障害のある子どもの就学・通学について向き合います。
2017年5月に放送したシリーズ「障害のある子どもと学校」では、医療的ケアの必要な子どもや発達障害の子どもが直面する課題について取り上げ、大きな反響があり、放送をご覧になっての感想やご意見、疑問・質問などをお寄せいただきました。また、どんな子どもも希望する教育を受けられるようになるために、社会はどう向き合えばいいのか、今改めて考えるために、さまざまな障害がある子どもの就学・通学の悩みや体験談をお寄せいただきました。
※このカキコミ板は、2017年6月のハートネットTV「チエノバ」で募集したものです。
※子ども・若者に関する記事はこちら、医療的ケア児に関する記事はこちら、発達障害に関する記事はこちらから。
投稿日時:2017年05月12日 20時55分
小学校の支援学級で支援員をしております。
自分自身、傍から見てわかりにくい障害を持っており、家族にも学校でも理解してもらえず辛い小学生時代を過ごしました。
昔とは違って支援体制が整っているだろう。自分が過ごせなかった暖かな学校で、子供たちと関わる仕事がしたいと思い、今の仕事を始めました。
ところが、現実は、全く違っていました。
先生方は、子供たちの問題行動を直そうと必死で、「どうして?」「なんで、~するの?!」と怒鳴り声をあげて、子供たちはますますパニックになって、手当たり次第、物を投げる、脱走する・・・すさまじい光景が日常茶飯事となっています。
同僚の支援員に少し相談してみましたが、子供たちが悪いと思っているようで、私がどうして悩んでいるのか全くわかってもらえません。
先生に直接相談したこともありましたが、日本の社会で生きていけるようにしないととのことで聞く耳を持ってもらえず、逆に「何言ってるの?」といった顔をされてしまいました。
先日も、給食が食べられない子どもに「食べるって約束したでしょ」「わがままだよね」と怒り、約束だからと、町探検の授業に参加させないという罰を与えていました。
小学生の頃の自分が目の前にいる状況で、「大丈夫だよ」と声をかけるのが精一杯で、「食べられない子の気持ちを考えて」「楽しみにしている町探検を奪わないで」と声をあげることができない自分が情けないです。
どこに、誰に相談したらいいのかわからず、こちらに書き込みさせていただきました。
どなたかご意見くださると、ありがたいです。
投稿日時:2017年06月02日 10時45分
私は小学校は特殊学級(現在、支援学級)にいました。やはり給食があまり食べられない友達がいました。先生は最初怒りましたが、その子がどうしたら(楽しく)食べられるのか?考えて工夫していました。ご飯はふりかけしてラップでおにぎりにしたり。スパゲティは長い麺を食べやすいようカットしたり。次第に友達は食べられるようになりました。今私の子供は精神遅滞発話障害で耳は聞こえますが、話せないので支援学校に通っています。自分の言いたいことが話せないので、時には私たち親や先生達、友達につかみかかったり髪の毛を引っ張ったりします。勿論つかみかかったり髪の毛を引っ張るのは良くないので「良くない」と注意し、私たち親も子供の言いたいことが何か?わかろうとしますが100%はわかりません。学校でも家庭でも手話、ジェスチャー、イラスト、写真を使ってコミュニケーションをするようにしています。ジェスチャーは良いと思います。『駄目』は両手で『×』を作る。『良い』は両手で『○』を作れば伝わりますから。我が子とどうしたらコミュニケーションが出来るのか?私たち親も毎日一生懸命です。
投稿日時:2017年06月04日 00時42分
まるさん/40代/
「怒る、罰を与えるという方法をやめるべき」という提案に、なるほど!と思いました。
本当に、怒ったり罰を与えるという方法は、解決にはならないですね。
どうして怒られたのか、本人がわからないと意味がないように思います。
どうしたら伝わるのか。
そのことを考えてみる・・・ということが先生にとっても、子どもたちにとってもいい方向に向かってくれるんではないだろうか・・・。
そう、思います。
昔、広汎性発達障がいの甥っ子が、海で浮き輪に乗って遠くへ流されました。
レスキューの人に助けてもらいましたが、また、流されに行きました。
これを3回繰り返してしまったそうです。
家に帰って来た時、少し大きくなってはきていたので、どうやったら伝わるだろうと考えました。
まず、流されて怖かったね~!と言いました。
すると、「別に」という返事。
本人は「流されるのを楽しんでた」というのです。
海はこわいんだという話や、いろんな方向から話しましたが、返事はいいのですが、まったく伝わりませんでした。
後日、発達障がいの施設に行くことがあり、この事を相談したら、「口で説明したんですか?言葉で伝えてもまったく伝わってません」と言われました。
