ハートネットメニューへ移動 メインコンテンツへ移動

シリーズ 依存症 第2回 クレプトマニア —罰だけでなく治療を—

    特定の物質や行為にのめりこみ、健康や生活に支障があってもやめられない“依存症”。回復可能な疾患でありながら、適切な治療を受けられずにいる人が多い依存症について、3回にわたってお送りします。

    第2回は、いま新たな依存症として注目される“クレプトマニア(窃盗症)“について。近年、万引き犯の1~2割が経済的困難や商品目的による窃盗ではなく、窃盗行為そのものに衝動的にかられ、コントロールできなくなる依存症であることが分かってきました。しかし、日本では治療する医療機関はほとんどなく、この10年で再犯率も上昇し続けています。刑務所から出所しても治療を行っている医療機関はほとんどなく、数少ない受け皿となっている病院には患者が殺到。新規の診察を停止しているところもあります。罰は与えられても治療の機会がないクレプトマニア。番組では病的な症状に悩むも治療につながれない累犯常習者、入院治療を行っている精神科病院などを取材。クレプトマニアという依存症に社会がどう向き合うべきか考えます。

    出演者ほか

    上岡 陽江さん(ダルク女性ハウス 施設長), 松本 俊彦さん(精神科医), 中野 淳アナウンサー

    「 依存症・アディクション 」 みんなの声

    関連記事