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聴覚障害

聴覚障害「これだけは知って欲しい」コミュニケーションの悩み(2015年6月)

番組スタッフ

聴覚障害と言っても、まったく聞こえない人、補聴器をつければ少し聞こえる人、生まれたときから聞こえない人や途中で聞こえなくなった人など、その状況や状態はさまざまです。聴覚障害の人は日常生活でどんな悩みを持っているのでしょうか。

「救急車が電話でしか呼べずに困る」「マスクをしている人が増えて、口の形が読み取れず困る」「職場での大勢の会議で内容が分からず情報共有できない」など、 聞こえる人に「これだけは知ってほしい!」という悩みについて当事者の方からご意見をお寄せいただきました。

※このカキコミ板は、2015年6月のハートネットTVで募集したものです。番組の記事はこちらから。
※聴覚障害に関する記事はこちらから。

投稿日時:2015年05月14日 21時42分

投稿日時:2015年05月14日 21時42分
カキコミ件数:55件
コミュニケーションについて(+動画、クラウドファンディングの紹介)
りおさん/30代/

はじめまして、小さいころから感音性難聴のアラフォーです。

重要なことは聞き返せても、他愛のない雑談は
何度も聞き返しづらく(言いなおす方も面倒そうだったり)
「みんなと同じ話で、一緒に笑う」という事が出来ないことが多くて
小さいころからずっと寂しいです。
手話も英語と同じで使える相手が居ないと使えません。


安藤美紀さんという方が難聴で困ることをわかり易く
マンガ(イラスト)にしてくださっています。

動画

クラウドファンディングもなさっているので、興味のある方は
ご覧ください。

投稿日時:2015年06月04日 21時25分

聞こえない人が働きやすい社会を!
みうたろうさん/東京都/30代/

聴覚障害者にとって、お仕事をする時に様々なバリアがあります。

接客業のアルバイトをしたいと思っても、聴覚障害であることを伝えると落ちる場合があります。
また、接客業はお客様との会話や口の動きの読み取りが難しく、相当な努力や工夫が必要になります。

営業職は難関です。コミュニケーション能力の有無以前に、健聴者と同じコミュニケーションが取れません。商談相手の話している内容を聞き漏らして、ミスや失敗する可能性があります。また、健聴者以上に耳の神経を集中させ、全身全霊傾けて仕事するため、疲れて挫折してしまう人もいます。手話や筆談でも可能な「聞こえない営業マン」がいて当たり前な社会にならないと難しいです。

聴覚障害のある人も「もっと人と関わりたい」、「みんなと同じように働きたい」と思っています。

今は、聞こえる人が働きやすい社会です。
聞こえない人が安心して働ける環境の充実、聞こえない人にもっと仕事を託せる社会に変えて欲しいです。

投稿日時:2015年06月04日 10時22分

公共の場所での対応
maromaroさん/埼玉県/40代/聴覚障害

私は、聴覚障害の者ですが、朝、通勤の時電車の中で遅延放送があっても、聞こえません。明らかに電車乗って車内アナウンスは、健常者しか相手にしてないです。今後、地震とかあった時等、障害者に対して、対応が出来ないでは困ります。

投稿日時:2015年06月03日 22時49分

  • さとこさん/大阪府/30代/聴覚障害

    同意です。

    先天性聾、電車で1時間通勤している者です。

    遅延で、何度もそういう思いをしたことか・・・。

    あとホームに降りて見えたその電車に乗りこむとき、今にも扉が閉まりそうでドキドキしませんか?

    健聴者でも同じなのかなあ。

    投稿日時:2015年06月05日 21時42分

市民対象の講演会に情報保障が当たり前に!
おたけび虫さん/福岡県/60代/難聴の年金生活者

不特定多数の市民を対象にした公開講演会や市民講座が開催されている。が、それらは健聴で健康な人の参加を前提にしている事が多い。
建物のバリアフリーの普及で車いすの方には、参加しやすくなり、聴覚障害者にも手話・要約筆記通訳制度の普及で、改善は図られてきている。しかし、まだまだ「課題」は多く山積しているようです。

先日、講演会の主催者に要約筆記通訳の保障を依頼した。一人の参加で派遣費用等は4万円かかるので、負担は不可の返事。講演会の参加は、個人の「趣味」にあたり、要約筆記者の公的派遣の対象にはならないのが「現状」である。社会教育・生涯教育という、素晴らしい教育分野等があるが、そこからも聴覚障害者は事実上、排除されている。

公的施設での磁気ループの完備をはじめ、タブレットによる音声の文字化システムの普及など、行政面からの公的支援を切にお願いしたい。講演会等にも、一定数の聴障者の参加の申し込みがあり、一部費用負担などの条件が満たされれば、通訳の公的派遣を認可してほしい。
市民対象の講演会には、聴覚・視覚・肢体・精神等に「障害」があっても、だれもが気軽に参加できる時代が到来することを強く望む。
名実ともに「不特定多数の市民が参加できる講演会」を一日も早く実現してほしい。当事者である私達、聴障者も声を挙げ、要求していきたいものだ。


投稿日時:2015年06月02日 17時07分

マイノリティーのマイノリティー
そーちゃんさん/神奈川県/10代/学生

僕は聴覚障害がありますが、性同一性障害でもあります。

世間では聴覚障害者および障害者はマイノリティーです。
僕のような人はマイノリティーの中のさらにマイノリティーに所属していることになります。
何が困るかというと、情報が入りにくい。困っている時や悩んでいる時、相談できる人が身近にいない。

相談したくても、相談できない。

投稿日時:2015年06月02日 07時52分

  • 音楽好きさん/新潟県/20代/

    こんにちは。
    まだ掲示板を見て下さっているでしょうか?