「絵に描いて視覚的に説明しないと伝わりません」と。
この事があったので、やはり、現場の先生も保護者も、「きちんとした知識、きちんとした対応をまず知ること」が大事なんだな・・・と思いました。
子どもたちが伸び伸びと成長できる環境を、みんなで考えていけたらと祈っています。
投稿日時:2017年06月03日 16時41分
だんご3兄妹さん/母親
子供のことを考えて、悩んで
くださって
本当に、ありがとうございます。
もし、時間があれば、どうして食べられなかったのか?どうしたら食べられるのか?先生に何かできることはないかな?と聞いてあげてください。
そして、町探検が行けなかった思いを受けとめてあげてください。もしかしたら、こちらが考えている程、行きたくない理由があったかもしれません。予想通り、ものすごく落ち込んでいるかもしれません。話を聞くことをしてあげてください。
子供の側からすると、先生同士で必死で話し合っていても、見えません。
子供達を見てあげてください。
意外とたくましいものですよ。
いろんな考えの人がいます。それが社会です。それも教えることの一つです。
子供達に辛さを教えることも、優しさや思いやりを教えることも
時に理不尽なことがあるということも教える必要があります。
一生懸命、頑張っておられる先生方には、頭が下がります。
それを互いに認め合って仲良くしてもらえると子供達は、安心します。そして、それが当たり前の環境で育ったなら、同じように、折り合いをつけ、仲良くするには、自分がどうすればいいのか自ずと分かるのではないでしょうか。
それは、とても大切な教育だと思います。
理不尽なことは、良いように変換できるアシストも欲しいですね。
また、食べられた時を見逃さず、先生がものすごく喜んであげる、タイムラグはありますが、必ず響くと思います。
先生が希望です。
頑張ってください。
投稿日時:2017年06月02日 13時51分
カースト被害者さん/
私も、「ダメな子なんていないのです。そういう子供がいるとしたら子供をそうとしか見れない大人が悪いのです(手塚治)」だと思います。
教育界で偉い尾木ママが「給食、ムリしないで」「積極的不登校すすめて」と書いています。
学校というシステム自体がたかだかこの200年くらいのもので、今は先生やPTA役員とかが犯罪を犯してニュースになるくらいですから。
今、教育改革や道徳教育、しきりに言われていますがやはり私も怒鳴ったりしている支援者たちのほうがおかしいと思います。
投稿日時:2017年06月02日 11時22分
我が家の三女(中3)は、療育手帳の出ない自閉症スペクトラムです。いじめが原因で、中2の3学期から教室に入れなくなり、別室登校を続けている状態です。学校は発達障害への知識や理解に乏しく、親として無力感に苛まれる日々です。
一方、次女は大学で特別支援教育を学ぶ学生です。発達障害児の姉としての経験が学問を更に豊かなものにしてくれているようで、様々なボランティアや研究会に積極的に参加して、困り感を持つ子ども達やその保護者の方と関わっています。そのような学生は他にもたくさんおり、発達障害について熱く語り合うこともしばしばだそうです。
数年もすれば学校現場に出て行く学生達。柔軟な思考力と専門性を持った若い力に期待したいです。
投稿日時:2017年06月02日 10時24分
鷹ちゃんさん/東京都/30代/
フリースクールもありです。
投稿日時:2017年06月08日 13時28分
子供が支援学級に通っています。学校に色々求めるのは親の心情ですが、学校に何でも頼るのは、先生の負担が大きくなるばかりだと思います。個別対応をして、なおかつ専門的な知識を持って接するためには、教員を増やしても解決にはいたらないと思います。それよりも、学校で起こっている問題に対して外部の専門家、福祉分野で様々な取り組みを行なっている人を学校に入れるべきだと思います。就学前に支援を受けてきたものが、学校では全く活かされず大変悔しい思いをしてきた保護者の感じたことです。教育現場に人員と予算が投入できないのであれば、あるものを上手く活用してほしい。学校が本当の意味で、多様性を認めて開かれた場所となってほしい。
投稿日時:2017年06月02日 00時29分
くまのぷーさん/50代/母親
私もやっすいーさんの提案に賛成です。
私にも重度の知的障害を持つ22才になる娘がいます。わが子は重度のため特別支援学校を卒業して、地域の生活介護施設などの障害福祉サービスを利用しています。
特別支援学校は、個別で専門的な知識と経験を持つ教員が担任となり支援してくれます。
ところが、特別支援学校は市内にはなく、特別支援学校を卒業する1年前の高等部3年になって初めて地域移行支援会議があり、そこで初めて市の障害福祉課の担当職員に卒業後の福祉支援について相談するのです。
でも、それでは遅いのです!
