこぼしちゃうことも多いです。」

    伊藤ホサナさん
    「わかります!」

    長谷川翔平さん
    「きょう、ホサナさんに教えていただくのは、ほうれんそうのショートケーキですよね?」

    ご紹介するのは、いちごと生クリームのケーキ!
    スポンジにほうれんそうを練り込んで、見た目も鮮やかに仕上げます。

    長谷川翔平さん
    「スポンジの緑といちごが赤くて、クリスマスらしいケーキですね。」

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    長谷川翔平さん
    「ケーキの土台、スポンジ作りです。材料は3つです。卵3コ、きび糖90グラム、薄力粉、きび糖と同じく90グラムです。」

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    伊藤ホサナさん
    「まず卵を割り入れます。卵ときび糖をボウルに入れたら、なじむまで混ぜましょう。」

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    ここでホサナさんが取り出したのは、お湯の入ったボウル。


    【ホサナのワンポイント】

    伊藤ホサナさん
    「ここでポイントがあります。『卵は熱いお風呂が大好き』なんです。」

    長谷川翔平さん
    「待ってください!卵は熱いお風呂が好きなんですか?熱いと、かたまっちゃうんじゃないですか?」

    伊藤ホサナさん
    「大丈夫なんですよ。卵には「お風呂」!つまり湯煎しながら混ぜるんです。卵は冷たいままだと、うまく泡立ちません。温めることで卵がやわらかくなって、しっかりと泡立つようになります。」

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    伊藤ホサナさん
    「白っぽくふんわりするまで、泡立てていきましょう。生地をたらしてみて、少し跡が残るくらいが目安です。」

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    伊藤ホサナさん
    「次に薄力粉を加えます。事前にふるっておき、全体にまんべんなく入れましょう。」

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    伊藤ホサナさん
    「次はヘラでかき混ぜます。」


    【ホサナのワンポイント】

    この混ぜ方に、意外なポイントがあるんです。

    伊藤ホサナさん
    「混ぜ方は、“『象』の手話”がありますね。その動きと同じようにかき混ぜます。」

    長谷川翔平さん
    「なるほど~、こういう動きですね。」

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    伊藤ホサナさん
    「ヘラを立ててボウルの底まで入れたら『象』の手話の動きで手首を返し、すくい上げるように混ぜていきます。」

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    長谷川翔平さん
    「僕だったらこぼしちゃいますよ。」

    伊藤ホサナさん
    「象のイメージでやれば大丈夫ですよ。次に、ほうれんそうペーストを生地に入れていきます。」

    なんとも鮮やかな緑色!生地に練り込むことで、ケーキがぐっと華やかになるんです。

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    伊藤ホサナさん
    「材料は、ほうれんそう50g。菜種油25gです。」

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    伊藤ホサナさん
    「ゆでたほうれんそうは、冷まして水けを絞り、切ってボウルに入れて、菜種油を加えます。ハンドブレンダーで、ペースト状になるまでつぶしたら出来上がり。生地作りの前に用意しておきましょう。」

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    伊藤ホサナさん
    「これも先ほどと同じように『象』の手話で、かき混ぜていきます。」

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    長谷川翔平さん
    「少しずつ緑色に変わってきましたね。」

    伊藤ホサナさん
    「目で見て楽しむのも大切ですね。生地をオーブン用の紙をしいた、ケーキ型に流し入れます。」

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    伊藤ホサナさん
    「次に…。」

    長谷川翔平さん
    「待って下さい!?落とすんですか?」

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    【ホサナのワンポイント】

    そう。これも大事なポイントです。

    伊藤ホサナさん
    「落とさないまま焼くと、生地の中に泡が入ってしまいます。温度が高くなると泡が大きくなり、スポンジに大きな気泡が入ってしまうんです。だから気泡をつぶします。」

    長谷川翔平さん
    「焼く前にきちんと、中の空気をなくしてから焼くんですね。びっくりしましたよ急に落とすから。」

    伊藤ホサナさん
    「こちらを180℃に予熱したオーブンに入れて、30分焼きます。」

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    「スタートしました。」


    焼き上がるまで、ちょっと一息いれましょう。

    長谷川翔平さん
    「クリスマスで人が集まったときに“ろう者あるある”ありますか?」

    伊藤ホサナさん
    「クリスマスに外食に行くと、テーブルの真ん中にきれいなお花や、ろうそくが飾られていますよね。対面で座ったとき、相手の顔(手話が)見えないんですよね。本当にきれいな飾り付けがしてあるのに、それをどかして話さなきゃいけないことが多いんです。」