    とてもマイノリティーなんですね。そうなると説明することも大変でしょうね。どちらも見て分かる障害ではないですから。
    私は難聴しかありませんけれど、悩みでも聞く相手になりたいです。よろしければ書き込んで下さい!

    投稿日時:2016年02月16日 12時45分

「性格」と「コミュニケーション障害」
ちびちゃんさん/東京都/30代/

職場であったり、ランチであったり、飲み会であったり、難聴者が健聴者に囲まれるとどうしても会話についていけなくなります。

「会話についていけない=会話に入らない=おとなしい人・やる気がない人・まわりが見えない人」

といったレッテルを無意識に貼られてしまいます。

たとえば職場での雑談です。
9割方は他愛もない話なのですが、たまに雑談中に仕事の話をしているときがあります。健聴社員であれば聴き取りができるので、仕事の話になれば、自分の仕事を一度ストップして話に入ることができますが、難聴社員の場合、それが難しいです。

結果的に上記のような「性格」だと周囲からは判断されてしまいます。
もちろんその節目節目を見て、難聴という「コミュニケーション障害」について説明してはいるのですが、なかなか理解が進みません。

客観的に上記のような「性格」と判断されてしまうのは仕方がないかもしれませんが、「本来の性格」とはズレがあるため、当事者は日々違和感を感じていながら生活をしています。

番組を通じて、難聴とは「コミュニケーション障害」であることを少しでも理解していただければ幸いです。

投稿日時:2015年05月31日 18時18分

柔軟な対応を!
ピンパンさん/東京都/40代/

両耳とも重度難聴の会社員です。
職場では、同僚がマスクを外してゆっくり話す、重要な事は筆談やメールを活用して伝えるという配慮をしてもらい、社外の研修では手話通訳をつけるという流れがようやくできつつあるところです。

その一方で、銀行やクレジットカード会社の金融機関や水道や電気ガス会社、携帯電話会社の問い合わせ先にメールやFAXでの回答を依頼しても、電話での回答が来ることが度々あります。

聞こえる家族と同居していても、プライバシーに関わる内容であり、本人でなければ対応できない場合があります。
家族全員が聴覚障害を持つ方もいます。

電話ができない顧客もいるということを認識して、FAXやメール、文書等による柔軟な対応を望んでいます。

バリアフリーという言葉が一般的になってきても、いまだに車椅子用のスロープや点字ブロックといったハード面の整備しかなされず、私達自身がもっと具体的な要望を出さないと、聴覚障害はなかなか気づいてもらえない存在なのだと感じています。

投稿日時:2015年05月31日 11時20分

障害は、人間共有
Mさん/東京都/30代/社会人、母親

生まれつき感音性難聴で、社会人になる頃に急激に聴力が下がりました。

難聴学級のある普通の学校に通っていましたが、当然ながら私も他の方たちと同じように授業内容は分からないまま卒業しました。
ある程度の経験を経て大きな企業に勤めていますが、そこでもやはり同じようなハンディキャップにぶつかっています。
「平等」という実態のない障害者雇用の中で、どこに行っても日々常に健常者と比べられてやっぱり障害者は障害者でしかないと、無数の無意識の中で浮き彫りされてしまいます。

皆さんの書き込みを拝見させて頂きました。
重度・難聴・片聴・・・様々な聴覚の障害を持っている方がいるように、それぞれ抱える社会的不利や悩みは千差万別です。
それなのに国や人は、それをひと括りにまとめたがります。
知らないから。
経験したことがないから。
対応しきれないから。
他の人たちも(が)・・・・

色んな理由がありますが、そんなことを言ってはいつまでたっても状況が良くなりません。
そして、聴こえる人たちがいつ・如何なるときでもそちら側にいられるとは限りません。
もちろん、聴こえない私たちもまた他のどんな障害を持つか分かりません。
聴覚に限らず様々な障害を持つ人々や過酷な状況に置かれている人々等において、
誰もがその立場になる可能性があり、可能性がある無しに関わらず、様々な個性を持った人たちが安心して社会に参加できる世の中を変えていくという意識を世界中の人々が持たなければ、私たちはまた生まれ変わりたいと思わないでしょう。

「無関心」こそが、最大の罪であること、障害の問題に限らず様々な問題に共通していえることだと思います。
「責任」は、私たちだけでなく誰にでもあることを気づいていかなければなりません。

投稿日時:2015年05月29日 16時24分

  • MKさん/東京都/40代/社会人 母親

    私も全く同じ状況でしたので、共感を覚えました。
    その通りですよね、説明しても相手にはなかなか理解してもらえないのは、悲しいものです…

    投稿日時:2015年06月23日 15時50分

見えない障害
ネコネコさん/東京都/60代/当事者

難聴者です。
聴力が落ちて、職場で電話をとるのが難しくなりました。
上司に配慮をお願いしました。
そうしたら、接客部門に配置転換されました。
聞こえにくいのは、接客でも電話でも同じだというと、
「それなら、させる仕事がない」と言われました。
暗に、辞めろというパワハラだったのかと思います。
聞こえないことは、見えない障害なので、配慮してもらったり、理解を得られるのが難しいです。

投稿日時:2015年05月28日 23時59分

困ること
ネコまっしぐらさん/東京都/60代/当事者

難聴者です。
病院に行くときが困ります。
今でこそ、番号を表示してくれるところが多くなりましたが、色々な呼び出しや説明は、音声だけというのがほとんどです。
診察に呼ばれるのを、聞こえない耳に神経を集中させて待っているのは、とても疲れます。
受付で、最初に難聴であることを伝えても、検査や別の診療科に行くと、伝わっていず、その都度説明しなければなりません。
聞こえない患者もいることを想定して、目で見る表示を工夫してほしいと思います。

投稿日時:2015年05月28日 23時49分

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