学校を卒業したら特別支援教育はありません。福祉も在学中に自分たちで情報を得て繋いで行かなくてなならないのです。卒業後の行き先がなく今の施設にたどり着くのはとても大変でした。
障害児を持つ親御さんは皆とてもたくましいですが、とても大変です。
『ライフステージごとに切れ目のない障害者支援』をと障害者総合支援法が策定されたけれど現状は形だけ。
就学前の幼児期から地域生活に戻る成人期まで、学校教育で専門的な福祉の支援が切れ目なく受けられるよう強く望みます。
投稿日時:2017年06月08日 20時31分
学校から配慮や、
まったく相手に話も聞いてもらえない方には申し訳ありませんが
先生たちの現状や本音も特集してもらいたいです。
障害児の親ですが
保護者も教育現場や先生達も余裕がなく、追い詰められてる感じで
理想論ばかりでなくどうしたらいいか、先生からも聞いてみたいです
投稿日時:2017年06月01日 20時54分
小学校で通常級の担任をしています、今年初任の者です。
心と時間の余裕がないとおっしゃっていた方もいましたが、それにとっても共感します。
ただ私の学校は、通級指導と特別支援学級指導など特別支援にとても力を入れており、障害がある子の困り感をいかに解決し良さを伸ばすか…ということを重視しています。また通常学級の担任たちも、それらを共有し月に1回研修をしています。それにより、情報共有だけでなく学校全体で通常学級と特別支援学級の壁をとりはらえるようになっています。保護者の方も理解をしてくださっている方が多いです。
学校が、教員が、地域が…
と言う前に、障害児者たちの困り感とはどういうものなのかということに、教職関係者や障害がある子の家族だけでなく国民全体の意識が向かないと無理なような気がします。そうすることでより質の高い教員も生まれますし、地域で見守れるのだと思います。
グレーゾーンな子が増えていると言われてる現代です。学校だけに任せるのではなく国民全体で考えていくことで、その子や家族も相談しやすくなるのではないでしょうか。
投稿日時:2017年06月01日 20時36分
たんぼりんさん/
特別支援に力を入れている学校、うらやましいです。
そのように、障害のある子どもへの理解を深め、互いに認め合い助け合うような環境を作っている学校にいると、一歩外に出たときに違和感を感じてしまいますよね。
今の日本の社会を作っている大人のほとんどは、学校時代、先生の指示に従うこと、みんなと同じようにすることを求められ、それができない子は、「がんばりが足りない」「わがままだ」と怒る先生の感覚はそのまま染み付いてしまっているのだと思います。
子供たちは、先生のするようにします。
先生が、できない子どもに、どうしたらできるかなと理解しようと優しく接する姿を見ていれば、子供たちも自然にそのように接することができるよういなっていくと思うのです。
きっと、特別支援に力を入れている学校で教育を受けた子供たちは、卒業して社会人になってからも、困っている人を理解し、手を貸しえあげられる大人になると思います。
ほとんどの学校がそうなり、そうした学校を卒業した子供たちが社会に出て行くようになったとき、社会は変わっていくのだと思います。
今は、どんなに学校で支援に力を入れても、社会が受け入れてくれなければと無力感を感じるかもしれませんが、どうか、支援体制を維持していっていただきたく思います。
来年、再来年、他校に異動されたあとも、どうか継続して広めていってくださることを切に願います。
投稿日時:2017年06月02日 18時36分
昨年まで特別支援学校で勤務し、今年から中学校で勤務しています。
今、中学校の現場に入って1番思うこと、それは先生たちの理解力不足です。
通常学校に通う子供たちの悩みをやはり頭ではわかっていても、少数だから実際に想像できない先生がおおいように思います。
やはり、ある程度のキャリアを重ねてしまうと難しい……だからこそ新規採用の教員はまずは特別支援学校で勤務することが大切なのではないかと思います。実際に特別支援教育のノウハウを実践していないと、応用は出来ないと感じる毎日です!
投稿日時:2017年06月01日 20時33分
発達障害の子どもと向き合わず、他人に預けて、逃げ回る保護者が多い。
たまに休みたいなら協力したいが、まるで子どもを避けているかのような保護者には、悲しくなります。
支援することが子どもの為にならないかも、と感じます。
投稿日時:2017年06月01日 20時30分
息子が小中と特別支援級に通いましたが、担当の先生に発達障害の知識をもった方がほとんどいませんでした。ある担当の先生は、保護者面談で、「私はハンドボール部をやる為に着任したので、障害については素人です。」と宣言する始末。専門知識がある教員の採用や育成、経験を積む為に長年支援教育に携れる環境を整えていただきたいです。
投稿日時:2017年06月01日 20時29分
分かってもらえなくて普通中学の中学2年生の3学期に支援学校に転校することになりました。支援学校に転校しても軽度知的発達の子供の支援は十分ではないと感じています。できることばかり見て不得意なことは目をつぶろうとしている支援学校のあり方に疑問符ですが、話しても学校が分かってくれない。
投稿日時:2017年06月01日 20時22分
私は聴力障害で補聴器をつけています。学校でグループの子から仲間はずれ無視が続き先生に相談しても、「そんなことない」「そんな子らじゃない」と担任の先生に全部否定されました。校長先生からは「いじめがあったとは認識していません。学校が判断している。進級できるかできないかに関わらず転校したらどうですか。」と言われました。事実ではない事が書かれた学校側の報告書がありました。精神的に追い詰められて、転校した今もパニック障害に苦しんでいます。私はどうしたらいいですか?
投稿日時:2017年06月01日 16時47分
ふみごんさん/青森県/40代/母親