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    長谷川翔平さん
    「クリスマスだと、おしゃれなレストランに行ったとき、おしゃれなんだけど、ちょっと店内が暗くて(手話が見えなくて)しゃべりにくいので、とりあえず食べて外に出てからしゃべるということがありますね。」

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    伊藤ホサナさん
    「なるほどね~。」


    【30分後】

    長谷川翔平さん
    「すごいふくらんでる!」

    伊藤ホサナさん
    「いいですか?」

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    長谷川翔平さん
    「また落とすんですか?」

    伊藤ホサナさん
    「落として空気を抜いて、気泡をつぶしておくんです。そうするとスポンジが、ふわっとしたままになります。」

    長谷川翔平さん
    「ふわふわにするためには、中の空気をつぶす必要があるんですね。」

    伊藤ホサナさん
    「このまま冷まします。」

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    そして、ホサナさんイチオシが、このキャラメルソース!味わいがワンランクアップするそうです。

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    伊藤ホサナさん
    「材料は、グラニュー糖40g。水10ml。生クリーム50ml。」

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    伊藤ホサナさん
    「グラニュー糖と水を鍋に入れ、中火にかけます。濃い茶色になってきたら、火を止めます。生クリームを加えて混ぜたら完成です。」

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    伊藤ホサナさん
    「スポンジは3等分に切ります。」

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    伊藤ホサナさん
    「キャラメルソースを塗ることで、香ばしさとコクが加わって奥深い味になりますよ。」

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    伊藤ホサナさん
    「次にケーキに重要なクリームの作業です。」

    長谷川翔平さん
    「いよいよですね。」

    伊藤ホサナさん
    「きれいに作らないといけませんね。」

    長谷川翔平さん
    「そうですねかっこよくしないと。」

    伊藤ホサナさん
    「生クリーム600ml(脂肪分35~38%)を入れたボウルを、氷入りのボウルに重ねます。」

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    伊藤ホサナさん
    「きび糖50gを加え、ミキサーで泡立てます。必ず冷やしながら泡立ててください。常温のままだと、クリームが分離してしまいますよ。」

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    伊藤ホサナさん
    「最後は手で、クリームのかたさを確かめながら泡立てます。持ち上げてツノが立つくらいのかたさになったらOKです。」

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    長谷川翔平さん
    「ボタッと、たれ落ちちゃったら、だめなんですね。たれなかったらOKということですか。なるほど。」

    伊藤ホサナさん
    「スポンジにクリームを平らにぬったら、半分に切った、いちごを対角線上に並べていきます。」

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    伊藤ホサナさん
    「長谷川さん、やってみますか?」

    長谷川翔平さん
    「僕?できるかなあ?」

    伊藤ホサナさん
    「左手で押さえて右手で。ナイフをまっすぐにして。」

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    伊藤ホサナさん
    「いい感じ、上手ですね。」

    長谷川翔平さん
    「よかった!頑張ったぞ。」

    伊藤ホサナさん
    「最後に私が仕上げをします。ナイフの先にクリームをのせて、全体が同じ厚みになるようにぬっていきます。仕上げに使うクリームは、少しやわらかめに泡立てておくと、きれいに仕上がりますよ。」

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    伊藤ホサナさん
    「続いてクリームを絞って飾り付けます。」


    【ホサナのワンポイント】

    ラストは絞り方のポイントです。

    伊藤ホサナさん
    「手を上にあげるタイミングが大事です。絞り出したクリームが丸く盛り上がってきたところで…持ち上げる!盛り上がってきたら…持ち上げる!きれいな形に絞れますよ。」

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    伊藤ホサナさん
    「最後にいちごと、クリスマスの飾りを並べたら、ほうれんそう入りクリスマスケーキ、完成です。」

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    では、お味見です!

    長谷川翔平さん
    「うまーい!」

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    長谷川翔平さん
    「クリームが甘すぎなくて、ちょうどいいですね。クリームといちごとほうれんそうの味が、融合しているような感じ。生クリームの味のあとに、キャラメルソースの味が重なってきておいしい。これはうまい!」

    伊藤ホサナさん
    「みなさんクリスマスに、ぜひケーキを作ってみてください。」

    長谷川翔平さん
    「ぜひ作ってみてくださいね。」

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